「分からないなら先生に質問すればいいのに、なぜ聞けないのだろう」「個別指導へ通わせているのに、一度も質問してこない」「塾から帰ると『分からなかった』と言うのに、その場では何も言えない」と悩む保護者様は少なくありません。
結論から言えば、中学生が質問できないときに「もっと積極的になりなさい」と言うだけでは改善しにくいです。質問できない理由には、人前で話すのが苦手、先生へ声をかけるタイミングが分からない、そもそも「何が分からないか」を言葉にできない、間違いを知られるのが恥ずかしいなど複数の種類があります。
対策の第一歩は、「質問する勇気」を求めることではなく、分からない問題へ印を付ける、「ここまでは分かりました」と伝える、授業前後に質問時間を固定する、文章・チャット等でも質問できる環境を選ぶことです。
この記事では、質問できない中学生の原因、家庭でできる練習、集団塾・個別指導・オンライン学習の選び方、転塾を考える基準まで具体的に解説します。
結論|「質問できない」は4種類に分けて考える
中学生が塾で質問できない状態は、大きく次の4種類に分けられます。
1.何を質問すればよいか分からない
本人自身が、どこで理解が止まったのか把握できていません。
2.質問したい内容は分かるが、先生へ声をかけられない
人前で話すことへの緊張や遠慮があります。
3.質問する時間・仕組みがない
集団授業が終わるとすぐ帰宅する、先生が忙しいなど環境上の問題です。
4.質問しても理解できなかった経験がある
「聞いても分からない」と諦めています。
この4つでは対策が違います。
まず、
「なぜ聞けないの?」ではなく、「質問のどの段階で止まっている?」
と考えることが重要です。
質問できない中学生は珍しいことではない
質問には意外に多くの工程があります。
- 自分が分かっていないことに気付く
- どこまで分かるか整理する
- 分からない部分を言葉にする
- 先生へ声をかける
- 相手へ説明する
- 回答を聞いて理解する
- もう一度自力で解く
大人から見ると、
「分からなければ聞けばいい」
だけに見えます。
しかし中学生にとっては、この7段階をその場で処理する必要があります。
質問できないことを単純な消極性だけで判断しない方がよいでしょう。
現在の全国学力調査でも「分からなかった点を見直す」視点が扱われている
国立教育政策研究所の令和8年度全国学力・学習状況調査では、生徒質問調査も実施されています。
質問調査では、
- 学習内容について分かった点・よく分からなかった点を見直せているか
- 先生が理解していないところについて分かるまで教えてくれていると思うか
など、学習中の理解確認や振り返りに関する項目が含まれています。
学習では、
分からないことがある ↓ その場所を特定する ↓ 次の学習につなげる
という流れが重要です。
これは塾でも同じです。
原因1|「何が分からないか分からない」
質問できない中学生で特に重要なタイプです。
例えば数学で、
保護者様 「どこが分からないの?」
本人 「全部」
となります。
これは質問する意思がないのではなく、
理解できた部分と理解できない部分を切り分けられていない
可能性があります。
「分からない」を細かくする
例えば一次関数なら、
「一次関数が全部分からない」
ではなく、
- 式を作るところまでは分かる
- 傾きの意味が分からない
- グラフの書き方で止まる
- 文章題になると式を作れない
と分けます。
ここまでできれば、そのまま質問になります。
原因2|間違えることを恥ずかしいと感じる
特に集団塾では、
「こんな簡単なことを聞いたら恥ずかしい」 「他の子は分かっている」 「自分だけ遅れていると思われたくない」
と考える中学生がいます。
学力が高い生徒でも起こります。
むしろ、
「できる子だと思われたい」
気持ちが強いほど質問できない場合もあります。
「簡単な質問でもいい」と言うだけでは足りない
保護者様が、
「何でも聞いていいんだよ」
と言っても、本人が教室で実行できるとは限りません。
最初は質問内容を事前に作って持たせます。
例えば、
「この2行目から3行目へ変形する理由が分かりません」
