中高一貫校の中学1・2年生で「定期テストの英語の範囲表に『Lesson 3〜5、Workbook、単語、授業プリント、初見問題』とあるが何から勉強すればよいか分からない」「学校のワークを一周したのに点数が伸びない」「英作文・リスニングをどの教材で準備すべきか迷う」とお悩みの保護者様へ。最初にすべきことは、範囲表をページ番号の一覧として読むのではなく『何を見ずに答えられるようにするか』の作業表へ変換することです。①語彙、②本文の内容、③文法・語順、④読解・リスニング、⑤英作文・表現、⑥提出物の6項目へ仕分け、学校の返却答案で誤りが多い項目から復習を始めます。どの中高一貫校でもNEW TREASUREやPROGRESSを使うわけではなく、教科書の版・Lesson、プリント、出題割合も学校次第です。本記事では『架空の範囲表』を実際に仕分ける手順、学習優先順位の決め方、12問のオリジナル診断と解説、テスト14日前からの計画、保護者様の質問テンプレートを提示します。
結論:英語の範囲表は『教材』と『できるべきこと』の両方で読む
たとえば『教科書Lesson 3〜5』と書かれていても、何を覚えるべきかまでは一意に決まりません。本文内容の理解、単語のスペル、文法・語順、英作文の表現、音読など、学校が授業で何を確認したかを見なければ、効率的な復習方法を選びにくくなります。学校の学年通信、英語科からの追加連絡や返却小テストを合わせて確認してください。
学校から『配布プリントをすべて復習』『授業で扱った事項』『初見長文も出題』などの補足がある場合は、その条件を範囲表の一部として扱います。公開されていない配点や出題形式を憶測で決めつけるのは避けましょう。
最初に6項目へ分解:この分類で教材を整理する
- ① 単語・熟語:単語リスト・小テスト範囲・教科書中の表現。意味のみか綴りも必要か確認。
- ② 教科書本文:場面、人物、出来事、英文の意味、指示語、内容一致問題への対応。
- ③ 文法・語順:動詞・時制・疑問文・否定文、不定詞・動名詞などの学習済み単元。
- ④ 読解・リスニング:既習の本文か初見か、音声・長文のどの種類が範囲かを確認。
- ⑤ 英作文・表現:教科書の例文再現、語句整序、条件英作文、自由英作文・短い意見文のどれか。
- ⑥ 提出物:Workbook・ワークシート・ノート・課題などの提出期限と未完了箇所。
この6分類は慶英会が家庭用に作成した作業分類であり、学校の正式な試験構成や6大問の配点を意味しません。学校の出題区分に違いがある場合は、家庭用の分類をそちらへ合わせましょう。
最重要:架空の範囲表を使った具体例
以下は慶英会作成の架空の範囲表です。特定の学校の実際の出題範囲、配点、採用教材、提出期限ではありません。ご家庭では学校から受け取った範囲表に読み替えてください。
- 学校の架空の指示A:教科書Lesson 3〜5(本文・重要文法)。→本文の意味と設問の根拠、各Lessonの文法を確認。
- 架空の指示B:Workbook p.12〜30。→指定ページを解き、誤答の問題番号を記録。提出期限は別に確認。
- 架空の指示C:英単語No.1〜100。→意味・スペル・例文のうち何が出るか、学校小テストの形式から確認。
- 架空の指示D:配布プリントNo.1〜4。→各プリントの内容と設問の種類を記録。なくした資料は学校へ相談。
- 架空の指示E:リスニング・初見長文。→学校の配布音声・既習語彙、初見の短い文章で情報抽出を練習。
- 架空の指示F:英作文あり。→学校が指定した語数、テーマ、条件表現、採点観点を確認。
架空の範囲表から最初に作るのは、『ワークp.12〜30を解答なしで解ける』『単語テストの書く形式に合わせられる』『プリントNo.3の文法が分かる』といった具体的な確認項目です。単に『Lesson 3をやる』と記入すると、何をもって終わりとするかが曖昧になります。
範囲表に配点がないときは『50点分』『80%出題』などを推測しない
出題割合が明記されていなければ、『教科書が中心なので70点分』『初見は10%しか出ない』などと勝手に計算することはできません。復習の優先順位は、①学校の正式な提出期限、②本人の小テスト・返却答案で実際に失点した内容、③学校が明示した試験形式、④取り組み可能な残りの学習時間、から決めましょう。
仮に単語の小テストで何度も綴りを間違えている場合、100語を全部読み直すより、間違えた語を先に日本語から英語へ書く再テストを優先します。学校の小テストが意味の選択式なら、スペルだけを繰り返すのではなく、使い方と意味も確認してください。
Lessonが複数ある場合、まず『見出し』ではなく学習した文型を整理する
NEW TREASURE、PROGRESS IN ENGLISH、検定教科書など、教材が異なれば同じLesson 3という番号でも内容は違います。必ず本人の教材名・版・Stage・Lesson・ページを確認してください。学校公式で採用が確認できない教材名を学校別記事に書き込むことも避けましょう。
