
監修:慶英会 塾長(慶應義塾大学卒・英検1級)。学校公式のコース比較を確認し、SAコースの英語で「宿題はこなしたのに得点が伸びない」ときに、答案から弱点を見つける方法を解説します。塾長紹介と学習相談。
札幌日本大学中学校のSA(スーパーアクティブ)コースで、英語の宿題を毎日こなしているのに小テストや定期考査で点数が伸びない中学1・2年生は、問題を解いた数だけでなく、間違えた英文を翌日も自力で解けるかを確認しましょう。学校公式のSAコース紹介では、英語について「通常+基礎+豊富な演習量+オーセンティック」と説明しています。また、SAコースは教科授業31時間(先取り有)、探究1時間など、学習量を重視したコース設計が特徴です。ただし、英語が他教科と同じ速度で先取りされるとは記されておらず、現行の教科書やテスト形式も一般公開情報だけでは断定できません。大切なのは、自分が使う学校教材と返却答案を起点に、語彙・文法・読解・英作文それぞれのつまずきを見つけることです。この記事では、SAコースの公式情報を踏まえ、演習量を成果に結びつける具体的な勉強法を解説します。
札幌日本大学中学校SAコースの英語教育|まず公式情報を確認
札幌日本大学中学校は、SA(スーパーアクティブ)とGC(グローバルクリエイト)の二つのコースを案内しています。公式SAコースページでは、SAは豊富な学習量、発展的な思考力、問題演習を重視し、GCは探究・協働や国際的な学びを重視する方針が示されています。2025年度からコース編成が変更されているため、過年度の「Aコース」の資料と現在のGCコースを混同しないことが重要です。
SAの英語は「基礎+演習量+オーセンティック」
学校公式のコース比較表では、英語に関してSAは「通常+基礎+豊富な演習量+オーセンティック」、GCは「基礎+世界標準読活+国際協働」という説明があります。ここでいうオーセンティックな学びについて、教材やテストの具体的な内容を公式文面から推測するのは避けるべきです。実際の授業で使用するプリント、英文、音声教材、評価資料を確認してください。
授業時数の違いは英語の時数差とは限らない
学校の公開比較では、SA・GCとも週の合計授業時数は34、教科授業がSA31・GC29、探究がSA1・GC3と説明されています。ただし、SAの「教科授業31」という数字を「英語が31時間」あるいは「英語だけがGCより週2時間多い」と読み替えることはできません。学校の時間割で英語の授業数を確認しましょう。
先取り学習についての誤解に注意
学校公式はSAコースの特長として先取り学習を挙げ、教科別の比較では数学・理科・国語に「先取り+演習」と記載しています。一方、英語については「通常+基礎+豊富な演習量+オーセンティック」と示しています。そのため、英語の全単元が中2までに終了する、あるいは中3から必ず高校英語になるとは断定できません。現在の年間指導計画を最優先にしてください。
中1・中2の成績が伸びないときにまず見るもの
学校で配布された教科書・指定ワーク・授業プリント・語彙テスト・定期考査答案の五つをそろえてください。特に、同じ単元の問題を繰り返し間違えているか、初見の英文だけが解けないか、授業での発話はできても筆記が苦手なのかで必要な練習は異なります。一般的な難問集を追加する前に、失点の原因を明らかにしましょう。
演習量が多いのに点が伸びない原因①:解き直しが不足
問題を解いて丸付けまでしても、誤答の理由を確認せず次の課題に進むと、同じミスが残りやすくなります。たとえば疑問文で動詞の形を間違えたなら、正答を書き写すだけではなく、なぜその形になるかを説明し、翌日に同じ文法の新しい問題へ取り組みます。
