中学生のゲーム時間は1日何時間まで?やりすぎの判断・勉強との両立・家庭ルールの決め方|慶應卒・英検1級塾長が解説

47〜71分

監修:慶英会 塾長(慶應義塾大学卒・英検1級)

「中学生はゲームを1日何時間までにすればいい?」「平日2時間はやりすぎ?」「ゲームばかりで勉強しないので取り上げるべき?」と悩む保護者様は少なくありません。

結論から言えば、中学生のゲームについて「全国一律で1日○時間まで」という医学的・教育的な絶対基準はありません。大切なのはゲーム時間だけを見るのではなく、睡眠、学校、宿題、運動、家族との生活が維持できているかです。

こども家庭庁の啓発資料では、テレビ・ゲーム・スマートフォンなどを含む画面を見る時間について2時間以下を一つの目安として紹介していますが、これは「ゲームだけを必ず2時間以内にすれば安全」という意味ではありません。

この記事では、1時間・2時間・3時間以上の考え方、平日と休日のルール、何時までに終えるか、ゲームをやめられない場合の対応、課金対策、親子で揉めにくいルールの作り方まで具体的に解説します。

結論|ゲーム時間は「何時間遊んだか」だけでなく、何が削られているかを見る

ゲームをしている中学生を見ていると、

「2時間もゲームしている」 「3時間はさすがに長い」

と時間そのものが気になります。

しかし、判断するときは次の順番がおすすめです。

  1. 睡眠時間は確保できているか
  2. 学校へ通常通り通えているか
  3. 学校課題・宿題は終わっているか
  4. 定期テスト前に必要な勉強ができるか
  5. 食事・入浴など家庭生活が崩れていないか
  6. ゲーム以外の活動があるか
  7. 自分で終了できるか

この7項目に大きな問題がなければ、

「ゲームをしていること自体」

を必要以上に問題視する必要はありません。

反対に、1時間しかしていなくても、深夜1時から2時まで遊んで睡眠を削っているなら見直す必要があります。

中学生のゲームは1日何時間までが目安?

最初に押さえておきたいのは、

「中学生のゲームは1日○時間まで」という全国共通の絶対基準はない

ということです。

こども家庭庁の青少年向け啓発資料では、小・中・高校生について、

  • 1日60分以上身体を動かす
  • 画面を見る時間を2時間以下にする

ことが推奨される旨を紹介しています。

ただし、ここでいう「画面を見る時間」は、

  • テレビ
  • ゲーム
  • スマートフォン

などを含むスクリーンタイムです。

したがって、

「ゲームだけなら毎日2時間までが国の絶対基準」

と解釈するのは正確ではありません。

「2時間」を機械的な禁止ラインにしない

例えば、

平日1時間ゲーム + スマホ2時間 + 動画1時間

なら、ゲームだけを1時間に抑えても画面を見る時間は長くなります。

一方、

休日に友達と2時間オンラインゲーム ↓ その後は外出・運動・宿題 ↓ 夜は十分寝る

という家庭もあります。

ゲームだけを切り離すのではなく、1日全体を見てください。

横浜市も「一律の時間制限」ではなく生活全体を見るよう案内

横浜市は2026年3月に更新した「ゲームとのつきあい方」で、家庭でのルールについて、

  • ゲームの前に終わらせること
  • ゲームの終了時間
  • ゲーム以外に優先する活動
  • ゲームをする場所・時間
  • 一緒に遊ぶ相手

などを親子で話し合うことを案内しています。

また、長時間ゲームをする児童生徒ほどゲーム依存傾向がみられる調査結果を紹介する一方、

長時間ゲームをすること自体が原因なのかという因果関係は分かっていない

とも明記しています。

単純に「長いから悪い」と決めつけないことが重要です。

1日1時間なら問題ない?

1時間という長さだけを見るなら、生活への影響を調整しやすい時間です。

例えば、

学校帰宅 ↓ 宿題 ↓ 夕食 ↓ ゲーム1時間 ↓ 入浴 ↓ 就寝

と生活が回るなら、家庭ルールとして成立しやすいでしょう。

ただし、

22時30分から23時30分までゲーム

なら睡眠に影響する可能性があります。

時間の長さと終了時刻は分けて考えてください。

1日2時間はやりすぎ?

