英検3級面接のNo.4・No.5で沈黙してしまう理由
英検3級の二次面接で「No.4・No.5になると急に沈黙する」「質問は聞こえているのに自分の答えを思いつけない」と悩む中高一貫校の中1・中2は、聞き取れない/意味は分かるが内容を決められない/英語にできない/完璧に話そうとして止まるという4つの原因を分けて練習することが重要です。日本英語検定協会によれば、3級の面接は約5分、No.4・No.5は日常生活の身近な事柄について尋ねる2問で、カードの話題と無関係な質問も含まれます。問題カードを裏返した後なので、本人の経験をもとに答えます。質問によっては一文の直接的な返答で十分な場合があり、すべての回答にbecauseや理由2つを付ける義務はありません。まず疑問詞・時制・Yes/Noを判定し、短く的確に答え、必要なら理由や具体例を一つ添えることから始めましょう。本記事ではNo.4・No.5に特化し、沈黙の原因別診断、独自20問と解答例、21日間の練習、学校英語への戻り先を示します。
公式形式:No.4・No.5は受験者自身のことを尋ねる
日本英語検定協会の公式試験内容によると、3級の二次試験は面接委員1人との個人面接で約5分です。音読と五つの質問に答え、最後の二問は日常生活の身近な事柄についての質問です。カードの話題と直接関係しない内容も含まれるため、パッセージを暗記しているだけでは対応できません。質問の文型や答える内容は固定されていません。学校生活、趣味、休日の予定、家族や友人など身近な題材で応答する練習が必要です。
No.4・No.5だけが弱いか、聞き取りから確認する
まず模擬面接で、質問を聞き取った直後に日本語で意味を説明できるか試します。意味が分からないなら疑問詞や基本語彙の聞き取りが課題です。意味は分かるが何を話すか決まらないなら内容整理の練習、言う内容はあるが英文にできないなら学校文法と短文作成の練習を優先しましょう。誤答原因を分けずに模範回答だけ暗記すると、初めて聞く質問で再び止まることがあります。
No.4・No.5で沈黙する原因は4種類|模擬面接の診断表
| 止まる原因 | 見分け方 | 翌日の練習 |
|---|---|---|
| 質問そのものが分からない | 疑問詞・助動詞・時制が聞き取れない | Who / Where / When / Why / How often を1問ずつ口頭で区別する |
| 意味は分かるが内容が浮かばない | 自分の生活から例を一つ選べない | 昨日・学校・家族・休日の実例を日本語で1語だけ決める |
| 内容は浮かぶが英文を作れない | 疑問文への応答・過去形・be going toが不安 | 学校の既習文法を使い、主語+動詞の一文から開始 |
| 答えはあるが黙ってしまう | 間違わない長文を頭の中で完成させようとする | まず質問に直接一文で答え、補足は必要なときだけ |
この診断表は慶英会が作成した家庭学習のための分類で、英検協会の採点表ではありません。練習では保護者様が一問を読み上げ、①日本語で質問内容を言えるか、②答える内容を決められるか、③学校で習った英語で一文にできるか、④続けて自然な補足ができるかを個別に記録してください。No.4・No.5はカードを裏返してから答える問題です。聞き取れないときの自然な聞き返しは英検協会が認めていますが、不自然な反復は評価に影響する場合があります。
最初の一文は質問に直接答える
質問がDo you like reading books?なら、Yes, I do.またはNo, I don’t.のようにまず立場を明確にできます。What do you usually do after school?なら、I usually play tennis.など質問の種類に合わせて答えます。すべての問いにYesやNoで答えられるわけではないため、質問に含まれる疑問詞と動詞を確認してください。長い説明から入るより、まず適切な一文を伝えてから必要に応じて理由や具体例を加える方法が実践的です。
理由は難しくせず、becauseで短く伝える
意見や好みを尋ねられた場合、理由を簡潔に付ける練習が役立ちます。例えばI like science because I enjoy experiments.やI want to visit Kyoto because I like old buildings.のような文です。これは公式の定型回答ではなく、練習用の表現例です。内容を長くするよりも質問との関係が明確か、本人の言葉で説明できるかを大切にしてください。
具体例を一つ足す練習
理由に具体例を加える場合も、難しい構文は必要ありません。I like sports. I play basketball with my friends on Sundays.のように、何を・誰と・いつするかを補います。学校の英語で学んだ現在形、頻度を表す語、前置詞を活用できます。ただし面接で必ず一定語数を話す必要があると考えるのは避け、質問の内容と面接委員の指示に従って答えましょう。
独自練習1:放課後の過ごし方
以下の質問は本記事の独自練習であり、英検の過去問題を再現したものではありません。Question: What do you usually do after school? 解答例: I usually play the piano at home. I practice for about thirty minutes. 最初の文で活動を答え、次の文で具体的な習慣を説明します。自分の実際の活動に置き換えて声に出してみましょう。
独自練習2:好きな教科
Question: What subject do you like best? 解答例: I like science best because I enjoy learning about animals. 科目と理由が自然につながっています。scienceをEnglishやhistoryに変え、理由も合わせて作り直す練習をしてください。科目だけを答えて止まる場合は、好きな理由を一つ思い付く練習を加えましょう。
