
監修:慶英会 塾長(慶應義塾大学卒・英検1級)。学校公式のカナダプロジェクトと、慶英会独自の英語練習・家庭学習法を区別します。
北星学園女子中学校では、中学3年間をかけてカナダ語学研修に向けた準備を進める「カナダプロジェクト」が公式に紹介されています。中1では自己紹介アルバムの制作やJICA訪問・ファームステイ、中2ではウポポイでの学び、中3では北海道大学の留学生との交流やカナダでのホームステイ・語学研修という段階的な構成です。中学1・2年生の保護者様にとって重要なのは、将来の海外研修のために難しい英会話教材を急いで追加することではありません。学校で学ぶ英語J・英語Nの教材と定期テストを土台として、自己紹介、質問応答、日本文化の説明、短い英作文へと活用することが大切です。公式ページに示される研修は教育プログラムの紹介であり、2026年度の渡航日程、参加条件、費用、個々の授業課題をすべて確定するものではありません。本記事では、学年別の実践課題と定期テスト対策を両立させる方法を解説します。
北星学園女子中学校のカナダプロジェクトとは
学校公式のカナダプロジェクト案内では、中学3年間の準備と現地での体験を通じ、英語力だけでなく協調性、主体性、プレゼンテーション力、課題発見・解決力を育てることを目指すと説明しています。英語で交流する能力は大切ですが、それだけでなく文化の違いを理解し、相手の話を聞く姿勢も重視されています。
中1から中3までの準備の流れ
公式ページは中1で自己紹介アルバム制作・JICA訪問・ファームステイ、中2でウポポイでの調査、中3で北海道大学訪問・カナダ語学研修・研修報告会という構成を紹介しています。活動内容と実施時期は年度により変更される可能性があるため、本人の学年の年間予定を確認してください。
中学1年のJICA訪問で学べること
学校はJICA北海道の「ほっかいどう地球ひろば」を訪れ、同世代の子どもたちや世界と自分とのつながりを考える機会を案内しています。英語学習では、調べた国や地域について事実を確認し、何を学んだかを短い文にまとめることができます。学校の訪問課題がすべて英語提出であるとは断定できません。
中学1年のファームステイとコミュニケーション
学校公式はファームステイを4〜5人程度のグループで農家に宿泊し、農作業の手伝いなどを経験する活動として紹介しています。初めて会う人と生活し、相手の話を聞き、自分から質問することは、将来のホームステイ準備にもつながります。年度ごとの訪問地・人数・実施条件は当年度の学校案内に従ってください。
カナダアルバムは暗記帳ではない
公式の事前プログラムには自己紹介アルバム(カナダアルバム)の制作が挙げられています。自分の家族、学校生活、興味、住んでいる地域など、相手に知ってほしい内容を整理するための活動と捉えるとよいでしょう。掲載する情報の範囲や写真の取り扱いは学校・家庭のルールを優先し、住所などの個人情報を無条件に公開しないことも重要です。
中1の自己紹介は三文から始める
My name is … / I live in Hokkaido. / I enjoy reading.のように、学校で習った基本文を組み合わせて自己紹介を作る練習ができます。文章を丸暗記するだけでなく、好きなものについて質問されたときに自分の言葉で答えられるか確認しましょう。例文は一般的な練習例であり、学校から指定された原稿ではありません。
自己紹介に質問を一つ加える
自分が話した後にWhat do you like?やHow about you?と相手へ尋ねる練習をすると、会話が一方通行になりにくくなります。発話が不安な生徒様は、まず一つの問いを聞いて答え、同じ問いを返すところから取り組みましょう。
中1の基本文法を会話でも使う
中学英語の肯定文・疑問文・否定文を学校の教材で学んだら、ノートの例文を自分の体験に置き換えます。語順が変わると間違える場合は主語と動詞を確認し、元の文を自力で書き直しましょう。会話練習を理由に文法の正確さを後回しにしないことが大切です。
北星女子の英語J・英語Nを区別する
学校が公開する中学課程のカリキュラムには中学1〜3年に英語J・英語Nが掲載されています。しかし一般公開の時間割だけでは、個別の学年でどちらにどの教科書を使い、何を評価するかまで確定しません。それぞれの授業の指定教材、プリント、小テスト、宿題を分けて整理しましょう。
中学2年のウポポイ学習と英語表現
学校公式のカナダプロジェクト案内は中2でウポポイを訪れ、アイヌの歴史・文化を学ぶ活動を紹介しています。カナダの先住民族との関連を考える視点も記載されています。文化や歴史を英語で説明する場合は、自分の印象だけで一般化せず、資料で確認できる事実と本人の考えを区別することが重要です。
文化紹介で避けたい単純化
日本にもカナダにも多様な文化や人々が存在します。英語で説明するときは「日本人は全員〜」「カナダでは必ず〜」のような決めつけを避け、何を調べ、どの資料に基づくかを確かめましょう。歴史的な背景や当事者の多様な見方がある題材については、学校の指導と信頼できる資料を優先します。
