中高一貫校の中1・中2で「can・must・have to・shouldの意味は覚えたのに、学校の定期テストの穴埋め・言い換え・英作文で間違える」「must notとdon’t have toを混同する」「Does she has to …?と書いてしまう」とお悩みなら、日本語訳の暗記だけではなく、『能力・許可・義務・禁止・義務がない・助言』という場面を区別し、主語と時制に合わせて英文を作る練習が必要です。canは能力・許可、mustは強い義務や推量、have toは必要性、shouldは助言などを表し、文脈次第で意味や強さが変わります。特にYou must not enter.は「入ってはいけない」、You don’t have to enter.は「入る必要はない」で正反対の扱いが必要です。本文ではCambridge Dictionaryの英文法資料を踏まえ、まず中1・中2が学校の教科書に戻るべき点を整理し、独自演習24問・全解答と、間違いやすい英文の訂正例、14日間の学習計画を紹介します。NEW TREASUREやPROGRESSなど特定教材の採用・出題範囲は学校ごとに異なり、学校からの正式な指示を最優先します。
結論|can・must・have to・shouldはどの場面で選ぶ?
- can:能力(~できる)、許可(~してよい)など。Can I …?は許可を尋ねる。
- must:強い義務(~しなければならない)や強い推量(~に違いない)。学校でどの意味まで習ったかを確認。
- have to:必要性・義務(~する必要がある、~しなければならない)。主語によってhas toとなり、過去はhad to。
- should:助言・望ましい行動(~したほうがよい)。義務との強さの違いは文脈で判断する。
- must not:禁止。「~してはいけない」。
- do not have to:必要がない。「~しなくてもよい」。禁止とは異なる。
mustとhave toは義務の意味で重なる場面があり、必ずどちらか一方しか使えないとは限りません。話し手の決意・判断による義務ではmust、規則・外部事情による必要性ではhave toを使うことが多いという傾向を学びますが、単純な絶対ルールではありません。
canの2つの中心用法|能力と許可
能力:I can swim./She cannot drive.
I can swim.は泳ぐ能力、She cannot drive.は車を運転することができないという意味です。canの後に動詞を置く場合は原形です。She can swims.、He can to swim.とは書きません。
許可:Can I …?/You can …
Can I open the window?は窓を開けてもよいか尋ねる文、You can borrow this book.は本を借りてもよいという許可です。You can’t use your phone here.のように、can’tは能力不足ではなく禁止・不許可を表すこともあります。状況を見て意味を決めましょう。
mustの2つの中心用法|強い義務と推量
You must wear a helmet here.は規則などを前提とした強い義務です。一方、He studied all night. He must be tired.では前の状況を根拠に「疲れているに違いない」と推量しています。中1・中2の学習範囲では義務のみを扱う場合もあるため、学校の範囲表を確認してください。
推量のmustを否定して「~のはずがない」と言いたいとき、通常はcan’tやcannotを使います。He cannot be serious.などは強い否定の推量であり、He must not be serious.と機械的に同じ訳へ置き換えないよう注意しましょう。未習の表現は直前のテスト範囲に合わせます。
have toは主語・時制で形が変わる
- 現在・I/we/they:I have to study today.
- 現在・he/she:She has to study today.
- 過去:We had to study yesterday.
- 疑問文:Does she have to study today?
- 否定文:She does not have to study today.
