東京学芸大学附属国際中等教育学校(TGUISS)の中1・中2で「Coreクラスの授業は分かるのにLEで英文を説明できない」「Advancedでは洋書や社会問題の議論が難しく、英語で根拠を書けない」「MYPの評価が理解できず、どの技能を家庭で復習すべきか分からない」という場合、まず所属する英語クラスとLEの課題を別に整理してください。学校公式の外国語科紹介では、中1・中2とも英語が週4時間、LE(Learning in English)が週2時間で、CoreとAdvancedは言語的背景に対応して分かれます。LEは英語を通じて国際理解・環境・福祉などの問題を学ぶ授業であり、英語文法を週6時間行うという意味ではありません。前期課程の生徒はMYPによる探究的・概念的な学びにも取り組みます。本記事では公式資料の範囲を明示し、基礎文法・読解の根拠・LEでの議論・英作文の独自24問と全問解説、14日間の学習記録を通して課題を見つけます。
【結論】中1・中2の英語は「英語4時間」と「LE2時間」の目的を区別する
学校公式「外国語科」では前期課程の英語を週4時間(主に日本人教諭)、LEを週2時間(外国人講師)と紹介しています。どちらも言語的背景によってCore・Advancedの授業を設けていますが、同じ教科の同じ内容を6時間繰り返すわけではありません。
家庭では①英語の授業で学んだ語彙・文法、②LEで扱った教科横断の内容、③その内容を英語で説明する記述・発話を分けて記録すると、どこにつまずいたのかが明確になります。
2026年度の前期課程|英語210時間とLEの位置づけ
学校公式「カリキュラム・各教科」の前期課程の表は、1・2年次の外国語をLEを含めて年間210時間と示します。これは英語とLEを合わせた年間の授業時数で、英語だけで210時間と解釈しないでください。中等教育学校の1年生・2年生は、それぞれ通常の中学1年・2年の年齢段階に相当します。
同ページは2026年4月からの授業時数特例校として「国際教養」の探究的な学びを拡充する説明も掲載しています。ただしこの国際教養の増時間と英語のLE週2時間は別に位置づけられるため、合算して『英語の授業がさらに増えた』と誤解しないようにしましょう。実際の週ごとの時間割は本人の学校資料を優先します。
CoreとAdvancedは『英語が得意・不得意』という単純な序列ではない
外国語科の公式説明は、海外で育った生徒や日本で育った生徒など異なる言語的背景への対応として、Core・Advancedを設けていると説明しています。Coreは教科書・副教材や身近なトピックから語彙・文法・スピーチ・議論・エッセイの基礎を築き、Advancedは英語圏同年齢相当の洋書や科学・文学・社会問題などの読解・討論を扱います。
Advancedであっても日本語力・背景知識・論証が十分とは限りません。一方、Coreに所属することだけで将来の英語学習の上限や内部進学の可否を決める根拠はありません。配置や変更については学年の正式な案内を確認してください。
中1Core:文法・語彙・即興発話をひとつの話題で練習する
学校の外国語科ページには、Coreで『My True Story』のような自分の経験を表現する授業例が掲載されています。ただし過去の例には現在は実施していない題材もあるという公式の但し書きがあるため、2026年度の現行必修課題と断定しません。
自己紹介・身近な体験を英語で話す際、文章を長くするよりも、短い英文の文法を正しく使い、出来事の時間や理由を伝えられるかを確認します。例えばI visited … yesterday.と言ったら、Did you visit …?の質問にも答えられるようにしましょう。
中1Advanced:読めるだけではなく『筆者のねらい』を根拠で示す
Advancedの公式例は広告のデザイン・分析などを含みます。本文中の事実と、なぜその表現が使われたかという推論を区別しましょう。例えば広告で『若い利用者を対象にしている』と答える場合、色・語彙・登場人物などの根拠を具体的に説明できるかを確かめます。
『英語が流暢だから試験対策は不要』とはいえません。LEでの探究や学校の英語授業では、意見があっても英文構成や根拠が弱いと評価され得ます。学校のフィードバックをもとに記述の改善点を選びます。
中2Core:読書ログと要約を学校の表現課題につなげる
学校の例では中2Coreが物語の読書記録やジャーナルを通して、5W1Hや自分の言葉による要約を扱います。学校が示す作品名は例示であり、現年度に全生徒が同じ書籍を学ぶとは断定できません。
家庭では、読んだ文のWho/What/When/Where/Whyを確認した後、『最も大切な出来事』と『その理由』を自分の短い英文で2文にまとめます。英文をコピーするだけでなく、本人が説明できる語彙で記述します。