各Lessonについて学校のワークから間違えた英文を一つ選び、主語と動詞、使った文法、答えの理由を説明できるか確認します。例えばHe doesn’t like music.を習ったなら、doesn’tのあとがlikeになる理由を説明し、They don’t like music.へ変えられるか試します。
配布プリントが多い場合は、紛失・未学習をまず区別
- プリントがそろっているか:番号や配付日を見て抜けがないか確認。失くした場合は学校へ相談。
- 記入しているか:授業で扱った例文・設問・添削が残っているか見る。
- 自力で解けるか:答えを隠し、同じ問題をもう一度解いて確認。
- 応用できるか:主語・語句・時制が変わっても同じ文法を使えるか試す。
『プリント全部』と書かれている場合、先生の板書を書き写しただけで満足しないことが大切です。どのプリントが文法、語彙、長文、英作文に対応しているか分類し、分からなかった問題だけ学校で質問します。
学校指定の単語範囲は『読む・分かる・書く』を区別する
単語を見て意味が分かることと、日本語を見てスペルを書けることは異なります。また英作文では単語の意味を知っていても正しい形で使えないことがあります。学校の単語テストが何を測定するかを優先し、①意味、②綴り、③例文での使用を必要な範囲で確かめましょう。
例:studyは三単現ではstudies、過去形はstudiedです。単語帳でstudyを覚えても、He study English.やI study English yesterday.では文法を誤る場合があります。単語と動詞の形を学校の文法範囲へつなげます。
文法の混合問題を作る:単元名がなくても選べるか
中高一貫校で英語の進度が速い場合、習ったばかりの文法と前学年の文法が混在することがあります。Lesson単位で一通り解けたら、学校の既習範囲にある三単現・過去形・疑問文などを混ぜ、今どの規則を使うべきか自分で判断する練習へ進みます。未習の不定詞や現在完了などを無理に出題範囲へ加えないでください。
本文の和訳だけでは、内容一致・根拠探しに対応できないことがある
学校の本文を日本語に訳せても、設問が聞くWhy・When・Whoの答えを素早く見つけられなければ読解で失点することがあります。英文の主語・動詞、代名詞が指す人、but・because・soなどの接続関係を確認し、本文のどこが答えの根拠か示す練習を行いましょう。
教科書の本文そのものが出題されるか、初見文章が出題されるかで適切な準備は異なります。前者は学校指定の本文・表現の確認を優先し、後者は同じ既習語彙・文法を使った短い初見文章で練習します。既習本文の全文暗記だけで初見読解のすべてを解けるというわけではありません。
リスニングが試験範囲にある場合の家庭練習
- 音が聞き取れない:学校指定の音声とスクリプトを照合し、短い意味のまとまりで音読。
- 聞こえたが意味が分からない:語彙・文型の理解へ戻り、文字で読めるか確かめる。
- 時刻・人数・否定を間違える:何を質問されているか事前に確認し、変更・対比の語を意識。
- 答えは分かるが英語で書けない:学校の記述形式に合わせ、正確な綴り・短文を練習。
学校が指定したリスニング形式・音声・再生回数があれば優先してください。勝手に『2回聞ける』『英作文は不要』と本番条件を推定しないようにしましょう。
英作文は『自由に書く』前に学校が指定する条件を確認
語句整序、日本語からの英作文、疑問文の書き換え、理由を述べる意見文などは必要な技能が少しずつ異なります。学校で『理由を一文加える』『20語以上』『指定表現を使う』などの条件が示されていれば、その条件を優先します。本記事の例は学校独自の採点基準ではありません。
基本は、①伝えたい内容を日本語で短く決める、②主語と動詞を置く、③時制や三単現の形を確認する、④必要な理由・具体例を加える、⑤綴りと句読点を確認する、という順番です。
独自12問:範囲表の読み方から文法・読解まで確認
ここからは慶英会のオリジナル演習です。実際の中高一貫校の範囲表・テスト問題・NEW TREASURE等の収録問題ではありません。本人が未習の文法は採点から外し、学校の教材で既習内容を復習してください。
範囲表の読み方(問1〜4)
- 問1:架空の範囲表『Workbook p.12〜30、提出期限は試験前日』から、先に確認すべき項目を2つ挙げなさい。
- 問2:架空の範囲表『単語No.1〜100』に配点の記載がない。『単語が50点分出る』と断定してよいか、理由を述べなさい。
- 問3:架空の範囲表『配布プリントNo.1〜4』でNo.3が手元にない。最初に取る行動を答えなさい。
- 問4:架空の範囲表『初見長文あり』で、学校指定の長文が暗記できればすべて解けると考えてよいか、理由を述べなさい。
英文法・混合問題(問5〜8)
- 問5:She (study / studies) English every day. 正しい語を選びなさい。