have toは助動詞mustと意味が重なることがあっても、英文を作る仕組みは異なります。Does she has to …?のような二重の三単現形は誤りです。Doesが三人称単数を示すため、後ろはhave toを使います。過去ではDid she have to …?となります。
shouldは助言|命令と区別する
You should get some rest.は「少し休んだ方がよい」という助言です。You must get some rest.は強い必要性を表す可能性があります。ただしshouldがいつも弱くmustがいつも強いという序列だけで会話の意味を決めないことが大切です。話し手の立場、相手との関係、場面によって伝わり方が変わります。
shouldの直後は動詞の原形を使い、You should to sleep.とは書きません。疑問文はShould I call my teacher?、否定文はYou should not ignore this problem.であり、Do I should …?とは書きません。
最重要|mustn’tとdon’t have toは反対の意味
You must not use the computer.は使用禁止、You don’t have to use the computer.は使う必要がないという意味です。後者は使ってもよい場合があり、使用禁止を意味しません。学校の規則・お知らせを題材にした読解では、must not、can’t、don’t have toの意味を文脈に沿って慎重に判断してください。
Cambridge Dictionaryのmustの文法解説とhave toの解説もこの違いを明示しています。規則の説明ではmust notは「禁止」、don't have toは「義務の不在」と整理しましょう。
学校の試験で間違える5パターン
- 意味:能力・許可・義務・禁止・助言の区別ができない。
- 否定:must notとdo not have toの訳が混ざる。
- 疑問文:Can you …?とDoes he have to …?を混同する。
- 語形:can plays、must to go、should goesなど、助動詞後に原形を置けない。
- 時制:昨日の義務をmustのまま機械的に過去形として扱い、had toを使えない。
学校の文法範囲を超えて難しい推量表現を大量に追加するより、まず返却答案の誤答をこの5分類へ整理し、誤りが多い項目から練習します。
【慶英会オリジナル24問】助動詞の意味・否定・語順・英作文を総点検
以下の問題は慶英会が独自に作成した練習です。特定の中高一貫校の過去問、学校のワーク、英検の公式問題ではありません。学校で習った範囲に応じて取り組み、未習の推量などは飛ばしてください。正答数よりも、間違えた理由を自分で説明できるかを重視します。
1〜8|場面に合う表現を選ぶ
- 問1.I learned to swim when I was five. Now I (can / must) swim well. 正しい語を選びなさい。
- 問2.According to the school rule, all students (must / don’t have to) wear safety glasses in the science lab. 正しい語を選びなさい。
- 問3.There is no uniform rule on this day. You (must not / don’t have to) wear a uniform. 正しい語を選びなさい。
- 問4.Food is forbidden in the library. You (must not / don’t have to) eat there. 正しい語を選びなさい。
- 問5.Your friend feels tired. Which sentence gives advice? A: You should get some rest. B: You mustn’t be tired. 選びなさい。
- 問6.She (have to / has to) leave before six because her train departs early. 正しい語を選びなさい。
- 問7.Yesterday, we (must / had to) wait for the bus for an hour. 正しい語を選びなさい。
- 問8.Can I borrow your pen? Yes, you (can / must). 正しい語を選びなさい。
9〜14|誤りを訂正して理由を述べる
- 問9.He can plays the guitar. を正しく直しなさい。
- 問10.Do she have to study tonight? を正しく直しなさい。
- 問11.She doesn’t has to attend the meeting. を正しく直しなさい。
- 問12.You should to review this word. を正しく直しなさい。
- 問13.Must I to finish this today? を正しく直しなさい。
- 問14.They had to goes home early yesterday. を正しく直しなさい。
15〜20|意味に応じて英作文する
- 問15.「私は英語で短い手紙を書くことができます」をcanで英作文しなさい。
- 問16.「彼女は今日、宿題を終えなければなりません」をhas toで英作文しなさい。
- 問17.「あなたはもっと水を飲んだほうがよいです」をshouldで英作文しなさい。
- 問18.「私たちは昨日、早起きしなければなりませんでした」をhad toで英作文しなさい。
- 問19.「ここで写真を撮ってはいけません」をmust notで英作文しなさい。
- 問20.「あなたは明日、その本を持ってくる必要はありません」をdon’t have toで英作文しなさい。
21〜24|架空の学校案内を読み、禁止と必要性を区別する
Library Visit Information: Students must arrive before 9:00 a.m. They must not take photographs in the special exhibition room. Students can use the reading space on the second floor. They don’t have to bring their own pencils because pencils are available at the information desk. Students should ask the staff for help if they cannot find a book.
