英語入試・英検利用入試で中高一貫校に合格したお子様の保護者様へ。「英検3級・準2級があれば上位クラス確定?」「入学前の英語クラス分けテストは何を勉強すべき?」「英語経験者なのに最初の中1定期テストでつまずく?」という疑問に答えます。結論として、入試で英語の資格を評価する制度と、入学後に学校が英語授業の習熟度別グループを決める制度は別です。山脇学園は入学前の英語学力測定で5グレード、三田国際科学学園ISCは入学時アセスメントと学年末成績、聖学院は学習歴に応じた複数コース、成蹊中学校は中1の英語経験に応じた授業と中2・中3の帰国生特設クラスを公式に案内しています。ただし、4校の方式を全国共通のルールとみなしてはいけません。本記事では学校別に確認すべき5項目、独自24題と全解答、授業のクラスが決まった後の4週間の勉強法、無料体験時の答案診断を整理します。
学校別の公式制度を比べる際の注意
山脇学園は公式FAQで英検級をグレードの目安として示す一方、入学前の英語学力測定テストを実施します。三田国際科学学園ISCはホームルームと英語3グループを分けて編成し、入学時アセスメント・進級時の学年末成績で授業グループを決めます。聖学院では英語の習熟度別授業、成蹊中学校では中1での英語経験別授業と中2からの帰国生特設クラスを説明しています。学校・コース・在籍年度によって事情が変わるため、英検級のみを根拠に特定のクラス所属を保証することはできません。
結論:英検級とクラス分けは必ずしも一対一ではない
英検資格による入試上の評価と、入学後の授業グループの決め方は別です。募集要項で英検3級を優遇しているとしても、入学後にその級だけで上位クラスを保証するとは限りません。学校は入学前の試験、英語学習歴、資格・スコア、入学後の評価などを組み合わせる場合があります。入試時に取得した資格がどこまでクラス編成に使われるかは、学校の英語教育案内や入学説明会の資料で確認してください。
公式例1:山脇学園は入学前の英語学力測定で5段階
山脇学園中学校・高等学校の公式Q&Aでは、英語は入学時から五つのグレードに分けて授業を行い、入学前に『英語学力測定テスト』を実施すると説明しています。公表された目安は、G5が英検準1級以上、G4が2級程度、G3が準2級(プラスを含む)以上、G2が3級程度、G1が4級〜初学者レベルです。これは学校が示すグレードの目安であり、英検級を持っているだけでテスト結果にかかわらず特定グレードが確定するとは読み取れません。
同校公式Q&Aは、英語入試・帰国生入試の入学者が中1で『クロスカルチャークラス』に所属することも案内しています。ホームルームの所属と英語授業の習熟度グレードは分けて把握する必要があります。英語入試で合格したことと、すべての英語授業を最上位グレードで受けることは同義ではありません。
公式例2:三田国際科学学園はアセスメントテストと学年末成績
三田国際科学学園中学校・高等学校のISC(インターナショナルサイエンスクラス&コース)の公式説明では、ホームルームは英語力にかかわらず編成し、英語の授業はStandard、Intermediate、Advancedの三グループで展開するとされています。入学時のアセスメントテストと進級時の学年末成績で英語クラスが決まることも明記されています。初回のクラスだけで六年間の学習が固定されるわけではない例です。
公式例3:聖学院は英語学習歴の違いに対応
聖学院中学校・高等学校の英語教育紹介では、ほぼ初めて英語を学ぶ生徒から国際生までを想定して、中学で習熟度別の英語授業を実施すると案内しています。小学校時代に英語学習経験があり、英検3級〜準2級レベルの生徒を対象に英語経験者コースを設けるとされています。学校によって『同じクラス分けテストを全員が受ける』とは限らず、英語経験者向けの授業設計そのものが異なります。
公式例4:成蹊中学は中1の英語経験と中2・中3の特設クラス
成蹊中学・高等学校の公式FAQでは、中学1年は小学校での英語学習経験の違いによってクラスを分けて英語授業を行うと説明しています。中学2・3年には海外生活経験があり英語力の高い生徒を中心とする『帰国生英語特設クラス』を設け、一部の希望者・編入者については参加判定テストがあるとされています。どの学年でも同じ仕組みでクラスを決めるとは限らない点に注意してください。
学校によって異なる確認ポイント
1.入学前に英語の試験があるか
入学説明会の資料、入学者向け案内、学校公式の英語教育ページを確認します。入試時の英語試験と入学前の学力測定は別の場合があります。
2.英検級・CSEスコアをどう使うか
級そのものが選考材料なのか、英検の証明書提出が必要なのか、クラス分けの参考資料にすぎないのかを確認します。
3.ホームルームと英語授業のクラスは別か
日常生活を送る学級と英語の習熟度別グループが別に編成される学校もあります。
4.クラスの変更は可能か
定期テスト、学年末評価、外部試験などで見直す学校もあります。変更時期と判定方法を確認してください。
5.最初の定期テストの範囲は何か
英語グレードごとに教材・課題・試験が異なる可能性があります。学校指定の配布物を優先します。
入学前の英語力を確認する10問
以下は学校の実際のクラス分け試験を再現したものではない、独自作成の基礎確認問題です。英語を見て分かるだけでなく、答えを見ずに書けるかも確認してください。
問1:My sister ___ basketball every Saturday.