という一文まで家庭で整理しておけば、心理的なハードルが下がります。
原因3|先生へ声をかけるタイミングが分からない
集団授業では、
先生が説明している ↓ 次の問題へ進む ↓ 授業終了 ↓ 次のクラスが始まる
という流れになることがあります。
本人は、
「いつ聞けばいいんだろう」
と迷います。
これは性格だけではなく、塾の質問システムの問題でもあります。
集団塾でも質問しやすい仕組みを設けているところはある
例えばZ会進学教室は、2026年時点の公式サイトで、授業前後に担当講師へ直接質問できる講師スペースを案内しています。
少人数制や授業前後の質問時間など、
質問する場所・時間が制度として決まっているか
は塾選びの重要なポイントです。
原因4|先生が忙しそうで遠慮している
中学生は先生の様子をよく見ています。
講師が、
別の生徒対応中 電話中 次の授業準備中
なら、
「今聞いたら迷惑かな」
と考えます。
「質問していいですよ」という説明があっても、実際には声をかけづらい場合があります。
質問受付方法まで確認する
例えば、
- 授業終了後5分間
- 自習時間中
- 質問カード
- チャット
- 専用フォーム
などです。
「いつでも聞けます」
より、
「毎回授業終了後に質問できます」
の方が質問の苦手な生徒には使いやすい場合があります。
原因5|質問しても分からなかった経験がある
一度質問したものの、
先生 「これはこうだから」
本人 「……はい」
で終わった場合です。
実際には理解できていなくても、
もう一度、
「まだ分かりません」
と言えない中学生もいます。
その結果、
「質問しても意味がない」
と思ってしまいます。
質問への回答後に「自分で解く」ことが必要
質問対応は、
先生が説明 ↓ 終了
では不十分です。
理想は、
質問 ↓ 先生が説明 ↓ 本人が類題を解く ↓ 先生が確認
です。
本当に疑問が解消したか確認できます。
原因6|先生との相性が合っていない
質問できない原因が、
特定の先生の前だけ
という場合があります。
例えば、
先生A 質問できる
先生B 一度も質問できない
なら、本人の性格だけでは説明できません。
講師変更や担当調整を相談する価値があります。
原因7|そもそも問題を自分で解いていない
質問は、
自分で考えた ↓ 止まった
ときに生まれます。
授業前に全く問題を解いていない場合、
「何か質問ある?」
と聞かれてもありません。
個別指導だからといって、
塾へ行けば質問が自然に出てくる
わけではありません。
質問の準備は授業前から始まる
授業前に、
- 一度自分で解く
- 間違えた問題へ印を付ける
- 解説を読んでも分からない問題を選ぶ
- 質問候補として持っていく
とします。
授業時間を質問探しに使わずに済みます。
家庭でできる対策1|「分からない問題に★を付ける」
最も簡単な方法です。
問題を解いて、
自力でできた → ○
少し迷った → △
分からない → ★
とします。
塾では、
★だけ質問
します。
「何を質問するか分からない」
という問題を減らせます。
家庭でできる対策2|質問文を完成させなくてよい
本人に、
「ちゃんと質問文を作って」
と求める必要はありません。
例えば、
「P42の3番」 「式を作るところ」 「この単語の意味」
程度でも構いません。
教材を先生へ見せれば会話を始められます。
対策3|「どこが分からない?」ではなく「どこまで分かった?」と聞く
これは非常に使いやすい聞き方です。
「どこが分からない?」
だと答えられなくても、
「どこまでなら分かった?」
なら説明できる場合があります。
例えば、
「式は作れたけど、その次が分からない」
と言えれば質問の入口になります。
対策4|質問の型を3つだけ覚える
質問が苦手な中学生には、定型文を用意します。
型1
「ここまでは分かるのですが、この先が分かりません。」
型2
「私はこう考えたのですが、どこが間違っていますか?」
型3
「解説のこの部分が分かりません。」
これだけでも十分です。
高度な説明能力は必要ありません。
対策5|最初は質問を1個だけにする
「今日、先生に3個質問してきて」
では重く感じる生徒もいます。
最初は、
1回の授業で1問
