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中高一貫校の英語が平均点より20点低い中1・中2へ|点数差の見方・定期テストの弱点診断と保護者の30日間対策|慶應卒・英検1級塾長が解説

21〜31分

編集・運営:慶英会公式ブログ(運営・編集方針)

中高一貫校の中1・中2の英語の定期テストで、クラス平均点より20点低かった。前回は平均に近かったのに、今回は差が開いた。保護者様にとって、成績の落ち込みだけでなく「このまま高校への内部進学に影響しないか」「英語だけ個別指導を付けるべきか」という不安も大きいでしょう。ただし、平均点との差だけでは英語の弱点や進級の可否は判断できません。最初に、同一の試験・同一の母集団・同一の満点で比較しているかを確認し、学校の答案にある単語・文法・読解・英作文・リスニングの失点を分ける必要があります。

平均点より20点低いことは、注意して確認すべき一つのサインです。一方で、平均点85点に対して65点の場合と、平均点45点に対して25点の場合では、同じ差でも学習上の状況が異なります。まず学校で求められている基礎と記述力を調べ、本人が自力で解ける問題を増やしましょう。この記事では、点数差の正しい見方、原因別の学び直し、30日間の計画、保護者面談と個別指導の判断基準を整理します。

『平均点より20点低い』とき、まず確認する四つの数字

  • 本人の得点・満点:例えば100点満点で本人が55点
  • 比較対象の平均点:学年平均かクラス平均か、同じ試験か
  • 前回の本人得点と平均点:同じ形式で比較できるか
  • 大問別の得点と失点:語彙・文法・読解・英作文などの区分

同じ100点満点でも、試験範囲や問題の難度が異なるなら、前回から本人の点数が10点下がっただけで学力が10点分低下したとは断定できません。学年・クラスの平均点は集団の状況を示す数値であって、学習の具体的な弱点そのものではありません。

平均点差だけで判断してはいけない理由

試験の難しさが違う

学校の定期考査では出題範囲、記述の量、初見問題の割合などが変わることがあります。平均点が低い試験と高い試験を単純に比較せず、考査の内容を確認してください。

母集団が異なる場合がある

クラス平均、学年平均、コース別平均は同じではありません。学校からの配布資料で何を平均しているのか確かめます。成績上位クラスだけの平均と比較している場合、本人の課題の把握には追加の情報が必要です。

一回の結果と継続的な傾向は違う

試験当日の体調、時間切れ、特定単元の理解不足など、一度の結果には複数の要因が関係し得ます。直近の小テスト、ワークの誤答、複数回の考査を合わせて確認してください。

失点を『七つの問題タイプ』へ分類する

1.英単語の意味を覚えていない

選択式でも単語の意味が分からない場合、学校が今扱う語彙を優先して復習します。知らない単語をすべて覚えようとせず、範囲表や返却答案で頻繁に出たものを選びます。

2.意味は分かるがつづりを書けない

英語を見て日本語を答えられても、日本語から英語を書く問題では別の練習が必要です。答えを隠して記述する練習を行い、翌日以降に同じ語を書けるか確かめます。

3.基本文法・語順を間違える

be動詞、一般動詞、疑問文、動詞の時制など、学校の現在の単元に必要な基本を確認します。解説を読んだ後に短い類題を自力で解けるかを判断基準とします。

4.長文読解の内容がつかめない

英文の単語や構造が分からないのか、設問の根拠を見つけられないのかを分けます。最初は短い段落で主語・動詞と話題を確かめ、学校の設問形式に沿って練習します。

5.英作文・和文英訳で得点できない

自由英作文の内容を考えられない場合と、主語・動詞を決められない場合では対策が異なります。まず日本語で書く内容を整理し、知っている文法で短い英文を作るところから始めます。