原因②:解説を読めばわかるが自力で書けない
英文法の説明を読んだ直後には理解できても、教科書を閉じて自分で英文を書くと動詞の形や語順を間違える場合があります。理解したつもりにならないよう、例文を一つ選んで記憶から再現し、さらに主語や目的語を入れ替えた文を作りましょう。
原因③:単語の意味だけ暗記している
英文の中で使える語彙力を育てるには、意味だけでなく発音・綴り・使い方を確認することが大切です。学校で出た単語を数語選び、音と意味を確認し、短い例文を読んだ後、必要に応じて自力で書きます。すべての語句を同じ時間をかけて覚えるより、間違えた語を優先的に再テストしてください。
原因④:文法問題は解けるが初見英文に弱い
穴埋めや並べ替えでは正答しても、初めて読む英文になると主語・動詞を見失うことがあります。短い英文で文の骨格を示し、修飾部分を区別するところから始め、徐々に段落の要点を説明する練習へ進みます。難しい英文を大量に読む前に、何が理解できていないかを具体化しましょう。
中学1年生の英語|基礎文を確実に再現する
中1では、学校で実際に習った文法を見ずに使える状態にすることを最優先にします。一般的な点検項目はbe動詞・一般動詞・疑問文・否定文・代名詞・動詞の形などですが、札幌日本大学中学校の現行学年の学習順を示すものではありません。学校の授業進度に従って確認してください。
中1の単語学習は「意味・音・綴り」から
その日に習った語彙をまず音読し、意味を確認し、綴りが必要な単語は自力で書きます。間違えた語を翌日もう一度確認し、数日後に短い再テストを行いましょう。英作文や定期テストで繰り返し出る語を優先することが重要です。
中1の基本文法は「肯定・否定・疑問」の変形で確認
例えばI play tennis.を学習したら、I don’t play tennis.やDo you play tennis?へ変える練習をします。主語を変えたときに何が変わるかも確認します。ただし、まだ未習の内容は学校の順序に合わせ、無理な先取りをせず授業範囲を確実にすることを重視してください。
中1の学校課題は翌日にも解き直す
学校指定の演習が十分にある場合、別の問題集を追加する必要がないこともあります。まず宿題で間違えた問題に印を付け、翌日に解説を見ずに再挑戦します。その後、同じ文法を使った別の短文を解けるか確かめましょう。
中学2年生の英語|演習量と理解の深さを両立
中2では既習の文法を組み合わせる場面が増え、文章全体の構造を理解し、英作文へ応用する力が必要になります。現在の授業の単元でつまずいたときは、過去の学習内容に原因があるか確認してください。すべての中1範囲へ一度に戻るのではなく、いまの単元に必要な知識から復習しましょう。
中2の読解|主語・動詞・根拠を追う
読解が苦手なときは、語句の意味がわからないのか、文構造がわからないのか、設問の根拠を探せないのかを分けます。まず短文の主語・動詞・修飾語を示し、長文では段落の要点と設問に対応する部分を見つける練習をします。
中2の英作文|間違いを分類してから直す
英作文の誤答は、時制、動詞の形、語順、冠詞・前置詞、綴り、内容の不足などに分類します。たとえば時制が間違っている場合はその規則を再確認し、別の内容で二文作ります。正答例を読んだあと、数日後にも自力で再現できるか確かめてください。
中2の発展問題|基礎の精度を落とさない
SAコースでは発展的な思考力や問題演習が重視されていますが、難しい問題へ進んでも基本文法のミスが続く場合は基礎の確認が必要です。問題を難度別に整理し、基本問題で安定して正答できるようになってから初見の応用問題を増やす方法が合理的です。
札幌日本大学中学校の定期テスト|3週間前からの学習法
