
慶英会 塾長|慶應義塾大学卒・英検1級
中高一貫校の学校英語・NEW TREASURE・英検対策を専門とするオンライン個別指導塾です。塾長紹介
東邦大学付属東邦中学校の英語Bで、質問には答えられても、相手と予定や方法を決めようとするとYesだけで終わってしまう。次の練習は、自分と相手の条件を確かめ、無理な案には理由と代案を添え、最後に決まった内容を確認することです。反対するための英語ではなく、二人とも実行できる案を一緒に作る英語を扱います。
東邦大東邦の英語Bとの接続と、独自教材の範囲
学校公式の中学カリキュラムでは、中1・中2の英語AにNew Treasure、英語Bに少人数分割のオーラルコミュニケーションが記載されています。また、オーラルコミュニケーションは英語の先生と外国人講師とのティームティーチングと説明されています。学校公式「中学カリキュラム」(2026年11月3日確認)。
以下の3場面・12課題は慶英会が独自に作った補助教材です。学校で実際に行われるペア活動、試験、時間割、配布教材を再現したものではありません。中1・中2のうち、短い質問への応答を学習した生徒向けの一般的な練習です。未習の表現は和訳を使って意味を確認し、学校の提出課題と正式な指示を優先してください。
三つを分ける|希望・動かせない条件・決定
「土曜日が好き」は希望、「土曜日は参加できない」は条件、「日曜日にしよう。いいよ」で初めて合意になります。相手が提案しただけでは決定していません。条件が足りなければ、想像で埋めずに聞きます。
使える型は、I would like to …(…したいです)、I cannot … because …(…なので、…できません)、How about …?(…はどうですか)、Does that work for you?(それで都合はよいですか)、So, we will …(では、私たちは…しますね)です。必ずこの表現を使う必要はなく、条件と提案が伝わる短い文を選びます。
場面A|二人が参加できる練習時間を決める
架空の条件カード:土曜日、Hanaは14:00〜15:00、Rikuは14:30〜15:30に参加できます。練習には連続30分必要です。準備・移動の時間はこの問題では考えず、示された時間帯だけで判断します。学校の実際の活動予定ではありません。
場面Aの独自対話
Hana: Can we practice from two to two thirty on Saturday?
Riku: I cannot start at two. I am free from two thirty.
Hana: How about two thirty to three? We need thirty minutes.
Riku: That works for me. Can you stay until three?
Hana: Yes. So, we will practice from two thirty to three.
Riku: Yes, on Saturday.
場面Aの全文和訳
Hana:土曜日の2時から2時半まで練習できますか。
Riku:2時には始められません。2時半から空いています。
Hana:2時半から3時まではどうですか。30分必要です。
Riku:それで大丈夫です。3時までいられますか。
Hana:はい。では、2時半から3時まで練習しますね。
Riku:はい、土曜日ですね。
場面B|予算内でも、必要な物がそろうとは限らない
架空の条件カード:YuiとSotaは、家で使う一枚のポスターに題名と絵を入れたいと考えています。使える金額は合計500円まで。二人は絵を色鉛筆で描く方法には既に合意しています。紙は100円、色鉛筆セットは450円、題名用シールは200円。Yuiは使える色鉛筆を自宅に持っています。ここに記した以外の費用は考えません。実際の購入を勧める課題ではありません。
Yui: Let us buy the paper and the colored pencils.
Sota: That costs five hundred and fifty yen. We only have five hundred yen.
Yui: I have colored pencils at home. We can use them.
Sota: Then we only need to buy the paper. Do we need the title stickers?
Yui: No. We can write the title by hand.
Sota: All right. We will buy the paper and use your colored pencils.
場面Bの全文和訳
Yui:紙と色鉛筆を買いましょう。
Sota:それは550円かかります。500円しかありません。
Yui:家に色鉛筆があります。それを使えます。
Sota:それなら、買う必要があるのは紙だけです。題名用のシールは必要ですか。
Yui:いいえ。題名は手書きできます。
Sota:分かりました。紙を買って、あなたの色鉛筆を使いましょう。
場面C|片方が答える前に、決まったことにしない
架空の条件カード:JunとMeiは、英語で好きな本を紹介する短い家庭練習をします。対面で練習できる候補は図書館の会話用スペースか公園です。この課題の図書館では、そのスペースに限って会話できると仮定します。実際の施設の利用ルールとは異なる場合があります。Junは日曜午前を希望しますが、Meiの都合はまだ確認していません。
Jun: Shall we practice in the park on Sunday morning?
