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中高一貫校の英語が苦手なのに塾で先取りばかりする中1・中2へ|復習へ切り替える判断基準と保護者の30日間対策|慶應卒・英検1級塾長が解説

22〜33分

編集・運営:慶英会公式ブログ(運営・編集方針)

中高一貫校の中学1・2年生で、学校の英語定期テストが平均点以下なのに、個別指導塾ではさらに先の文法を進めている。学校ワークは解けず、英単語の小テストにも苦戦している一方、塾の授業報告には「予定どおり先取りを実施」と書かれている。そんなとき保護者様は、今の指導を続けるべきか、いったん前のLessonへ戻るべきか迷うことがあります。

結論は、先取りそのものを否定するのではなく、学校の現在の問題を本人がヒントなしで解けるかを確認することです。学校の必須課題、最新の小テスト、返却答案から理解不足が明らかな場合には、現在の授業で必要な基礎の復習を優先する判断が考えられます。一方、学校の問題を自力で解け、先取りが授業理解を助けている場合には続ける選択肢もあります。学校の教材採用や進度、補習・進級の条件は学校ごとに異なり、推測で決めてはいけません。この記事では復習へ切り替える目安、塾への相談方法、30日間の確認手順を具体的に整理します。

まず整理:先取り・学校進度の補習・前学年の復習は別の指導

先取り学習とは

学校でまだ扱っていない語彙・文法・英文を先に学ぶことです。これからの授業の見通しが持てる場合もありますが、現在必要な基礎が欠けている状態では負担になることがあります。

学校進度に合わせた補習とは

今週扱うLessonの語彙、授業プリント、文法、学校ワークなどを使い、本人が理解できない箇所を補うことです。学校が求める提出方法や予習の指定を守ることが前提です。

前学年・前単元の復習とは

現在の英文を解くために必要な主語・動詞の語順、疑問文、時制、助動詞などの基礎へ戻ることです。中2であっても中1の基礎から確認することは、後戻りではなく現在の失点原因を調べる作業です。

先取りを一時的に減らしてよい可能性がある六つのサイン

  • 学校ワークで基本的な語順や動詞の形を繰り返し間違える
  • 直近の小テストで同じ単語・文法の不正解が続く
  • 塾では正答できても学校の問題を自力で解けない
  • 学校の宿題が終わらず、先取りの宿題が負担になっている
  • 学校で今扱うLessonの説明を本人が理解できていない
  • 塾で先取りを進める目的が現在の学校課題と結びついていない

これらは家庭で現状を点検するための目安であり、一つ当てはまっただけで必ず先取りを中止すべきという意味ではありません。学校の授業で正式に指定されている予習を勝手に省略しないことも重要です。

反対に先取りを続けてもよい可能性がある場合

現在の学校ワークを解説なしで解け、学校の英語小テストで基本語彙が定着し、本人が授業内容を説明できている場合には、先取りが次のLessonの理解を助ける可能性があります。また学校から一定の予習を前提とする指示がある場合には、それを守る必要があります。

先取りを続ける場合でも、定期考査前には学校の正式な範囲・提出課題へ学習時間を配分します。塾が先取り中心であることと、学校の定期テスト対策を実施していることは同義ではありません。

点数だけで判断せず『ノーヒントの三問』を確認

一問目:今週の学校ワーク

学校が現在扱う単元で以前間違えた問題を、解説を隠して本人が解けるか確かめます。解答を覚えている可能性があれば別の語彙や主語を使った短い類題も確認します。

二問目:前提となる文法

一問目が解けない場合、必要な前提知識へ戻ります。例えば疑問文で止まるなら主語と動詞の位置、助動詞の有無などを短文で確認します。

三問目:学校の考査形式に近い問題

塾では四択を解いていても学校では和文英訳や語句整序が中心なら、選択式での正答だけでは十分な判断材料になりません。学校で実際に必要な形式の短い問題を使います。

診断では解けない問題を無理に続けず、どこで止まるか記録します。本人が答えを見てから正解できた場合と、一人で正解できた場合は分けて記録すると塾との相談が具体的になります。

学校の点数が低いのに先取りすることの主なリスク

現在の失点がそのまま残る

塾で新しい文法を理解しても、学校の小テストの単語、提出ワーク、定期考査の記述問題で失点が続く可能性があります。先取りの成果と学校の学習成果を別に確認する必要があります。

本人の負担が増える

学校の課題が終わらないまま別教材を進めると、通学、部活動、他教科との両立が難しくなる場合があります。宿題量を増やす前に、学校の必須課題を確認してください。

『分かったつもり』が積み重なる

講師が例文を説明した直後は解けても、数日後には同じ規則を使えない場合があります。先取りが進んでいるという授業報告だけでなく、ヒントなしの類題で確かめます。

中1なら何から復習するべき?

