サレジオ学院の英語についていけないとき、最初にすること
サレジオ学院中学校で英語の授業についていけないと感じたら、最初にすべきことは学習量を闇雲に増やすことではありません。学校の小テスト・定期試験の答案と、現在使っている『NEW TREASURE』の単元を照合し、どの文法・語彙から理解が曖昧になっているかを特定することです。サレジオ学院の2026年学校案内は、英語と数学を中心に先取り学習を行い、英語はZ会『NEW TREASURE』を使って速いペースで進む一方、遅れがちな生徒には放課後などで丁寧に指導する方針を明記しています。
さらに公式Q&Aでは、中学の補習について主に月曜・水曜・金曜を設定し、英語・数学を中心とした補習や課題忘れへの指導を行うと説明しています。中学1・2年生の段階で授業・復習・補習を一体化できれば、苦手を次の学年へ持ち越す危険を減らせます。本記事では、補習になったときの原因の見つけ方、NEW TREASUREの学び直し、週単位の家庭学習、定期試験と英検の両立を具体的に解説します。
公式情報で確認できる英語教育と補習制度
2026年のサレジオ学院学校案内によると、同校は3学期制で定期試験を年5回行い、土曜午前にも通常授業があります。英語はNEW TREASUREを基盤に先取り学習を行うことが紹介されています。英語科の公式説明では、週6〜7時間のうち日本人教員によるインプット重視型授業が4〜5時間、ネイティブ教員2人と日本人教員によるチームティーチングが2時間と案内されています。
公式Q&Aには、主に月・水・金を補習の日とし、英語・数学の補習や課題忘れへの指導を行うと記載されています。ただし、特定の曜日に全学年・全員向け英語補習が必ず実施されるという意味ではありません。対象、開始時刻、参加条件、担当者は、在籍学年の最新の学校連絡を確認してください。
また学校案内は英検について、中2で3級、中3・高1で準2級などを一つの目安として挙げています。これは学習指導上の目安であり、全員がその学年で合格する保証や、未取得なら進級できないという条件を示すものではありません。
補習の前に確認したい四つの失点原因
第一は単語・熟語です。英文の意味が取れない、問題文の指示が読めないなら、学校指定範囲の語彙を優先します。第二は文法です。選択肢からなら選べるのに自分で英文を作れない場合、規則の理解と再現力の間に差があります。第三は長文読解です。語彙不足なのか、主語と動詞の関係が取れないのかを分けます。第四は課題管理です。提出忘れ・復習の先送りが続く場合、知識不足と学習習慣の課題を別々に整える必要があります。
答案には、間違えた問題の横に「語彙」「文法」「読解」「記述」「課題管理」と簡潔に記録し、最も頻度の高い二項目から取り組みましょう。すべてを同時に改善しようとすると、新しい授業の準備が不足しやすくなります。
補習・追試の前に試せる英文法セルフ診断6問
以下は慶英会が作成したオリジナル確認問題です。学校の試験問題やNEW TREASUREの転載ではありません。学校で学習済みの問題のみ、解答を見ずに取り組んでください。1問ずつ「自力で正解」「ヒントがあれば正解」「解説が必要」の3段階に分け、後者の2種類を補習で質問する候補にします。
- 【中1基礎①】Does your brother ( play / plays ) soccer?