Mei: I cannot come in the morning. I can come after lunch.
Jun: Then how about two o’clock?
Mei: Two is fine. But it may rain. Can we use the conversation area in the library?
Jun: I do not know if it is available. I will check.
Mei: Thank you. Let us decide the place after that.
場面Cの全文和訳
Jun:日曜の午前中に公園で練習しませんか。
Mei:午前中は行けません。昼食後なら行けます。
Jun:それなら、2時はどうですか。
Mei:2時で大丈夫です。でも雨が降るかもしれません。図書館の会話用スペースを使えますか。
Jun:そこが利用できるか分かりません。確認します。
Mei:ありがとう。その後で場所を決めましょう。
独自12課題|答えを見る前に取り組む
問1
場面Aで、最初の14:00〜14:30案が成立しないのは誰の、どの条件に合わないからですか。日本語で答えてください。
問2
場面Aの二人が共に参加できる時間帯と、その長さを答えてください。
問3
Rikuとして「3時から3時半ではどうですか」と提案すると、Hanaの条件を満たしますか。満たさない理由と、条件を満たす代案を英語で答えてください。
問4
条件変更です。Hanaが参加できるのは14:00〜14:50までになりました。他の条件は同じです。二人だけで勝手に練習を20分へ短くしてよいですか。できることと、まだ確認が必要なことを日本語で説明してください。
問5
場面Bの最初の案の合計金額と、予算を何円超えるかを答えてください。
問6
Sotaとして、色鉛筆を買わずにYuiの物を使う提案を英語で一文書いてください。
問7
「紙とシールだけを買えば300円だから、色鉛筆を用意しなくてもすべての条件を満たす」という判断は適切ですか。条件カードに基づいて日本語で説明してください。
問8
場面Bの最終合意を英語で二文にまとめてください。買う物と、買わずに使う物を必ず含めます。
問9
場面Cで、最後までに合意できた日時と、未確定のことを日本語で分けて答えてください。
問10
“We will practice in the library at two on Sunday.”(私たちは日曜2時に図書館で練習します。)と現時点で断定してよいですか。Junとして、未確定のことを残した英語に直してください。
問11
場面Cの続きです。会話用スペースが利用できないと分かりました。他の場所が使えるかは不明です。Meiへ事情を伝え、別の場所を一緒に探す提案を英語でしてください。勝手に公園へ決定しないようにします。
問12
応用です。Aは水曜16:00〜17:00、Bは水曜16:20〜17:20に参加できます。必要な練習は連続30分です。成立する開始・終了時刻を一組選び、Aの提案、Bの了承、Aの最終確認という英語三発言を作ってください。
全12課題の解答例・和訳・解説
問1の解答・解説
Rikuの条件です。参加できるのは14:30からなので、14:00には始められません。Hanaが参加できる時間だけを見て決めないことが要点です。
問2の解答・解説
14:30〜15:00の30分です。遅い方の開始時刻14:30と、早い方の終了時刻15:00の間が共通の時間です。必要な連続30分を満たします。
問3の解答・解説
満たしません。Hanaは15:00までしか参加できません。例:You cannot stay after three. How about two thirty to three?(あなたは3時より後はいられません。2時半から3時まではどうですか。)
We can practice from two thirty to three.(2時半から3時まで練習できます。)などでも、代案の時間が両者の条件を満たせば構いません。
問4の解答・解説
共通の時間は14:30〜14:50の20分しかなく、現在の条件では連続30分の練習はできません。「二人が会える20分」は示せますが、それで必要な練習が完了すると扱ってはいけません。別の日を探す、参加可能時間を変えられるか本人に確認するなどの相談が必要です。練習時間を短くしてよいかも未確認なので、勝手に条件を削りません。
問5の解答・解説
100+450=550円で、500円を50円超えます。シールは最初の案に入っていないため足しません。安いかどうかという感覚ではなく、案に含まれる物だけを数えます。
問6の解答・解説
例:We can use your colored pencils instead of buying new ones.(新しい物を買う代わりに、あなたの色鉛筆を使えます。)
Let us use your colored pencils.(あなたの色鉛筆を使いましょう。)でも提案になります。SotaがYuiに話すのでyourを使います。