2時間だから自動的に「やりすぎ」とは言えません。

例えば休日に、

午前1時間 午後1時間

遊び、それ以外の生活が維持できている中学生もいます。

一方、平日に2時間ゲームをした結果、

  • 学校ワークをしない
  • 英単語を覚えない
  • 就寝が0時になる

なら、現在の生活には長すぎると判断できます。

見るべきなのは、

ゲーム2時間の代わりに何が消えているか

です。

1日3時間以上なら見直した方がいい?

3時間以上になると、平日は他の活動との両立が難しくなる家庭が増えます。

例えば、

学校・部活動から18時30分帰宅 ↓ ゲーム3時間

では、それだけで21時30分です。

ここに、

  • 夕食
  • 入浴
  • 学校課題
  • 塾宿題

を加える必要があります。

そのため平日の3時間以上が日常化している場合は、少なくとも一度、

「現在何が削られているか」

を確認する価値があります。

ゲーム時間より先に睡眠を見る

厚生労働省の「健康づくりのための睡眠ガイド2023」では、中学生・高校生について、

8〜10時間を参考に睡眠時間を確保すること

が推奨されています。

例えば朝6時30分に起きる場合、

8時間睡眠なら22時30分には眠る必要があります。

したがって、

22時から0時までゲーム

が続くなら、ゲーム時間の長さ以上に就寝時刻が問題になります。

ゲームは何時までに終える?

全国共通の終了時刻はありません。

おすすめは、

就寝予定時刻から逆算すること

です。

例えば、

22時30分就寝

を目標にするなら、

21時30分〜22時ごろにはゲームを終了し、

  • 入浴
  • 歯磨き
  • 翌日の準備

へ移れる状態を作ります。

家庭によって必要時間は異なるため、

「21時まで」 「22時まで」

というルールだけを他家庭からコピーする必要はありません。

「寝る直前までゲーム」を避けたい理由

ゲーム終了後すぐに、

「はい、寝て」

と言っても切り替えられない中学生はいます。

オンライン対戦で興奮していたり、友達と通話していたりすると、気持ちがまだゲーム側に残っています。

そのため、

ゲーム終了 ↓ 入浴 ↓ 翌日準備 ↓ 就寝

など、終了から睡眠までの移行時間を作ると管理しやすくなります。

平日と休日で同じルールにしなくてもよい

毎日完全に同じゲーム時間にする必要はありません。

例えば、

平日

1時間まで

金曜・土曜

2時間まで

定期テスト前

学校課題・テスト勉強終了後のみ

という形です。

任天堂の「Nintendo みまもり Switch」でも、曜日ごとに1日の遊ぶ時間やおやすみ時間を設定できます。

生活に合わせてルールを変える考え方は現実的です。

「宿題が終わったらゲーム」は有効?

有効な家庭ルールの一つです。

ただし、

宿題 = 学校ワークをとりあえず埋める

にならないよう注意してください。

例えば、

  1. 学校の提出物
  2. 明日の小テスト準備
  3. 塾宿題
  4. ゲーム

という順番にします。

ゲームを完全禁止するのではなく、

やるべきことの後に楽しむ

という生活ルールへ変えます。

「勉強1時間したらゲーム1時間」はどう?