- 問6:誤りを直しなさい:He doesn’t likes music.
- 問7:誤りを直しなさい:They was tired yesterday.
- 問8:『私は昨日英語を勉強しました』を英語で書きなさい。
初見の短文読解・英作文(問9〜12)
英文:Last Thursday, Mari planned to visit the library after school. However, she had to help her brother at home. She went to the library on Saturday instead. She found a book about animals and wrote a short note about it.
- 問9:Why couldn’t Mari visit the library on Thursday? 英語で答えなさい。
- 問10:When did Mari visit the library? 英語で答えなさい。
- 問11:What was the book about? 英語で答えなさい。
- 問12:Do you think reading English books is useful? に英語で意見と理由を1〜2文書きなさい。
12問の答えと学習上のチェックポイント
- 問1:指定ページの問題をすべて確認し、提出期限までに完了・見直しできるか整理する。形式や先生の追加指示も確認。
- 問2:断定できない。範囲と配点は別で、学校が配点を明示していないため。
- 問3:学校の先生へプリントの再配布・内容確認を相談する。推測で別教材に差し替えない。
- 問4:よくない。初見の文章は既習の語彙・文法を応用して、根拠を見つける必要がある。
- 問5:studies。Sheに対応する三単現の形。
- 問6:He doesn’t like music. doesn’tの後ろは原形。
- 問7:They were tired yesterday. Theyの過去be動詞はwere。
- 問8:I studied English yesterday. yesterdayから過去形。
- 問9:Because she had to help her brother at home. 2文目が根拠。
- 問10:On Saturday. insteadで変更後の日を確認。
- 問11:It was about animals. 本文最後の文。
- 問12:例:Yes, I do. It helps me learn new words. 意見と理由が一致すれば別解も可。
1〜4を間違えた場合はテスト準備の条件の読み違い、5〜8は基本文法、9〜11は本文の根拠、12は理由を含む英文を構成する力を優先して見直しましょう。12問の得点で学校の配点や平均点・英検合否を推測することはできません。
テスト14日前からの現実的な学習スケジュール
- 14〜12日前:範囲表・ワーク・プリント・小テストをそろえ、6項目へ分類。提出期限を確認。
- 11〜9日前:学校ワークを自力で解き、誤答を語彙・文法・読解・英作文へ分ける。学校へ質問。
- 8〜6日前:複数Lessonを混ぜた文法問題、単語の書き取り、短い初見長文を使って理解を確認。
- 5〜3日前:学校指定のリスニング・英作文の形式で練習し、翌日も解答を見ずに再テスト。
- 2〜1日前:提出物と繰り返し間違えた設問を最優先。未習の範囲外問題へ広げすぎない。
この14日間は慶英会の家庭学習用モデルです。学校の範囲表が配布されるのが試験の1週間前であっても、授業中の小テストやワークからすでに分かっている誤答を優先すれば準備を始められます。ただし、直前に追加された学校の指示があれば必ずそちらを優先してください。
試験まで3日しかないときの応急整理
- 1日目:提出課題と指定単語、小テストの誤答を優先。範囲表の未着手部分を確認。
- 2日目:間違えやすい文法の混合問題と、学校の本文・プリントの根拠問題を解く。
- 3日目:英作文の条件と頻出の誤答を確認し、短時間で再テスト。睡眠や学校の提出期限を優先。
短期間で範囲のすべてを習得できるとは限りません。何を勉強しないかを適切に決めるためにも、学校が明示した重要事項と、本人が過去に失点した内容を使って優先順位を考えます。
保護者様が確認する5つの質問
- 範囲表と配布プリント、学校ワークはすべてそろっていますか。
- 『できた』というのは答えを見て理解しただけですか、それとも自分で解けますか。
- 単語の小テストは意味の選択式ですか、スペルの筆記式ですか。
- 提出物と試験勉強の両方に必要な残り時間を把握していますか。
- テストで何を聞かれるか不明な点は、学校の先生へ具体的に確認できていますか。
よくある質問
『Lesson 3〜5』と書かれていたら本文を全暗記すればよいですか?
