結論|分詞構文で失点しやすいのは-ingを作れないことより、分詞句の意味上の主語が
分詞構文で失点しやすいのは-ingを作れないことより、分詞句の意味上の主語が主節の主語と一致しないことです。主語、能動・受動、出来事の前後を3点セットで確認します。
対象:NEW TREASURE Third Edition Stage3 Lesson9を学習した中高一貫校生(中3中心)。学年とStageは学校によってずれるため、採用版・試験範囲表を優先します。本文・設問・模範解答は慶英会独自の教材です。
慶英会 塾長|慶應義塾大学卒・英検1級。学校教材を転載せず、文法をReadと記述へつなぐための演習を提供します。
判断の手順|失点を防ぐ3つの確認
- Walking along the street, I found a wallet.は歩いている主体も発見した主体もI。主語が一致しないと意図と違う英文になります。
- Having finished …は主節より前の動作を明確に表す形。通常の-ingでも文脈上先後を表す場合がありますが、明確な先行を示す練習には完了分詞が有用です。
- 否定はNot knowing …のように分詞の前へNotを置く。受動はSeen from above …のように過去分詞で始めることがあります。
基本例文・日本語訳
Not knowing the answer, Ken remained silent. — 答えが分からなかったので、健は黙っていた。
Having finished the experiment, we wrote the report. — 実験を終えたあと、私たちは報告書を書いた。
問題A|文脈を読んで選ぶ独自12問
空所の二択から指定された意味に合う形を選んでください。答えを覚えるのではなく、なぜ他方では適切でないかを説明します。
- (Walking / Walked) to school, I found a lost key.
- (Seen / Seeing) from the hill, the city looked like a model.
- (Having finished / Finishing) her homework, Mika went to bed.(完了を強調)
- (Not knowing / Knowing not) the address, he called the office.
- (Feeling / Felt) tired, we stopped for a rest.
- (Surprised / Surprising) by the result, she checked the figures again.
- (Having been repaired / Having repaired) yesterday, the bicycle works well now.
- (Looking / Looked) at the map, I noticed another route.
- (Built / Building) in 1900, the station is still used.
- (Having lost / Having been lost) my ticket, I asked for help.
- (Although disappointed / Although disappointing), the team thanked the supporters.
- (Waiting / Waited) for the bus, the students discussed the project.
問題Aの全解答・全訳・理由
- Walking|学校へ歩いて行く途中、落とし物の鍵を見つけた。|根拠:Iが歩く能動。
- Seen|丘から見ると街は模型のように見えた。|根拠:cityは見られる側。
- Having finished|宿題を終えてから美香は寝た。|根拠:先行する完了を明示。
- Not knowing|住所が分からなかったので彼は事務所に電話した。|根拠:否定Notは分詞の前。
- Feeling|疲れていたので休憩した。|根拠:weが疲れを感じる側。
- Surprised|結果に驚き、彼女は数字を再確認した。|根拠:彼女は驚かされた側。
- Having been repaired|昨日修理されたので自転車は今よく動く。|根拠:自転車は修理される側。
- Looking|地図を見て、別の道に気づいた。|根拠:Iが地図を見る。
- Built|1900年に建てられた駅は今も使われている。|根拠:stationは建設される側。
- Having lost|切符をなくしてしまい、助けを求めた。|根拠:Iが切符をなくした。
- Although disappointed|がっかりしていたが、チームは応援者に感謝した。|根拠:teamが失望を感じた。
- Waiting|バスを待つ間、生徒たちは企画を話し合った。|根拠:studentsが待つ能動。
問題B|和文英訳・誤文訂正6問
- 「駅まで歩いている時、私は友人に会った」を分詞構文で。
- 「その本を読み終えた後、彼女は感想文を書いた」を完了分詞で。
- 「質問の意味が分からず、彼は答えられなかった」を分詞構文で。
- 「空から見ると、その島は小さく見えた」を英文に。
- Walking home, the rain started. を主語の一致に注意して直す。
- Having repaired, the computer worked again. を受動に直す。
問題Bの解答と採点ポイント
- Walking to the station, I met a friend. — 歩く主体と会う主体はI。
- Having finished the book, she wrote a review. — 先行の完了を示す。
- Not understanding the question, he couldn’t answer. — Not+-ing。
- Seen from the air, the island looked small. — 島は見られる側。
- While I was walking home, it started to rain. — 歩いたのはrainではない。
- Having been repaired, the computer worked again. — computerは修理される側。
初見の文章で理解する|慶英会の独自Read
Having completed a survey, the students prepared a presentation about local parks. Looking at the results, they noticed that many families wanted more shaded areas. Surprised by the number of responses, they checked the data twice. Not knowing the exact cost, they avoided promising immediate construction. They then explained their proposal to the town council.
全文和訳:調査を終えた生徒たちは地域の公園について発表を準備した。結果を見ると、多くの家族が日陰を増やしてほしいと考えていることに気づいた。回答数に驚いた生徒たちはデータを2度確認した。正確な費用を知らなかったので、すぐに建設すると約束することは避けた。そして提案を町議会に説明した。
問題C|読解2問
- Looking at the resultsの主体は誰か。
- Not knowing the exact costは何を説明しているか。
問題Cの全解答
- the students。 — 主節のtheyと一致する。
- すぐに建設すると約束しなかった理由。 — 費用が不明だったため約束を避けた。
定期テスト前の復習方法
1周目は答えを見ずに全20問。2周目は誤答だけを日本語の意味から英語へ再現し、どの語・語順が根拠だったかを書きます。翌日と3日後に再度解き、見たことのない例文でも判断できるか確認してください。20問中の正解数だけでなく、説明できるかを基準にします。
よくある質問
分詞構文はすべて接続詞を消して書けますか?
いいえ。主語や意味関係、自然さを確認する必要があります。意味が曖昧になる場合は接続詞を残す方が明確です。
Having doneを使わなくても先後を表せますか?
はい。通常の分詞構文も文脈で時間関係を表せます。完了分詞は先行を明確にしたいときに使います。
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編集・参考にした主な公式情報
慶英会編集。文法項目・Lessonの対応はZ会の2026年版NEW TREASURE公式カタログで確認。公式テキスト・学校の定期試験・文法問題集の問題と解答を転載したものではありません。