分かりやすいルールですが、勉強時間だけで判断する弱点があります。

机に60分座っていても、

  • スマホを見る
  • 答えを写す
  • 集中していない

場合があります。

そのため、

「英単語30語」 「数学ワーク4ページ」 「明日の提出物完了」

のように、時間ではなくタスクで条件を決める方法もあります。

中1のゲーム時間で気をつけたいこと

中1では、

  • 中学校生活
  • 部活動
  • 定期テスト
  • 新しい友人関係

が同時に始まります。

小6まで、

毎日ゲーム2〜3時間

でも問題がなかった家庭が、中学校進学後に生活が回らなくなることがあります。

中1の春〜夏は、一度ルールを見直す時期です。

中1では「勉強習慣ができるまで」先に順番を固定する

例えば、

帰宅 ↓ 学校課題30分 ↓ ゲーム ↓ 夕食

などです。

中学生になったから突然、

「全部自分で管理しなさい」

にすると難しい場合があります。

最初は生活の順番を一緒に決め、少しずつ本人管理へ移します。

中2はゲームと部活で勉強時間が消えやすい

中2では部活動が忙しくなる生徒も多く、

帰宅19時 ↓ 夕食 ↓ ゲーム ↓ 気づけば22時

になりやすい時期です。

この場合、

「ゲームは禁止」

ではなく、

平日は最大1時間 休日は長め

などメリハリをつける方法があります。

中3・受験生はゲームを完全にやめるべき?

必ずしも完全禁止が必要とは限りません。

ゲームが、

  • 休憩
  • 友達との交流
  • 気分転換

になっている中学生もいます。

それを突然0分にすると、かえってストレスが大きくなることがあります。

中3では、

「ゲームをやめるか」

より、

受験勉強に必要な時間を先に確保した上で、残りをどう使うか

という考え方が現実的です。

受験期は「先にゲーム」だけ避ける

例えば休日に、

朝9時 ↓ ゲーム開始 ↓ 昼まで3時間 ↓ 午後もなんとなくゲーム

になると学習開始が遅れます。

そこで、

午前は勉強 ↓ 昼食後1時間ゲーム

など、順番を変えます。

ゲームをゼロにしなくても学習量を確保できます。

定期テスト前のゲームはどうする?

テスト1〜2週間前は通常時とは別ルールにして構いません。

例えば、

  • 平日は学校ワーク終了後30分
  • テスト3日前はオンライン対戦をしない
  • 夜21時以降はゲーム機を使わない

などです。

ただし、毎回テスト前になって突然ゲーム機を没収すると揉めやすくなります。

平常時に、

「テスト2週間前からこのルール」

と決めておく方がよいでしょう。

ゲームをしていると成績は下がる?

ゲームをするだけで成績が必ず下がるとは言えません。

ゲーム時間と学力・学習状況には関連がみられる調査がありますが、

長時間ゲーム → 必ずそれが原因で低成績になる

と単純に因果関係を断定することはできません。

例えば、

勉強が分からない ↓ 勉強を避ける ↓ ゲーム時間が増える

という逆方向も考えられます。

「ゲームをやめさせれば勉強する」とは限らない

ゲーム機を取り上げても、

  • YouTube
  • SNS
  • 漫画
  • 睡眠

へ時間が移るだけの場合があります。

そのため、

ゲーム2時間 ↓ ゲーム0時間

だけを目標にするのではなく、

勉強0分 ↓ まず30分

というように、学習行動そのものを作る必要があります。

ゲームを取り上げる前に「勉強できない理由」を見る

例えば英語を全く勉強しない場合、

  • 単語が分からない
  • 学校授業が理解できない
  • ワークが難しすぎる
  • 何から始めればよいか分からない

可能性があります。

この状態でゲームだけ禁止しても、

「分からない勉強」

は依然として分からないままです。

ゲーム対策と学習対策を分けて考えてください。

ゲームをやめられないとき親はどうする?

