甲陽学院中学校の音楽と展覧の会(音展)の後、英語の予習復習をいつものペースに戻しにくい。そんなとき、保護者様が最初に確認したいのは、勉強時間の長さよりも、「提出物が残っている」のか、「提出したが理解できていない」のかという違いです。遅れがない場合は、特別な立て直し課題を増やす必要はありません。
本記事は、行事後の切り替えに困る中1・中2の家庭向けです。本人が行事で取り組んだことを短い英語で振り返り、その後は学校の授業で残った疑問を一つだけ確かめます。独自12問は、その進め方を試すための練習であり、すべて解いてから学校課題へ進むという意味ではありません。
公式情報:11月の音展と、12月の期末考査
甲陽学院の2026年度「音楽と展覧の会(中学校)」公式案内は、11月3日9時~15時、会場を甲陽学院中学校、テーマを「灯(ともしび)」としています。これは公式の案内内容です。本記事は当日の参加状況や生徒個人の活動を取材した報告ではありません。
公式「年間主要行事」には、11月に音楽と展覧の会、12月に期末考査が掲載されています。ただし、この月別表だけでは今年度の考査開始日・英語の範囲・提出期限は確定しません。「試験まであと何日」と計算する前に、学校からの最新の連絡を確認してください。
また、公式「教育の特色」は、行事を生徒の実行委員会が企画・運営すること、学習面では毎日の予習復習と平常授業の理解を大切にすることを説明しています。行事への取り組みを無駄と扱わず、経験を短く言語化して授業の復習へ戻す、というのが以下の慶英会の提案です。
公式ページ確認日:2026年11月4日(日本時間)。以下の学習手順・英文・問題・解答は慶英会が作成しました。甲陽学院の正式課題、実際の音展の報告、定期考査の予想問題ではありません。学校の公認・提携教材でもありません。
最初は課題を三つに分ける
①提出まで終わっていない:学校が指定した締切と必要な作業を確認します。締切が近い課題があるなら、この記事の演習を先に増やさず、その課題を優先してください。提出できない見込みがあるときは、本人が学校のルールに従って担当の先生へ相談します。
②提出したが、説明できない:答えを写して終えた問題、解説を読んだだけの問題があれば、一問だけ選びます。「なぜこの動詞の形なのか」など、疑問を言葉にして確認します。提出済みのチェックと理解済みのチェックを同じにしません。
③自力でできる:同じページを最初から全部やり直すより、今の授業の予習復習へ進みます。心配だからという理由だけで、過去の課題を一律に追加しないでください。
保護者様の声かけ例は「まだ終わっていないものと、終わったけれど分からないものを一つずつ教えて」。本人が自分で確認できているなら、毎日の点検を増やさず見守ります。学習量や時間は本人の状況に合わせ、遅れを取り戻すために睡眠を削る計画にはしません。
短い振り返りは「したこと・困ったこと・変えたこと」
行事の感想を英語で書くとき、最初から長い作文にする必要はありません。「何をしたか」「どこで困ったか」「どう変えたか」を各一文にすると、過去形と出来事の順序を確かめられます。困ったことがなかった人は無理に作らず、工夫したことや印象に残ったことを選んでください。
自分の経験を使う場合は、本当にあった内容だけを書きます。発表や運営を担当していないのに、下の例文と同じ体験をしたことにする必要はありません。固有名詞や個人が分かる細かな出来事を公開するための作文ではなく、家庭で行う短い練習です。
独自英文A|展示で説明の仕方を変えた架空の生徒
英文A
Last Sunday, I helped at a small exhibition. I showed visitors a model bridge. At first, I spoke too quickly. One visitor asked me to repeat my explanation. After that, I spoke more slowly.
語句:exhibition=展示会、model bridge=模型の橋、visitor=来場者、repeat=繰り返す、explanation=説明、more slowly=よりゆっくりと。これは甲陽学院の実際の展示内容や生徒の活動記録ではありません。
問1:本文の出来事を同じ過去の話として書くとき、次の誤りを直してください。I show visitors a model bridge last Sunday.