解答:plays。確認項目:三人称単数現在のs。正しい語を入れた英文を音読し、日本語で意味を説明してから自力で書き直しましょう。
問2:___ you go to the museum yesterday?
解答:Did。確認項目:過去形の疑問文。正しい語を入れた英文を音読し、日本語で意味を説明してから自力で書き直しましょう。
問3:There ___ three cats under the table.
解答:are。確認項目:複数形とbe動詞。正しい語を入れた英文を音読し、日本語で意味を説明してから自力で書き直しましょう。
問4:He can ___ English very well.
解答:speak。確認項目:助動詞+動詞原形。正しい語を入れた英文を音読し、日本語で意味を説明してから自力で書き直しましょう。
問5:This book is ___ than that one.(interesting)
解答:more interesting。確認項目:比較級。正しい語を入れた英文を音読し、日本語で意味を説明してから自力で書き直しましょう。
問6:I want ___ a doctor in the future.
解答:to be。確認項目:不定詞。正しい語を入れた英文を音読し、日本語で意味を説明してから自力で書き直しましょう。
問7:She is ___ dinner now.(cook)
解答:cooking。確認項目:現在進行形。正しい語を入れた英文を音読し、日本語で意味を説明してから自力で書き直しましょう。
問8:I was happy ___ my team won.
解答:because。確認項目:理由を表す接続詞。正しい語を入れた英文を音読し、日本語で意味を説明してから自力で書き直しましょう。
問9:If it ___ tomorrow, we will stay home.(rain)
解答:rains。確認項目:条件を表すif節の現在形。正しい語を入れた英文を音読し、日本語で意味を説明してから自力で書き直しましょう。
問10:I have lived here ___ three years.
解答:for。確認項目:現在完了と期間のfor。正しい語を入れた英文を音読し、日本語で意味を説明してから自力で書き直しましょう。
独自追加14題|入学後の英会話・英作文・初見読解
以下の問題11~24は慶英会の独自問題です。山脇学園・三田国際科学学園・聖学院・成蹊中学校のクラス分けテストや定期考査を転載・再現したものではありません。問題1~10も学校の試験ではありません。既習範囲と学校の出題条件を優先してください。
第2部|中1の発話・表現と筆記応用(問題11~18)
問題11:What did you do yesterday? に一文で答える。
解答11:I studied English yesterday. 解説:過去の質問なのでI studiedと過去形を使う。本人の行動を述べる別解可。
問題12:相手に『もう一度言ってください』と丁寧に頼む。
解答12:Could you say that again, please? 解説:Could you+動詞原形は丁寧な聞き返し。質問が分からなければ確認してよい。
問題13:She doesn’t studies science. を正しい英文に直す。
解答13:She doesn’t study science. 解説:doesn’tの後は原形study。
問題14:『この本はその本ほど難しくありません』を英語で。
解答14:This book is not as difficult as that one. 解説:not as+形容詞原級+asで程度を比較する。
問題15:I am interested in (learn / learning) about science.適切な語は?
解答15:learning 解説:前置詞inの後は動名詞learning。
問題16:『私は英語を学ぶために本を読みます』を英語に。
解答16:I read books to learn English. 解説:不定詞to learnが目的を表す。
問題17:『彼女がどこに住んでいるか分かりません』を英語で。
解答17:I don’t know where she lives. 解説:間接疑問のwhere以下はshe livesと平叙文の語順。
問題18:『私は昨日英語を勉強していました』を英語で。
解答18:I was studying English yesterday. 解説:過去進行形の確認。ただし時刻がない文脈でI studied yesterday.も自然な別解。
第3部|架空のクラス編成案内で初見読解(問題19~24)
この英文は慶英会が独自に制作した架空の中学校『Oak Hill School』の説明です。実在する学校の制度や、この記事で紹介した4校のクラス判定・実施月・進級条件を示すものではありません。
独自英文:Fictional practice notice: At Oak Hill School, new students completed an English learning survey in March. Teachers also used short writing and listening tasks to plan lessons. Some students had English certificates, but all students completed the tasks. In September, two groups used different reading materials. In October, teachers checked both written explanations and group discussions. The groups were reviewed again in January. Students who did not enter the advanced group at first could join later if their work improved. Every family received information about learning goals, but a higher group was never guaranteed.
