日本大学第二中学校の英語で「学習点検の時間」の対象になった場合、優先するのは補習に出席するだけでなく、次の小テスト・定期試験までに同じ誤答を減らすことです。学校公式FAQによれば、定期試験の基準点に届かなかった中学生に、終礼後、英語と数学の補習を行っています。学期末には別途「学習点検期間」も設けられています。日大二中は英語の授業を週6時間(教科書を使う英語3時間、文法の英語演習2時間、英語活用1時間)実施しています。したがって、返却答案と授業プリントを「語彙・文法・読解・英作文・聞き取り」に分け、どの授業の理解不足なのか突き止めることが復習の起点となります。
なお、学習点検への参加基準点と高校内部進学の判定条件は別です。学校公式FAQは、進学に関して指定時点で40点未満の不合格教科が2教科以下などの条件を公表していますが、学習点検の基準点が全試験で40点だとは述べていません。判定基準は担任・教科担当の最新案内を確認してください。本記事は内部進学基準の詳細比較ではなく、補習対象になった中1・中2が英語を立て直す方法に特化します。
学習点検とは?公式FAQに書かれている内容
日本大学第二中学校の公式「よくある質問」では、補習・講習について、学年の学習進度と生徒の定着度に応じて、放課後、定期試験前、長期休み中などに実施すると説明しています。特に中学生については、定期試験の基準点に達しなかった生徒に対し、終礼後の「学習点検の時間」で英語・数学の補習を行うと明記しています。
また各学期末の「学習点検期間」には、成績が芳しくなかった教科の範囲を補う学習支援も実施するとしています。普段の学習点検と学期末の学習点検期間は、いずれも理解が不十分な内容を補う制度ですが、開催期間や対象教科が同じとは限りません。
学習点検の対象点数は何点?
学校公式FAQでは「定期試験で基準点に達しなかった生徒」が対象であることは確認できます。しかし、この説明だけから、すべての学年・すべての試験で基準点が何点になるかを断定することはできません。
一方、同じFAQに掲載される高校への進学基準には「40点未満の不合格教科」が登場します。これは中学から高校への進学に関する条件として示された数字です。学習点検の参加判定が常に40点未満であると短絡的に解釈しないことが大切です。現在の学習点検の対象点は、試験案内や担任・教科担当の説明で確認してください。
中1の学習点検は将来のための基礎修正の機会
中1の段階で英語の学習点検の対象になった場合、今の授業の内容だけに追いつこうとするより、学習した基礎のどこに穴があるか確認することが重要です。英語で初めて扱う文法が曖昧なまま進むと、次の単元で使う英文の理解にも影響することがあります。
学校指定教材の例文を用意し、意味が分かるか、主語と動詞が識別できるか、疑問文や否定文に変えられるか、何も見ずに正しく書けるかを確かめます。学校で実際に学んだ順序に沿って、一単元ずつ修正してください。
中2の学年末までに取り組みたいこと
学校公式FAQに中2学年末の進学基準が明記されている以上、中2ではその時点までに英語の理解不足を放置しないことが特に重要です。ただし実際の成績の判定対象や救済措置の有無を本記事から推測することはできません。
中2になって英語が急に難しく感じられる場合、現在の単元だけでなく、中1で習った語彙や文法の未定着が原因となっている場合があります。返却答案と指定教材を見ながら、単語・語順・動詞の形・読解・英作文のどこでつまずいているかを整理しましょう。
日大二中の英語は「演習」と「活用」が重要
学校公式の中学英語紹介では、週2時間の「英語演習」という文法の授業と、中学3年間を通じた週1時間の「英語活用」を説明しています。英語活用では40人学級を2つに分け、日本人英語教員と外国人講師によるチームティーチングで、自分の考えを英語で書いたり話したりする練習を行います。
この構成を踏まえると、英語のテスト対策は文法の問題集だけを増やせばよいというものではありません。学校で学んだ文法を理解したうえで、短い英文を正しく書く、学んだ語彙で自分の意見を表現する、といった練習へつなげることができます。
英語演習の習熟度別授業と学習点検は別に考える
学校の中学英語紹介によると、英語演習は2学期と3学期に、英語が得意な生徒と基礎をさらに充実させたい生徒の2グループに分かれて学習します。これは授業中の学習ニーズに応じた編成であり、補習である「学習点検」と同じ制度ではありません。