実際のテスト日程・出題方式・配点は学校の最新の範囲表と配布資料に従ってください。学校の公開コース紹介から設問の傾向を推測して対策するのではなく、過去の答案や小テストから本人の誤答の特徴を見つけることを重視します。
定期テスト3週間前:弱点を5分類
範囲表や授業済みの単元を整理し、語彙・綴り、文法・語順、読解、英作文、聞き取りの五つに分けて誤答を確認します。どの種類の問題で点を落としているか把握すれば、復習の優先順位を決めやすくなります。
定期テスト2週間前:指定ワークを再現
学校指定のワークとプリントを自力で解き直し、間違えた問題は翌日再挑戦します。解説を読んですぐ解けた問題も、翌日正答できるか確認してください。課題が多い場合は追加教材より既存の誤答の修正を優先します。
定期テスト1週間前:初見問題と記述を確認
学校の指定範囲を一通り復習したら、同じ文法を用いた初見の問題と短い英作文を解きます。制限時間を意識し、最後に動詞の形・語順・綴りを見直す時間を設けましょう。提出課題や口頭評価などが指定されている場合は、学校の評価条件も確認してください。
毎日25分の復習例|演習を増やしすぎない
学校の宿題を最優先としたうえで、必要に応じて次のように短い復習を組み合わせます。単語確認5分、文法の再現8分、誤答した問題の解き直し5分、短文英作文5分、翌日の質問準備2分です。宿題に同じ練習が含まれていれば二重に増やさず、学校教材を復習の中心にして構いません。
SAとGCの英語の違いを家庭学習へどう反映するか
SAコースでは基礎・豊富な演習量・オーセンティック、GCコースでは基礎・世界標準読活・国際協働という特色が公式に示されています。ただし、SAでも英語の読書や発話活動が不要ということではありません。本人の授業資料を確認して不足している技能を補い、学校での学びを活用しましょう。
英検と学校英語を両立する
英検を受験する場合は、学校で学んだ語彙と文法を基盤に、公式過去問で不足する技能を確認しましょう。英検には級別のリーディング・リスニング・ライティング・面接などの出題形式があります。学校の定期テスト直前は指定範囲の準備を優先するなど、受験時期と学習量を調整してください。SAコースの全員が特定級を取得しなければならないと推測してはいけません。
保護者様が確認したい3つのこと
第一に、学校の課題を終えているだけでなく翌日同じ文法を自力で使えるか。第二に、小テストや定期テストで同じ誤りが減っているか。第三に、学校の授業で扱った英文を自分の言葉で説明できるかです。勉強時間の長さだけで判断せず、できるようになった内容の変化を確認しましょう。
Q. SAコースの英語はGCより速く先取りしますか?
学校の教科別比較ではSAの英語を「通常+基礎+豊富な演習量+オーセンティック」と説明しています。数学・理科・国語については先取りが明示されますが、英語が同じ速度で先取りされると断定できません。所属学年の年間指導計画を確認してください。
Q. SAコースの英語授業は週31時間ですか?
いいえ。公式比較の31時間はSAコースの「教科授業」全体の週時数です。英語だけの授業時間数ではありません。
Q. NEW TREASUREを使っていますか?
今回確認したSAコースの公式説明だけでは、2026年度の中1・中2でのNEW TREASURE採用を特定できません。学校配布の教科書と教材一覧をご確認ください。
Q. SAコースで宿題を終えてもテストの点が伸びません
小テストと定期考査の答案から語彙・文法・読解・英作文の誤りを分類してください。学校指定ワークを翌日に解答なしで解き直し、同じ文法の初見問題にも対応できるか確認しましょう。