まず、

「ゲームやめなさい!」

を毎日繰り返す状態から抜けることが重要です。

終了時刻をその場で交渉すると、

子ども 「あと10分」

保護者様 「もう終わり」

という衝突を毎日起こします。

先にルールを決めておけば、

親対子

ではなく、

本人対ルール

にできます。

ゲームルールは5項目だけ決めればよい

家庭ルールを作るなら、最低限次の5つを決めます。

1.いつ遊べるか

宿題後など。

2.1日何時間か

平日・休日を分けてもよい。

3.何時までか

就寝時刻から逆算。

4.課金ルール

保護者様の許可制など。

5.守れなかった場合

翌日の時間短縮など。

ルールを20個も作ると管理できません。

良いルールは数字で決まっている

例えば、

「ゲームはほどほどにする」

では解釈が分かれます。

子ども 3時間でもほどほど

保護者様 1時間がほどほど

となります。

そこで、

「平日は60分まで」 「21時30分終了」 「課金は必ず事前相談」

のように具体化します。

「勉強しなかったらゲーム禁止」は毎日の交渉になりやすい

曖昧な罰ルールは、

「今日は勉強した」 「してない」

で揉めます。

例えば、

学校ワーク○ページが完了したらゲーム

とした方が明確です。

ただし、学習量が多すぎるとゲームへ永遠に到達できなくなるため、現実的な量にします。

親が一方的にルールを決めない

横浜市も、まず、

  • どんなゲームか
  • 誰と遊ぶのか
  • 何が面白いのか
  • 本人はどのように遊びたいのか

を聞いた上で話し合うことを案内しています。

中学生になると、保護者様から一方的に、

「今日から1日30分」

と言われるより、

本人 「平日90分ほしい」

保護者様 「睡眠を考えると60分にしたい」

と交渉する方がルールを受け入れやすくなる場合があります。

最初から完璧なルールを作らなくてよい

例えば、

2週間だけ平日90分

で試します。

その結果、

  • 宿題が終わる
  • 22時30分に眠れる
  • 朝起きられる

なら継続。

宿題が毎日残るなら60分へ変更。

という方法です。

ゲームルールは一度決めたら高校卒業まで固定する契約ではありません。

進級・進学はルール見直しのタイミング

こども家庭庁の啓発資料でも、

  • ルールを守れなかったとき
  • 生活習慣が変わったとき
  • 進級・進学

などをルール見直しのタイミングとして紹介しています。

特に、

小6→中1 中2→中3

では生活が大きく変わります。

毎年見直して構いません。

ペアレンタルコントロールを使う

毎日、

「あと何分?」 「もうやめた?」

と保護者様が監視する必要はありません。

ゲーム機・スマートフォンには、利用時間を管理する機能があります。

例えば任天堂の「Nintendo みまもり Switch」では、

  • 1日に遊ぶ時間
  • おやすみ時間
  • 曜日別設定
  • プレイ状況

を管理できます。

1日に遊ぶ時間は15分単位で設定可能で、「時間になったらソフトを中断する」機能もあります。

強制終了は使い方に注意

任天堂も、ソフトを強制的に中断すると、

  • オンライン通信が切断される
  • セーブしていない内容が失われる

場合があると案内しています。

オンラインゲームでは、

「あと5分で試合終了」

ということもあります。

そこで、

21時25分 新しい試合を始めない

21時30分 終了

のように、「終了時刻」だけでなく「新規開始を止める時刻」を決めると揉めにくくなります。

オンラインゲームでは「友達との約束」も考える

中学生のゲームは一人遊びだけではありません。

友達と、

「20時に集合」

と約束している場合があります。

保護者様から突然、

「今日はゲーム禁止」

と言われると、本人だけでなく友人関係にも影響することがあります。

だからといって無制限にする必要はありません。

「平日は21時までなら友達とのオンライン可」

など事前に範囲を決めます。

ゲーム内課金は時間とは別ルールにする

ゲーム時間を守れていても、課金トラブルは起こり得ます。

消費者庁は、子どもによるオンラインゲームの高額課金について継続的に注意喚起しています。

国民生活センターにも、

「中学生の息子が親のタブレットからオンラインゲームにキャリア決済で課金した」

といった相談が寄せられています。

したがって、

ゲーム時間 + 課金

は別々にルールを作ってください。

課金ルールの例

例えば、

  • 課金は保護者様へ事前相談
  • クレジットカード情報を保存しない
  • パスワードを本人だけに教えない
  • 月額上限を決める
  • ペアレンタルコントロールを設定

などです。

消費者庁も、ペアレンタルコントロールの活用や、親子でゲームの遊び方を話し合うことを案内しています。

「お小遣いなら自由に課金」でよい?

家庭方針によりますが、未成年者の場合は、

「自分のお小遣いだから完全自由」

とせず、

ゲーム内でどのようにお金が使われるか理解させることも重要です。

数百円のつもりが複数回購入していた、ということもあります。

金額を自分で確認する習慣を作ります。

高額課金が起きたらどうする?