中1は小学校までの英語経験に差があります。be動詞と一般動詞、主語に応じた動詞の形、肯定文・否定文・疑問文、学校で使う基本語彙など、現在のLessonを解くために必要な箇所を確認します。学年全体の問題集を一律に最初からやり直す必要はありません。

例えば She plays tennis. を疑問文へ直す問題で止まる場合は、Does she play tennis? の語順と動詞の原形を確認します。どの単元をいつ学ぶかは学校ごとに異なるため、本人の教材に合わせてください。

中2なら前学年の復習と現在のLessonを結びつける

中2では不定詞、比較、受動態など学校によって扱う順番が異なります。新しい文法が難しい場合でも、その原因が以前の動詞の形や基本語順にある可能性があります。学校ワークの誤答に直結する前提知識を選び、短く復習してから現在の問題へ戻ります。

先取りを全部やめるかどうかより、学校課題のための学習、弱点復習、先取りの三つの割合を講師と決める方が現実的です。本人が学校の授業に追いつける状態になったら、先取りを再開することも考えられます。

中3は内部進学と学校の評価条件を確認

中3では系列高校への内部進学や補習、進級の条件を意識する家庭もあります。ただし一度の英語考査や塾の先取り状況だけで進級の可否は判断できません。評定、提出物、補習、進級の規程については学校の正式な資料と担当教員の説明を確認してください。

NEW TREASURE(ニュートレジャー)使用校の注意点

中高一貫校の一部ではNEW TREASUREなどを使用しますが、学校名だけで採用教材を断定できません。学校の現物で教材名、版、Stage、Lesson、学校指定のワークやプリントを確かめます。

塾が別教材で英文法を先取りしている場合、現在の学校Lessonとどこが対応しているかを講師に説明してもらいましょう。学校の単語テスト、文法小テスト、考査形式に合う練習が含まれているかも確認します。

英検の先取りと学校の勉強の関係

英検の次の級を目標にしている生徒も、学校の英語考査で必ず高得点になるとは限りません。英検の語彙・読解・ライティングと、学校独自の記述問題・本文・提出物には違いがあります。英検の受験時期が近ければ対策を続ける合理性がありますが、学校の必須課題を犠牲にしない計画が必要です。

英検対策の量を見直す際は、本人の目標、試験日、学校の直近の課題、基礎文法の理解を一緒に整理します。

保護者様が塾へ質問したい八つのこと

  • 現在の先取りは学校のどの授業・考査に役立つ予定ですか
  • 学校の教科書・Lesson・ワーク・配布プリントを把握していますか
  • 直近の学校の答案では何が失点原因になっていますか
  • 今の学校ワークを本人がノーヒントで解けるか確認していますか
  • 復習を増やす場合、最初に戻る文法は何ですか
  • 学校の小テストや提出期限に応じて宿題を調整できますか
  • 英検対策と学校考査が重なる週の優先順位はどうしますか
  • 先取りへ戻す判断を何によって行いますか

これらの質問への回答が具体的で、学校教材と自力解答を確認して指導を調整できるなら、ただちに転塾する必要はないかもしれません。学校の現状に合う説明が得られない場合には、別の指導体制を比較する判断材料になります。

保護者様が学校へ確認したいこと

  • 学校で現在扱っているLessonと家庭の必須課題
  • 定期考査の正式な範囲、記述・読解などの出題形式
  • 繰り返し失点する場合に学校が勧める復習箇所
  • 学校の質問対応・補習の利用方法
  • 進級・内部進学が気になる場合の正式な評価条件