Q. SAコースでも英検対策は必要ですか?
英検の受験予定と学校の課題量によります。学校の英語学習と共通する語彙・文法を土台にし、英検の公式問題で技能別の不足を確認する方法があります。受験級は学年だけで決めないでください。
札幌日本大学中学校SAコースの英語でお悩みの保護者様へ
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SAコースの返却答案を5分類|点数を上げるための最初の診断
札幌日本大学中学校の公式SAコース紹介では、英語は通常の学びに基礎・豊富な演習・オーセンティックな活動を加えると示しています。教科授業31時間は各教科の合計であり、英語だけが週31時間という意味ではありません。現行の教科書採用や出題形式は実際の学校配布物を優先し、返却された答案を次の5つに分類しましょう。
- 単語・綴り:日本語から英単語を書き戻せるか。誤字が多い場合は指定語彙5語を翌日再確認。
- 動詞・時制:主語と時間を表す語を丸で囲み、三単現・過去形・現在完了を区別できるか。
- 語順:例文は覚えていても初めての英作文で語順を崩していないか。
- 読解:正答の根拠が本文のどこにあるか示せるか。推測だけで解答していないか。
- 英作文:伝えたい意味に対し主語・動詞・時制・冠詞の正確さが保てているか。
SAコースで演習量が多いときは、宿題を毎日増やすより、同じ種類の誤りが翌日も出るかを記録することが重要です。学校の単元や評定基準を推測で決めつけず、提出物と返却答案から必要な復習へ絞り込みます。
慶英会独自16問|中1・中2の英文法・英作文を再確認
以下は慶英会が独自制作した練習問題で、札幌日本大学中学校の定期考査・スタディサプリ問題・校内教材の再現ではありません。既習範囲だけ解き、翌日にもう一度自力で書けるか確認してください。
- 1.She (go / goes) to school by bus. 正しい方を選ぶ。
- 2.He plays basketball after school. を否定文にする。
- 3.They were at home yesterday. を疑問文にする。
- 4.I enjoy (read / reading) books. 正しい方を選ぶ。
- 5.We will stay home if it (rain / rains). 正しい方を選ぶ。
- 6.I have lived here (for / since) 2023. 正しい方を選ぶ。
- 7.This is the book (who / which) I bought yesterday. 正しい方を選ぶ。
- 8.「兄は私より背が高い。」を英語にする。
- 9.「私は昨日、英語の宿題を終えました。」を英語にする。
- 10.「毎朝何時に起きますか。」を英語にする。
- 11.「机の下に一匹の猫がいます。」を英語にする。
- 12.「英語を勉強するために図書館へ行きます。」を英語にする。
- 13.「彼女は明日、私に電話をするつもりです。」を英語にする。
- 14.「私が帰宅したとき、父は料理をしていました。」を英語にする。
- 15.「この映画はあの映画より面白いです。」を英語にする。
- 16.Why do you want to study English? に理由を含めて一文で答える。
独自16問の全解答と直すべき文法
- 1 goes/2 He does not (doesn’t) play basketball after school./3 Were they at home yesterday?/4 reading/5 rains/6 since/7 which/8 My older brother is taller than I am.
- 9 I finished my English homework yesterday./10 What time do you get up every morning?/11 There is a cat under the desk./12 I go to the library to study English.
- 13 She is going to call me tomorrow./14 When I got home, my father was cooking./15 This movie is more interesting than that one./16 Because I want to talk with people from different countries.(8~16は例。他の自然な解答も可)
1~4は一般動詞と過去形・動名詞、5~7は条件文・現在完了・関係代名詞、8~15は語順・比較・不定詞・過去進行形を学校教材へ戻って復習します。16は理由を一文で説明できるかを確認します。正解数だけでなく、翌日に同じ文法の別問題が解けるかを見てください。
SAコースの1週間復習表|学校ワークを中心に
- 1日目:学校の答案または小テストで間違えた問題を5種類に分類。
- 2日目:語彙と動詞の誤りを各3問、解答を見ずに復習。
- 3日目:並べ替え文を一から自分で書き、意味を説明。
- 4日目:学校の既習英文を読み、設問の根拠を本文から探す。
- 5日目:学校課題の英作文を自分の言葉で書き直す。
- 6日目:同じ単元の初見問題を3問解く。
- 7日目:まだできなかった問題だけ次週の復習へ残す。
スタディサプリの学校内での位置づけ、到達度テストの詳細については、SAコースの学び直し・スタディサプリ到達度テストガイドにまとめています。本記事は学校のワークや返却答案の誤答改善に特化し、SA・GCの学校英語比較とは目的を分けています。学校教材を確認しながら弱点診断を希望する場合は、最大1か月完全無料体験・学習相談をご覧ください。
参考にした主な公式情報
札幌日本大学中学校|SAコース公式案内(授業時数・コース比較・英語の学び)。札幌日本大学中学校|教育コース紹介・2025年度からの再編成。札幌日本大学中学校|GCコース公式案内。日本英語検定協会|公式サイト。情報確認日:2026年10月16日。授業進度・教材・定期テスト・コース制度は最新の学校配布資料を優先してください。