- 【中1基礎②】He plays tennis. を否定文に書き換えなさい。
- 【中1基礎③】They are busy. を疑問文に書き換えなさい。
- 【中1〜中2応用④】She went to the library yesterday. を疑問文に書き換えなさい。
- 【学習済みの場合⑤】The window was broken by Ken. を能動態に書き換えなさい。
- 【学習済みの場合⑥】「彼女は今、夕食を作っています」を英語にしなさい。
解答:① play(doesの後は動詞の原形) ② He doesn’t play tennis.(三人称単数の否定文はdoesn’t+原形) ③ Are they busy?(be動詞を主語の前へ) ④ Did she go to the library yesterday?(didの後はgo) ⑤ Ken broke the window.(受動態から能動態へ、過去形broke) ⑥ She is cooking dinner now.(現在進行形はbe動詞+-ing)。
①②が難しければ疑問文・否定文と三人称単数を優先。③④が難しければbe動詞と一般動詞、過去形を整理。⑤⑥だけが難しい場合は、その文法が既習か確認してから取り組みます。これらの問題の正答率はサレジオ学院の成績や補習対象を判定する基準ではありません。
補習を受けた後の確認表:参加と定着を分ける
- 補習当日:扱った問題を教材を閉じて1問解く。できなければ何のヒントが必要か書く。
- 翌日:主語・動詞を変えた類題を1問解く。誤答なら単元を戻して復習する。
- 週末:学校の課題から同じ文法の初見問題を1〜2問選び、自力で解く。
- 次の小テスト・定期考査:語彙・文法・英作文など同じ誤答分類の減少を確認する。
復習結果は「実施した分数」ではなくヒントなしで解けた問題数/取り組んだ問題数で記録するのが一案です。たとえば3問中1問→3問中2問なら定着の兆しが見えますが、学校の成績向上を保証するものではありません。
中1のNEW TREASURE:例文を理解してから変形する
中1の段階では、学校で学んだ例文を丸暗記するだけでなく、文法の規則を説明し、主語や時制を変えても正しく書けることが重要です。例えば「She plays tennis.」から疑問文「Does she play tennis?」を作る場合、doesの後では動詞が原形になる理由を確認します。
学校の単元に沿って、まず新出語の意味と音を確認し、本文を音読します。次に短い例文の語順を説明し、教科書を閉じて再現します。その後、同じ文型を使って別の例文を作ります。書けなかった英文は翌日もう一度確認してください。NEW TREASUREの章番号や学年ごとの到達位置は、版と実際の授業進度で異なるため、本記事では推測しません。
中2のNEW TREASURE:今の単元と中1の穴をつなぐ
中2の英語が苦手な場合、現在習っている内容にだけ時間をかけても改善しないことがあります。例えば助動詞や時制を含む文で誤答が続くとき、中1で学んだ疑問文・否定文・一般動詞の形を正確に使えるか確認します。学校の現行単元とつながる基礎へ戻るのが基本です。
読解の問題では、一文ごとに主語・動詞と修飾される部分を確かめ、文の意味を説明してみましょう。英作文の問題では、先に短い基本文を正確に書き、必要な情報を付け加える練習が有効です。「理解できたつもり」の状態を避けるため、解説を隠して翌日に類題へ取り組みます。
月・水・金の補習を軸にした1週間の復習モデル
月曜日は週末の宿題と小テストの誤答を整理し、授業中に分からなかった問題を一つ以上明確にします。補習の対象となっている場合は、学校の指定時間に参加して質問します。火曜日はそこで確認したルールを用いて短文を三つ書き、解説なしで解けるか再テストします。
水曜日は週前半の誤答を見直し、必要に応じて教員の補習・質問の機会を活用します。木曜日は新出語と授業本文を復習します。金曜日は一週間に間違えた問題だけを再演習し、週末には翌週の授業に必要な基本事項を確認します。
これは公式の月・水・金という補習実施方針を踏まえた家庭学習例であり、補習の実施時刻や参加義務を定めるものではありません。部活動、課題量、体調を考慮し、実際の学校連絡を最優先してください。
補習で質問するなら、答えではなく考え方を聞く
補習で「この問題が分かりません」と伝える前に、問題番号、自分で書いた答え、どこまで分かったかを整理します。例えば「主語がheなのでdoesを使うことは分かるが、その後の動詞の形が分からない」と質問できれば、理解不足の箇所を教員に伝えやすくなります。
解説を聞いた直後には正答できても、数日後に再び間違えることがあります。説明を受けた内容は、その日のうちに一問、翌日に一問、週末に一問というように間隔を空けて再テストしましょう。補習への参加だけで満足せず、本人が一人で解ける状態に変わったかを確認することが大切です。
定期試験2週間前の具体的な対策
【14〜10日前】学校の試験範囲表、NEW TREASURE、授業プリント、単語小テスト、宿題を集めて、範囲内の基本問題を一度解きます。分からない問題には印を付け、補習や授業後に質問する内容をまとめます。
