栃木県・群馬県の中高一貫校で「英単語は分かるのに英作文が書けない」という場合、単語力だけを増やしても改善しないことがあります。日本語の文章をそのまま英語に置き換えようとすると、語順・時制・助動詞・冠詞・前置詞で止まりやすいためです。本記事では、中1・中2が学校の英作文や和文英訳に使える7段階の手順と、慶英会独自の30問をまとめます。
結論:日本語をそのまま訳さず「誰が・どうする・何を・いつ・どこで」に分解する
英作文では、最初からきれいな日本語を英語へ翻訳しようとしないことが重要です。たとえば「私は昨日、学校の図書館で英語の本を二冊借りました」は、①誰が=I、②どうした=borrowed、③何を=two English books、④どこで=at the school library、⑤いつ=yesterday、と分ければ組み立てやすくなります。
英作文を作る7段階
- 主語を決める。
- 時制を決める。
- 中心となる動詞を決める。
- 目的語・補語を置く。
- 場所・時間などの情報を追加する。
- 冠詞・複数形・前置詞を点検する。
- 最後に日本語と英語の意味が一致しているか確認する。
特に中1・中2では、最後の確認が重要です。「文法的には合っているが、元の日本語と意味がずれている」というミスが多いためです。
30問で練習する
以下は慶英会独自の練習問題です。学校の過去問・実際のテスト問題・出版社教材の転載ではありません。
Part 1 基本文(1〜10)
- 私は毎朝7時に起きます。
- 彼は英語を上手に話します。
- 私たちは昨日その映画を見ました。
- 私の姉は今、宿題をしています。
- 彼女は明日東京へ行く予定です。
- あなたは毎週日曜日にテニスをしますか。
- 私はこの本を二回読みました。
- その犬はテーブルの下にいます。
- 私の父は学校の近くで働いています。
- 私は英語をもっと勉強しなければなりません。
Part 2 情報を追加する文(11〜20)
- 私は昨日、友達と図書館で勉強しました。
- 彼は毎朝、駅まで自転車で行きます。
- 私たちは放課後に英語の本を読みました。
- 彼女は忙しかったので、クラブを休みました。
- 私は来週、祖父母を訪ねるつもりです。
- あなたはいつ宿題を終えましたか。
- その先生は私たちに新しい方法を教えてくれました。
- 私は英語を勉強することが好きです。
- 彼は窓を開けたまま部屋を出ました。
- 私の友達は将来、外国で働きたいと思っています。
Part 3 言い換え・条件つき英作文(21〜30)
- 「私は疲れていたので、早く寝ました。」をbecauseを使って書きなさい。
- 「彼は忙しいですが、毎日英語を勉強します。」をbutを使って書きなさい。
- 「私は京都に行ったことがあります。」を現在完了で書きなさい。
- 「あなたは宿題を手伝ってくれますか。」をcanを使って書きなさい。
- 「私たちは明日その問題について話します。」をwillを使って書きなさい。
- 「私が昨日買った本は面白いです。」を関係代名詞thatを使って書きなさい。
- 「英語は多くの国で使われています。」を受動態で書きなさい。
- 「私は弟より早く走れます。」を比較を使って書きなさい。
- 「雨が降れば、私は家にいます。」をifを使って書きなさい。
- 「私は英語を話せるようになりたいです。」をwant toを使って書きなさい。
模範解答
以下は解答例です。意味と指定条件を保つ別解も認めます。日本語の設問そのものが和訳に当たるため、各英文の下では対応する意味と文法上の注意を示します。現在完了・関係詞・受動態などは学校によって未習の場合があるので、学年だけで一律に必修とせず、既習範囲の問題から使ってください。
1:I get up at seven every morning. — every morning は習慣なので現在形。時刻の前は at です。
2:He speaks English well. — 主語が三人称単数なので speaks。well は動作を修飾します。
3:We watched the movie yesterday. — yesterday に合わせて過去形 watched。We saw the movie yesterday. も可能です。
4:My older sister is doing her homework now. — 「姉」を明確にするため older sister。now の進行中の動作は is doing です。
5:She is going to Tokyo tomorrow. — 現在進行形で決まっている予定を表せます。She is going to go to Tokyo tomorrow. も可能です。
6:Do you play tennis every Sunday? — 一般動詞の現在形の疑問文は Do you+動詞の原形です。
7:I have read this book twice. — 現在までの経験・回数を表す例です。過去の特定の場面なら I read this book twice. も可能ですが、過去を示す文脈を添えて判断します。
8:The dog is under the table. — be動詞+場所で所在を表します。under は「~の下」です。
9:My father works near the school. — 三人称単数の works。near の直後に場所を置けます。
10:I have to study English more. — have to+動詞の原形で必要を表します。I must study English more. も可能です。
11:I studied with my friend at the library yesterday. — studied が過去、with my friend が一緒にいた相手、at the library が場所です。元の日本語で友達の人数は未指定なので with my friends も文脈により可能です。