問題19:【架空案内】授業計画で使用した資料・活動を3つ挙げる。
解答19:英語学習アンケート、短い英作文課題、リスニング課題。 解説:survey、writing and listening tasksが根拠。資格だけで判定したとは書いていない。
問題20:【架空案内】英語資格を持つ生徒だけが課題を受けた?
解答20:いいえ、全員。 解説:Some students had English certificates, but all students completed the tasks。
問題21:【架空案内】10月に教師は何を二つ確認した?
解答21:英語での書いた説明とグループでの話し合い。 解説:written explanations and group discussionsが根拠。
問題22:【架空案内】グループの再確認は何月?
解答22:1月。 解説:The groups were reviewed again in January。
問題23:【架空案内】最初に上級グループに入らなかった生徒も後に参加できる可能性はある?
解答23:はい。ただし学習成果が向上する場合で、必ず参加できる保証はない。 解説:could join later if their work improvedとnever guaranteedを合わせて読む。
問題24:【架空案内】内容を英語2文で要約する。
解答24:Teachers at a fictional school used surveys and English tasks to plan different lessons for students. They reviewed groups during the year, but moving to a higher group was not guaranteed. 解説:複数の判定材料と後からの見直し、保証なしという制約を維持。実在する学校の編成方式ではない。
10問の結果をどう使うか
10問は文法の一部しか測れないため、正答数を学校の上位グレードへの合格可能性と結び付けないでください。英語のクラス分けがリスニング、読解、英作文、スピーキングを含む場合、このテストだけでは実力を判断できません。まず何を間違えたか分類し、英検の級やこれまでの学習経験と照らし合わせて復習内容を決めましょう。
英検3級・準2級取得者が入学前に確認したいこと
英検資格を持っている生徒でも、単語の綴り、和文英訳、文法の書き換え、初見長文などに差があります。資格試験で選択肢を選ぶ問題が得意でも、学校の授業で自力で英文を書くことに慣れていない場合は苦戦することがあります。入学前に受験級の過去問を大量に解き直すよりも、学校から出された課題と現在の弱点を優先してください。
英語を初めて本格的に学ぶ生徒の準備
学校に英語の初学者クラスが設けられている場合も、入学後に学習習慣を作ることが重要です。アルファベット、語順、be動詞と一般動詞、基本語彙、短い英文の音読を少しずつ進めましょう。英検級の取得を急ぐより、指定された教材で毎日復習できる状態を目指す方法があります。
上位クラスに入ったのに授業についていけない場合
最初の学力測定で上位のグレードになっても、授業で使う教材やディスカッション、英作文が苦手なことはあります。『英検2級があるのだから大丈夫』と決めつけず、何を理解できていないか確認します。たとえば読解は得意でも、自分の意見を即座に英語で説明する活動が難しい場合は、短い理由説明から練習します。
下位クラスになった場合に焦らない
英語クラスの名称だけでは、本人の六年間の成長や成績を判断できません。学校によってクラスの再判定制度や教材が異なります。まず現在の授業で必要な語彙・文法・宿題を確実に理解することが重要です。定期テストや先生からのフィードバックを活用し、次の学習目標を具体化しましょう。
中1最初の定期テストを成功させる4週間
第1週:教材・課題を整理
学校指定教材、ワーク、小テスト範囲、提出期限を一つの表にまとめます。英語クラス独自の配布物があれば優先してください。
第2週:単語と文法の弱点を確定
授業で扱った語の意味と綴り、文法の変形を見ずに再現します。間違えた原因を記録しましょう。
第3週:本文と英作文を結び付ける
英文の意味を説明し、重要な一文を自力で書く練習をします。英検経験者も書く力を点検してください。
第4週:テスト形式で解き直す
学校の範囲表に合わせ、時間を計って問題を解きます。正解を書き写すのではなく、翌日もう一度解けるか確認します。
NEW TREASUREの使用を決めつけない
中高一貫校の教材にはNEW TREASURE(ニュー・トレジャー)などがありますが、今回紹介した各校が同じ教材を採用していると示すものではありません。実際の教材名、版、Stage、課題範囲は学校の配布資料を確認してください。学校別の公式情報がない段階では、教材名やテスト傾向を断定しないことが重要です。