演習の所属グループだけで成績や進級の可否を推測することは避けてください。本人に必要なのは、現在の授業で扱う問題をどこまで自力で解けるか確かめ、間違いが多い文法を繰り返し練習することです。
英語の失点を六つに分類する
定期テスト答案を見て、①語彙・熟語、②文法・語順、③読解、④英作文、⑤リスニング、⑥設問の読み違い・時間配分に分けます。最も失点が多かった項目を優先して復習します。
例えば英文の並べ替えで失点するなら、主語・動詞・目的語や修飾語を正しく見つけられるか確かめます。英作文で失点する場合は、文法を理解できていないのか、正しい英文を自力で組み立てられないのかを分けます。
小テストに合格しても定期テストで失点する理由
小テストでは直前に覚えた語彙を答えられても、時間がたつと忘れたり、別の文章の中では使えなかったりします。学習点検の対象になるほど失点した場合は、同じ単語・文法を数日空けて再テストすることが重要です。
間違えた問題は正解を写して終えるのではなく、翌日、3日後、週末などに何も見ず解き直します。単語は意味を理解することと正しく書くことを分けてチェックしましょう。
学校へ確認することと家庭で確認することを分ける
- 学校に確認:学習点検の今回の対象基準、補習で優先する単元、次の試験や再テストの出題範囲、当日の持ち物。
- 家庭で確認:答案の誤答分類、学校の指定教材、前回間違えた問題を何も見ずに解けるか、翌週の小テストの結果。
- 学校の授業で確認:英語・英語演習・英語活用のうち、どの活動で失点・苦手が表れているか。
補習の出席状況と、英語が実際にできるようになったかは別の指標です。学校の支援を活用したうえで、家庭では新しい教材の量を増やすよりも、指定教材の誤答を減らすことに集中しましょう。
学習点検の前に準備する三つの資料
学習点検を有効活用するため、①該当する定期試験の答案、②間違いがあった学校ワークやプリント、③理解できなかった点を書いたメモを用意します。例えば「疑問文の語順をよく間違える」「長文で指示語が何を指すか分からない」など、具体的に質問できると指導を受けやすくなります。
学校の補習で説明を受けた後は、家で同じ種類の問題を解き直し、翌日にも正答できるか確認します。補習に出席したという事実だけでは、内容が定着したことにはなりません。
学校の学習点検と家庭学習をどうつなぐ?
学校の補習は理解不足を修正する重要な機会です。ただし補習時間だけに学習を任せるのではなく、毎日短時間でも指定教材の復習を続けましょう。学校で説明されたポイントを自分の言葉で説明できるようになると、理解が進んだかを確認しやすくなります。
補習の課題量が多い時期には、市販の問題集を増やす必要はありません。学校で解けなかった範囲を優先し、自力で正答できる問題を増やしてください。
【オリジナル6問】学習点検後に確認したい英語の基礎
以下は学校の過去問ではなく、誤答の原因を診断するために作成した独自問題です。学校でまだ扱っていない内容は飛ばし、補習の課題を優先してください。問題を解いた後、正解した理由まで説明できるか確かめましょう。
- ① She (like / likes) music. 正しい形を選ぶ。
- ② Does he (play / plays) soccer on Sundays? 正しい形を選ぶ。
- ③ 「彼女は先週、図書館に行きました。」を英文にする。
- ④ There (is / are) three books on the desk. 正しい形を選ぶ。
- ⑤ My brother studies English every day. を疑問文にする。
- ⑥ What do you want to do this weekend? に、自分の予定と理由を英語2文で答える。
解答と確認すべき文法
- ① likes:Sheは三人称単数で現在形の一般動詞に-sを付ける。
- ② play:Doesの後は動詞の原形。三単現の疑問文を復習する。
- ③ She went to the library last week.:wentはgoの過去形。先週はlast week。
- ④ are:three booksが複数なのでThere are。
- ⑤ Does my brother study English every day?:Doesを使いstudiesをstudyに戻す。
- ⑥ 例:I want to play soccer this weekend. I like playing with my friends.:具体的な予定と理由が伝わる自然な別解も可。