12:He rides a bicycle to the station every morning. — 「自転車で行く」は rides a bicycle、目的地の前は to。He goes to the station by bicycle every morning. も可能です。
13:We read an English book after school. — この read は過去形で /red/ と発音します。日本語は本の冊数を指定していないため We read English books after school. も可能です。
14:She did not attend club activities because she was busy. — 「クラブを休んだ」を部活動に参加しなかった意味で表しました。because が理由を導きます。She was busy, so she did not go to the club. も文脈上可能です。
15:I am going to visit my grandparents next week. — be going to+動詞の原形で予定・意図。visit は直後に訪問先を置きます。
16:When did you finish your homework? — did を使う過去の疑問文なので finish は原形です。
17:The teacher taught us a new method. — taught は teach の過去形。us が教わる相手、a new method が内容です。
18:I like studying English. — 動名詞 studying が好きな行動を表します。I like to study English. も可能です。
19:He left the room with the window open. — left は leave の過去形。with the window open は「窓が開いた状態で」です。
20:My friend wants to work abroad in the future. — want to+動詞の原形。abroad は副詞なので to abroad としません。
21:I went to bed early because I was tired. — because節に理由を置いており、指定の because を使用しています。
22:He is busy, but he studies English every day. — 指定の but で対比し、三人称単数の studies にします。
23:I have been to Kyoto. — 現在完了の経験を表す have been to です。have gone to は、通常「行って今ここにいない」という別の意味になります。
24:Can you help me with my homework? — Can you+動詞の原形で依頼します。「私の」を補った自然な解答例です。
25:We will talk about the problem tomorrow. — 指定の will の後は原形 talk。about で話題を示します。
26:The book that I bought yesterday is interesting. — 指定の that は bought の目的語に当たり、the book を説明します。主節の動詞は is です。
27:English is used in many countries. — 「使われている」を be+過去分詞 used で表します。
28:I can run faster than my younger brother. — 「弟」を younger brother で保持。faster than で速さを比較します。
29:If it rains, I will stay home. — 未来の条件を表す if節は現在形 rains、主節は will stay です。
30:I want to be able to speak English. — want to の後に can を直接置けないので、能力を表す be able to speak を使います。
よくある失点パターン
確認したいのは、①日本語の語順をそのまま英語にする、②三単現のsを忘れる、③過去の文なのに現在形を書く、④be動詞と一般動詞を混在させる、⑤可算名詞の単数形にa/anを付けない、⑥比較級のthanを落とす、⑦助動詞の後ろを過去形にする、というミスです。答案を直すときは「何となく間違えた」ではなく、どの規則に反したかを一つずつ記録してください。
栃木・群馬の中高一貫校生が定期テスト前にすること
定期テストの英作文では、授業で扱った文法と語句を「見れば分かる」状態から「自分で書ける」状態へ移すことが重要です。教科書本文を音読した後、主語・時制・動詞を隠して再現し、最後に日本語から英語へ戻す練習を行います。特にテスト直前は、新しい問題を大量に増やすより、間違えた文を正確に書き直す方が再現性があります。
FAQ
英単語が少ないと英作文はできませんか?
一定の語彙は必要ですが、英作文の点が伸びない原因がすべて語彙不足とは限りません。知っている単語を正しい語順・時制・文型で使う訓練も同時に必要です。
学校によって問題の難しさは違いますか?
はい。採用教材、授業進度、出題形式、記述量は学校ごとに異なります。したがって「中2ならこの問題だけ」と固定せず、実際のテスト範囲と答案に合わせて復習範囲を決めるのが基本です。
学校英語・NEW TREASURE・英検を一緒に立て直したい方へ。 慶英会では、中高一貫校の英語学習を学年・教材・目標に合わせて個別に整理しています。Web相談フォームから、学校名・学年・教材・現在の困りごとを分かる範囲でお知らせください。