保護者が入学前説明会で聞くべき5つの質問
①英語入試の入学者と帰国生のホームルームはどのように編成されるか、②英語授業のグレード決定に用いるテスト・過去の学習歴・英検級・CSEスコアは何か、③クラスを再判定する時期や必要条件はあるか、④各グレードの教科書・副教材の正式名と初回の定期テスト範囲は何か、⑤学校の英語で不安がある場合の補習・個別相談の窓口はどこか。学校の公式FAQに載っていない事項は説明会や学校配布資料で確認し、他校の条件を転用しないようにしましょう。
英検級は高いのに、中1の英語テストで点を落とす4つの理由
1.選択式で分かるが綴れない:英単語や動詞形の記述が難しい。2.学校教材独自の語彙・指定表現に慣れていない:学校の教材の版と範囲表が必要。3.長文は読めるが意見が書けない:主張とbecauseの理由を二文で練習。4.発話はできるが時制・語順で失点:その場で話した英文を後で紙に書き、三単現・過去形を確認します。級だけで学習分野を決めず、返却答案の誤りをまず分類してください。
新中1の最初の定期考査14日前からの学習法
14~11日前|学校の配布資料を最優先
英語クラスで配布された教科書・ワーク・単語表・小テストと、教師から正式に伝えられた提出期限・試験範囲を一か所に集めます。英検の過去問を解き直す前に、学校の語彙や書く課題に欠落がないか確認しましょう。
10~7日前|翌日に答えを隠して書き直す
三単現、疑問文、助動詞、時制などの間違いを記録し、翌日に主語・動詞を変えた英文でも書けるか確認します。上位グレードでは授業で実際に求められる読解・要約・発表へ、初心者向けグループではまず短い一文を正しく作る練習へ比重を置きます。具体的な学習範囲は学校の指示が最優先です。
6~3日前|初見英文・英作文と学校の本番形式
問題19~24のような案内文で条件・例外を見落とさない練習をした後、学校の過去の小テストや配布プリントに近い形式へ移します。学校が英作文の語数・文数を指定している場合は必ず守り、主語と動詞の一致、意味のつながり、スペリングを確認してください。
2日前~前日|反復誤答だけ再テスト
2回以上間違えた3~5問を答えなしで解き直し、学校課題の提出と睡眠・他教科の準備を優先します。英語クラスを上げること自体を短期目標にしすぎず、授業で扱った内容を理解し定期テストで再現することを目標にします。
学校公式資料・独自教材・慶英会の無料体験の区別
学校のクラス分け方式は山脇学園、三田国際科学学園ISC、聖学院、成蹊中学校の公開情報に基づきます。問題1~24は慶英会の独自練習で、いずれの学校の選考問題・クラス分けテストの再現でもありません。情報確認日:2026年10月14日。
慶英会では英語入試・英検利用入試で中高一貫校に入学した中1・中2の生徒について、学校教材、クラス別の小テスト、書く問題、定期考査答案を見ながら苦手技能を整理しています。無料体験と毎日のLINE学習サポートは慶英会公式サイトをご確認ください。学校の英語グループの決定権は学校にあり、当塾は特定クラスへの所属・進級・成績上昇・英検合格を保証するものではありません。
よくある質問
Q. 英検2級があれば必ず最上位クラスに入れますか?
A. いいえ。英検級は一つの目安であり、入学前測定や学校独自の判定基準でクラスが決まる場合があります。
Q. 英語入試で合格したら英語授業の特別クラスになりますか?
A. 学校によります。山脇学園のように英語入試の入学者向けにホームルームを編成する学校もありますが、全国共通ではありません。
Q. 入学時のクラスは六年間固定されますか?
A. 学校によって異なります。三田国際科学学園ISCのように進級時の学年末成績で英語クラスを判定する例もあります。
Q. 英検を持っている生徒にも定期テスト対策は必要ですか?
A. 必要です。学校指定の教材、授業範囲、書く問題、課題提出などに適応する必要があります。
Q. 英語の初心者はクラス分けで不利になりますか?
A. 学校ごとの授業編成の目的を確認してください。習熟度に合わせて初学者向けの授業を用意する学校もあります。
英語入試合格後の中1・中2の学習を支える
慶英会では、英検取得者・英語入試合格者を含む中高一貫校の中学1・2年生に向け、学校教材・定期テスト・英作文・英検を両立するオンライン個別指導を提供しています。入学時の英語資格やクラス名だけで安心せず、授業内容を理解し、課題を自力で解けるかを定期的に確認しましょう。最大1か月完全無料体験は慶英会公式サイトでご案内しています。
参考にした主な公式情報
山脇学園中学校・高等学校|公式Q&A(入学前英語学力測定・5段階グレード・英語入試後のクラス編成)
三田国際科学学園中学校・高等学校|ISCの英語3グループとアセスメントテスト
成蹊中学・高等学校|中学校の英語クラス・帰国生英語特設クラスに関するFAQ
情報確認日:2026年10月14日。各校のクラス編成・試験の詳細は、入学年度向けの最新案内と学校配布書類で再確認してください。