未成年者が保護者様の同意なく契約した場合、民法上の未成年者取消しが可能な場合があります。

ただし、

  • 成人であると偽った
  • 保護者様のアカウントを利用した
  • 利用状況

などによって判断が変わり、必ず返金されるわけではありません。

トラブルが起きた場合は、ゲーム事業者・プラットフォームへ連絡し、必要に応じて消費者ホットライン「188」へ相談してください。

ゲームを取り上げるのはあり?

状況によります。

例えば、

  • 深夜まで隠れてゲーム
  • 高額無断課金
  • 暴力的なトラブル

など安全上の問題がある場合は、一時的に利用を止める必要があるケースもあります。

一方、

「定期テストが悪かったからゲーム1か月没収」

のように、ゲームそのものを罰として使い続けると、親子の対立が強くなる場合があります。

取り上げるより「再開条件」を決める

利用を一時停止するなら、

「いつ返すか分からない」

にしない方がよいでしょう。

例えば、

  • 3日間停止
  • 新ルールを一緒に決めたら再開
  • 課金設定を変更後に再開

などです。

出口のあるルールにします。

ゲームをやめると怒る場合

ゲーム終了時に毎回強く怒る場合、

即座に「依存症」と決めつけるべきではありません。

例えば、

オンライン対戦中に電源を切られた 友達との約束がある 急にルールを変更された

ことで怒っている可能性もあります。

まず状況を確認します。

ゲーム依存が心配な場合は「時間以外」を見る

横浜市は、ゲーム依存傾向についてゲーム時間だけで判断せず、

  • 健康的な生活時間
  • 家族との関係
  • 現実の友人関係
  • 心身の不調

などにも目を向ける必要性を示しています。

注意したいのは、

  • 学校へ行けなくなった
  • 昼夜逆転している
  • 食事・入浴も大きく崩れた
  • ゲーム以外ほとんど何もしない
  • 家族との激しい衝突が続く

など、生活全体への影響です。

「ゲームしかできない」状態では原因をゲームだけにしない

心身の不調などがあり、

勉強も外出も難しい ↓ ゲームだけはできる

という中学生もいます。

この場合、

ゲームをしているから生活が崩れた

とは限りません。

生活や学校で別の問題があり、その結果ゲームだけが残っている可能性もあります。

登校しぶり・不登校・強い気分の落ち込みなどがある場合は、学校や専門機関への相談も検討してください。

中学生がゲームばかりで勉強しない場合の7ステップ

STEP1|ゲーム時間を3日間記録

感覚ではなく実測します。

STEP2|学習時間も記録

ゲームだけ長く見えていないか確認します。

STEP3|就寝時刻を確認

睡眠への影響を見ます。

STEP4|勉強しない原因を聞く

「ゲームがしたい」以外に理由がないか確認します。

STEP5|先に必要学習量を決める

英単語20語など具体化します。

STEP6|ゲームルールを共同で設定

平日・休日・終了時刻を決めます。

STEP7|2週間後に見直す

守れない原因を再確認します。

「ゲームを減らせばいい」ではなく勉強の開始ハードルを下げる

例えば、

毎日2時間勉強

を求めると始められない中学生でも、

数学10分 英単語10分

なら始められることがあります。

勉強習慣が0の状態なら、

ゲーム時間を2時間削って、

勉強2時間

へ一気に置き換える必要はありません。

まず30分の学習枠を固定します。

保護者様もスマホを使いながら「ゲームやめなさい」になっていないか

中学生はよく見ています。

子ども ゲーム禁止

保護者様 食事中もスマホ

では、ルールへの納得感が下がります。

家庭全体で、

  • 食事中は端末を置く
  • 夜は充電場所を決める

など、大人も守るルールを一部作る方法があります。

成長に合わせて「管理」から「自己管理」へ移す

こども家庭庁の啓発資料では、

乳幼児期の保護者による管理から、

小学生 ↓ 中学生 ↓ 高校生

と年齢が上がるにつれて、自分でルールを考え、自分で管理する方向へ移すことが示されています。

中学生の最終目標は、