一律には言えません。本文の暗唱だけでなく、単語・文法・設問の根拠・英作文など何が求められるか、学校の実際の指示と返却小テストを確認してください。
学校の教材がNEW TREASUREかどうか分かりません。
学校名や中高一貫校というだけでは教科書採用は決まりません。本人が使っている教材の表紙、Stage・Edition、学校の課題表を確認してください。
範囲表に『初見問題』と書かれていたらどう勉強しますか?
既習の語彙・文法を使った短い初見の英文を読み、質問が求める人物・日時・理由の根拠を示す練習をしましょう。初見の難易度や配点は学校案内に従ってください。
範囲表に配点がありません。どれが最重要ですか?
配点を憶測で作らず、学校の提出期限、本人の失点が多い内容、教員から強調された範囲を優先します。必要なら先生へ出題形式を確認してください。
学校のワークを一周したのにテストで点が取れないのはなぜですか?
解答を見ながらの一周では、翌日に自力で解けることを確認できません。誤答した問題を時間を置いて再テストし、別の主語・時制の混合問題でも対応できるか確認しましょう。
試験範囲表に書いていない英検対策を今から進めるべきですか?
学校の定期考査が近い場合は、基本的に学校の提出物と指定範囲を優先します。英検の受験予定がある場合は、検定の正式日程と本人の現状を踏まえ、必要な課題を分けて計画します。
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学校の英語範囲表を見ても優先順位が決められないときは慶英会へ
慶英会では、中高一貫校の中1・中2について、学校から配布された英語の定期テスト範囲表、教科書・NEW TREASURE等の教材、ワーク、返却答案、提出物を確認し、どこまで自力で解けて何から復習すべきかを整理します。オンライン個別指導と毎日のLINE学習サポートにより、学校の進度に合わせて単語・英文法・読解・英作文の再テストを支援しています。学校の配点や出題問題を事前に知っているという意味ではありません。範囲が広すぎて手を付けられない、試験前に教材が整理できない、勉強しているのに同じ英文で失点する場合は、現在の資料をもとにご相談いただけます。学習相談・最大1か月の無料体験については慶英会公式サイトをご覧ください。
参考にした主な公式情報
確認できた情報:文部科学省の公式ページには中学校学習指導要領解説の外国語編が掲載されています。また、Dunloskyほかの研究レビューでは、練習テストと分散学習が幅広い条件で有効性の高い学習技法として整理されています。以下の6分類、架空の範囲表、独自12問、14日間計画は、これらを学校別の配点・出題予測として示すものではなく、慶英会が家庭学習用に作成した提案です。
- 文部科学省|中学校学習指導要領の情報
- SAGE Journals|Dunloskyほか「Improving Students’ Learning With Effective Learning Techniques」
情報確認日:2026年10月12日。架空の範囲表、分類6項目、独自12問と解答、14日間・直前3日間の対策は慶英会が作成した自主学習用の例です。実在する学校の指定範囲、試験問題、配点、平均点や採点基準を示すものではありません。学校の配布資料と教員の正式な指示を最優先してください。
監修:慶英会 塾長