独自練習3:休日の予定
Question: What are you going to do next Sunday? 解答例: I am going to visit my grandparents. We will have lunch together. この質問では未来の予定を尋ねられています。普段の習慣を述べる現在形の質問と区別し、be going toなど学校で学んだ未来表現を使って答えます。
独自練習4:友達との活動
Question: Do you like studying with your friends? 解答例: Yes, I do. We can help each other when we have difficult homework. 一文目で質問に答え、二文目で理由を伝えます。反対の立場も練習しましょう。No, I don’t. I can concentrate better when I study alone.のように、異なる答えでも筋道が通ります。
独自練習5:読書
Question: Do you often read books? 解答例: Yes, I do. I often read stories before going to bed. 頻度を尋ねる質問では、何をいつするかが具体例になります。実際には本をあまり読まない場合、No, I don’t. I usually listen to music in my free time.のような別の答えも考えられます。
独自練習6:行きたい場所
Question: Where would you like to go on vacation? 解答例: I would like to visit Hokkaido because I want to see beautiful nature. Whereという疑問詞を確認して場所を答え、余裕があれば理由を続けます。場所の名前だけでなく、どのような経験をしたいかを短く説明する練習にもつながります。
独自練習7:家での手伝い
Question: How do you help your family at home? 解答例: I wash the dishes after dinner. Sometimes I also clean my room. Howはここではどのような手伝いをするかを尋ねています。毎回Becauseで始めるのではなく、質問に合う具体的な行動を答えましょう。
独自練習8:将来やってみたいこと
Question: What would you like to learn in the future? 解答例: I would like to learn how to cook because I want to make meals for my family. この質問は将来学びたいことを尋ねます。将来の予定や希望を話す際には、現在の習慣と時制や表現を混同しないことが重要です。
質問を聞き返すときの注意
公式の面接案内では、自然な流れの中で行う聞き返しと、不自然な聞き返しは区別されています。聞き取れないときにPardon?などを使う練習はできますが、同じ質問を何度も繰り返してもらうことに頼るべきではありません。疑問詞、主語、動詞を聞き取る練習を普段から行い、聞き返しの後は可能な範囲で応答を完成させましょう。
答えが思い付かないときは身近な経験に戻る
抽象的な主張を考えようとして止まる場合は、学校、家族、友人、趣味、休日といった自分の生活に結びつけます。例えば環境について問われたら、ゴミを分別する、水を節約するなど実際に説明しやすい行動から考えます。ただし質問を勝手に別の内容へ変えないことが重要です。求められた答えと関係する具体例だけを選びましょう。
発音や文法を気にしすぎて沈黙しない
語彙や文法の正確さは重要ですが、長い文を完璧に作ろうとして何も話せない状態を避けましょう。学校で習った基本文を正確に作り、必要な情報を短く伝える練習から始めてください。一方、短い英語なら何でもよいわけではありません。質問に対して意味が通ることが最優先です。練習後に文法を直し、同じ意味をより自然に言えるよう改善していきます。
21日間の練習:第1週は質問理解を固める
1日目は3級の公式サンプルで面接全体の流れを確認します。2日目はWhat・When・Where・Who、3日目はWhy・Howの質問に短く答える練習をします。4日目はYes・No形式、5日目は学校生活、6日目は趣味と休日の質問を練習し、7日目に短い模擬面接を行います。最初は返答の長さより質問の意味を正しく理解できるかを確認してください。
21日間の練習:第2週は理由・具体例を加える
8〜9日目はbecauseを使った理由の説明、10〜11日目はいつ・どこで・誰とするかという具体例の追加を練習します。12日目は現在・過去・未来の質問を聞き分け、13日目は初見の質問に応答します。14日目は模擬面接を行い、質問を聞き取れなかったのか、内容を考えられなかったのか、英文にできなかったのかを記録しましょう。
21日間の練習:第3週は初見対応
15〜17日目は学校・趣味・旅行・将来の題材から初見質問を出し、答えが重複しないようにします。18日目は発音と声量、19日目は必要な聞き返し、20日目は入室から退出までの面接全体の流れを練習します。21日目は本番同様の通し練習を行い、No.4・No.5の回答開始までに時間がかかる場面が減ったか確認してください。21日間での合格は保証できません。
中高一貫校の定期テストと両立する
学校の英語の定期テストが近い場合は、面接練習のために学校の小テストや指定課題を放置しないことが重要です。教科書の疑問文に答え、学校生活について短い英文を作る学習は、3級面接と重なる部分があります。学校がNEW TREASURE(ニュー・トレジャー)などを使用しているかは実際の指定教材を確認し、学校名だけから採用を断定しないでください。試験前は面接練習を一日5〜10分の口頭練習に絞る方法もあります。
