英語入試で合格した中1がスピーチを発表できないとき|原稿例・質問8問・表現15例と14日間対策

37〜55分

編集・運営:慶英会公式ブログ(運営・編集方針)

英語入試・英検利用入試で中高一貫校に合格した中学1年生でも、「英語スピーチの原稿を自分で書けない」「全文を覚えても一語忘れた途端に止まる」「教室の前では声が小さくなる」と悩むことがあります。英検の面接で質問に答える力と、自分の経験や意見を一定時間かけて教室で発表する力は同じではありません。 まず学校の正式なテーマ・発表時間・原稿やメモの使用可否・評価基準を確認し、本人が実際に経験したことを「主題→理由→具体例→結論」に整理しましょう。そのうえで意味のまとまりごとに話し、原稿を閉じても順序を思い出せるように練習します。本記事は英検3級の公式出題形式を確認し、独自スピーチ原稿例2本、具体的な表現15例に加え、英語の質問に答える練習8問と解答、14日間の準備・定期テストの両立方法を紹介します。

英語入試合格や英検取得だけでは授業の発表力は決まらない

日本英語検定協会は英検3級を中学卒業程度の目安とし、一次試験で読む・聞く・書く技能、二次試験で話す技能を測ります。二次は約5分の個人面接で、英文の音読、パッセージやイラストに関する質問、身近なことに関する質問などで構成されます。一方、学校のスピーチ課題は、自分で調べたテーマを説明する、経験を紹介する、聞き手へ意見を伝えるなど形式がさまざまです。英検3級の面接経験があっても、長めの原稿を整理し、教室全体へ発表する練習は別に必要です。

最初に確認する学校の課題条件

1.発表時間

30秒・1分・3分など学校の指示に従います。時間を推測で決めず、原稿を声に出して測定しましょう。

2.テーマと必要な内容

自己紹介、学校行事、好きな本、社会問題など、求められる内容が異なります。

3.原稿・メモの使用可否

暗記必須か、メモを見てもよいか、スライドを使うか確認します。

4.評価基準

内容・構成・発音・流暢さ・質疑応答など、学校が示す観点を優先します。

5.提出物と締切

原稿、録音、スライド、事前課題の締切を管理します。

スピーチは4段階で組み立てる

1.最初の一文で話題を示す

Today, I’d like to talk about my favorite book.のように、話す内容を早めに明確にします。長い挨拶や抽象的な言葉を増やす必要はありません。

2.自分の考えや経験を一つ述べる

I like this book because its story is exciting.など、話題についての意見と理由を伝えます。無理に難しい単語を選ぶより、理解している英文を使う方が発表しやすくなります。

3.具体例で説明する

For example, the main character helps her friends.のように、具体的な出来事を一つ選んで伝えます。例が多すぎると制限時間を超えやすいため注意しましょう。

4.最後に伝えたいことをまとめる

That is why I recommend this book.などで話の結論を述べます。内容が途中で大きく変わらないよう、導入と結論を対応させます。

独自練習:スピーチに使える英文15例

次の15例は家庭練習用に独自作成した表現です。英検や特定中学校の公式問題を転載したものではありません。英文の意味を理解し、本人の経験や課題テーマに合わせて書き換えてください。

表現1:導入

英文:Today, I’d like to talk about my favorite subject. 意味:今日は私の好きな教科について話します。 練習:subjectをbookやsportに変えて別のテーマを作ります。

表現2:主題提示

英文:My favorite subject is science. 意味:私の好きな教科は理科です。 練習:scienceを別の教科に置き換えて練習します。

表現3:理由

英文:I like science because I enjoy experiments. 意味:実験が楽しいので理科が好きです。 練習:becauseの後に自分の理由を書きます。

表現4:具体例

英文:For example, we learned about plants last week. 意味:例えば先週、植物について学びました。 練習:last weekの時制と動詞を確認します。

表現5:経験の振り返り

英文:This experience taught me something important. 意味:この経験から大切なことを学びました。 練習:何を学んだのか次の文で説明します。

表現6:過去との比較

英文:I used to be afraid of speaking English. 意味:以前は英語を話すのが怖かったです。 練習:used toの意味と後に続く動詞原形を確認します。

表現7:逆接

英文:However, I decided to practice every day. 意味:しかし毎日練習すると決めました。 練習:howeverを使う理由があるか確認します。