6.リスニングだけ失点が多い

文字で読んでも分からない英文なのか、文字なら理解できるのに音声で聞き取れないのかを確認します。正規の音声教材を使い、必要な情報を聞き取る練習につなげます。

7.設問の読み落とし・時間不足

時間制限を外すと正答できる問題で失点しているなら、試験中の解答順序や確認方法に改善の余地があります。一方、時間をかけても正答できない場合は、単なる注意不足と決めつけず前提知識を確認してください。

点数差が広がった理由を見つける具体的な診断

返却答案を三色で塗り分けたり、複雑な管理表を作ったりする必要はありません。誤答を一問ずつ見て『知らなかった』『解説を読むと分かった』『解説を読んでも分からない』の三段階に分けます。これだけで、暗記の不足と基礎の理解不足をある程度区別できます。

本人が答えを見て『分かった』と言っても、別の問題で使えるかは別です。元の問題から主語や動詞を変え、答えを隠した状態で正答できるかを試しましょう。

平均点より低いときに優先すべき教材

  • 第一優先:学校が指定した提出課題と期限
  • 第二優先:学校の定期考査範囲に入った教科書・単語・文法・プリント
  • 第三優先:返却答案で多かった失点を埋める短い類題
  • 第四優先:英検などの別目標。受験日程と負担に応じて調整

補助教材は学校の課題を理解するために必要な場合に追加します。新しい問題集を何冊も買う前に、現在の学校ワークで自力で解けない問題が何かを確認してください。

中1で平均点との差が開いた場合

中1は英語の既習歴に差があり、学校が扱う文法の順序や授業進度も一律ではありません。基礎となる語順、be動詞と一般動詞、疑問文など現在の学校のLessonで使う内容を確認しましょう。中学受験の成績がよかったことと、英語を自力で書けることは別に見る必要があります。

授業の説明を聞くだけでは理解できない生徒もいます。学校の短い例文から始め、主語や動詞を変えて正しい文を作れるようにすることが重要です。

中2で平均点との差が開いた場合

中2は学校で扱う単元が進む一方、以前に習った文法が前提になることがあります。現学年の問題が難しいからといって中1の問題集を最初から全部解き直す必要はありません。現在の誤答の原因になっている語順・時制・動詞の形などから復習します。

NEW TREASURE(ニュートレジャー)などの学校教材については、採用状況や版・Stage・Lessonを現物で確認します。中高一貫校であることだけから採用教材や進度を決めつけないでください。

中3では学校の進級・内部進学条件を正式に確認

中3で平均点を大きく下回る場合、保護者様が内部進学を心配することもあるでしょう。しかし、学校ごとの規程や評定の扱いは異なります。英語一科目の平均点との差から進級条件への抵触を断定せず、学校の正式な案内と担当教員の説明で確認してください。

30日間の学習立て直し計画

第1週:失点分類と最優先の単元選定

返却答案、学校ワーク、小テストを確認し、七つのタイプに分けます。失点の多い二つ程度の領域を選び、今の学校課題とつながる基本事項を確認します。複数の教科に課題がある場合、学校の提出期限も整理します。

第2週:前提知識を短い問題で固める

単語なら答えを隠して記述、文法なら主語・動詞を変えた短文、読解なら短い段落の意味と根拠確認など、原因に応じた練習を行います。学校ワークをただ終えるのではなく、誤答を再現できるか確かめます。

第3週:学校の出題形式で類題に挑戦

実際の定期テストが記述中心なら記述を、長文中心なら短い初見文章を使います。既習の例文を暗記しただけか、同じ文法を別の文に使えるかを確認します。学校の正規の試験資料と課題を優先してください。

第4週:成果を見直して次の試験へ

小テスト、学校ワーク、短い類題を使い、初めに解けなかった問題と比べます。まだ自力で答えられない分野については学校の補習や質問対応、個別指導の利用を検討します。30日間は学習を見直す例であり、平均点への到達や点数の上昇を保証するものではありません。

