
慶英会 塾長
慶英グループ CEO
一般選抜にて慶應義塾大学合格(英語入試正答率97%)
成績優秀者(慶應義塾維持会奨学生)として
慶應義塾大学を卒業(2023年)
一般財団法人 慶應連合三田会
慶應義塾横浜三田会 会員
高校在学中に英検1級取得
公益財団法人 日本英語検定協会「成績優秀者」に選出
中高主要科目で「オール5」
(最高評価・高校偏差値70)
国内最高峰の英語スピーチコンテスト
「高円宮杯全日本中学校英語弁論大会」
横浜市大会入賞・神奈川県大会進出
米国高校留学中、唯一の日本人として
全米最大級の高校生リーダーシップ団体
「FBLA」主催の英語スピーチコンテストに出場
ニューヨーク州大会準優勝・全米大会進出
米国の在籍高校代表として
「シカゴ国際模擬国連会議」に出場
慶應義塾大学在学中より英語指導を行い
「英語個別指導オンライン塾|慶英会」を設立
小学生から、現役英語講師・英検面接官を含む
社会人まで数百名以上を指導

(最前列左から2人目:塾長)
NEW TREASURE(ニュートレジャー)Stage4・5の長文で、may / might / could / must / can’t / shouldをすべて「〜だろう」と訳すと、筆者がどこまで確信しているのかを取り違えます。たとえばmay have doneは過去の可能性、must have doneは過去への強い推量、can’t have doneは起こったはずがないという判断です。根拠が弱いのに「証明された」と英作文する失点も、確信度の読み違いから起こります。
この記事では慶英会が独自制作した40問を使い、現在・過去の推量と、資料を基にした慎重な意見表現を練習します。Cambridge DictionaryとBritish Councilの文法解説を参考にしていますが、mayは必ず何%、mightは必ず何%という固定の数値表へ置き換えません。実際の意味は文脈や話者の意図によって変わります。
目次:可能性・推量の違い / 過去の推量 / オリジナル40問 / 全解答と根拠 / 復習 / FAQ
may・might・must・can’t・shouldはどう違う?
- may / might / could:そのことが起こる可能性を示す。どれが最も確実か一律に序列化しない。
- must(推量):得られた根拠から強くそう判断する。must(義務)とは用法を分ける。
- can’t(推量):そのことがあり得ないという強い判断。couldn’tも文脈によって使う。
- should(予想):理由や予定に照らし、そうなるはずだと期待する。should(助言・義務)とは区別。
- can:一般的な可能性・能力を表すことが多い。特定の現時点の所在地を推測する場合はmay / might / couldなどが自然。
参考:Cambridge Dictionary「Modal verbs and modality」、British Council「Probability」。肯定的なmayとmightの確信度は発話者・文脈で変わるため、細かな%の暗記より可能性なのか強い推論なのかを最初に区別してください。
過去の推量は「助動詞+have+過去分詞」
must have doneは「したに違いない」、might / may have doneは「したかもしれない」、can’t / couldn’t have doneは「したはずがない」という過去の推量になります。ただしshould have doneは「すべきだったのに」の後悔を表す場合もあれば、「もう到着しているはず」の期待を表す場合もあります。正しい訳は会話・主張の文脈を見て決めます。
参考:British Council「Modals: deductions about the past」。同じcould haveも、過去の可能性と実現しなかった機会で意味が違う場合があるため、前後の出来事を確認してください。
慶英会独自40問|推量・確信度・英文読解
問1〜30は独自短文・言い換え、問31〜40は架空の博物館資料を使った内容理解です。解答例と異なる自然な言い換えが成立する問題もありますが、根拠以上に断定を強めていないか必ず確認してください。
第1部|現在・未来の可能性と強い推量(問1〜10)
問1:証拠は十分ではないが「明日雨が降る可能性がある」を英語で。
問2:昼間は空いている可能性があると慎重に言う。
問3:鍵もない・閉館記録もあるという強い根拠から『彼女が今その部屋にいるはずがない』を言う。
問4:バッグが濡れ、雨傘に水滴が付いている。『外は雨だったに違いない』ではなく、現在の推量『外は雨に違いない』を英語に。
問5:案内による予想『電車はあと5分ほどで来るはず』をshouldで表す。
問6:『ここは冬には非常に寒くなることがある』を一般的可能性のcanで表す。
問7:『担当者は事務室にいるかもしれない』をmightで。
問8:『この方法はすべての学習者に適するとは限らない』を英語に。
問9:『どの参加者にも必ず効果がある』という強すぎる英文The routine always helps everyone. を直す。
問10:『ここに図がないので、結論が正しいとは確信できない』を英語に。
第2部|過去の推量と実際に起こった事実(問11〜20)
問11:机の上に濡れたコートがある。『誰かが雨の中を歩いたのかもしれない』を表す。
問12:会議記録と時刻が一致する。『彼女は会議に出席していたに違いない』を強い推量で。
問13:その人は同じ時刻に海外にいたという確実な記録がある。『その人が現地の会議に物理的に出席したはずがない』を言う。
問14:本の在庫が減っているが誰が借りたか不明。『何人かが昨日借りた可能性がある』を言う。
問15:結果の記録がない。『実験が失敗したに違いない』と断定しない英文に直す。
問16:『もっと早く確認すべきだった』という過去の助言・後悔をshould haveで。
問17:時刻表通りなら『列車はもう到着しているはずだ』をshould haveで。
問18:『彼らはその誤植に気づいた可能性がある』をcould haveで。
問19:『彼女は以前その本を読んだはずがない』をcan’t haveで。