だけで構いません。
一度質問できれば、
聞いた ↓ 分かった ↓ 問題が解けた
という成功体験を作れます。
対策6|授業前に先生へ渡す方式にする
直接声をかけるのが難しい場合は、
「今日ここを聞きたいです」
と授業開始時に見せます。
付箋を貼っても構いません。
本人が、
「今話しかけていいのかな」
とタイミングを判断しなくて済みます。
対策7|保護者様が毎回答えを教えない
家庭で本人が質問すると、
保護者様が全部解説してしまう
ことがあります。
すると翌日、
塾で聞く必要がなくなります。
家庭では、
「ここに印を付けて、明日先生に聞こう」
と質問を残す方法もあります。
親が代わりに先生へ全部質問し続けない
最初は保護者様から、
「本人がこの問題を分からないようです」
と伝えても構いません。
ただし長期的には、
本人 ↓ 先生
というやり取りを作りたいところです。
最終目標は自分で疑問を伝えられることです。
対策8|質問後に同じ問題をもう一度解く
質問できたことで満足しないでください。
先生から教わった後、
何も見ずにもう一度解く
ことが重要です。
解けなければ、まだ疑問が残っています。
「質問した数」より「解けるようになった数」
例えば、
1日10問質問
しても、翌日全部忘れるなら十分ではありません。
一方、
質問2問 ↓ 翌日2問とも自力で正解
なら学習は進んでいます。
質問は目的ではなく、理解の手段です。
集団塾で質問できない場合の対策
集団塾の場合、次の順番で確認してください。
- 授業後の質問時間はあるか
- 自習室で質問できるか
- チューターはいるか
- 質問用の補習時間はあるか
- 別の方法で質問できるか
まず今の塾の仕組みを使います。
授業中に手を挙げられなくてもよい
質問する方法は、
授業中に全員の前で手を挙げる
だけではありません。
むしろ質問が苦手な中学生には、
授業終了後に一対一
の方が合う場合があります。
「授業中に発言できないから集団塾は無理」と即断する必要はありません。
ただし毎回疑問が残るなら集団形式を再検討
授業後も質問できず、
宿題 ↓ 分からない ↓ 答えを写す
が続くなら、授業形式自体を見直します。
クラス変更、少人数指導、個別指導などが候補です。
個別指導なら質問できる?
質問しやすくなる可能性はあります。
例えば明光義塾は公式の教室案内で、講師がすぐに質問できる距離にいながら、生徒自身で考えて問題を解く時間も作る指導を案内しています。
スクールIEも1対1・1対2の個別指導を提供しています。
ただし、
個別指導に入れば自動的に質問できるようになるわけではありません。
個別指導でも質問できない中学生はいる
例えば1対2授業で、
先生 もう一人の生徒を指導中
本人 質問したいが待つ
その後 質問を忘れる
というケースがあります。
本人から声をかけることが苦手なら、
講師側から理解確認をしてくれるか
が重要です。
個別指導を選ぶときは「先生が質問を待つのか、見つけてくれるのか」を確認
質問が得意な生徒なら、
「分からなければ質問して」
でも機能します。
しかし質問できない生徒には、
- 手が止まったら声をかける
- 類題を解かせる
- 「どこまで分かった?」と確認する
先生の方が合う場合があります。
1対1が向いているケース
次のような中学生です。
- 人前で話すことへの抵抗が強い
- 1対2でも遠慮する
- 前学年まで大きく戻る必要がある
- 質問内容を一緒に整理してほしい
ただし1対1は費用が高くなる場合があります。
授業形式と料金を合わせて比較してください。
オンライン個別指導なら質問しやすくなる子もいる
対面では緊張するものの、
自宅から一対一
なら話しやすい中学生もいます。
一方、
画面越しだとさらに話しづらい
生徒もいます。
体験授業で確認することが重要です。
文章なら質問できる中学生もいる
口頭では、
先生へ声をかけられない
生徒でも、
文字なら送れる
ことがあります。
オンライン・通信教育の質問機能を使う方法です。
Z会には教材の質問機能がある
Z会の中学生向け通信教育では、2026年10月時点の公式サイトで、教材で分からない問題や学習方法について質問できる仕組みを案内しています。