表現8:変化の出発点

英文:At first, it was difficult for me. 意味:初めは私にとって難しいことでした。 練習:何が難しかったのか具体的にします。

表現9:変化

英文:After a few weeks, I became more confident. 意味:数週間後、以前より自信がつきました。 練習:事実に合わせて期間を変更します。

表現10:聞き手への働きかけ

英文:I want to share this idea with my classmates. 意味:この考えをクラスメートと共有したいです。 練習:share A with Bの語順を確認します。

表現11:構成予告

英文:There are two reasons for my opinion. 意味:私の意見には二つの理由があります。 練習:理由を本当に二つ述べる場合に使います。

表現12:第一の理由

英文:First, reading books helps me learn new words. 意味:まず読書は新しい単語を学ぶ助けになります。 練習:主語のreadingは動名詞です。

表現13:第二の理由

英文:Second, books give me new ideas. 意味:次に本は新しい考えを与えてくれます。 練習:FirstとSecondの対応を確認します。

表現14:結論

英文:That is why I want to keep learning. 意味:だから私は学び続けたいのです。 練習:導入の主張と一致させます。

表現15:締め

英文:Thank you for listening. 意味:聞いてくださってありがとうございました。 練習:学校の指示がある場合はそれに合わせます。

1分スピーチの原稿例:好きな教科

Hello, everyone. Today, I’d like to talk about my favorite subject. My favorite subject is science because I enjoy experiments. Last week, we learned about plants. I was surprised to learn how plants grow. Science helps me understand the world around me. I want to learn more about nature in junior high school. Thank you for listening.

この英文は独自作成した練習原稿です。実際に1分で収まるかは話す速度や間の取り方によって変わるため、学校指定の発表時間に合わせて加筆・削除します。内容を説明できない単語や自分の経験と異なる部分は必ず修正してください。

暗記で止まる生徒はキーワードを覚える

原稿を完全に一語一句暗記する方法は、学校の指示で暗唱が求められる場合に必要です。しかし自由発表でメモが認められているなら、topic、reason、example、messageのように話の順序を示すキーワードを覚える方法もあります。途中で一語忘れても、次の内容に進めるように、原稿を意味のまとまりで区切って練習してください。

発音の練習は意味の区切りと一緒に行う

聞き手へ内容を伝えるには、単語の音だけでなく、どこで短く区切るかも重要です。たとえばI like science / because I enjoy experiments.のように主張と理由を分けて練習できます。ただしポーズの位置は意味を損なわないようにし、過度に一語ずつ区切らないようにします。学校が評価する発音・リズム・イントネーションは、配布されたルーブリックを優先してください。

緊張で声が出ない場合の段階的練習

まず一人で一文を読み、次に録音して聞き返します。その後、保護者様の前で短い部分を話し、最後に本番に近い形式で全体を発表します。発表が極端な負担になっている場合は無理に回数を増やさず、先生と相談して準備方法を調整してください。

原稿を読むだけでは質疑応答に対応できない

学校の課題に質問への応答が含まれる場合、原稿の内容についてWhy did you choose this topic?、What did you learn?などの質問に答える練習が必要です。質問を聞き取れない場合は丁寧に聞き返し、理解できたら短い一文で答えます。英検3級の面接練習は質問に応じて話す基礎の参考になりますが、学校のプレゼンテーションの評価方法と同一ではありません。

独自モデル原稿②:中2向け「英語スピーチが苦手だった経験」

次は慶英会の自主練習用に創作した架空の生徒の原稿です。本人が実際に経験していないことを自分の発表として提出するものではありません。学校指定のテーマ・語数・学年進度に合う場合に構成を参考にしてください。

  • Hello, everyone. Today, I want to talk about a change in my life.
  • I used to feel nervous when I spoke English in front of others.
  • I was afraid of making mistakes, so I often spoke quietly.
  • One day, our teacher asked us to explain our favorite books.
  • I practiced with my friend after school and asked her for advice.
  • At first, speaking was difficult, but I learned to pause between my ideas.
  • After a few weeks, I felt more comfortable speaking in class.
  • I still make mistakes, but I can tell people what I think.
  • This experience taught me that small steps can make a difference.
  • Thank you for listening.

