割合と比では、まず何を基準の1にするかを確かめます。大学生講師は、百分率の計算だけでなく、基準量が変わると同じ二つの数でも割合が変わる例を用意しましょう。
例1:値引きの基準量
定価2,000円の商品が20%引きなら、値引き額は2,000×0.2=400円、支払額は1,600円です。20%が何に対する割合かを聞きます。『20%引きの値段』を400円としたら、値引き額と支払額を混同しているので、元の2,000円を全体の帯として描きます。
例2:戻すと同じ百分率にならない
1,600円を2,000円へ戻すには400円増えますが、1,600円を基準にすると400÷1,600=0.25で25%増です。20%引きのあと20%増やせば元に戻る、とはなりません。1,600×1.2=1,920円と実際に計算し、二回の基準量が違うことを確認します。
例3:比から全体の割合へ
赤い玉と青い玉の個数の比が2:3で、全部で25個なら、比の合計5に対して1あたり5個。赤10個、青15個です。赤は青の2/3ですが、全体の2/5=40%です。『赤の割合は?』だけでは基準が曖昧なので、何に対する割合を尋ねるか明示します。
同じ図で式と言葉を合わせる
25個を5区分に分け、赤が2区分、青が3区分と示します。割合=比較する量÷基準量という関係に、赤10÷全体25と赤10÷青15をそれぞれ当てはめます。式を暗記している生徒にも、分母が何を意味するか説明してもらいます。
講師の確認リスト
%を小数へ直すとき100で割ったか。増えた量と増えた後の量を区別したか。比の各数に同じ量を掛けたか。基準量が明記されているか。最後は『12人は30人の何%か』で40%と答え、その理由を12÷30と説明できるか確認しましょう。
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