「文法を直しても英作文が伝わらない」「先生への依頼もブログも、同じ意見文になってしまう」。札幌日本大学高校のIBコースでEnglish Bを学ぶ生徒は、書く前に、相手・目的・場面を一行で整理してみましょう。丁寧な単語へ置き換えるだけでなく、何を先に伝え、相手に何をしてほしいかを変える練習が役立ちます。
本記事では、一つの架空の文房具交換会を、許可を求めるメール・参加を呼びかけるブログ・実施後の報告・次の協力を求めるスピーチへ書き分けます。各8問、合計32問。全ての下書きと完成例の和訳、解答・修正理由を掲載します。IBの過去問や校内提出課題ではなく、家庭で「なぜこの書き方か」を説明するための短い独自教材です。
学校のEnglish Bと、家庭練習の範囲を分ける
学校公式のIB開講科目一覧では、Group 2の言語習得にEnglish Bを掲げています。IBコース案内は、高校1年生の1月からディプロマプログラムを開始する流れを紹介しています。現在の本人の履修科目・開始時期・課題条件は、学校から届いた当年度の資料を優先してください。
学校ドメイン内の生徒作成ページ「Group2 EnglishB」には、英語での授業やディスカッション・プレゼンテーションを行う学習の紹介があります。生徒の体験を伝えるページと、学校の正式な募集要項・評価規準は区別します。同ページにある英検級の目安を、出願資格や履修の一律条件には読み替えません。
IB機構のLanguage B公式説明は、語彙・文法とともに、読み手、場面、目的を考え、多様な文章や発話を作る力を重視しています。本記事ではこの考え方に沿って、短文の正誤だけでは見えにくい「相手に合う情報の順序」と「行動を促す結び」を練習します。
対象は高校IBのEnglish Bを学ぶ生徒と、その準備をする生徒です。中学校のSA・GCの授業がIBのEnglish Bと同一という意味ではありません。また、IBの公式ページには2029年の初回評価に向けた資料も掲載されています。本人に適用されるシラバス、SL・HL、評価年度、語数や採点条件は担当教員に確認し、本記事の80〜110語を本試験の指定語数と混同しないでください。
文法が正しくても伝わりにくい四つの原因
| 確認点 | 起こりやすいこと | 書く前の問い |
|---|---|---|
| 読み手 | 先生と同級生に同じ呼びかけを使う | 相手は何を知っていて、何を決められるか |
| 目的 | 許可を求めるのに、決定事項として知らせる | 読後に許可・参加・検討・協力のどれを求めるか |
| 情報の順序 | 感想が長く、必要な条件が後ろに埋もれる | 相手が判断するための情報は何か |
| 文体と結び | 全てを堅くする、または全てをくだけさせる | 関係性と場面に合い、次の行動が分かるか |
registerは、場面や相手に応じた言葉遣いの選び方です。「難しい単語を使えば丁寧」「短縮形は常に不可」「メールならHiは必ず失礼」と一律には決まりません。相手との関係・学校の慣例・指定された課題に合わせます。本記事の先生宛メールでは面識が浅い担当教員を想定し、Dear Ms. Leeのような呼びかけを採用します。
同じ“Please join us.”(ぜひ参加してください)でも、許可前の教員宛メールでは必要な依頼にならず、承認後の生徒向け案内では自然な呼びかけになります。文の意味だけでなく、その文章で今してよいこと・してほしいことを確認してください。
四つの文章を作る前の共通メモ
①相手:誰が読む/聞くか。②目的:相手に何を理解・判断・実行してほしいか。③状態:提案・承認済み・実施済みのどれか。④必要情報:課題で指定された条件。⑤結び:次の行動。この五つを日本語で短く書いてから、英語にします。学校の提出物では課題の指定をそのまま確認し、分からない条件を自分で作って埋めないでください。
独自32問|同じ題材を四つの文章に書き分ける
以下の学校・人物・交換会・部屋・曜日・時刻・人数はすべて架空です。札幌日本大学高校の実際の行事・課題・設備・結果ではありません。段階AからDへ進むにつれて、許可前→許可後→実施後→次回の検討へ状況が変わります。IBの試験問題や学校の教材、Oxford等の教科書から文章を転載していません。
各段階の完成文は本文だけ80〜110語を目安にします。見出し・小見出し・件名・メールの呼びかけ・署名はこの教材の数え方では除き、スピーチ内の挨拶は本文に含めます。空白で区切った語を数えます。短縮形とハイフンでつながった語はそれぞれ1語。これは本記事の練習上の約束です。学校や試験の正式な数え方があるときはそちらを優先してください。
A|先生へ許可を求めるメール|問1〜8