問20:They must have known. とThey knew. の違いを説明する。
第3部|研究・意見文の断定を適切に調整する(問21〜30)
問21:The survey proved that every student prefers tablets. を標本が志願者だけだったという前提に合わせて弱める。
問22:『利用回数が増えたことは、実人数が増えたことを必ず意味するわけではない』を英語に。
問23:『この新制度は教育成果を高めるかもしれないが、測定していない』を英語に。
問24:A higher average score proves the app caused improvement. を因果未検証に合わせて直す。
問25:『一部の生徒には学習しやすいかもしれない』を英語で。
問26:『参加者が少ないため、結果は全校を代表しない可能性がある』を英語に。
問27:The data clearly show that the treatment always works. を結果が予備的な場合の英文へ。
問28:『彼は言っている』と『彼は主張している』の区別を英語で。
問29:『費用を考慮すると、提案は実現可能とは限らない』を英語に。
問30:『科学的結論は証拠より強く言い切るべきではない』を英語で。
第4部|独自英文の確信度・未確定情報10問(問31〜40)
慶英会オリジナル英文:Who Made These Objects?
Paragraph 1
A fictional city museum received a collection of hand-painted wooden figures from a local family. The labels on the storage boxes identified a workshop, but some boxes had been moved twice without complete written records. A volunteer suggested that several figures might have come from different workshops. The curator agreed that this was possible, though the team could not confirm the origin of every object.
Paragraph 2
One figure carried a distinctive stamp matching an entry in an old workshop ledger. The curator said that the figure must have been linked to that workshop in some way. However, the ledger did not state who painted it or whether the wooden base had been produced elsewhere. The curator’s statement was a strong inference from a clue, not a complete record of the object’s production.
Paragraph 3
Other figures showed similar patterns. The volunteers noted that visual similarity may not mean that every object was made by the same artist. Designs could have been copied or taught across workshops. They did not claim that copying had actually happened in these particular cases. Several objects still had uncertain origins because the surviving evidence was incomplete.
Paragraph 4
The exhibition team decided that it should publish what was known and indicate what remained uncertain. Confirmed dates would appear beside objects with reliable records; possible origins would be labeled as interpretations. Visitors could then distinguish a documented fact from a reasonable hypothesis rather than mistaking a confident description for proof.
問31:本文で展示品の出所が必ず同じ場所だと証明されているか。
問32:Why might the labels have been mixed up? に英文で答える。
問33:第2段落のmust haveの文は、確定事実か強い推量か。
問34:The volunteers can’t have checked all the records. は本文上妥当か。
問35:第3段落でmay not meanが示す留保は。
問36:分からない内容を示す文を英文で一つ作る。
問37:この報告に『全品の由来が確認できた』と書くのはなぜ誤りか。
問38:第4段落で使われるshouldの意味は。
問39:『一部の展示品は別工房で作られた可能性がある』を英語で。
問40:全体の要点を英語40〜60語程度でまとめる。
全40問の解答・確信度の理由
第1部|現在・未来の可能性と強い推量(問1〜10)|解答
問1|解答例:It may rain tomorrow.