中2の英作文は根拠と理由を分ける
例えばI learned about … / I think it is important because …のような文型で、学んだ事実と考えたことを分けて書く練習ができます。最初は結論と理由の二文から始め、余力があれば具体例を加えます。学校の課題が日本語で指定されている場合には、勝手に英語で提出する必要はありません。
カナダ研修に向けて質問力を伸ばす
ホームステイでは説明を聞くだけでなく、自分から確認する力が重要です。What time is dinner?、Could you help me?など、生活場面で使える基本表現を練習します。現地での生活規則、安全に関する説明、食事の配慮は正式な学校の連絡方法を優先してください。
聞き取れないときに確認する表現
Could you say that again?やCould you speak more slowly?などは一般的な聞き返し表現です。聞き取れなかったときに黙って推測するより、相手に丁寧に確認しましょう。まず学校の音声教材を用い、質問の意味を聞き分ける練習から始めてください。
中3カナダ研修の公式紹介
学校公式の案内では中3のカナダ語学研修について、約10日間のホームステイ、午前中の語学研修、午後の地域活動、ホストファミリーとの交流などを紹介しています。これは公式ページが示すプログラム概要であり、毎年同じ滞在先・日数・行程になるという保証ではありません。実施の可否、旅程、費用、参加条件はその年度の正式資料で確認してください。
ホームステイで伝えたいことを準備する
自分の好み、学校生活、体調や予定の希望を短い英語で伝える練習が役立ちます。食物アレルギー、服薬などの重要事項は生徒様の会話だけに依存せず、必ず保護者様から学校の指定手続きを通じて伝えましょう。
日本文化を説明する準備
学校の紹介する現地交流では日本文化の紹介も含まれています。折り紙など身近な題材でも、何をするものか、どう楽しむかを二、三文で説明できます。実際に理解している内容から表現し、無理に難しい単語や専門用語を使わないことが大切です。
帰国後の研修報告へつなげる
学校公式は中3の研修報告会で体験や課題をまとめて発表する取り組みを紹介しています。中1・中2のうちから、経験したこと、学んだこと、次に改善したいことを整理する習慣をつけると、後の報告にも活用できます。報告会の発表言語や評価方法は学校の指示を確認してください。
英語J・英語Nの定期テストと両立する
海外研修への準備が大切でも、今の授業の語彙・文法・読解をおろそかにしてはいけません。学校の指定教材を優先し、返却答案を語彙、文法、読解、英作文、リスニングに分類してください。どの科目で何を問うかは実際の範囲表と先生の説明で確認しましょう。
テスト3週間前は学校の指定範囲を把握
試験範囲が発表されていれば、英語J・英語Nそれぞれのワーク、授業プリント、小テストを一覧にします。まだ公表されていない場合には、学校で学んだ内容を復習しましょう。カナダプロジェクトの提出物があるときは、期限も含めて計画します。
テスト2週間前は誤答の解き直し
問題集で間違えた問題を解説で確認したら、翌日に答えを隠して解き直しましょう。文法問題なら同じ語順を使う別の短文を書き、正解を覚えただけではないか確認します。
テスト1週間前は初見問題で確認
学校の範囲を復習した後、初めて見る短い文法問題・英作文で理解を確認します。動詞の形、語順、時制、綴りを見直しましょう。一般向けの学校案内から試験の配点や採点基準を推測しないことが重要です。
英検はカナダ研修への準備になるか
英検を通じて読解・リスニング・ライティング・面接を練習すれば、基礎的な英語力の確認につながります。しかし英検の特定級を取得すれば研修参加が保証されるという条件は、今回確認したカナダプロジェクトの公式案内にはありません。受験級の公式問題と学校の募集条件を別々に確認してください。
ケンブリッジ英語検定と英検は別
北星女子の英語教育ページではケンブリッジ英語検定の受検も紹介されています。一方、英検は日本英語検定協会が主催する試験です。両試験の級・スコア・評価方法をそのまま同じ尺度で比較せず、受験する試験の公式資料を確認しましょう。
毎日20分の追加学習例
学校の宿題が終わり、余力がある場合に単語確認5分、短い文法の再現5分、質問応答5分、言えなかった英文を書く5分といった配分が考えられます。これは学校の指定時間ではありません。カナダプロジェクトの準備と学校課題が重複する場合は、追加の問題を増やしすぎないようにします。
中1・中2に必要な学習の振り返り
一週間の終わりに、今週自力で書けるようになった英文、相手に質問できるようになった表現、まだ聞き取れない質問を各一つ選びます。時間だけを記録するのではなく、できるようになったことを確認すると、次の練習を具体的に決められます。
保護者様が学校へ確認したい事項
カナダプロジェクトの各年度の準備活動、研修の時期、費用、参加条件、渡航中の安全管理、連絡方法、英検等の資格の扱いを学校に確認しましょう。公式ページに「3年間の準備」があるからといって、すべての年にまったく同じプログラムが保証されるわけではありません。