創作の事実カード:あなたはHaruです。面識の浅いMs. Leeへ、来週水曜12:20〜12:40にRoom 203で、未使用の余分な文房具を交換する会の開催許可を求めます。まだ承認されておらず、生徒への告知もしていません。目的は余分な文房具を活用すること。金銭のやり取りはせず、ボランティアが品物を確認し、終了後は清掃します。追加で必要な条件も尋ねてください。
修正前の下書き:
Hi! We are using Room 203 next Wednesday. Everyone will love our stationery exchange. Give us the room from 12:20 to 12:40. We have a great plan, so there should not be any problems. Tell us quickly. Haru
問1:読み手・目的・現在の許可状態を日本語で答えてください。
問2:下書きの“We are using Room 203”が今回の状況に合わない理由を説明してください。
問3:“Give us the room …”を、日時・部屋を含む丁寧な許可の依頼に直してください。
問4:交換会の目的と、金銭のやり取りをしないことを英語2文で書いてください。
問5:許可された場合の「品物の確認」と「清掃」を、条件を示す英語1文にしてください。
問6:この相手に合う呼びかけと結びの表現を一組示してください。
問7:事実カードの条件を全て満たすメール本文を80〜110語で書き、件名・呼びかけ・署名を付けてください。
問8:完成文を点検し、「依頼→目的→運営→追加条件の質問」の順序が相手の判断をどう助けるか説明してください。
B|承認後、生徒へ知らせるブログ|問9〜16
創作の事実カード:Aの計画が承認されました。学校内の生徒向けブログに、来週水曜12:20〜12:40、Room 203で行う会を案内します。持ち込めるのは未使用の文房具。金銭のやり取りはありません。持参品がない生徒も利用できます。参加は任意です。品物は受付のボランティアへ渡します。会の魅力と具体的な参加方法を伝えてください。
修正前の下書き:
Dear Sir or Madam, Permission has been granted for the stationery exchange. All students are required to attend this important event. Participants are requested to bring things. It will happen next week in the usual place. The event is expected to be satisfactory. Yours faithfully, The Organizers
問9:このブログの読み手と、読み手にしてほしい行動を答えてください。
問10:“All students are required to attend”の内容上の誤りを指摘してください。
問11:生徒が読んで内容を予想できる英語の見出しを一つ作ってください。
問12:“next week in the usual place”を、日時・部屋を特定する英文に直してください。
問13:持参品がない生徒も利用でき、金銭のやり取りがないことを英語で伝えてください。
問14:受付の行動を英語で書き、「誰へ・何を」が伝わるようにしてください。
問15:見出しを付け、必要条件を満たす生徒向けブログ本文を80〜110語で書いてください。
問16:Aの教員宛メールと比べ、ブログの書き出し・情報順・結びをどのように変えたか説明してください。
C|実施後、委員会へ出す短い報告|問17〜24
創作の事実カード:Bの会が終わりました。読み手は次回実施を検討する生徒委員会。参加者24人、交換された品物31点。参加者全員に感想を尋ね、18人が感想カードを提出し、その18人全員が「役に立った」と回答しました。残る6人の意見は不明です。入口付近の同じ場所で品物の確認とテーブルへの配置を行っており、入口が一時混雑しました。次回は受付と品物を置く場所を分ける案を示します。結果・課題・提案を報告してください。
修正前の下書き:
What an amazing day! Everyone in the school loved our exchange. Thirty-one students joined us, and the entrance was a disaster. We should hold this every day because it clearly solves the problem of wasted stationery. Come along next time and bring all your friends!