この原稿では、「以前の困難→きっかけ→自分が実際にしたこと→変化→学んだこと」をつなげています。used to、asked us to、接続語などの未習表現があれば、I was nervous. / I practiced with my friend. など本人が学校で習った短文に置き換えてください。英語の語数だけで発表時間は確定しないため、声に出して測定します。

暗記で止まる場合の「意味のまとまり」復元法

  • 1段階目:導入・理由・出来事・結論の4つを日本語で説明する。何を話すか理解する。
  • 2段階目:各まとまりを英文2文ずつ音読してから、原稿を閉じて再現する。
  • 3段階目:学校でメモが認められるなら、各まとまりを英語1〜2語のキーワードとして記録する。暗記指定なら内容の順序を頭の中で思い出す。
  • 4段階目:聞き手1人の前で最後まで発表し、必要に応じて2人以上へ増やす。
  • 5段階目:本番を想定して時間を測り、聞き手が内容を説明できるか確認する。

British Councilの英語口頭発表ガイドでも、短く明確な文、適切な間、速度の調整、聞き手への視線、許される場合の簡潔なメモなどが推奨されています。これは特定の中高一貫校のスピーチ採点項目ではありません。学校が原稿・メモの使用を禁止している場合は、その規定に従ってください。

発表後に質問されたときの独自8問と模範応答

スピーチ後の質疑応答が正式な課題に含まれる場合に使用する慶英会独自問題です。英検3級の実物問題ではありません。質疑応答がない学校課題では、原稿の意味を本人が理解しているか確かめる補助として使ってください。

  • Q1:Why do you like this subject? 自分の理由を伝える。
  • Q2:What did you do last weekend? 過去の体験を答える。
  • Q3:What was difficult for you? 苦手だったことを伝える。
  • Q4:How did you practice? 練習方法を答える。
  • Q5:Who helped you? 手助けしてくれた人を答える。
  • Q6:What did you learn from this experience? 学んだことを述べる。
  • Q7:What will you do next? 今後の計画を答える。
  • Q8:相手の質問が聞き取れない。英語で聞き返す。

質問8問の解答例と文法ポイント

  • Q1:Because I enjoy learning about nature. 理由をbecauseで答える。
  • Q2:I read a book about animals. last weekendに合わせた過去形read。
  • Q3:Speaking in front of others was difficult for me. 主語の動名詞とwasを確認。
  • Q4:I practiced with my friend after school. 過去の自分の行動。
  • Q5:My friend helped me. 質問のWhoに人物を答える。
  • Q6:I learned that practice is important. 学んだ内容を説明。
  • Q7:I will practice speaking English every week. 今後の予定にwillを使用。
  • Q8:Could you repeat the question, please? 丁寧に質問を聞き返す。

Q1〜Q7は架空の学習者に合わせた解答例です。本人の経験が異なる場合は答えを変えてください。発表原稿に書かれている事実の丸暗記だけでなく、質問に合う主語・動詞・時間表現を自分で組み立てられるかを点検します。

発表の自己点検表:評価の推測ではなく修正行動へつなぐ

  • 内容:学校の課題テーマに合い、主張・理由・具体例がつながっているか。
  • 英文法:主語・動詞・時制・否定・語順が意味に合っているか。
  • 話し方:速すぎず、意味の区切りで短い間を取り、聞き手が聞き取れる声か。
  • 条件:学校の制限時間・原稿やメモの扱い・提出期限を守っているか。

上記は家庭向けの自己点検例です。配点や学校公式の評価ルーブリックではないため、学校が配布したものがある場合はそちらを優先してください。保護者様は「発音を完璧に」と漠然と指摘するより、「最初の一文をゆっくり」「becauseの前に一呼吸」など、直せる行動を1つ選んで伝えましょう。

定期テスト勉強へ転換:暗記した原稿を英作文の理解に戻す

たとえば「I decided to practice every day.」が原稿にある場合、decided to+動詞原形を理解したうえで「I decided to read a book.」と別の内容に言い換えてください。原稿を暗唱できても、学校の定期考査では主語・動詞・時制・スペルを正しく書く必要があります。発表練習の翌日に学校ワークの同型問題を1つ解き直すと、発話と筆記を分けて確認できます。