高校受験コースでは、「教えてZ会!」から教材の疑問や学習・進路相談を送ることができます。
対面で声をかけることが苦手な生徒には、このような非対面の質問方法も選択肢です。
進研ゼミにも個別質問の仕組みがある
進研ゼミ中学講座の公式FAQでは、5教科の学習内容や教材問題、勉強法について質問できる「アドバイザー個別質問」が案内されています。
一方、
- 学校や塾の教科書
- 学校ワーク
- 塾宿題
など、質問できない対象も明記されています。
通信教育を選ぶ場合は、
何でも質問できるわけではなく、質問対象の教材・範囲に制限がないか
を確認してください。
学校教材を質問したいなら対応範囲を確認する
例えば保護者様が困っているのが、
「学校のNEW TREASUREが分からない」
というケースです。
その場合、
自社教材だけ質問可能なサービス
では目的に合わない可能性があります。
学校教材持込み可の個別指導やオンライン指導の方が適する場合があります。
中1で質問できない場合
中1では、
「中学校へ入ったばかりで先生へ話しかけづらい」
ということもあります。
しかし英語・数学は積み上げ型です。
小さな疑問をそのままにすると、中2で大きな穴になる可能性があります。
まず、
週1問だけ質問
から始めてください。
中1は「分からないと言っていい」を覚える時期
小学校では理解できていた生徒ほど、
中学で初めて、
分からない
という経験をすることがあります。
本人が、
「分からない=自分は頭が悪い」
と受け取らないようにします。
分からない場所を見つけること自体が学習です。
中2で質問できない場合
中2になると、前学年の内容と現在単元が重なります。
例えば数学で、
一次関数が分からない
と言っていても、
実は中1の方程式
から質問する必要がある場合があります。
そのため、
「今日の授業で分からなかった場所」
だけでなく、
「最初に分からなくなった単元」
を探してください。
中3で質問できない場合
高校受験では時間が限られます。
分からない問題を何日も放置するのは効率的ではありません。
例えば、
その日の夜に★を付ける ↓ 翌日の塾で質問 ↓ 帰宅後に再度解く
という24〜48時間以内の解決ルールを作ります。
中3では「質問する問題の優先順位」も重要
受験期は質問したい問題が大量に出ます。
すべて聞く必要はありません。
優先するのは、
- 基本問題なのに解けない
- 志望校レベルで必要
- 同じ間違いを繰り返している
問題です。
非常に難しい一問へ30分説明を受けるより、基本問題を確実にする方が重要なケースもあります。
中高一貫校生が質問できない場合
中高一貫校では、
学校進度が速い 教材が難しい 課題が多い
場合があります。
そのうえ塾でも一般的な別教材を進めていると、
本人自身が、
何を質問すればよいか
分からなくなることがあります。
NEW TREASUREは質問箇所を教材上で示す
例えば、
「英語が分かりません」
ではなく、
- Lesson 3 Readの2段落目
- Grammarのこの例文
- Workbook P45の3番
のように教材位置を示します。
質問が一気に具体化します。
質問できないからといって保護者様が毎日教え続けない
中学生になると内容も難しくなります。
保護者様が、
帰宅後毎晩1時間解説
する状態は負担が大きくなります。
また親子では感情的な衝突も起きやすくなります。
家庭では、
質問する問題を整理する役割
までに留める方法があります。
保護者様が塾へ確認したい8つの質問
質問が苦手な中学生の塾選びでは、次を聞いてください。
- 授業中に本人から質問できなくても講師側から確認しますか
- 授業後に質問できますか
- 自習中も質問できますか
- 質問できる時間は決まっていますか
- 学校教材も質問できますか
- 受講していない科目も質問できますか
- 文章・オンラインでも質問できますか
- 質問できなかった内容を授業記録で把握しますか
「質問できます」
という一言だけではなく、方法まで確認します。
体験授業で確認したいこと
体験後、本人に次を聞いてください。
- 先生へ「分からない」と言えた?