親が毎晩ゲームを止めること

ではありません。

本人が自分で「明日学校だから今日は終わる」と判断できるようになること

です。

中学生向けゲームルールの具体例

例えば次のようにします。

平日

  • 学校課題終了後
  • 1日60〜90分
  • 21時30分終了
  • 21時20分以降は新しいオンライン対戦を始めない

休日

  • 1日2時間程度
  • 午前中の学習終了後
  • 連続2時間ではなく分けてもよい

テスト2週間前

  • 学校ワーク予定分終了後
  • 平日30〜60分
  • テスト前日は原則短縮

課金

  • 必ず事前相談
  • 親のカードを保存しない

これは一例です。

各家庭の起床時刻・部活動・学習状況に合わせて変更してください。

ルールを破ったときはどうする?

毎回感情的に、

「もう一生ゲーム禁止!」

にすると継続しません。

例えば、

1回目

理由を確認。

2回目

翌日30分短縮。

繰り返す

ペアレンタルコントロールを使う。

など、事前に決めます。

罰もその場で作らないことが重要です。

そもそもルールが現実的だったか確認する

毎日破る場合、

本人の意思が弱い

だけとは限りません。

例えば友達全員が20時から21時まで遊ぶゲームなのに、

家庭ルールが20時終了

なら本人にとって守りにくい場合があります。

睡眠や学習へ支障がない範囲なら、生活実態に合わせて調整する余地があります。

ルールが必要ない中学生もいる

本人が、

  • 宿題を終える
  • 成績を維持する
  • 自分で終了する
  • 十分眠る

ことができていれば、保護者様が分単位で管理する必要性は下がります。

例えば、

「22時以降は禁止」

だけ決め、1日の細かな時間は本人へ任せる方法があります。

自律できるなら、管理は徐々に減らします。

ゲームが原因で親子喧嘩が毎日続くなら

毎日の会話が、

「ゲームやめなさい」 「うるさい」 「宿題したの?」 「あとでやる」

だけになっているなら、一度ゲーム時間の話をゲーム中にしないことも有効です。

休日の日中など落ち着いているときに、

「何時間がいいと思う?」 「学校の宿題はいつする?」

と相談します。

ゲームの途中でルール交渉を始めないことがポイントです。

よくある質問

Q1.中学生のゲームは1日何時間までがいいですか?

全国共通の絶対基準はありません。睡眠・学校・学習・運動等を維持できる範囲で決めます。こども家庭庁の啓発資料では、ゲーム・スマホ・テレビ等を含む画面を見る時間について2時間以下という目安も紹介されています。

Q2.中学生が平日2時間ゲームするのはやりすぎですか?

2時間だけでは判断できません。必要な宿題を終え、十分に睡眠を取り、学校生活に支障がないか確認してください。

Q3.毎日3時間以上ゲームしています。

平日3時間以上が続く場合は、学校課題や睡眠など何が削られているか確認してください。生活に支障があるなら時間を調整する価値があります。

Q4.ゲームは何時までにすればよいですか?

就寝時刻から逆算します。厚生労働省は中学生・高校生について8〜10時間を参考に睡眠時間を確保することを推奨しています。

Q5.ゲームを取り上げたら勉強しますか?

必ずしもそうではありません。勉強が分からないことが原因なら、ゲームをなくしても学習を始めない場合があります。

Q6.定期テスト前はゲーム禁止にしてよいですか?

家庭ルールとして決めることはできます。ただし突然禁止するより、平常時から「テスト2週間前は短縮」などのルールを決めておく方が揉めにくくなります。

Q7.中3受験生はゲームをやめるべきですか?

完全禁止が全員に必要なわけではありません。先に必要な受験勉強時間を確保し、その後の余暇として管理する方法があります。

Q8.ゲームの課金を勝手にされました。

ゲーム事業者やプラットフォームへ状況を伝えてください。必要に応じて消費者ホットライン188へ相談できます。未成年者取消しが認められる場合もありますが、状況によって異なります。

Q9.ゲームをやめさせようとすると激怒します。依存症ですか?