文部科学省の中学校学習指導要領解説は外国語の学習目標と内容を示し、国立教育政策研究所の参考資料は指導と評価を考えるためのものです。これらは個々の塾に先取りや復習の割合を指定する資料ではありません。学校の正式な指示と本人の答案を優先します。

30日間で塾の指導方針を見直す

1〜5日目:学校と塾の教材を照合する

学校の教科書、今週のワーク、定期考査の返却答案、塾の教材・宿題を並べます。本人が自力で解けない問題を少数選び、単語、文法、読解、英作文のどこが原因か整理します。

6〜10日目:先取りの目的と復習の必要性を相談する

講師へ実際の誤答を示し、学校単元に対応する指導を増やせるか確認します。学校の必須課題と塾の宿題が重複している場合は量も調整します。

11〜17日目:必要な基礎へ短く戻る

現在の学校問題を解くために必要な基本文法を優先します。解説を聞いたら、答えを隠して別の例文を自力で解きます。長い説明を読むだけで復習を終えないようにします。

18〜24日目:学校形式の類題で確認する

学校の単語テスト、文法の書き換え、和文英訳、読解など、実際に出題される形式へつなげます。先取り教材で解けるかどうかではなく、学校ワークでの自力解答を確認します。

25〜30日目:改善と負担を判断する

当初間違えた単元について、数日後に自力で解ける問題が増えたか確認します。学校の課題・提出物が守れているか、本人の負担が適切かを含め、先取りを再開するか復習を続けるか相談します。この30日間は指導内容を見直す例であり、点数上昇を保証しません。

転塾の前に確認したい判断基準

塾の方針が先取り中心でも、本人の学校の理解が改善し、学校形式の問題を自力で解けるようになっていれば、現在の指導が合っている可能性があります。一方、学校教材を共有しても現在の失点に対応しない、課題の目的を説明できない、本人の学習負担を調整しない場合には、ほかの塾と比較する選択肢があります。

体験授業を検討するときは、学校ワークの誤答を使った弱点診断ができるか、本人がヒントなしで解く時間があるか、学校の指定教材に対応できるかを確認しましょう。

保護者様が避けたい三つの対応

  • 学校の提出物や正式な予習指示を、塾の方針だけで無断省略する
  • 学校の点数だけから先取りがすべて無意味だと決めつける
  • 原因を調べずに授業回数や新しい問題集を増やす

家庭では「今の学校の問題を一人で解ける?」「塾で習っている内容は学校のどこに役立つ?」と具体的に確認し、本人が負担を感じている点も聞きましょう。

よくある質問

Q. 中高一貫校では先取りをしないと遅れますか?

A. 学校の進度と本人の理解によります。学校が予習を正式に指定している場合は守り、塾の追加先取りは現在の課題との優先順位で判断します。

Q. 中2で中1の文法に戻るのは時間の無駄ですか?

A. 現在の学校問題を解くための前提知識なら、必要な範囲に戻ることには意味があります。

Q. 英検の先取りだけで学校の定期テスト対策になりますか?

A. 同じではありません。学校の教材や出題形式に合う練習も確認してください。

Q. 塾に先取りをやめてほしいと言ってもよいですか?

A. 直近の学校の答案・ワークを示し、復習と先取りの配分や目的について具体的に相談できます。

Q. 学校の英語で平均点以下なら必ず塾を変えるべきですか?

A. 点数だけでは判断できません。現在の指導が学校の失点と本人の理解に合わせて修正されているか確認しましょう。

中高一貫校の英語で塾の指導方針を見直したい保護者様へ

慶英会では中高一貫校の英語、定期テスト、NEW TREASURE等の学校教材、英検に対応したオンライン個別指導を行っています。学校のワークや返却答案を共有できる範囲で確認し、現在の単元と基本語彙・文法の理解を整理します。

学校の英語が苦手なのに塾では先取りばかり進む、定期テストの失点を減らしたい、学校の教材に合わせて基礎から学び直したい場合は、慶英会公式サイトの最大1か月完全無料体験をご確認ください。

参考にした主な公式情報

情報確認日:2026年10月11日。学校の採用教材、予習・提出物の指定、考査範囲、評価・補習・進級・内部進学の制度については、各校の最新の正式な案内をご確認ください。

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