関連する学習:英語入試後の英文和訳で減点される場合

英語スピーチとは別に、英検3級取得者でも主語・時制・修飾を日本語で正確に訳せない場合は、英語入試合格後の英文和訳・20問の誤訳診断をご覧ください。話す技能と読む・訳す技能の両方を、学校の答案で失点した箇所から改善します。

2週間でスピーチを仕上げる計画

1日目:課題条件の確認

制限時間、提出物、使用可能なメモ、評価観点を確認します。

2日目:テーマと主張を決める

自分が本当に知っている題材を選び、一文で伝えたい内容を書きます。

3日目:理由と具体例を考える

主張を支える理由を一つか二つ選びます。

4日目:英文の下書きを作る

短い文で導入・本文・結論をつなぎます。

5日目:文法と綴りを確認

時制、三人称単数、冠詞、語順を見直します。

6日目:意味のまとまりで音読

どこで短く区切るか決め、意味を確認します。

7日目:時間を測って読む

指定時間を超える場合は繰り返し部分を削ります。

8日目:キーワードだけで話す

原稿を見ない練習が許される課題なら、要点だけで発表します。

9日目:視線と声の大きさ

聞き手を想定し、伝わる声量と話す速度を確認します。

10日目:質問への回答

原稿の内容について三つの質問を作り、短く答えます。

11日目:初見の質問に対応

保護者様が追加の質問を行い、答えの組み立てを練習します。

12日目:本番形式で実施

学校指定の原稿・メモ・スライドの条件を守り、通して話します。

13日目:改善点を一つに絞る

発音・内容・時間のうち重要な一点だけ改善します。

14日目:仕上げと休息

最後に通し練習を行い、無理に新しい表現を増やさず本番に備えます。

英語スピーチと定期テスト勉強を両立する

学校のスピーチ課題がある週でも、単語小テストや文法・読解の学習を中断する必要はありません。授業で習った語句や文法をスピーチに使えば、発表準備と学校英語の復習を結び付けられます。ただし発表の練習に時間をかけすぎて、提出物や定期テストの準備が遅れないようにしてください。

NEW TREASUREを使う学校での注意点

中高一貫校の英語教材としてNEW TREASURE(ニュー・トレジャー)を使う学校もありますが、すべての学校で採用されているわけではありません。学校で使用する教材の名称・版・Stage・課題範囲を配布資料で確認してください。教科書の例文をスピーチへ応用する際も、内容が本人の考えと合うように調整しましょう。

よくある質問

Q. 英検3級を持っているのにスピーチが苦手なのは問題ですか?

A. 珍しいことではありません。英検の面接と教室での自由発表は課題の形式が違います。

Q. スピーチは全部暗記する必要がありますか?

A. 学校の指定によります。暗唱課題なら暗記が必要ですが、メモを使用できる自由発表なら要点を覚える練習も可能です。

Q. 発音が完璧でないと評価は下がりますか?

A. 評価基準は学校によります。配布されたルーブリックを優先し、内容が伝わる発話を目指しましょう。

Q. 原稿をAIで作れば早く完成しますか?

A. 下書きの整理には使えますが、本人が意味を説明でき、実体験と一致し、学校の利用規定に従うことが必要です。

Q. 中1のうちから長い英語スピーチを練習すべきですか?

A. 学校課題と現在の英語力に合わせ、まず短い説明を正確に伝えるところから始めましょう。

英語入試合格後の発表・英作文・定期テストをまとめて支える

慶英会では、英語入試や英検利用を経て中高一貫校へ進学した中学1・2年生を対象に、学校指定教材、英語スピーチ、英作文、英検、定期テストのオンライン個別指導を提供しています。原稿を完成させるだけでなく、本人が内容を理解して自分の言葉で伝えられることを重視します。最大1か月の無料体験については慶英会公式サイトをご確認ください。

British Council LearnEnglish Teens|Oral presentation(英語スピーチの練習)

参考にした主な公式情報

日本英語検定協会|英検3級の二次試験・測定技能・評価観点

日本英語検定協会|英検3級の試験内容・公式サンプル

確認日:2026年10月12日。英検3級の個人面接と学校の自作スピーチを区別して説明しています。本文の英文15例・スピーチ原稿例・質問8問と解答・14日間計画は慶英会独自の自主学習教材です。学校の課題条件・評価基準は各校の正式な指示を優先してください。

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