上の学校案内は慶英会の架空の英文で、特定の学校・図書館の実際のルールではありません。
- 問21.By what time must students arrive? 英語で答えなさい。
- 問22.Can students take photographs in the special exhibition room? Yes/Noと理由を英語で答えなさい。
- 問23.Do students have to bring their own pencils? Yes/Noと理由を英語で答えなさい。
- 問24.What should students do if they cannot find a book? 英語で答えなさい。
全24問の解答・解説|正解の理由まで理解する
1〜8の解答・解説
- 1.can。泳げる能力について述べている。mustでは能力を表せない。
- 2.must。保護メガネの着用を学校規則として義務づけている場面。
- 3.don’t have to。制服を着る必要はないという意味。着用禁止ではない。
- 4.must not。図書館で食べることは禁止されている。
- 5.A。shouldは助言を表す。You mustn’t be tired.は疲れていることを禁止する不自然な言い方で、意図に合わない。
- 6.has to。Sheは三人称単数なのでhas toを使う。
- 7.had to。昨日の必要性を表す過去形。mustの形をそのまま過去の義務として使わない。
- 8.can。許可を求める質問に許可を与える応答。
9〜14の解答・解説
- 9.He can play the guitar. canの後の一般動詞は原形play。
- 10.Does she have to study tonight? 三人称単数の現在形でDoesを使う。
- 11.She doesn’t have to attend the meeting. doesn’tの後はhaveを使い、hasにはしない。
- 12.You should review this word. shouldの後にtoは置かない。
- 13.Must I finish this today? mustの後にtoは置かず、疑問文ではmustを主語の前へ。
- 14.They had to go home early yesterday. had toの後は動詞原形go。
15〜20の解答・解説
- 15.I can write a short letter in English. can+writeで能力を表す。
- 16.She has to finish her homework today. has to+動詞原形finish。
- 17.You should drink more water. 助言を示し、shouldの後は原形drink。
- 18.We had to get up early yesterday. had toは過去の必要性。
- 19.You must not take photographs here. must notは撮影の禁止。
- 20.You don’t have to bring the book tomorrow. 本を持参する義務はない。持参してはいけないとは述べていない。
21〜24の解答・解説
- 21.Before 9:00 a.m. must arrive before 9:00 a.m.が本文の根拠。
- 22.No. They must not take photographs there. must notが禁止を示す。
- 23.No. Pencils are available at the information desk. don’t have toは必要性がないことを示す。
- 24.They should ask the staff for help. shouldによる助言の内容。
問3・4・19・20・22・23を間違えた場合はmust notとdon’t have toを再比較してください。問6・7・10・11・14・16・18で誤答した場合はhave toの主語・時制・否定・疑問文の形を重点的に復習します。選択問題では正しく選べても問15〜20の英作文で書けない場合は、別の主語や時制でも書けるか確認してください。
14日間の学習計画|意味・否定・時制・英作文を順に直す
以下は慶英会の家庭向けの独自学習モデルです。学校の正式な授業予定・試験範囲を示すものではありません。未習の文法は飛ばして、学校の指定範囲へ置き換えてください。
- 1日目:教科書・学校の文法プリント・定期考査答案を確認。どの助動詞を学習したか整理する。
- 2日目:canの能力・許可の例文を一つずつ作り、主語や動詞を変えて書く。
- 3日目:mustの義務を確認。推量のmustが未習なら義務の例文だけで復習する。
- 4日目:have toとhas toを比較し、Does she have to …?を自力で書く。
- 5日目:had toを使って昨日の出来事を説明する。学校がまだ過去形を扱っていなければ既習項目へ変更。
- 6日目:shouldの助言、should notの否定を確認し、疑問文Should I …?も書く。
- 7日目:must notとdon’t have toを比較し、禁止か義務がないかを5問で判断する。
- 8日目:初日に間違えた問題を、答えを見ずに新しい語句で解き直す。
- 9日目:can・must・shouldの後は動詞原形という共通点を、誤文訂正で確認する。
- 10日目:have toの疑問文・否定文でdo/does/didを正しく使えるか再テスト。