問2:次の三つを本文の順番に並べてください。ア:よりゆっくり話した。イ:速く話しすぎた。ウ:説明を繰り返すよう頼まれた。
問3:「ゆっくり話すようにした」直前のきっかけを、本文に書かれた内容だけで答えてください。
問4:本文から「したこと・困ったこと・変えたこと」を一つずつ選び、英語三文でまとめてください。
独自課題B|振り返りに、書かれていない成功を足さない
二つの作文案
案1:I showed visitors a model bridge. At first, I spoke too quickly. After a visitor asked me to repeat my explanation, I spoke more slowly.
案2:I showed visitors a model bridge. Everyone understood my explanation. My teacher said that I was the best speaker.
語句:everyone=みんな、understood=understand(理解する)の過去形、the best speaker=最も上手な話し手。案2には、英文Aだけでは確認できない内容が含まれています。二つの案を比べ、内容が正確かを先に見ます。
問5:英文Aの情報だけを使った振り返りとして適切なのは、案1・案2のどちらですか。
問6:案2のうち、英文Aでは確認できない文を二つ挙げてください。
問7:案2の最後の二文を、英文Aで確認できる内容に置き換えてください。
問8:この架空の生徒が次回の目標として「もっとゆっくり話したい」と書く場合、I want toで始まる英文を作ってください。目標は、すでに実現した事実と区別します。
独自英文C|終えたワークから、疑問を一つ選ぶ
英文C
I have finished my worksheet, but I cannot explain two answers. On Monday, I will check one of them. If I still do not understand it, I will ask my teacher. On Tuesday, I will try a new question about the same grammar point.
語句:have finished=終えている、worksheet=ワークシート、explain=説明する、one of them=そのうちの一つ、still=まだ、grammar point=文法事項。曜日と行動は練習用の架空計画で、甲陽学院の授業日程や質問受付日ではありません。未習の現在完了・条件文があれば、下の和訳を参照して内容を確認してください。
問9:この生徒は、ワークシートを終えた時点で、すべての解答を説明できますか。根拠も答えてください。
問10:月曜日にまず確認するのは、一問・二問・すべての問題のどれですか。
問11:先生に質問するのは、どのような場合ですか。「月曜日なら必ず質問する」と同じ意味ですか。
問12:火曜日に新しい問題を解く目的を、「月曜日と同じ答えを覚えたか」と「同じ文法を別の問題で使えるか」のどちらかから選び、理由を説明してください。
12問の全解答・解説
問1~4|過去の出来事を、順番と行動で表す
問1:I showed visitors a model bridge last Sunday.(私は先週の日曜日、来場者に模型の橋を見せました)。last Sundayの出来事として書くのでshowをshowedにします。本文のI showedと同じ過去形です。
問2:イ → ウ → ア。速く話しすぎ、繰り返すよう頼まれ、その後でゆっくり話しました。At firstとAfter thatが順序の手掛かりです。問3:一人の来場者に、説明を繰り返してほしいと頼まれたこと。「先生に怒られた」「緊張していた」という事情は本文にありません。
問4の解答例:I showed visitors a model bridge. At first, I spoke too quickly. After that, I spoke more slowly.(私は来場者に模型の橋を見せました。最初は速く話しすぎました。その後、よりゆっくり話しました)。内容が一致する別表現も認められます。三文という条件の中で、行動・困りごと・変更がそろうかを確認します。
英文Aの全文和訳:先週の日曜日、私は小さな展示会を手伝いました。来場者に模型の橋を見せました。最初は速く話しすぎました。一人の来場者が、説明を繰り返してほしいと私に頼みました。その後、私はよりゆっくり話しました。