理由:mayは可能性であり、降雨の確定ではない。might/couldも文脈により可能。
問2|解答例:The library might be quiet during the day.
理由:mightは不確実な可能性。必ず静かだと断定しない。
問3|解答例:She can’t be in that room now.
理由:can’t は強い否定的推量で、単なる『可能性が低い』とは違う。
問4|解答例:It must be raining outside.
理由:mustは根拠に基づく強い推量。現に雨が降るという事実の証明とは別。
問5|解答例:The train should arrive in about five minutes.
理由:shouldは予想・期待も表す。命令とは限らない。
問6|解答例:It can be very cold here in winter.
理由:canは一般的・反復的に起こり得ることを表す。特定の一回への単純な推測とは区別。
問7|解答例:The coordinator might be in the office.
理由:所在不明の特定時点についての可能性。
問8|解答例:This method may not suit every learner.
理由:may notは『適さない可能性』。すべて不適とは断定しない。
問9|解答例:The routine may help some participants.
理由:すべての人への普遍的な効果を撤回し、対象と可能性を限定。
問10|解答例:Without the chart, we cannot be certain that the conclusion is correct.
理由:情報不足による不確実性を示し、誤りと断定しない。
第2部|過去の推量と実際に起こった事実(問11〜20)|解答
問11|解答例:Someone might have walked in the rain.
理由:might have+過去分詞は過去の出来事の可能性。
問12|解答例:She must have attended the meeting.
理由:must have+過去分詞は過去への強い推量。
問13|解答例:That person can’t have attended the meeting in person.
理由:can’t have+過去分詞は過去の出来事が不可能という判断。オンライン参加とは区別。
問14|解答例:Some visitors may have borrowed books yesterday.
理由:可能性の記述で、借りた人の確認済事実ではない。
問15|解答例:The experiment may have failed, but the available records do not establish that.
理由:証拠不足に応じて不確実性を示す。
問16|解答例:We should have checked earlier.
理由:should have+過去分詞は過去の義務・後悔・批判を表す場合もあり、単純な推量とは異なる。
問17|解答例:The train should have arrived by now.
理由:文脈では期待に基づく推量。前問の後悔と異なる。
問18|解答例:They could have noticed the typo.
理由:could haveは過去の可能性を表し得るが、文脈により実現しなかった機会も表す。
問19|解答例:She can’t have read that book before.
理由:否定的な過去の推量として使う。実際の事実の断定ではなく話者の判断。
問20|解答例:前者は強い推量、後者は知っていたと事実として述べる形。
理由:must haveを単なる過去形と同一視しない。
第3部|研究・意見文の断定を適切に調整する(問21〜30)|解答
問21|解答例:Some survey respondents said they preferred tablets.
理由:回答者の選好しか観察しておらず、全生徒への一般化も証明もできない。
問22|解答例:More visits do not necessarily mean more distinct users.
理由:not necessarilyで必然性を否定。
問23|解答例:The new policy may improve learning outcomes, but those outcomes have not been measured.
理由:仮説と実測を区別。
問24|解答例:A higher average score does not by itself prove that the app caused the improvement.
理由:平均点の差と原因の特定を分ける。
問25|解答例:The approach might make studying easier for some students.
理由:対象・可能性を限定。
問26|解答例:Because the sample was small, the findings may not represent the whole school.
理由:標本数と代表性の留保。
問27|解答例:The preliminary data suggest that the treatment may be promising, but further evaluation is needed.
理由:健康成果の実証を装わず、試験段階を明確化。
問28|解答例:He says … / He argues that …
理由:sayは発言内容、argueは理由を伴う立場の提示という役割差。
問29|解答例:Given the costs, the proposal may not be feasible.
理由:条件を加えた可能性の判断。
問30|解答例:Scientific conclusions should not be stronger than the evidence supporting them.