- 先生から質問してくれた?
- 手が止まったとき気付いてくれた?
- 説明後に自分で問題を解いた?
- またこの先生なら聞けそう?
この5つは、質問が苦手な生徒の塾選びで重要です。
「質問できる子になってから個別指導」は順番が逆の場合もある
保護者様が、
「もっと自分から質問できるようにならないと」
と考えることがあります。
しかし学習環境側を先に変える方法もあります。
先生から声をかける ↓ 小さな質問に答える ↓ 質問しても大丈夫だと分かる ↓ 自分から聞けるようになる
という順番です。
先生側から理解を確認してくれる環境を選ぶ
質問が得意になるまで、
疑問を放置する
必要はありません。
本人から質問が来るのを待つだけではなく、
- 手元を見る
- 解き方を見る
- 「ここはどう考えた?」と聞く
- 自力演習をさせる
指導形式と相性がよいでしょう。
「質問できない=集団塾が向いていない」とは限らない
例えば、
授業自体は理解できる 質問は月に1〜2回程度 授業後の質問時間なら利用できる
なら、集団塾を続けても問題ありません。
集団授業には、
- 周囲から刺激を受けられる
- 一定ペースで学べる
- 受験情報・模試が充実
などの利点もあります。
個別指導への変更を考えたいサイン
次の状態が続くなら検討します。
- 毎回複数の疑問を残して帰宅する
- 宿題の大半が分からない
- 授業後にも質問できない
- 人前では絶対に聞けない
- 前学年まで戻る必要がある
- 学校教材を直接見てもらいたい
質問だけでなく学習全体の個別化が必要な状態です。
転塾前に現在の塾へ相談する
いきなり辞めなくても、
「本人が質問できない状態が続いています。授業後に先生から声をかけていただくことや、質問時間を固定することはできますか?」
と相談できます。
塾側の運用変更で解決することもあります。
2〜4週間で変化を見る
改善策を試したら、
- 質問できた回数
- ★印の未解決数
- 宿題正答率
- 本人の理解度
を見ます。
2〜4週間たっても毎回大量の疑問が残るなら、授業形式を見直します。
質問できるようになったかを「回数」だけで判断しない
例えば、
以前 質問0回
現在 毎回1回
なら大きな改善です。
しかし最終目標は、
質問回数を増やすこと
ではありません。
必要な疑問を必要なときに解消し、一人で問題を解けること
です。
7日間でできる「質問練習」
1日目
分からない問題に★を付ける。
2日目
「どこまで分かるか」を一文で書く。
3日目
家族へ一問質問してみる。
4日目
塾へ持っていく質問を一問決める。
5日目
先生へ教材を見せて一問聞く。
6日目
回答後に同じ問題を解き直す。
7日目
「聞いたことで何が分かったか」を確認する。
このサイクルを繰り返します。
質問カードを作る方法
紙一枚に、
問題
教材名・ページ・問題番号
ここまで分かる
例:「方程式までは作れます」
分からない
例:「なぜこの式になるか分かりません」
と書きます。
口頭で最初から全部説明する必要がなくなります。
「分からないところある?」だけでは見つからない
本人が、
「ない」
と答えたら、
- 今日一番時間がかかった問題は?
- 答えを見た問題は?
- △を付けた問題は?
- もう一度一人で解けない問題は?
と聞いてください。
質問候補を事実から探せます。
よくある質問
Q1.中学生が塾で質問できません。どうすればいいですか?
まず分からない問題へ印を付け、質問を一問だけ事前に決めてください。「ここまでは分かるのですが、この先が分かりません」という型も使いやすいでしょう。
Q2.質問できないなら個別指導へ変えた方がいいですか?
必ずしもそうではありません。集団塾でも授業前後の質問時間・補習が使えるなら続けられます。それでも疑問を毎回残す場合は個別指導を検討します。
Q3.個別指導なのに質問しません。
個別指導でも、自分から声をかけられない生徒はいます。講師側から手元を確認し、理解度を尋ねる指導か確認してください。
Q4.何を質問すればいいか本人も分からないようです。
「どこが分からない?」ではなく、「どこまで分かった?」「答えを見た問題はどれ?」と聞き、理解できた部分との境界を探してください。
Q5.保護者が代わりに先生へ質問してもいいですか?