中2Advanced:議論に必要な論拠・反論・資料の限界を区別する
学校のAdvancedでは社会問題・倫理・文学などのトピックが扱われます。意見が異なるときは反対側の考えを否定する前に、その根拠は何かを確認します。例えば20人へのアンケートで12人がある案を支持しても、全員が賛成したとは言えません。
本人が書いたエッセイは、①主張、②根拠、③別の立場、④証拠の限界という4項目で見直すと、単に難しい語彙を使うよりも説明の精度を高めやすくなります。
LEとは英語の授業?Learning in Englishの目的を学校公式で確認
学校公式のLE説明は、LEの目的を英語を使い、国際理解・環境・福祉など教科を横断する問題について調べ、分析し、解決や発信を行う力の育成として説明しています。語彙・文法の学習だけを目的とした時間とは位置づけられていません。
例えば食品ロスという題材なら、『どれだけ捨てられたか』という資料と、『減らすべきだ』という意見を分け、英語で根拠付きの提案へつなげます。これは慶英会が示す学習例であり、学校の2026年度の確定単元ではありません。
MYP評価はどこを見る?学校の提出指示とルーブリックが最優先
学校公式「MYP・学習内容と評価」は、前期課程と4年次の生徒がMYPの枠組みで学び、概念を活かす探究的な授業を行うと説明しています。英語では本文理解・コミュニケーション・自分の考えを伝える力が大切になりますが、MYPの学校評価を学校ごとの定期考査点数や英検級に単純換算することはできません。
実際の課題について、どのMYPの評価規準・段階が適用されるか、言語習得の授業か他の科目か、課題のルーブリックと教員コメントを確認しましょう。一般的な『英語4技能を4等分して採点する』という理解だけで個人の評価を推定することは避けます。
【オリジナル24問】Core・Advanced・LEの英語を診断
以下は慶英会が作成した独自の英文・問題・解答です。TGUISSの実際の英語・LE課題、Core/Advancedの試験、MYPの公式評価問題、英検・Cambridge等の過去問からの転載ではありません。学校の現行課題・配点・評価規準を再現するものでもありません。現在の授業でまだ学んでいない文法は飛ばしてください。
問1~8|Coreにも役立つ基本文法
- 問1:My friend (study / studies) English every day.
- 問2:She enjoys (reading / read) short stories.
- 問3:They (was / were) at the library yesterday.
- 問4:I can (explain / explains) my opinion.
- 問5:There (is / are) three posters on the wall.
- 問6:He did not (went / go) to school yesterday.
- 問7:I went to the library (to find / found) information.
- 問8:This book is (more useful / most useful) than that one.
問9~12|初見の英語と主張・根拠
独自英文A:A student called Mei joined a classroom discussion about school lunches. At first, she wanted to speak for three minutes, but her teacher asked her to explain one main idea clearly. Mei read two articles about food waste and found that they used different kinds of evidence. One reported how much food a school threw away; the other asked students about their opinions. Mei decided to focus on one question: ‘How can our school reduce unnecessary food waste?’ She used one fact from each article and asked her classmates what other information they needed before making a decision.