理由:shouldはここでは助言・規範であり推量ではない。
第4部|独自英文の確信度・未確定情報10問(問31〜40)|解答
問31|解答例:証明されていない。
理由:records were incomplete / might have come from more than one workshop。
問32|解答例:The boxes were moved twice without complete written records.
理由:箱の移動記録が不完全だったため。可能性の説明。
問33|解答例:strong inference(強い推量)。
理由:台帳と刻印の一致を根拠に述べるが、確認済みの一次証拠とは言い切っていない。
問34|解答例:妥当ではない。
理由:すべて確認したかは示されておらず、不可能と判断する根拠がない。
問35|解答例:似た文様だからといって同一製作者を意味するとは限らない。
理由:visual similarity may not mean … same maker。
問36|解答例:The museum cannot be certain where every object was made.
理由:全資料が揃わない状態。
問37|解答例:出所の未確定な品が残っているため。
理由:several objects still had uncertain origins。
問38|解答例:助言・望ましい行動。
理由:The museum should publish what it knows and indicate uncertainties。
問39|解答例:Some objects may have been made in different workshops.
理由:過去の可能性+受動態 may have been made。
問40|解答例:A fictional museum investigated the origins of donated objects, but some records were incomplete. Labels and visual similarities suggested possible explanations without proving a single source. The team checked available documents, separated confirmed facts from inferences, and recommended publishing the remaining uncertainty rather than presenting a confident but unsupported history.
理由:観察・推論・資料の限界・公開姿勢を保持。
確信度の読み違いを防ぐ7日間
- 1日目:問1〜10で現在・未来の可能性を読んで訳す。
- 2日目:問11〜20で過去の推量とshould haveの二つの用法を区別する。
- 3日目:問21〜30で調査結果を過大に断定しない英文へ書き直す。
- 4日目:独自長文のParagraph 1〜2を精読して推量と観察を分類する。
- 5日目:Paragraph 3〜4を読み、未確認の出所と公開方針を説明する。
- 6日目:誤答した英文を教材を閉じてもう一度書く。
- 7日目:学校のStage4・5 Readから助動詞を探し、筆者の確信度を日本語一文で説明する。
判断の根拠に弱さがある場合はTrue・False・記載なし32問、因果と根拠は科学系Read36問、段落の主題は段落見出し32問へ進んでください。
助動詞以外でも確信度を表す:seem・appear・tend・be likely to・be supposed toの独自32問で、印象・傾向・見込み・予定と確認済みの成果を区別しましょう。
確信度を助動詞以外でも読む:apparently・presumably・reportedly・arguably32問で、推測・伝聞・論証可能な見方を区別できます。
よくある質問
Q. mayとmightは確率を数字で区別できますか?
A. 常に固定した数値で区別できるわけではありません。可能性の示し方、文体、話者の意図が影響します。
Q. mustはいつも「しなければならない」ですか?
A. 義務の意味もありますが、根拠に基づく「〜に違いない」という強い推量も表します。
Q. can’t have doneはできなかったという能力の話ですか?
A. 文脈によって「〜したはずがない」という過去への否定的な推量になります。単なる過去の能力と混同しないでください。
Q. should haveはいつも後悔ですか?
A. いいえ。過去の行動への批判・後悔のほか、すでに起きているはずだという予想にも使われます。
Q. 長文で「推量」と「事実」の区別はなぜ必要ですか?
A. 筆者が証明したことと、証拠から可能性として述べていることを混ぜると、内容一致・要約・意見英作文で誤った結論になるためです。
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慶英会では慶應義塾大学卒・英検1級の塾長が学習方針を監修しています。Stage4・5の長文で主張が強くなったり、英作文でmayとmustを取り違えたりする場合は最大1か月無料体験・学習相談から学年・使用Stage・試験範囲をお知らせください。
参考にした主な公式情報
- Cambridge Dictionary: Modal verbs and modality
- British Council: Probability
- British Council: Modals—deductions about the past
- Z会 NEW TREASURE Stage4
- Z会 NEW TREASURE Stage5
問題40問、解答、独自博物館英文は慶英会の制作物です。出版社・学校の教材本文や試験問題の転載ではありません。
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