問17:委員会への報告に必要な三つの内容を答えてください。
問18:下書きの参加人数を訂正し、品物の数も英語で区別して書いてください。
問19:感想カードの結果を英語で述べ、回答しなかった6人の意見を含めて断定しない形にしてください。
問20:“the entrance was a disaster”を、観察した問題が分かる中立的な英文へ直してください。
問21:受付と品物置き場を分ける提案を、理由とともに英語で書いてください。
問22:報告を整理する英語の小見出しを三つ示してください。
問23:全体見出しと小見出しを付け、委員会向け報告の本文を合計80〜110語で書いてください。
問24:Cの下書きの“Come along next time”を報告の結びに使うと目的がずれる理由を説明してください。
D|同級生へ協力を呼びかけるスピーチ|問25〜32
創作の事実カード:Cの後、次回開催はまだ決まっていません。同級生への短いスピーチで、次回の運営に関心がある人を募ります。初回は24人が参加し31点が交換されたこと、次回は入口の混雑を改善したいことを伝えます。「準備に時間がかかりそう」という心配を取り上げ、短い役割分担を相談する案を示してください。協力を約束させず、関心がある生徒に終わった後でHaruへ声をかけてもらいます。
修正前の下書き:
Results: Twenty-four students attended. Thirty-one items were exchanged. Recommendation: More volunteers should be obtained. Some people are worried about the work, but that is not important. The next exchange will definitely happen. Everyone must sign up today. This concludes the report.
問25:この場面の聞き手と目的を答えてください。
問26:下書きの“definitely happen”と“Everyone must sign up today”が事実カードに合わない理由を説明してください。
問27:聞き手へ呼びかける自然な英語の書き出しを作ってください。
問28:初回の参加者と交換品を、スピーチの中で聞き取りやすい英語2文にしてください。
問29:作業の心配を受け止め、役割分担を相談する案につなぐ英語2文を書いてください。
問30:開催未決定であることと、関心がある人への次の行動を英語で示してください。
問31:聞き手への呼びかけ、実績、心配への応答、改善案、任意の行動を含むスピーチ本文を80〜110語で書いてください。
問32:報告書の小見出しを読み上げる方法と比べ、完成例が聞き手へ届きやすくなる工夫を二つ説明してください。
全32問の解答・修正理由・英文の全訳
下書きには事実や目的の誤りを意図的に含めています。答え合わせでは、語彙の難しさより、事実カードの条件が守られているかを確認してください。示した完成例以外の自然な英文も認められます。
A|先生へ許可を求めるメール|解答と全訳
修正前の下書きの全訳:こんにちは! 来週水曜は203教室を使います。みんな文房具交換会を気に入るでしょう。12:20から12:40まで部屋を貸してください。すばらしい計画なので問題はないはずです。早く知らせてください。ハル
問1の解答例:Ms. Lee/開催許可と追加条件の確認/未承認。
解説:読み手は部屋の使用について相談する先生です。仲間への開催通知ではないため、決定事項として書き始めないようにします。
問2の解答例:部屋の使用がすでに決まっているように伝わるから。
解説:元の文は「私たちは203教室を使います」という予定の表明です。許可を求める状況では、まず承認を得る必要があります。
問3の解答例:Could we use Room 203 next Wednesday from 12:20 to 12:40 for a stationery exchange?
解説:「文房具交換会のため、来週水曜12:20〜12:40に203教室を使わせていただけますか」。Could we …?で相手の判断を求めます。
問4の解答例:We would like to make good use of spare, unused stationery. No money would be exchanged.
解説:「余分な未使用の文房具を活用したいと考えています。金銭のやり取りは行わない予定です」。目的と運営条件を分け、未承認の計画として示します。
問5の解答例:If the event is approved, volunteers will check the items and clean the room afterward.