- 問9:What topic was Mei discussing? 英語で答える。
- 問10:What did the teacher ask Mei to improve? 英語で答える。
- 問11:What was different about the two articles? 英語で答える。
- 問12:What did Mei ask her classmates to think about? 英語で答える。
問13~16|資料の読解と推論の限界
独自英文B:A group of students wanted to investigate whether more reading time would help their class. They asked twenty classmates if they wanted ten additional minutes to read. Twelve said yes, five said no, and three were unsure. The group then tried the new schedule for one week. Some students said they enjoyed it. However, the group had not measured students’ reading ability before the change. Their report concluded that the new schedule was popular with several students, but that more evidence was necessary before claiming it improved reading skills.
- 問13:How many classmates answered the survey? 英語で答える。
- 問14:How many students were unsure? 英語で答える。
- 問15:Did all classmates support additional reading time? 英語で答える。
- 問16:What could the group not conclude? 英語で答える。
問17~20|LEの議論・質問・意見
- 問17:LEで調べた課題について『私たちにはもっと証拠が必要です』を英文にする。
- 問18:『あなたの意見に賛成ですが、理由を説明してください』を英文にする。
- 問19:Do you think students should read news in English? 立場と理由を英語2文で示す。
- 問20:『ほかにどのような情報が必要だと思いますか』を英語で質問する。
問21~24|CoreとAdvancedの文章表現
- 問21:Core向け:『私は去年、自分の学校で発表しました』を英文にする。
- 問22:Core向け:今週学んだことを英語2文で要約する。
- 問23:Advanced向け:『この調査では因果関係を証明できない』を英文にする。
- 問24:Advanced向け:食品ロスを減らす提案を英語2文で述べる。根拠不足の点も明記する。
24問の全解答・根拠と学習上の注意
問1:studies。My friendは三人称単数なのでstudies。
問2:reading。enjoyの後は動名詞。
問3:were。Theyの過去のbe動詞はwere。
問4:explain。canの後は原形。
問5:are。three postersは複数。
問6:go。didの後は原形。
問7:to find。目的を表すto不定詞。
問8:more useful。thanのある比較級。
問9:School lunches and food waste.。冒頭と最後の問いに基づく。
問10:Explain one main idea clearly.。長さでなく主張の明確さを重視した。
問11:One reported an amount of food waste; the other surveyed opinions.。実測と意見の違い。
問12:What other information they needed before making a decision.。結論を急がず不足情報を考えさせた。
問13:Twenty.。asked twenty classmates。
問14:Three.。three were unsure。
問15:No. Twelve of twenty said yes.。12人は賛成だが全員ではない。
問16:That the change improved reading skills.。事前の読解力が測定されず、好感と学力向上は異なる。
問17:We need more evidence.。need+名詞で証拠の不足を伝える。
問18:I agree with your opinion, but could you explain your reason?。賛成と質問を適切な文に分けても可。
問19:Yes, I do. English news can help us learn about different countries.。理由が立場に対応すれば別解可。