【9〜6日前】誤答を語彙・文法・読解・英作文に分類します。単語は意味とつづり、文法は例文の変形、読解は文構造、英作文は主語・動詞・時制・語順を確認してください。
【5〜3日前】分からなかった問題を解説なしで解き直し、似た初見の短文でも正答できるか確かめます。チームティーチングの授業などで指定された音声・発表内容が評価範囲なら、学校の指示に沿って復習します。
【2日前〜前日】新しい教材を増やしすぎず、未定着の問題と提出物を最終確認します。学校が実施する定期試験は年5回と公表されていますが、具体的な日程・配点は年度ごとの学校資料を確認してください。
週2時間のチームティーチングを筆記の成績につなげる
サレジオ学院の英語科公式ページでは、ネイティブ教員2人と日本人教員によるチームティーチングを週2時間行い、アウトプット重視の授業を実施すると説明しています。ここで身につけた表現を定着させるには、発話した英文を短く書いて確かめる方法が役立ちます。
例えば「What did you do yesterday?」と聞かれて「I played soccer.」と答えたら、後で英文を書き、playedの形が正しい理由を説明します。会話はできても学校の英作文では失点する場合は、話す練習の後に短い記述を取り入れてください。反対に文法問題はできるのに発話が苦手なら、一問一答から始め、理由や具体例を一文加える練習が効果的です。
英検3級を急ぐより、学校英語を安定させる
学校案内では中2で英検3級、中3・高1で準2級を一つの目安として示しています。しかし学校の定期試験で基本文法や語彙に大きな失点がある場合、検定対策の問題集を増やすことが最善とは限りません。
まず学校で扱う語彙・文法を固め、英検の過去問題を使って不足する技能を確認しましょう。英検独自のリスニングやライティングなどは通常期に少しずつ練習し、学校の定期試験前は指定範囲の復習に重点を移します。受験する級は本人の理解度と学習負担に応じて決めてください。
保護者様は「勉強時間」より三つの変化を見る
英語の成績が下がったときに確認したいのは、①学校課題を把握し期限までに提出できているか、②前回間違えた問題を数日後にも解けるか、③新しい単元の授業を理解できているか、の三点です。勉強時間が増えてもこの三つが改善しなければ、学習方法の見直しが必要かもしれません。
教科書を何度も写す作業は一部の復習に役立つものの、それだけでは自力で解答できるか分かりません。解説を隠して問題を解く、間違えた理由を説明する、類題を試すといった活動に時間を使いましょう。校内の補習・質問制度を利用しても理解が追いつかない場合には、学校教材に合わせた個別指導も選択肢です。
よくある質問
Q. サレジオ学院の中学英語はNEW TREASUREですか?
学校の2026年学校案内では、Z会のNEW TREASUREを基本に先取り学習を行うと明記しています。学年別の使用版や副教材は学校の最新配布資料で確認してください。
Q. 英語の補習は月・水・金にありますか?
公式Q&Aは、中学の補習について主に月・水・金を設定し、英語・数学の補習等を行うと説明しています。ただし毎回全員対象という意味ではなく、参加条件・時刻は学校の案内に従ってください。
Q. 週に何時間英語を学びますか?
英語科公式ページは週6〜7時間、そのうちアウトプット重視のチームティーチングを週2時間と紹介しています。学年ごとの詳細は時間割で確認してください。
Q. 中2までに英検3級は必須ですか?
学校案内では中2の目安として英検3級を挙げていますが、全員の合格義務や進級要件と断定できません。
Q. 補習に参加しても点数が上がらない場合は?
参加後に同じ型の問題を自力で解けるかを確認しましょう。基礎文法や学習の進め方に課題が残る場合は、学校の先生と相談し、必要なら個別指導を検討してください。
補習に参加しても解けないときの次の一手
学校の補習・質問対応を優先し、それでも以前の単元から理解が抜けている場合は、学校の教材と答案を使って弱点を診断できる個別指導を検討してください。慶英会の学習相談・無料体験案内では、学校の授業と補習を生かしながら復習範囲を整理できます。
学校の英語教育全体やNEW TREASUREの定期テスト対策は、関連記事「サレジオ学院の英語・定期テスト対策」も参考にしてください。
公式参考情報
サレジオ学院「教科(英語)」:https://www.salesio-gakuin.ed.jp/subject/
サレジオ学院「Q&A(補習・学習について)」:https://www.salesio-gakuin.ed.jp/question_and_answer/
サレジオ学院「学校案内2026 Web版」:https://www.salesio-gakuin.ed.jp/webbook/2026/pageindices/index21.html
日本英語検定協会:https://www.eiken.or.jp/eiken/
情報再確認日:2026年10月11日。公式記載の制度と一般的な学習提案を区別しています。