解説:「会が承認されたら、ボランティアが品物を確認し、その後部屋を清掃します」。if以下が実施条件で、承認を済んだ事実に変えません。
問6の解答例:Dear Ms. Lee, / Thank you for considering our request. Best regards, Haru
解説:「リー先生へ/私たちのお願いをご検討いただき、ありがとうございます。よろしくお願いいたします。ハル」。この教材の関係性に合う一例です。学校の普段の呼びかけを否定する規則ではありません。
問7の解答例:本文89語。
Subject: Request to use Room 203 for a stationery exchange
Dear Ms. Lee,
Could we use Room 203 next Wednesday from 12:20 to 12:40 for a stationery exchange? We would like to help students make good use of spare, unused stationery. No money would be exchanged. If the event is approved, volunteers will check the items before placing them on the tables and clean the room afterward. We have not announced the event because we are waiting for permission. Could you let us know whether this plan is acceptable and whether there are any additional conditions? Thank you for considering our request.
Best regards,
Haru
完成例の全訳:件名:文房具交換会のための203教室使用のお願い。リー先生へ。文房具交換会のため、来週水曜12:20から12:40まで203教室を使わせていただけますか。生徒が余分な未使用の文房具を活用する手助けをしたいと考えています。金銭のやり取りは行わない予定です。会が承認されたら、ボランティアが品物をテーブルに並べる前に確認し、終了後は部屋を清掃します。許可を待っているため、まだ会の告知はしていません。この計画でよいか、また追加の条件があるかを教えていただけますか。お願いをご検討いただき、ありがとうございます。よろしくお願いいたします。ハル。
解説:依頼の内容、時間と場所、目的、金銭の扱い、確認・清掃、追加条件の質問を含めています。長い自己紹介で依頼を埋めない構成です。
問8の解答例:先に何の許可が必要かを示し、次に目的と管理方法を説明すると、先生が条件や問題点を判断しやすい。最後の質問で追加の指示を受け取れる。
解説:丁寧さは語句だけでなく、判断材料を過不足なく示すことにも表れます。「問題はないはず」と断定する代わりに、確認を求めています。
B|承認後、生徒へ知らせるブログ|解答と全訳
修正前の下書きの全訳:ご担当者様。文房具交換会の許可が下りました。全生徒はこの重要な行事に出席しなければなりません。参加者は物を持参するよう求められます。来週、いつもの場所で実施されます。満足のいく行事になると期待されます。敬具。主催者一同。
問9の解答例:同じ学校の生徒。条件を読んだうえで、興味があれば任意で参加してもらう。
解説:既に承認された会への案内です。学校外の誰にでも公開される案内や、教員への許可申請ではありません。
問10の解答例:任意参加なのに、全員が出席義務を負うと書いている。
解説:文法が正しくても事実が違います。“Participation is optional.”なら「参加は任意です」と示せます。
問11の解答例:Give Spare Stationery a New Home
解説:「余った文房具に新しい使い手を」。生徒の関心を引く見出しの一例です。比喩的な表現で、文房具を住居へ届けるという意味ではありません。
問12の解答例:The exchange will take place in Room 203 next Wednesday from 12:20 to 12:40.
解説:「交換会は来週水曜12:20〜12:40に203教室で行われます」。読み手が「いつもの場所」を知っていると決めつけません。
問13の解答例:You can take part even if you have nothing to bring. No money will be exchanged.
解説:「持ってくる物がなくても参加できます。金銭のやり取りはありません」。持参を参加条件にしてはいけません。
問14の解答例:Please hand any unused stationery to the volunteers at the entrance.
解説:「未使用の文房具は入口のボランティアへ渡してください」。曖昧なthingsより対象を明示し、受付方法を伝えます。
問15の解答例:本文92語。
Give Spare Stationery a New Home
Do you have spare stationery at home, or could you use a few extra supplies? Our approved exchange will take place in Room 203 next Wednesday from 12:20 to 12:40. Please bring only unused items and hand them to the volunteers at the entrance. No money will be exchanged, and you can take part even if you have nothing to bring. Participation is optional, so drop in if the idea interests you. It is a chance to pass useful things on instead of leaving them unused. We hope to see you there!