問20:What other information do you think we need?。間接疑問の語順に注意。What other information do you think we need?は自然な形。
問21:I gave a presentation at my school last year.。過去形gave、last year。
問22:This week, I learned about food waste. I learned that students can help reduce it.。実際の授業内容に合う別解可。
問23:This survey cannot prove a cause-and-effect relationship.。調査結果の範囲を限定する。can notよりcannotが一般的。
問24:We could offer smaller lunch portions to reduce waste. However, we should collect more data before claiming that this plan works.。提案と不確実性を区別。適切な別解可。
問1~8に誤答が多ければ語彙・基本文法の再現、問9~12なら文章の主張と事実、問13~16なら数字の読み取りと根拠の妥当性、問17~20なら議論中の質問・意見、問21~24なら要約・意見記述の明確さを優先します。正答数をMYPの成績、Core/Advancedの編成条件、英検CSEへ換算することはできません。
4つの欄で学校の学習記録を残す|英語・LE・MYPを切り離さない
- ①授業:英語Core/Advancedの現在の文法・語彙・授業テーマ。
- ②LE:調査した社会・科学・文化の内容を日本語で説明できるか。
- ③表現:学校の英語で、自分の主張・理由・根拠を短く書けるか。
- ④評価と改善:先生のルーブリック・コメントに何と書かれ、次の課題で何を変えるか。
学習記録を大量に作って提出することが目的ではありません。学校の課題提出・ルーブリック・発表に使えるよう、間違いを特定して翌日に直すための手段です。
14日間の学習計画|学校の英語とLEの課題を両立
- 1日目:学校の英語・LE・MYP課題と返却評価表を集める。
- 2日目:語彙・文法・英文の根拠・LE内容理解・英作文に誤答を分類。
- 3日目:Coreの基本英文、またはAdvancedの難しい表現から1つを自力で説明。
- 4日目:授業で習った文法を別の主語・時制で書く。
- 5日目:LEの学習内容を日本語で1分説明し、主要語5つを英語で覚える。
- 6日目:学校の初見英文から事実と推論の根拠を抜き出す。
- 7日目:自分の意見を英語2文で作り、教員へ分からない点を質問する。
- 8日目:LEの資料から実測値・回答者の意見を分ける。
- 9日目:読む本の要点・出来事と理由を短い英語でまとめる。
- 10日目:英作文・発表の下書きを学校のルーブリックへ照合する。
- 11日目:最初の誤答を答えなしで再テストする。
- 12日目:学校の提出課題・講評・締切を最優先に確認する。
- 13日目:新しい文章で本文根拠を探し、説明を自分の英語で書く。
- 14日目:最初の弱点2分野が改善したか確認し、次週の学習目標を決める。
14日間は慶英会が考案した家庭学習例です。学校公式の日程・課題やMYPの正式な評価方法を代替するものではありません。学校の指導教員のフィードバックに沿って必要な項目を短縮・変更してください。
家庭が学校へ確認する5項目
- ①:英語とLEの現在のCore/Advancedグループ編成と今年度の授業内容。
- ②:本人が使う教科書・洋書・授業ハンドアウトと締切。
- ③:MYPの課題別ルーブリック、評価規準、教員コメント。
- ④:LEの内容理解と英語の記述でどこが失点になったか。
- ⑤:再提出・質問・振り返りを学校内で行う機会と条件。
学校の学びで改善する場合は塾不要|慶英会の無料体験で診断すること
学校の教員への質問とフィードバック、英語・LEの学習課題で改善が見られる場合、外部塾を追加する必要はありません。一方、Coreの英文法が書けず授業で英語が使えない、Advancedの文学・社会問題の根拠付き記述が難しい、LEの教科内容は分かるが英語で説明できず同じ失点が続く場合には、学校の実物の答案から必要な復習内容を絞る個別指導が選択肢になります。
慶英会では中高一貫校の中1・中2を中心に、学校の英語、初見読解、英作文・スピーチ・英検のオンライン個別指導、毎日のLINE学習サポート、最大1か月の無料体験をご案内しています。慶英会公式サイトをご覧ください。東京学芸大学附属国際中等教育学校との公式提携や特定のMYP評価・英語試験結果を保証することではありません。
一次情報と年度の確認
- 学校公式|外国語科:英語週4・LE週2、Core/Advancedの学習内容・過去の活動例。
- 学校公式|カリキュラム・MYP:前期の外国語年間210時間(LEを含む)、2026年度の授業時数特例校、MYP。
- 学校公式|国際教養:LEとは別の学校の探究教育の学び。
一次情報確認日:2026年10月12日。公式ページ中の古い授業例・掲載数値は2026年度の課題・実績としてそのまま断定せず、学校が提供する現在のシラバス・課題・評価規準を最優先します。本文の独自24問は慶英会が制作したものです。