NEW TREASURE Stage 3 Lesson 9 分詞構文の勉強法|時・理由・付帯状況・with構文と練習36問|慶應卒・英検1級塾長が解説

36〜54分

監修:慶英会 塾長(慶應義塾大学卒・英検1級)

NEW TREASURE(ニュートレジャー)Third Edition Stage 3 Lesson 9では、分詞の補語としての使い方に加えて分詞構文を学びます。「Walking along the river, I saw a bird.」は『川沿いを歩いていると鳥を見かけた』という意味ですが、分詞構文では、単に接続詞を消して-ing形を置けば完成というわけではありません。分詞の意味上の主語は誰か、能動か受動か、動作の前後関係はどうかを確認する必要があります。本文では時・理由・付帯状況、否定形、完了形、with+名詞+分詞を整理し、独自演習36問と模範解答で定期考査を対策します。Lesson番号はZ会Third Editionの2026年版公式カタログに基づきます。本記事は分詞構文・分詞の補語の理解を補助する独自練習であり、Z会教科書の本文やWorkbookを再現するものではありません。学校配布の試験範囲表を優先してください。

結論:分詞構文は『誰が何をしているか』を最初に確かめる

  • 時:Walking along the river, I saw a bird.(川沿いを歩いているとき鳥を見かけた)。
  • 理由:Feeling tired, I went to bed early.(疲れていたので早く寝た)。
  • 付帯状況:She walked toward us, smiling.(彼女はほほ笑みながら私たちに歩み寄った)。
  • 受動:Surrounded by mountains, the town has beautiful scenery.(山に囲まれているので、その町は景色が美しい)。
  • 前の動作が先に完了:Having finished the report, he went home.(報告書を仕上げてから彼は帰宅した)。

英作文では、分詞構文が修飾する主節の主語と、分詞構文の意味上の主語が原則として一致することを確認します。Walking along the river, the birds were beautiful.では鳥が歩いていたように読めてしまうため、主語のねじれを直す必要があります。

接続詞節から分詞構文への基本的な書き換え

When I opened the window, I heard a strange sound. → Opening the window, I heard a strange sound.(窓を開けると妙な音が聞こえた)。練習の基本は、①二つの節の主語を確認、②意味が同じ主語なら従属節の主語を省く、③その節の動詞を現在分詞または過去分詞にする、④訳して前後関係と主語が保たれるか確認、という順です。もっとも接続詞の省略や動詞の形の選択は一律の機械処理ではなく、文脈による制限があります。

時間・理由・付帯状況は一つの形で重なることがある

Looking at the sky, I noticed dark clouds.は『空を見ていると』という時の意味が自然です。Knowing the answer, she raised her hand.は『答えを知っていたので』という理由として解釈できます。Smiling, she waved to us.は『ほほ笑みながら』という付帯状況です。ただし一つの文が時間と理由など複数のニュアンスを持つこともあるため、試験では前後の文脈を読んで判断しましょう。

受動の分詞構文:過去分詞を選ぶ

Surrounded by tall trees, the house looked small.(高い木に囲まれて、家は小さく見えた)。家自身が木を囲んでいるのではなく、家が囲まれているのでsurroundedです。Written in simple English, the guide is easy to read.(簡単な英語で書かれているので、案内は読みやすい)も受動的な関係です。分詞の後ろにbyやinなどの語が続いているかも手掛かりになります。

否定の分詞構文:Notを分詞の前に置く

Not knowing the answer, I remained silent.(答えが分からなかったので、黙っていた)。否定するときは通常、分詞句の先頭にNotを置きます。Not having seen the message, she didn’t reply.(メッセージを見ていなかったので返信しなかった)。didn’t knowingやknowing notのような形を作らないようにします。

完了分詞構文:Having+過去分詞で前後関係を明確にする

Having completed the project, we took a break.(プロジェクトを終えてから休憩した)。Having+過去分詞は、主節より先に起きたことを明確にしたいときに使います。ただし、『〜したあとで』をすべてHaving …に置き換える必要はありません。単純な-ing形で時間の順序を示す自然な文もあります。学校で完了分詞構文を指定された場合は形を正確に書きましょう。

beingの省略:状態や受動を説明するとき

Being tired, he went to bed early.は、文脈によってTired, he went to bed early.のようにBeingを省くことがあります。ただしすべてのbe動詞を削除できるわけではありません。特に英文を初めて学ぶ段階では、Given enough time, …のような定着した形を例文として覚え、理由や主語が自然に伝わるか確認することが重要です。

付帯状況with+名詞+分詞:目や腕の状態を説明

She sat with her eyes closed.(目を閉じた状態で座っていた)。He stood with his arms folded.(腕を組んで立っていた)。The boy ran toward us with his dog following him.(犬に後を追われながら少年は走ってきた)。withの後には名詞+分詞などの構造が続きます。名詞が動作をする側なら現在分詞、動作を受けた状態なら過去分詞が基本です。