問5~8|事実と、次回の目標を分ける
問5:案1。三文とも英文Aの行動に対応しています。問6:Everyone understood my explanation.とMy teacher said that I was the best speaker.です。話し方を変えたことは本文にありますが、全員が理解したことや先生の評価は示されていません。
問7の修正例:At first, I spoke too quickly. After that, I spoke more slowly.です。前のI showed visitors a model bridge.と合わせると、確認できる事実だけで三文ができます。英文として正しくても、元の情報と合わない文は振り返りの要約には足しません。
問8:I want to speak more slowly next time.(次回はもっとゆっくり話したいです)。want toの後は動詞の原形speakです。これは設問で指定した目標の表現であり、元の英文に書かれていた事実の抜き出しではありません。
案1の全文和訳:私は来場者に模型の橋を見せました。最初は速く話しすぎました。一人の来場者に説明を繰り返すよう頼まれた後、私はよりゆっくり話しました。
案2の全文和訳:私は来場者に模型の橋を見せました。みんなが私の説明を理解しました。先生は、私が最も上手な話し手だと言いました。後の二文は、英文Aからは確認できない追加情報です。
問9~12|終わった課題を、理解の確認につなぐ
問9:説明できません。I cannot explain two answers.とあり、二つの解答を説明できない状態です。課題を最後まで埋めたことと、解答の根拠が分かることを分けます。
問10:一問。one of themは、説明できない二つの解答のうち一つです。すべてのページを最初から解き直す計画ではありません。
問11:確認しても、まだ理解できない場合です。If I still do not understand itという条件が付いています。月曜日なら必ず質問する、と確定した計画とは違います。実際に質問する方法や時間は学校の案内に従います。
問12:同じ文法を別の問題で使えるか。本文はa new question about the same grammar pointとしています。同じ答えを覚えて再現するだけでなく、語句や状況が変わった問題でも使えるかを確かめる学習計画として読めます。これは計画の狙いについての解釈で、火曜日に必ず正答できると書かれているわけではありません。
英文Cの全文和訳:私はワークシートを終えましたが、二つの解答を説明できません。月曜日には、そのうち一つを確認します。それでもまだ理解できなければ、先生に質問します。火曜日には、同じ文法事項についての新しい問題を解いてみます。
学校の英語へ戻す、三回分の小さな手順
一回目:締切を確認し、提出物と未解決の疑問を分けます。余裕があれば行事の振り返りを英語三文で書きます。行事の詳しい説明が難しいなら、簡単な動詞で表せる経験を一つ選びます。
二回目:学校教材の中から、説明できない一問を選びます。解説と自分の答えを比べ、「なぜこの形になるか」を一言で残します。自分で解決できなければ、問題番号と迷った理由を整理して質問します。
三回目:同じ文法の別の問題を、解説を見ずに解きます。できれば現在の予習復習へ戻り、できなければ間違いの原因だけを再確認します。この三回は学校が指定した日程ではなく、家庭での実施例です。未習内容を無理に先取りするための計画ではありません。
保護者様は「行事は終わったのだから全部取り返して」ではなく、「今日、確かめる一問はどれ?」と尋ねます。本人が選んだ一問の根拠を説明できたかが、その回の確認点です。休息が必要な日は、新しい課題を上乗せせず、提出期限と翌日の準備を優先してください。
困りごとが続く場合の教材と相談先
過去形や語順の誤りが多い場合は、甲陽学院中1・中2向けの英作文40問から既習の項目を選べます。学校生活全体の復習計画は甲陽学院中学校の英語・定期テスト対策へ。今回の記事は行事後の再開に絞っており、行事案内を作る独自の英文案内12課題とは目的が異なります。
「課題は終わるが自力で説明できない」「行事後にどこから復習すればよいか迷う」という場合は、慶英会の無料体験・学習相談で、学年と困っている場面をお知らせください。最初から氏名入りの答案や学校の非公開資料を送る必要はありません。体験の時間・回数・担当講師・日程は、開始前にご案内します。
本記事の教材は無料で読めます。正答数や実施回数から、学校の成績・英検の合否・必要な塾の有無を判断するものではありません。学校の最新の指示と本人の既習範囲を優先してください。