完成例の全訳:見出し:余った文房具に新しい使い手を。家に余っている文房具はありませんか。それとも、いくつか文房具があると助かりますか。承認された交換会を来週水曜12:20から12:40まで203教室で行います。持ち込むのは未使用品だけにして、入口のボランティアへ渡してください。金銭のやり取りはなく、持ってくる物がなくても参加できます。参加は任意なので、興味があれば立ち寄ってください。使える物をそのまま眠らせず、次の人へ渡す機会です。お会いできるのを楽しみにしています。
解説:生徒への問いかけから入り、日時・場所、受け入れる品物、受付、持参品がない場合、任意参加を示します。親しみやすくても条件は省きません。
問16の解答例:Aでは先生の許可を得る依頼を先に置く。Bでは生徒にとっての利点から入り、すぐ参加情報を示す。結びも返答依頼から任意の参加呼びかけへ変える。
解説:読み手が異なるので、許可前の相談文をそのままコピーしません。ただし日時など、維持すべき事実は保ちます。
C|実施後、委員会へ出す短い報告|解答と全訳
修正前の下書きの全訳:なんてすばらしい一日でしょう! 学校中のみんなが交換会を気に入りました。31人の生徒が参加し、入口はひどい状態でした。文房具が無駄になる問題を明らかに解決するので、毎日開催すべきです。次回は友達をみんな連れて来てください!
問17の解答例:実施結果、起こった課題、次回に向けた提案。
解説:委員会は次回を判断する読み手です。参加者への誘いや自分の感想だけでは、必要な判断材料になりません。
問18の解答例:Twenty-four students attended, and thirty-one items were exchanged.
解説:「24人の生徒が参加し、31点の品物が交換されました」。人と物を区別します。
問19の解答例:Eighteen participants returned feedback cards, and all eighteen said the event was useful. The other six participants did not provide feedback.
解説:「18人の参加者が感想カードを提出し、その18人全員が役に立ったと答えました。他の6人からは感想がありませんでした」。未回答は賛成にも反対にも数えません。
問20の解答例:The entrance became crowded for a short time.
解説:「入口は一時的に混雑しました」。強い感情語より、確認された状態を具体的に示します。
問21の解答例:We recommend separating the check-in area from the item tables to reduce crowding.
解説:「混雑を減らすため、受付を品物のテーブルから分けることを提案します」。提案と狙いを明示し、改善効果が証明済みとは言いません。
問22の解答例:Results / Issue / Recommendation
解説:「結果/課題/提案」。必須の万能書式ではなく、この依頼を読みやすくする小見出しの例です。
問23の解答例:本文88語。
Report on the Stationery Exchange
Results
Twenty-four students attended the exchange, and thirty-one items were exchanged. Eighteen participants returned feedback cards; all eighteen described the event as useful. The other six participants did not provide feedback, so their views are unknown.
Issue
The entrance became crowded briefly. Checking items and placing them on tables took place in the same area.
Recommendation
For a future event, we recommend separating the check-in area from the item tables. This change could make arrivals easier to manage. The committee should consider this proposal before deciding whether to repeat the event.