①②⑤は動詞の形・疑問文、③は過去形・語順、④は単複とbe動詞、⑥は英語活用で求められる表現練習とつながります。誤った問題だけを翌日、3日後、7日後に再テストし、正答の定着を確かめます。
定期テストまでの2週間計画
14~10日前には、教科書、英語演習の教材、英語活用の課題、単語テスト、授業プリントを揃え、試験範囲の問題を一度解きます。9~5日前には、間違いの多い単語・文法・読解・英作文を重点的に復習します。
4日前から前日は、以前の誤答をテスト形式で解き直し、提出課題を確認しましょう。これは一般的な勉強法の提案です。各学年の試験出題範囲と評価方法は学校の正式な指示を優先してください。
部活動と両立する毎日25分の復習例
平日は語彙確認5分、学校の英語演習で間違えた問題の解き直し10分、英文の音読や短文英作文10分を一つの目安にできます。宿題が多い日は別教材を使わず、学校課題の復習に置き換えてください。
週末は一週間分の誤答を再テストし、解けなかった理由が解消したか確認します。長時間勉強したかどうかより、以前の間違いを繰り返さなくなったかを重視しましょう。
家庭では英語だけでなく他教科の状況も確認する
高校進学基準は英語単独ではなく、不合格教科の数について学校が示しています。したがって英語の立て直しと同時に、数学など他教科の学習状況、出席、学校生活にも目を向ける必要があります。
ただし焦ってすべての教科に同じ量の追加教材を課すのは逆効果になり得ます。学校の担当者と相談し、優先度の高い課題から現実的な計画を作ることが大切です。
英検の勉強と学校英語を両立するには
英検の語彙や文法は学校の英語学習と共通しますが、級ごとの出題形式やライティング・面接の練習は別に必要です。学校の定期試験で基礎事項に理解不足がある場合は、まず学校指定教材の復習を優先します。
学校の学習が安定してから英検の公式過去問を使って課題を確認しましょう。英検の特定級が日大二中の中学校から高校への内部進学条件になっているとは、今回参照した公式FAQからは読み取れません。
NEW TREASUREを使っている?
学校公式の中学英語紹介は英語演習と英語活用の指導方針を説明していますが、このページだけでは現行年度の中1・中2すべてのクラスのNEW TREASURE採用は確認できません。学校から配布された教科書と指定問題集を確認してください。
実際の教材に合わせて授業の英文、文法演習、活用課題を対応させることが重要です。インターネット上の古い教材情報だけに基づいて対策を決めないようにしましょう。
よくある質問
Q.英語の学習点検は何点以下で対象になりますか? 学校公式FAQは定期試験で基準点に達しなかった生徒が対象と説明していますが、すべての試験で共通する具体的な基準点は示していません。学校からの案内をご確認ください。
Q.40点未満だと日大二高へ進学できませんか? 学校の進学基準は、中2学年末、中3の2学期末・学年末の各時点で40点未満の不合格教科が2教科以下という条件を含みます。一度40点未満だったというだけで即座に進学不可と判断するのは誤りです。
Q.英語演習と英語活用は同じ授業ですか? 違います。公式の中学英語紹介では、英語演習を文法の学習、英語活用を聞く・話す・書くなど実践的な表現を練習する授業として説明しています。
Q.学習点検の補習だけでテストが改善しますか? 補習で説明された内容を家庭でも解き直し、自分で正答できるようにする必要があります。
慶英会のオンライン個別指導
慶英会では中高一貫校の中学1・2年生を中心に、学校指定教材と返却答案を基にしたオンライン個別指導を行っています。英語演習の文法の立て直し、単語・読解・英作文、英検との両立まで、お子様の理解度に応じて学習計画を整理します。毎日のLINE学習サポートと最大1か月の無料体験の詳細は慶英会公式サイトをご覧ください。慶英会は日本大学第二中学校と公式に提携しているわけではありません。
公式出典・確認日
日本大学第二中学校・高等学校「よくある質問(学習点検・高校進学基準)」 https://www.nichidai2.ac.jp/entrance/faq/
日本大学第二中学校・高等学校「教科紹介 中学英語」 https://www.nichidai2.ac.jp/juniorhighschool/curriculum/english/
慶英会公式サイト https://keio-edu.com/
情報再確認日:2026年10月11日。補習の基準点、定期試験の範囲、評価方法、進学判定の運用は最新の学校公式資料で確認してください。