学校の先生に確認したい六つのこと

  • 今回の英語の平均点は学年平均ですか、クラス平均ですか
  • 本人の失点が特に大きかった領域はどこでしょうか
  • 次回までに優先して復習すべき基礎単元は何でしょうか
  • 学校指定のワークや教材で重要な復習箇所はどこですか
  • 質問対応・補習・再テストなどを利用できる機会はありますか
  • 学校の評価や進級に関して確認すべき正式な資料はありますか

国立教育政策研究所の中学校外国語の学習評価参考資料は、外国語の指導と評価を考えるための資料です。個別の中高一貫校の定期考査の難度、平均点、進級基準を示すものではありません。実際の規程は学校の案内を確認してください。

保護者様ができる支援:平均点との差より次の行動を確認

『平均より20点低いのはなぜ?』と問い続けるより、『どの大問なら自分で解ける?』『今週はどの文法を直す?』と具体的に確認した方が支援につながりやすい場合があります。本人の了解を得て学校の資料を見ながら、一度に取り組む課題を絞ります。

保護者様が英語を直接教えることが難しい場合も、課題の締切、教科書の位置、質問する問題を整理する支援はできます。家庭での指導が親子の対立につながる場合は、学校や外部の指導者と役割分担を検討してください。

学校補習と個別指導の判断基準

学校の補習や質問対応を優先しやすい場合

本人が解説を読めば類題を解ける、学校の授業内容を追えている、苦手な範囲が小さい場合は、学校の質問対応や補習を利用する選択があります。参加条件と具体的な内容は学校に確認します。

個別指導を検討する価値がある場合

学校の授業や補習を利用しても基礎文法が分からない、同じ単元で小テストの不合格が続く、学校ワークを自力で進められない場合には、一対一で原因を特定する指導が合う可能性があります。塾に学校教材への対応と誤答の再確認ができるかを確かめましょう。

平均点を超えることだけを目標にしない

学校の平均点は一つの比較指標ですが、次の考査の難易度が変わる可能性があります。学習目標には、基本単語を自力で書ける、疑問文を正しく作れる、長文の設問根拠を示せるといった確認可能な行動を含めましょう。その成果がテストの改善へつながるかを継続的に見ることが大切です。

一回の考査で平均点との差を埋めようと、学校の課題に加えて長時間の追加学習を行う必要があるとは限りません。本人の生活時間や他教科の負担も含めて学習量を考えます。

よくある質問

Q. 英語が平均点より20点低ければ赤点ですか?

A. 平均点との差と、学校が定める欠点・補習の基準は別です。学校の正式な規程を確認してください。

Q. 今回だけ平均点より低かった場合も塾は必要ですか?

A. 必ずしも必要とは限りません。答案と小テストを確認し、解説を読んだ後に類題を自力で解けるかなどから判断します。

Q. 英検に合格していても学校の平均点より低くなることはありますか?

A. あり得ます。英検と学校の考査は出題範囲や記述の条件が同一ではありません。学校で失点した領域を別に確認してください。

Q. 平均点との差を毎回記録した方がよいですか?

A. 同じ母集団の同等の試験なら傾向を見る材料になります。ただし平均点差だけで学習内容を決めず、問題別の誤答も記録してください。

Q. 中高一貫校で英語だけ悪いと内部進学できませんか?

A. 学校ごとに基準が異なります。得点差だけで進級の可否は断定できないため、正式な制度を確認してください。

慶英会のオンライン個別指導

慶英会では中高一貫校の英語、定期テスト、NEW TREASURE等の学校教材、英検に対応するオンライン個別指導を行っています。学校の教科書・ワークや返却答案を共有できる範囲で確認し、英単語・文法・読解・英作文などの課題を分類して学校の進度に合わせた復習を検討します。

英語の点数が平均点より大きく低い、学校の小テストで繰り返し失点する、現在のLessonが分からない、中1・中2のうちに基礎を立て直したい場合は、慶英会公式サイトの最大1か月完全無料体験をご確認ください。

参考にした主な公式情報

情報確認日:2026年10月10日。学校の試験・平均点・採用教材・評価・進級条件は学校の最新資料で確認してください。

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