完成例の全訳:見出し:文房具交換会の報告。結果:24人の生徒が参加し、31点の品物が交換されました。18人が感想カードを提出し、その18人全員が役に立ったと述べました。残る6人から感想はなく、意見は不明です。課題:入口は一時混雑しました。品物の確認とテーブルへの配置は同じ場所で行われていました。提案:次回の開催に向け、受付と品物のテーブルを分けることを提案します。この変更により、来場時の対応がしやすくなる可能性があります。委員会は再開催を決める前に、この提案を検討するべきです。
解説:事実、回答範囲、混雑、改善提案を順に示しています。語調を落ち着かせるだけでなく、委員会が必要とする情報へ内容を組み替えます。
問24の解答例:読者は参加を誘う相手ではなく、次回の運営を検討する委員会だから。最後は検討すべき改善案を示す方が目的に合う。
解説:文章の結びが求める行動を決めます。どの文章にも同じ呼びかけを付けるのではなく、読者の役割に合わせます。
D|同級生へ協力を呼びかけるスピーチ|解答と全訳
修正前の下書きの全訳:結果:24人の生徒が参加しました。31点が交換されました。提案:もっとボランティアを確保するべきです。作業を心配する人もいますが、それは重要ではありません。次の交換会は必ず行います。全員が今日申し込まなければなりません。以上で報告を終わります。
問25の解答例:同級生。次回運営への関心を聞き、相談に加わる人を募る。
解説:この時点では次回実施も各人の役割も未確定です。参加義務や約束があるように扱わないでください。
問26の解答例:開催は未決定で、当日の申込義務もない。関心を聞く場面を確定した開催・強制参加へ変えている。
解説:definitelyは「確実に」、mustは義務を示します。語調の問題だけでなく、元の条件を変えてしまっています。
問27の解答例:Hello, everyone. Would you like to help improve our next stationery exchange?
解説:「皆さん、こんにちは。次の文房具交換会をよりよくする手伝いに関心はありませんか」。この問いかけの後で、実施はまだ未決定と明示します。
問28の解答例:Twenty-four students attended our first exchange. They passed on thirty-one useful items.
解説:「初回には24人が参加しました。31点の役立つ品物が次の人へ渡りました」。数値を二文に分けると聞き手が対応関係を追いやすくなります。
問29の解答例:Some of you may be worried about the time needed. We could discuss short, shared tasks so that no one has to manage everything alone.
解説:「必要な時間を心配している人もいるかもしれません。誰か一人が全てを管理しなくてよいよう、短い作業を分担する方法を相談できます」。心配を軽視せず、具体的な相談案へつなげます。
問30の解答例:Another event has not been confirmed. If you are interested, please speak to Haru after the talk.
解説:「次回の開催はまだ確定していません。関心があれば、話が終わった後でハルに声をかけてください」。声をかけることと、参加を約束することを分けます。
問31の解答例:本文95語。
Hello, everyone. Our first stationery exchange brought twenty-four students together, and thirty-one useful items found new owners. Could we make a future event easier to run? Some of you may be worried about the time needed. We could discuss short, shared tasks instead of asking one person to manage everything. Separating the check-in area from the item tables could also reduce crowding. Another event has not been confirmed, and speaking to us does not commit you to volunteering. If you are interested in helping us plan, please speak to Haru after this talk. Thank you.