最初は構いません。ただし最終的には本人と先生が直接やり取りできる状態を目指す方が、自立学習につながります。
Q6.文章なら質問できます。通信教育でも大丈夫ですか?
教材・学習方法について文章で質問できる通信教育があります。ただし、自社教材以外の学校ワークや塾教材は質問対象外の場合があるため確認してください。
Q7.質問したのにまだ分からないようです。
再度聞くことに加え、説明後に本人が同じ問題・類題を一人で解けるか確認してください。
Q8.中高一貫校ですが、学校教材を質問できる塾が必要ですか?
学校の学習についていくことが目的なら重要です。特にNEW TREASUREなど学校指定教材への対応範囲を入塾前に確認してください。
まとめ|質問できない子に必要なのは「勇気」より質問できる仕組み
中学生が塾で質問できないとき、
「もっと積極的になって」 「分からないなら聞けばいい」
だけでは改善しないことがあります。
質問できない理由は、
- 何が分からないか分からない
- 間違いを知られるのが恥ずかしい
- 声をかけるタイミングが分からない
- 先生が忙しそう
- 質問しても理解できなかった
- 先生との相性が合わない
- 授業前に自分で問題を解いていない
などさまざまです。
まず、
- 分からない問題へ★を付ける
- 「どこまで分かったか」を整理する
- 一回一問から始める
- 質問の型を使う
- 質問後に自力で解き直す
- 質問時間を固定する
という小さな仕組みを作ってください。
それでも質問できない場合は、
- 集団塾の質問フォロー
- 個別指導
- 1対1
- オンライン個別指導
- 文章で質問できる通信教育
など、本人が疑問を伝えやすい方法へ変更できます。
最も重要なのは、
「自分から質問できる性格に変えること」ではなく、分からないことを放置しない学習環境を作ることです。
質問する力は、その環境の中で少しずつ育てれば構いません。
参考にした主な公式情報
- 国立教育政策研究所「令和8年度 全国学力・学習状況調査 報告書【質問調査】」
https://www.nier.go.jp/26chousakekkahoukoku/report/question.html
- 国立教育政策研究所「令和8年度 全国学力・学習状況調査 調査結果資料【全国版/中学校】」
https://www.nier.go.jp/26chousakekkahoukoku/factsheet/middle.html
- Z会進学教室(首都圏)小・中学生
https://www.zkai.co.jp/juku/jr-zshin/
- Z会の通信教育 中学1年生
https://www.zkai.co.jp/jr/1st/
- Z会 高校受験コース
https://www.zkai.co.jp/jr/juken/
- 進研ゼミ中学講座「アドバイザー個別質問で質問・相談できること」
https://faq.benesse.co.jp/faq/show/21005?site_domain=chu
- 明光義塾「中学生の個別指導」
https://www.meikogijuku.jp/junior/
- スクールIE「中学生コース」
https://www.schoolie-net.jp/course/junior/
- ナビ個別指導学院「コース案内」
https://www.navi-school.com/course/
情報確認日:2026年10月6日
「質問できない」ために学校英語の疑問がたまっている保護者様へ
質問できない中学生の場合、
「質問があれば聞いてね」
と待つだけでは、疑問が残り続けることがあります。
特に中高一貫校では、NEW TREASURE(ニュートレジャー)や学校独自プリントの進度が速く、
一つ分からない ↓ 次の単元も分からない
となりやすいことがあります。
慶英会では、中学生・中高一貫校生を対象にオンライン個別指導を行い、実際の学校教材や定期テスト答案を確認しながら、本人が自分から質問を作れない場合でも「どこまで分かっているか」から一緒に整理して指導します。
また、授業時間だけで疑問を解決しきれない場合に備え、毎日のLINE学習サポートも行っています。
最大1か月の完全無料体験を実施しています。
慶英会公式サイト https://keio-edu.com/