意味上の主語が違う場合:独立分詞構文

The weather being fine, we went hiking.(天気がよかったのでハイキングに行った)。この形では天気the weatherが意味上の主語として残り、主節の主語weと異なります。主語が違う場合に勝手にthe weatherを消してBeing fine, we went hiking.とすると、『私たちがよい状態だから』と読まれるおそれがあります。独立分詞構文は発展事項であり、学校が未習なら優先度を調整してください。

知覚動詞・SVC/SVOCの分詞と混同しない

I saw him running.(彼が走っているのを見た)のrunningは目的語himを説明するSVOCの補語として働きます。The news was surprising.のsurprisingは主語を説明する補語です。一方、Running toward the station, he dropped his bag.は分詞構文です。どの分詞でも-ingなら同じ役割になるのではなく、文の中で主語・目的語・補語・副詞的な修飾のどれなのかを判断しましょう。

典型的な誤文6例

  • 誤:Walked along the river, I saw a bird.〔自分が歩いた〕→ 正:Walking along the river, I saw a bird.
  • 誤:Surrounding by trees, the house looked small. → 正:Surrounded by trees, the house looked small.
  • 誤:Knowing not the answer, he was quiet. → 正:Not knowing the answer, he was quiet.
  • 誤:Having finish the work, she left. → 正:Having finished the work, she left.
  • 誤:She sat with her eyes close. → 正:She sat with her eyes closed.
  • 誤:Walking to school, the rain started.〔私が学校へ歩いていた〕→ 正:While I was walking to school, it started to rain.

【前提知識を確認|分詞の後置修飾と分詞構文】Stage 2のThe boy running in the park is my brother.では、running in the parkが名詞boyを修飾します。一方、Walking in the park, I met my teacher.では、Walking …は主節全体に状況を加える分詞構文で、歩いているのは主語Iです。修飾先と意味上の主語を区別できない場合は、Stage 2の分詞・後置修飾の記事を先に復習しましょう。

演習A|現在分詞・過去分詞を選ぶ【1〜9】

  1. (Walking / Walked) along the river, I saw a bird.〔自分が歩く〕
  2. (Surrounded / Surrounding) by mountains, the town is beautiful.〔町は囲まれている〕
  3. (Not knowing / Knowing not) the answer, I stayed silent.
  4. (Having finished / Having finish) the report, she went home.〔完了分詞構文〕
  5. She sat with her eyes (closed / close).〔目を閉じた状態〕
  6. He stood with his arms (folded / folding).〔腕を組んだ状態〕
  7. She walked toward me, (smiling / smiled).〔笑いながら〕
  8. (Written / Writing) in easy English, the instructions are clear.〔書かれた説明書〕
  9. (Feeling / Felt) sick, I stayed home.〔自分が体調不良を感じる〕

演習A|全問解答と理由

  1. Walking:主節のIが歩く。
  2. Surrounded:町は囲まれる側。
  3. Not knowing:否定のNotを前へ置く。
  4. Having finished:Having+過去分詞。
  5. closed:閉じた状態の目。
  6. folded:折り曲げた状態の腕。
  7. smiling:歩くのと同時にほほ笑む。
  8. Written:説明書は書かれたもの。
  9. Feeling:Iが体調不良を感じる。

演習B|誤文訂正と指定書き換え【10〜18】

  1. Walked through the park, I met an old friend.〔歩いていると〕
  2. Surrounding by trees, the house was quiet.〔囲まれている〕
  3. Knowing not the answer, she said nothing.
  4. Having finish my homework, I went outside.
  5. He sat with his eyes close.〔目を閉じていた〕
  6. As the teacher walked into the classroom, she smiled at the students.〔この英文は正しい。間違い探しではなく、smilingを使う分詞構文に意味を保って書き換える〕
  7. Walking down the street, a dog barked at me.〔私が歩いた〕
  8. He stood with his arms folding.〔腕を組んだ状態〕
  9. Having wrote the letter, she posted it.〔完了分詞構文〕

演習B|修正文と誤答原因

  1. Walking through the park, I met an old friend.:Iが歩く能動。
  2. Surrounded by trees, the house was quiet.:houseは囲まれる側。
  3. Not knowing the answer, she said nothing.:否定のNot。
  4. Having finished my homework, I went outside.:過去分詞finished。
  5. He sat with his eyes closed.:eyesは閉じた状態。
  6. The teacher walked into the classroom, smiling at the students.:15番の元の英文は文法上正しいため、これは誤文訂正ではなく指定構文への言い換え。先生が教室に入りながら生徒たちにほほ笑む付帯状況を表す。
  7. While I was walking down the street, a dog barked at me.:主語がIとdogで異なるため、while節を残すのが明瞭。
  8. He stood with his arms folded.:armsは折り曲げられた状態。
  9. Having written the letter, she posted it.:writeの過去分詞written。