完成例の全訳:皆さん、こんにちは。初回の文房具交換会には24人が集まり、31点の役立つ品物が新しい持ち主へ渡りました。今後の会をもっと運営しやすくできないでしょうか。必要な時間を心配している人もいるかもしれません。一人に全てを管理してもらう代わりに、短い作業を分担する方法を相談できます。受付と品物のテーブルを分ければ、混雑を減らせる可能性もあります。次回の開催はまだ確定していませんし、私たちに話しかけてもボランティアを引き受ける約束にはなりません。計画の手伝いに関心があれば、この話の後でハルに声をかけてください。ありがとうございました。
解説:youやweを使って聞き手との関係を作り、数字を示した後に心配への応答と改善案を続けます。最後は強制申込ではなく、相談の入口です。
問32の解答例:聞き手に直接呼びかけ、関心や心配へ応答していること。最後に誰へいつ話しかけるかが分かること。
解説:報告書の整理そのものが悪いわけではありません。今回は口頭で協力への関心を募る目的なので、聞き手が自分の行動を想像できる構成にします。
家庭での確認|保護者は英文を作り直さず、三つだけ尋ねる
「誰が読むの?」「読んだ人に何をしてほしいの?」「まだ決まっていないことは何?」の三つを本人に尋ねます。答えが曖昧なら、文法訂正より前に課題条件へ戻ります。保護者が自然な英語へ全面的に書き直すと、本人が構成を選ぶ練習が減ってしまいます。
一度に全32問を解く必要はありません。まずAとBの各8問で、許可の依頼と参加案内を比べます。別の日にCとDで、報告と説得の違いを確かめます。その後、答えを閉じて同じ題材の読み手だけを変え、「残す事実」「削る説明」「変える結び」を自分で選びます。時間は学校の提出物・他教科・休息に合わせて調整してください。
| つまずいた問題 | 先に戻る点 | 翌日の確認 |
|---|---|---|
| 問1・9・17・25 | 読み手と目的の特定 | 英語を書く前に相手と目的を一文で説明 |
| 問2・10・18・26 | 事実・許可・義務の区別 | 未確定の事項と確定事項を別々にメモ |
| 問3・6・11・14・20・27 | 相手に合う語調・具体性 | 別の言い方でも同じ目的が伝わるか説明 |
| 問7・15・23・31 | 全文の構成 | 本文を閉じ、必要な段落と情報順を再現 |
| 問8・16・24・32 | 選択理由の説明 | なぜその結びを選ぶかを自分の言葉で説明 |
よくある質問
English Bの作文は、難しい単語を増やせばよいですか。
語彙は必要ですが、読み手や目的が違う文章は、単語を難しくしても課題に合いません。先に必要な情報と相手の行動を整理し、その後で語彙・構文を調整します。本人の学校の評価コメントに具体的な指摘がある場合は、それを優先してください。
IBでは全ての英作文をフォーマルに書きますか。
相手・目的・場面で変わります。先生への依頼、生徒向けブログ、報告、スピーチを全て同じ語調にそろえる必要はありません。形式を選べる課題なら、指示に合う形式を選び、その理由を説明できるようにします。
この記事の32問で、IBの評価点を判定できますか。
できません。慶英会の短い練習であり、IBの正式な評価課題・採点規準を再現していません。80〜110語も本記事独自の練習量です。評価年度やSL・HL、学校課題の条件に応じて、正式な資料を確認してください。
中学校GCの英語発表とEnglish Bは同じですか。
同じ科目・評価制度とは扱えません。中学で身につけた根拠を示す力や相手を意識する力は準備に生かせますが、高校IBの履修科目・課題形式は別に確認します。学校の中高一貫コースとIBコースの進路選択も、公式案内と面談で確かめてください。
生徒作成ページの英検級の目安は出願条件ですか。
体験を紹介する記述だけで出願・履修資格は決められません。現年度の募集要項と学校の正式な説明を確認してください。本記事は入学要件や合格可能性を判定するものではありません。
完成例や生成AIの文章を学校へ提出してもよいですか。
本記事の完成例は自主練習用です。自分の作品として学校に提出せず、構成と修正理由を学び、本人の課題は本人が取り組んでください。生成AI・翻訳・添削支援の利用範囲は、学校の学問的誠実性方針と課題ごとの指示を優先します。
学校英語から、読み手に届く英文へ
同校中学校の国際協働についてはGCの英語発表・COIL独自20問、資料を読んで要約する準備には高校SSHの英語資料・出典を学ぶ32問も利用できます。これらの学習活動を高校IBの必修課題とみなさず、本人の授業で必要な技能を選んでください。
慶英会では中高一貫校の学校英語・英検について、最大1か月の完全無料体験と学習相談を案内しています。英文の意味、語彙・文法、読み手に合わせた構成を本人が説明できるように練習します。IBの公式採点や提出課題の代筆を行うサービスではありません。授業時間・回数・日程・担当講師は開始前にご案内します。無料体験・学習相談の最新条件をご確認ください。
確認した公式情報
札幌日本大学高校:IBの開講科目
札幌日本大学高校:IBコース案内
学校ドメイン内の生徒作成ページ:Group2 EnglishB
IB機構:Language B
公式情報確認日:2026年11月4日(日本時間)。学校の制度、IBの科目説明、生徒による紹介、慶英会独自の学習提案を区別しています。慶英会は札幌日本大学高校やIB機構の公式指導機関ではありません。学年・年度・課題により条件が異なるため、学校の現行資料を優先してください。