- 11日目:架空の学校規則など短い英文を読み、禁止・許可・助言を根拠付きで説明する。
- 12日目:日本語から英作文する。訳語だけでなく誰が何を伝えたいかを説明する。
- 13日目:学校の現在の提出物・定期考査範囲で同じ用法が使えるか確認する。
- 14日目:初回とは異なる24問相当の形式で再テストし、意味・語順・時制の弱点を一つ選んで復習を続ける。
14日で必ず学校の点数が上がるという保証ではありません。重要なのは理解した規則を新しい英文でも使えるかどうかです。
中高一貫校の英語定期テストでの取り組み方
助動詞は中1・中2の教科書や文法教材で扱われますが、学校によって導入学年や出題形式が異なります。NEW TREASURE、PROGRESS IN ENGLISH 21、検定教科書など、どの教材が指定されているかは学校からの配布資料で確認してください。この記事の練習問題を特定のLessonの学校テスト予想問題として扱うものではありません。
- 選択・穴埋め:日本語訳だけでなく禁止・必要性・助言の場面を先に考える。
- 言い換え:mustとhave toが重なる場合でも、否定文は機械的に置き換えない。
- 語順整序:must・can・shouldの後は原形。have toには主語・時制に応じた形がある。
- 英作文:場面を読み、主語・時制・否定の意味を決めてから一文を書く。
- 長文読解:must notが出たら禁止、don’t have toなら義務がないことを具体的なルールとして理解する。
文法の理解が不十分なまま暗記問題だけ大量に解くより、本人の答案のどの型で失点しているかを特定し、学校の教科書の短い例文へ戻る方が合理的です。
保護者様が確認できる3つの質問
- 「この文は『できる』『してよい』『しなければならない』『しなくてもよい』『してはいけない』『したほうがよい』のどれ?」
- 「must notとdon’t have toは、同じ規則を表している?」
- 「Does she have to …?とShould she …?の疑問文はどう違う?」
訳語を口で答えられたら、違う主語や動詞に変えて英文を書かせてみましょう。正しい英文を新しく作れない場合は、学校の対応する文法の例文へ戻ってください。
よくある質問|助動詞の文法とテスト対策
Q.mustとhave toはいつも同じ意味ですか?
強い義務や必要性で重なる場面がありますが、話し手自身の判断・外的状況といった傾向や時制・文体上の違いがあるため常に完全同義ではありません。学校の英文の前後を確認しましょう。
Q.must notとdon’t have toの違いは?
must notは通常「してはいけない」という禁止、don’t have toは「する必要はない」です。後者は場合によって行動してもかまいません。
Q.shouldn’tはmustn’tと同じですか?
通常shouldn’tは「しない方がよい」という助言、mustn’tは「してはいけない」という禁止です。文脈や相手との関係によって伝わり方が変わるため、常に同程度の強さとみなさないでください。
Q.can・must・shouldの後ろに三単現の-sは付きますか?
一般に直後の動詞は原形です。She can play.、He must study.、She should rest.が正しく、can playsやshould studiesにはしません。
Q.Does she has to study?は間違いですか?
はい。Does she have to study?が正しい疑問文です。doesが三人称単数を表すため、後ろは原形haveを使います。
Q.mustの過去形は何ですか?
過去の義務や必要性を述べる場合、通常はhad toを使います。mustには過去の必要性を表す通常の過去形がありません。
Q.英検でもこの助動詞を使いますか?
助動詞の語彙・文法は英検の読解・ライティングでも使いますが、受験級によって問題形式と必要な範囲が異なります。英検公式サイトの現行の出題例を確認してください。
助動詞が覚えられない中1・中2の保護者様へ
慶英会では中高一貫校の中1・中2を中心に、学校の教科書・副教材・定期考査答案に合わせたオンライン英語個別指導と、授業外の毎日のLINE学習サポートを提供しています。助動詞の意味は言えるのに英作文や言い換えで繰り返し失点する場合、基本文法の理解不足、主語・時制の混乱、場面の読み違いを分けて復習計画を作ります。まず学校の先生へ質問し、校内の学習支援で改善できる場合は外部塾を増やす必要はありません。
授業の進度が速く、助動詞の否定・疑問文や英作文の基礎を戻る範囲が決められない場合は、慶英会公式サイトから最大1か月の無料体験・学習相談をご確認ください。学校の英語テストの得点向上や英検合格を保証するものではありません。
文法の確認資料・情報確認日
- Cambridge Dictionary English Grammar Today|can:能力・許可の用法
- Cambridge Dictionary|must:義務・推量、must notとdon't have to
- Cambridge Dictionary|have to:否定・疑問・時制
- Cambridge Dictionary|should:疑問文・否定文・原形
- 日本英語検定協会|級別の公式出題情報
情報確認日:2026年10月12日。ここで示した例文・24問・14日間の復習モデルは慶英会のオリジナル教材であり、学校の正式な過去問・予想問題やCambridge Dictionaryの問題の転載ではありません。主語・時制・話し手の意図により用法が異なるため、学校で習った範囲を優先してください。