演習C|接続詞節から分詞構文へ【19〜27】

  1. When I opened the door, I heard a noise.〔Openingから始める〕
  2. Because she felt tired, she went to bed early.〔Feelingから始める〕
  3. Since he didn’t know the answer, he remained silent.〔Not knowingから始める〕
  4. After she had completed the work, she took a break.〔Having completedを使う〕
  5. As the house was surrounded by trees, it looked small.〔Surroundedから始める〕
  6. She waved her hand while she smiled.〔smilingで付帯状況を表す〕
  7. He finished his meal. Then he left the restaurant.〔Having finishedから始める〕
  8. The boy ran toward us, and his dog followed him.〔with+名詞+分詞で〕
  9. She sat. Her eyes were closed.〔with+名詞+分詞で一文に〕

演習C|模範解答

  1. Opening the door, I heard a noise.
  2. Feeling tired, she went to bed early.
  3. Not knowing the answer, he remained silent.
  4. Having completed the work, she took a break.
  5. Surrounded by trees, the house looked small.
  6. She waved her hand, smiling.
  7. Having finished his meal, he left the restaurant.
  8. The boy ran toward us with his dog following him.
  9. She sat with her eyes closed.(動作の時制・状況が近い別解も可)。

接続詞節を書き換えても、主節との先後関係や動作の主体を変えないでください。

演習D|日本語から英作文【28〜36】

  1. 「川沿いを歩いているとき、私は鳥を見かけました」〔Walking〕
  2. 「疲れていたので、彼女は早く寝ました」〔Feeling〕
  3. 「答えが分からなかったので、彼は黙っていました」〔Not knowing〕
  4. 「宿題を終えてから、私は外に出ました」〔Having finished〕
  5. 「その家は高い木に囲まれ、落ち着いた雰囲気に見えました」〔Surrounded〕
  6. 「彼女はほほ笑みながら私たちに手を振りました」〔smiling〕
  7. 「彼は腕を組んで立っていました」〔with〕
  8. 「彼女は目を閉じた状態で座っていました」〔with〕
  9. 「天気がよかったので、私たちはハイキングに行きました」〔独立分詞構文:The weather …〕

演習D|模範解答

  1. Walking along the river, I saw a bird.
  2. Feeling tired, she went to bed early.
  3. Not knowing the answer, he stayed silent.
  4. Having finished my homework, I went outside.
  5. Surrounded by tall trees, the house looked peaceful.
  6. She waved to us, smiling.
  7. He stood with his arms folded.
  8. She sat with her eyes closed.
  9. The weather being fine, we went hiking.

学校で指定された形に従い、意味上の主語と時の関係が一致していれば自然な別解を認めます。

誤答を減らすための三段階チェック

  • ①主語:分詞の動作をする人や物が主節の主語と一致するか。違うなら主語を残すか接続詞節に戻す。
  • ②能動・受動:名詞が動作するなら-ing、される側なら過去分詞を候補にする。
  • ③時間と状態:先に完了していたことを強調するならHaving+過去分詞、with構文なら名詞と分詞の意味関係を確認。

7日間の定期考査対策プラン

  1. 7日前:Stage 2の分詞による前置・後置修飾を復習。
  2. 6日前:時・理由・付帯状況の分詞構文を各5文。
  3. 5日前:Not+分詞の否定形、受動の過去分詞を練習。
  4. 4日前:Having+過去分詞と一般的な-ing形を区別。
  5. 3日前:with+名詞+現在分詞/過去分詞を10文書く。
  6. 2日前:独自36問を初見で解き、主語・能動/受動・前後関係で誤答を分類。
  7. 前日:誤答だけを白紙で再テストし、英文の意味を説明。

保護者によくある質問

Q. 接続詞を消して-ingを付ければ分詞構文になりますか? A. いいえ。意味上の主語が一致しない場合や受動・時間の先後関係など、必要な条件を確認しなければなりません。

Q. with構文の後ろは必ず過去分詞ですか? A. いいえ。with his dog following himのように、名詞が動作する場合は現在分詞が使われます。

Q. Having finishedは必ず使わないといけませんか? A. いいえ。過去より先に完了したことを明確にするための形式であり、文脈によって通常の分詞構文や接続詞節でも表せます。

まとめ:分詞構文の得点は主語・態・時間の判定で決まる

Stage 3 Lesson 9の分詞構文では、接続詞を取り去る操作だけでなく、分詞と主節の意味上の主語が一致しているか、動作をする側か受ける側か、前後関係を強調したいかを確認します。36問を解いて失点原因を分類し、学校の英文法の範囲に合わせて復習してください。

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参考にした主な公式情報

監修:慶英会 塾長。例文・独自演習36問・模範解答は本記事のために作成しており、教科書本文、問題集や学校テストの問題は転載していません。


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