怒ることだけで判断はできません。睡眠、学校生活、食事、他の活動、人間関係など生活全体への影響を確認してください。

まとめ|ゲーム時間の正解は「生活を壊さず、自分で終われる時間」

中学生のゲームについて、

「1時間なら安全」 「2時間以上は悪い」

という全国共通の正解はありません。

見るべきなのは、

  1. 8〜10時間を参考に睡眠を確保できているか
  2. 学校課題が終わっているか
  3. 必要な勉強時間を確保できているか
  4. 食事・入浴など生活が崩れていないか
  5. ゲーム以外の活動もあるか
  6. 課金ルールがあるか
  7. 本人が自分で終了できるか

です。

ルールを作る場合も、

「ゲーム禁止」

だけにするのではなく、

  • いつから遊べるか
  • 平日は何分か
  • 休日は何分か
  • 何時までか
  • テスト前はどうするか
  • 課金はどうするか
  • 守れなかった場合はどうするか

まで明確にします。

最も重要なのは、保護者様が永久にゲームを管理し続けることではありません。

中学生本人が、勉強・睡眠・学校生活とのバランスを考え、「今日はここで終わる」と自分で判断できる状態へ少しずつ移行することです。

ゲーム時間の問題が家庭学習へ影響している場合は、スマホ利用の家庭ルールを決める方法、勉強しない原因を具体的に分ける方法、集中が続かない子への学習環境の整え方を参考に、単純な禁止ではなく、睡眠・課題・休息を含めた約束を考えましょう。

参考にした主な公式情報

  • こども家庭庁「令和7年度 青少年のインターネット利用環境実態調査」

https://www.cfa.go.jp/policies/youth-kankyou/internet_research/results-etc/r07

  • こども家庭庁「普及啓発リーフレット集」

https://www.cfa.go.jp/policies/youth-kankyou/leaflet/

  • こども家庭庁「みんなで考えよう!賢く・便利に・安全に!今どきのネットの使い方」

https://www.cfa.go.jp/policies/youth-kankyou/leaflet/2025yoko

  • 厚生労働省「睡眠対策/健康づくりのための睡眠ガイド2023」

https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/suimin/index.html

  • 横浜市「ゲームとのつきあい方」

https://www.city.yokohama.lg.jp/kosodate-kyoiku/kyoiku/sesaku/hoken/game.html

  • 消費者庁「オンラインゲームトラブル」

https://www.caa.go.jp/policies/policy/consumer_policy/caution/internet/trouble/online.html

  • 国民生活センター「オンラインゲーム」

https://www.kokusen.go.jp/soudan_topics/data/game.html

  • 任天堂「みまもり設定(保護者による使用制限)」

https://support.nintendo.com/jp/switch/parentalcontrols/index.html

  • 任天堂「Nintendo みまもり Switch」

https://support.nintendo.com/jp/switch/parentalcontrols/app/index.html

情報確認日:2026年10月6日

ゲームを減らしても勉強を始めない中学生の保護者様へ

ゲーム時間を調整しても、

「そもそも何を勉強すればよいか分からない」 「英語が難しくて机に向かいたくない」 「学校の授業についていけず、ゲームへ逃げてしまう」

という状態なら、ゲームルールだけでは解決しない場合があります。

その場合は、現在の答案や学校教材を見て、「何からやれば一人で進められる状態になるか」を整理することが重要です。

慶英会では、中学生・中高一貫校生を対象にオンライン個別指導を行っており、定期テストやNEW TREASURE(ニュートレジャー)など実際の学校教材から、現在のつまずきを確認して学習内容を調整します。

ゲームを取り上げることを目的にするのではなく、短い時間でも「勉強すれば分かる」という状態を作り、本人が自分で学習と余暇を管理できる方向へ進めることが重要です。

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慶英会の英検・英語指導について

英検対策

英検5級・4級・3級・準2級・準2級プラス・2級・準1級・1級の全級に対応しています。

英単語、英文法、長文読解、リスニングなどの一次試験対策に加え、英検ライティング・英作文添削、二次試験・面接対策まで総合的に指導します。

小学生の早期英検取得から、中学生・高校生の英検先取り、大学受験に向けた英検2級・準1級対策、現役英語講師や英検面接官を含む社会人の英検1級対策まで、一人ひとりの目標に合わせてサポートしています。