慶英会独自30問|カナダ交流の英語と定期テスト対策
次は慶英会オリジナルの練習問題です。北星学園女子中学校の定期考査、カナダプロジェクトの正式課題、英検やケンブリッジ英語検定の実問題ではありません。学校の現在の英語J・英語Nの学習範囲に応じて取り組んでください。
問題1〜12:文法・語順
問1:My friend ( live / lives ) in Hokkaido.
問2:They ( is / are ) learning English.
問3:I ( visit / visited ) a museum yesterday.
問4:Did she ( went / go ) to school?
問5:We ( can / can to ) speak English.
問6:There ( is / are ) many people.
問7:I want ( learn / to learn ) about Canada.
問8:My sister enjoys ( cook / cooking ).
問9:I was nervous ( because / so ) I had never met them.
問10:We have studied English ( since / for ) three years.
問11:The story is ( interesting / interested ) to me.
問12:Canada is ( larger / large ) than Japan.
問題13〜20:書き換え・会話
問13:She lives in Sapporo. を疑問文にしなさい。
問14:They visited a museum yesterday. を否定文にしなさい。
問15:並べ替え:( do / you / what / like / ? )
問16:並べ替え:( when / we / can / meet / ? )
問17:「私は北海道に住んでいます」を英訳する。
問18:「私たちはカナダについて学びました」を英訳する。
問19:「もう一度言っていただけますか」と丁寧に英訳する。
問20:「もう少しゆっくり話してください」を丁寧に英訳する。
問題21〜26:短文読解
問21:【読解A】Mina made an album about her hometown. What did Mina make?
問22:【読解A】Mina made an album about her hometown. What was her album about?
問23:【読解B】Ken visited a farm because he wanted to learn about food. Why did Ken visit?
問24:【読解B】Ken visited a farm because he wanted to learn about food. Where did he go?
問25:【読解C】We went to a museum in May. We wrote a report afterward. When did we visit?
問26:【読解C】We went to a museum in May. We wrote a report afterward. What did we do afterward?
問題27〜30:意見・質問・学習計画
問27:行ってみたい場所と理由を英語2文で書く。
問28:自分の地域の好きな点と理由を英語2文で書く。
問29:ホームステイ先の人に好きな食べ物を丁寧に聞く英文を書く。
問30:英語の学校テストと研修準備が重なる場合の確認項目を日本語で二つ書く。
30問の全解答と短い解説
解1:lives。三人称単数My friendに合わせる。
解2:are。複数Theyに対応する。
解3:visited。yesterdayは過去を示す。
解4:go。Didの後は動詞原形。
解5:can。助動詞canの後にtoは不要。
解6:are。many peopleは複数。
解7:to learn。want to+動詞原形。
解8:cooking。enjoyの後は動名詞。
解9:because。緊張した理由を表す。
解10:for。three yearsは期間。
解11:interesting。話の性質を説明する。
解12:larger。thanを伴う比較級。
解13:Does she live in Sapporo? Doesの後は原形。
解14:They did not visit a museum yesterday. did not+原形。
解15:What do you like? 疑問詞+do+主語+原形。
解16:When can we meet? 疑問詞+助動詞+主語。
解17:I live in Hokkaido. 主語I+一般動詞live。
解18:We learned about Canada. learn aboutの過去形。