問7の解答・解説
適切ではありません。300円は予算内ですが、絵を色鉛筆で描くという合意済みの方法を満たすには、使える色鉛筆も必要です。Yuiの物を使うと確認すれば買わなくて済みます。「買わない」と「用意しなくてよい」は同じではありません。シールは題名に使えても、合意した絵の道具を置き換えるものではありません。
問8の解答・解説
例:We will buy the paper. We will use Yui’s colored pencils.(紙を買います。Yuiの色鉛筆を使います。)
この合意で新たに使う金額は100円です。題名は手書きにするので、シールを買う必要はありません。weを二人のこととして使い、誰の道具か分かるようにします。
問9の解答・解説
日曜日の14:00は合意しています。練習する場所はまだ決まっていません。図書館の会話用スペースが利用できるかをJunが確認する段階です。雨は「降るかもしれない」で、確定情報ではありません。
問10の解答・解説
断定できません。例:We will practice at two on Sunday, but we have not decided the place yet. I will check if we can use the conversation area in the library.(日曜2時に練習しますが、場所はまだ決めていません。図書館の会話用スペースを使えるか確認します。)
未習ならWe do not know the place yet.(場所はまだ分かりません。)を使っても構いません。日時の合意と、場所の未確定を分けることが中心です。
問11の解答・解説
例:We cannot use the conversation area. Shall we look for another place together?(会話用スペースは使えません。別の場所を一緒に探しませんか。)
Let us look for another place.(別の場所を探しましょう。)でも提案になります。別の施設の空きや利用許可は与えられていないので、「そこなら使える」と作らないようにします。
問12の解答・解説
例:A: Can we practice from four twenty to four fifty on Wednesday?(水曜4時20分から4時50分まで練習できますか。)
B: Yes, that works for me.(はい、それで大丈夫です。)
A: So, we will practice from four twenty to four fifty on Wednesday.(では、水曜4時20分から4時50分まで練習しますね。)
共通の参加可能時間は16:20〜17:00の40分です。この中に収まる連続30分なら、16:30〜17:00など別解もあります。16:40〜17:10はAの条件を超えるため不適切です。
保護者が見るのは、賛成の速さより条件の確認
本人に「相手は何ができない?」「まだ決まっていないことは何?」と一つずつ尋ねてください。答えを先回りして代弁するより、本人が条件を指さし、短い英語で代案を作る時間を残します。すぐYesと言わないことを、協調性や性格の問題と結び付ける必要はありません。
英語の形で止まった場合は、先に日本語で成立する案を決め、学習済みの表現で一文にします。条件が読めない場合は、単語や時刻を確認します。今回は「相手の条件も残ったか」「提案と決定を分けたか」「未確認を勝手に足さなかったか」の三点を見れば十分です。
自力で再回答する順番と、次の学習
最初は場面Aで時間の重なりを確認し、次に場面Bで予算と必要な物を両方残し、最後に場面Cで未確定を扱います。解答を読んだ後は和訳と解答を隠し、問12の時間を別の成立する組に変えて答えてみましょう。役割を替えて、提案する側だけでなく相手の都合を伝える側も練習します。
一文の応答から練習したい場合は、東邦大東邦の英語B・短い応答と聞き返し32問へ戻れます。物の名前が出ないことが課題なら、用途と特徴で説明して誤解を直す中3向け12問が別の練習です。
追加教材は無料英語教材の案内から、現在の学習内容に合うものを選べます。本記事の12問の得点を学校の成績や英検スコアへ換算するものではありません。学校の課題を優先し、必要な場合にだけ学習相談をご利用ください。
慶英会は東邦大学付属東邦中学校・高等学校、東邦大学および慶應義塾大学の公認・提携サービスではありません。学校固有の事実は公式の英語A・Bの授業構成の説明に限り、対話・条件カード・練習手順は独自提案です。

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慶英会 塾長|慶應義塾大学卒・英検1級。中高一貫校の学校英語・NEW TREASURE・英検対策を専門としています。塾長の経歴・指導方針を確認する