私立中高一貫校・ニュートレジャー対策・定期テスト対策
〈公立中学校・公立高校にも対応〉

私立中高一貫校の英語指導では、Z会出版の英語教科書「ニュートレジャー(NEW TREASURE)」をはじめとする教科書の内容、学校ごとの授業進度、定期テストの出題傾向に合わせた個別指導を行っています。

英文法、長文読解、英作文、教科書本文の読解・和訳、英単語・熟語の定着、定期テスト対策、内部進学対策まで幅広く対応しています。

学校ごとの試験範囲や出題形式を踏まえた学校別予想問題も活用し、授業内容の理解から定期テストの得点向上まで徹底してサポートします。

また、公立中学校・公立高校に在学中の生徒様にも多数ご受講いただいており、学校の教科書や問題集、授業進度、試験範囲に合わせた定期テスト対策や高校受験・大学受験対策にも対応しています。

英語以外の科目についても、学校の宿題、定期テスト対策、内部進学対策、学校別予想問題の作成など、必要に応じて総合的にサポートしています。

英語スピーチコンテスト対策

慶英会塾長は、米国高校留学中に英語スピーチコンテストでニューヨーク州大会準優勝・全米大会進出を果たしています。

国内外における出場・入賞経験を生かした指導メソッドに基づき、英語スピーチ原稿の作成・添削から、発音、アクセント、イントネーション、表現力、ジェスチャー、プレゼンテーションまで総合的に指導します。

留学・大学受験・オールイングリッシュ指導

すべて英語で授業を行うオールイングリッシュ指導(すべて英語による指導)にも対応しています。

帰国子女・インターナショナルスクール生の英語学習、海外高校留学・海外大学進学に向けた英語力の育成、留学前の英語準備まで幅広くサポートします。

大学受験英語、医学部受験英語、英検利用入試、総合型選抜・学校推薦型選抜に向けた英検対策にも対応し、志望校や入試方式に合わせて指導します。

慶應卒の英語塾|慶英会とは

慶英会は、英検対策、ニュートレジャー(NEW TREASURE)対策、私立中高一貫校の英語・定期テスト対策、英語スピーチコンテスト対策、海外高校留学・海外大学進学準備において、高度な専門性を強みとするオンライン英語塾・オンライン個別指導塾です。

慶英会の学習プログラム

慶英会の3つの学習サポート制度

慶英会では、初めてオンライン個別指導を受講される方にも安心してご検討いただけるよう、「最大1ヶ月間の完全無料体験」「24時間受付・回数無制限のLINE学習サポート」「全額返金保証」の3つを柱とする充実した安心制度をご用意しています。

最大1ヶ月間の完全無料体験

指導内容や担当講師との相性を十分にお確かめいただけるよう、最大1ヶ月間の完全無料体験レッスンを実施しています。

通常の入塾生と同じ形式・内容の個別指導を実際に受講したうえで、入塾をご判断いただけます。

24時間受付・回数無制限のLINE学習サポート

レッスン時間外も、24時間受付・回数無制限のLINE学習サポートをご利用いただけます。

英検ライティングや英作文の添削、学校の宿題、定期テスト・受験勉強に関するご質問や学習相談に随時対応します。

さらに、学校ごとの試験範囲・教材・授業進度・過去の出題傾向を踏まえ、AI(人工知能)も活用した学校別予想問題を作成します。

授業時間だけでなく、日々の学習から定期テスト・受験本番まで継続的にサポートします。

英検合格・学校成績向上の全額返金保証

所定の条件を満たして1年間継続して受講したにもかかわらず、英検合格または学校成績の向上を達成できなかった場合には、授業料の全額返金保証制度を適用します。入塾前の無料体験から、受講中の継続的な学習支援、1年間の成果保証まで、安心して学習を続けられる環境を整えています。

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