解19:Could you say that again, please? 聞き返し表現。
解20:Could you speak a little more slowly, please? 速度の調整。
解21:An album about her hometown. madeの目的語が根拠。
解22:Her hometown. aboutの後の表現。
解23:Because he wanted to learn about food. 理由はbecause以下。
解24:To a farm. visited a farmが根拠。
解25:In May. in Mayが日時を示す。
解26:We wrote a report. 書いた内容を抜き出す。
解27:例:I want to visit Canada. I want to learn about its nature. 別解可。
解28:例:I like the parks in my town. They are quiet and beautiful. 別解可。
解29:例:What food do you like? 相手への質問になれば別解可。
解30:学校の試験範囲・提出期限、研修の公式課題・予定を確認する。
間違えた問題は翌日と3日後に解き直し、同じ文法で語句を変えた類題も作ってください。問1〜20は英文の形、21〜26は本文の根拠、27〜29は本人の事実に基づく英作文、問30は学習計画の判断です。これら30問の正答率を校内テスト得点や英検合否の予測値に換算しないでください。
英語J・英語Nとカナダ準備の21日間復習計画
| 期間 | 学校英語 | 海外交流の準備 |
|---|---|---|
| 21〜15日前 | 学校の試験範囲・提出課題を確認 | 研修に関する現行の指定課題を照合 |
| 14〜8日前 | 返却答案の誤答を翌日再テスト | 自己紹介と質問を短く練習 |
| 7〜4日前 | 初見の読解・語順・英作文を練習 | 相手の質問を聞き返す練習 |
| 3日前〜前日 | 学校の必須課題と弱点語彙に絞る | 新しい教材を増やしすぎない |
| 返却後 | 失点の原因を分類し3日後に再復習 | 英文の正確さを改善 |
これは慶英会が考案した一般的な学習モデルであり、学校の正式な試験日程やカナダプロジェクトの課題ではありません。学校からの配布資料と当年度の予定を優先してください。
よくある質問:北星学園女子中学校のカナダ研修は中3ですか
学校公式のカナダプロジェクトでは中3にカナダ語学研修を配置し、中1・中2は段階的な準備活動を行う構成です。実施年度の日程と参加条件は学校からの案内を優先してください。
よくある質問:中1は何を準備しますか
公式案内には自己紹介アルバム、JICA訪問、ファームステイが掲載されています。家庭の英語学習では学校で習った基本文を自己紹介や質問応答へ活用する方法があります。
よくある質問:中2のウポポイでは英語を使いますか
学校公式はアイヌの歴史・文化についての調査を紹介していますが、すべての活動が英語で実施されるとは記載していません。実際の使用言語と提出条件は学校の指示を優先してください。
よくある質問:英検の取得級はカナダ研修の条件ですか
今回確認した公式のカナダプロジェクト紹介だけでは必須の英検級を確定できません。研修の正式な参加条件を確認してください。
よくある質問:NEW TREASUREは使用されていますか
学校公式のカナダプロジェクトと中学教育課程の案内だけでは、現在の中1・中2のNEW TREASURE採用を確認できません。学校で配布された教科書・副教材を確認してください。
北星学園女子中学校の英語でお悩みの保護者様へ
慶英会では中高一貫校の英語、定期テスト、英作文、英検対策に対応したオンライン個別指導を行っています。慶應義塾大学卒・英検1級の塾長が学習方針に携わり、毎日のLINE学習サポートも提供しています。学校で使用している教材と返却答案を確認し、基本文法を身に付けながら自己紹介・質問応答・英作文へつなぐ計画を検討できます。最大1か月の無料体験は慶英会公式サイトをご確認ください。慶英会と北星学園女子中学高等学校に公式な提携関係はありません。
個別指導をご検討の保護者様へ:学校の英語J・英語Nの教材と返却答案、本人の質問応答の状況から弱点を整理します。最大1か月完全無料体験・学習相談はこちら。体験の対象・回数・日程・担当講師・料金と条件は慶英会公式サイトの最新情報を確認してください。慶英会は学校との公式提携機関ではありません。
関連記事:北星学園女子中学校の英語・定期テスト対策、北海道中高一貫校11校の英語比較。
参考にした主な公式情報
北星学園女子中学高等学校|カナダプロジェクト。北星学園女子中学高等学校|中学教育課程(英語J・英語N)。北星学園女子中学高等学校|北星女子の英語。日本英語検定協会|英検。北星学園女子中学高等学校|中学の学校行事一覧。情報確認日:2026年10月16日。学年の実施内容・研修条件・英語教材は当年度の公式配布資料を優先してください。