保護者様が確認すること
No.4・No.5が苦手な場合、英語力全体が不足していると即断せず、聞き取り、考える力、英語表現のどこで止まるかを分けて確認しましょう。模範解答を言えるかだけでなく、初めて聞く質問にも短い英文で答えられるかが重要です。学校の単語・文法でつまずいている場合は、その部分を補うことが面接練習にもつながります。
追加12問・全解答|初見質問で沈黙しない練習(計20問)
以下は慶英会が独自作成した質問9〜20です。上の独自練習1〜8と合わせて20問になります。英検3級の本試験でNo.4・No.5は合わせて2問であり、20問はあくまでも家庭用の練習量です。これらの質問・解答は英検協会の過去問や実際の面接を再現したものではありません。一文で十分な質問にまで理由を2つ付ける必要はありません。まず答えた内容が問いに合うかを確かめ、追加の説明が必要なときだけ補足してください。
| 問 | 独自の初見質問 | 短い解答例 | 疑問詞・時制の手がかり |
|---|---|---|---|
| 9 | How did you come to school today? | I came by train. | How did=今日の移動方法。cameはcomeの過去形。 |
| 10 | When did you last visit a museum? | I visited a museum last summer. | When=時。経験がなければI have never visited one.など事実に合う回答も可能。 |
| 11 | Who do you usually talk with at lunch? | I usually talk with my classmates. | Who=相手を尋ねる。現在形で習慣を答える。 |
| 12 | Do you often cook at home? | No, I don’t. I usually help with the dishes. | Yes/Noに直接答えてから任意の具体例。 |
| 13 | What are you going to do this weekend? | I’m going to play basketball with my friends. | be going toで予定を答える。 |
| 14 | Which do you prefer, cats or dogs? | I prefer dogs. | 二択の質問には片方を直接選ぶ。理由は必須ではない。 |
| 15 | How often do you help at home? | I help at home twice a week. | How often=頻度を答える。 |
| 16 | Why do you want to learn English? | Because I want to make friends from other countries. | Whyには理由。Because…だけで返答する自然さも考える。 |
| 17 | Have you ever been to another country? | No, I haven’t. | Have you ever …?は経験を尋ねる現在完了。 |
| 18 | What did you do last Sunday? | I stayed home and read a book. | didとlast Sundayに合わせ過去形を使う。 |
| 19 | Would you like to live in another country? | Yes, I would. | Would you like to …?は希望。No, I wouldn’t.も可。 |
| 20 | What kind of music do you like? | I like pop music. | What kind of …?は種類を尋ねる。 |
各問について①質問を聞き取る、②疑問詞や時制を日本語で説明する、③まず短く答える、④理由や例を付ける必要がある場合だけ加える、⑤本人の実際の経験へ回答を変更する順に練習します。録音・再生で回答までの沈黙の原因を記録しましょう。面接本番の録音は禁止されていますので、音声記録は家庭練習だけにしてください。
よくある質問
Q:英検3級面接は何分ですか? A:公式案内では約5分です。Q:No.4・No.5はどんな問題ですか? A:日常生活の身近な事柄についての質問です。Q:自分の経験を長く説明しないと不合格ですか? A:一律の長さを決めつけず、質問に適切に答え、必要な情報を分かりやすく伝えることが大切です。Q:答えを丸暗記すればよいですか? A:初見の質問に対応できるよう、文の型を応用する練習をしましょう。
学校英語と3級面接を両立したい方へ
慶英会では中高一貫校の定期テストと英検3級面接対策を、学校教材や生徒様の理解度に合わせて検討しています。質問を聞き取る段階、自分の答えを決める段階、英文にする段階を分けて練習することで、必要な対策を具体化できます。オンライン個別指導と最大1か月完全無料体験については慶英会公式サイトをご覧ください。
関連記事との使い分け:英検3級二次面接の全体像と幅広い質問の練習は「英検3級二次面接の質問20問」、20秒黙読と約30語の音読・No.1は「英検3級面接の音読練習」をご覧ください。本記事はNo.4・No.5に絞って、質問が聞き取れているのに沈黙する原因を切り分け、21日間で「質問理解→短い返答→必要な補足」の練習を行うための教材です。
参考にした主な公式情報
一次情報:日本英語検定協会「英検3級の試験内容・面接の受け方」/「3級の公式過去問・二次試験サンプル」。2026年10月12日確認。No.4・No.5では問題カードを裏返して日常生活に関する質問に答えます。学校での使用教材・試験日程は本人への配布資料が優先です。この記事の独自20問は実際の英検の面接問題を転載・再現したものではなく、合格を保証しません。