中高一貫校の6年間では、英語の担当教員や個別指導講師が変わることがあります。新しい担当者へ『英検は何級』『学校の成績は何点』だけを伝えても、現在どこで間違えるのかは分かりません。学習内容の引継ぎには、学校の授業進度、直近の誤答、英作文の修正例、目標と時間制約を短く整理する方法が有効です。

慶英会 塾長|慶應義塾大学卒・英検1級
中高一貫校の学校英語・NEW TREASURE・英検対策を専門とするオンライン個別指導塾です。塾長紹介
対象:年度替わり・講師変更・転塾の際に英語学習の連続性を保ちたい中1〜高2と保護者。事例・数字・英文は慶英会作成の教材モデルです。実在する学校の授業や英検の公式問題と混同せず、学校の指定内容は正式な案内を確認してください。
結論|長期計画の判断軸
引継ぎは大量の資料の受け渡しではなく、次の授業がどこから始まるかを明確にすることです。①学校の教材・既習範囲、②繰り返す誤答2〜3個、③英検の現在の4技能、④次の学校試験と目標、⑤本人の学習可能時間の5点を優先します。旧担当者の評価だけに依存せず、新担当者が初見問題で現在地を再確認します。
| 引継ぎ項目 | 伝える内容 | 新担当者の確認 |
|---|---|---|
| 学校の進度 | 教材名・直近単元・次の考査範囲 | 学校の最新指示との一致 |
| 誤答パターン | 時制・語順などを具体的な英文で | 初見の同種問題を自力で解けるか |
| Writingの現状 | 修正前後の短い答案 | 文法だけでなく理由の構成 |
| 英検の到達度 | 受験級・4技能の弱点 | 公式形式と本人の準備度 |
| 生活時間 | 部活・通学・課題の負荷 | 宿題量が実行可能か |
学校の先生が変わる場合と個別指導の講師交代は分ける
学校の担当教員が変わると、授業の進め方や課題の指示が変わる場合があります。まず学校から示された正式な教材・評価方法を確認してください。個別指導の講師が交代する場合は、学校の進度に加えて、本人がどの誤答を修正できる段階かを共有します。
『前の先生と方法が違う』だけで正誤を判断せず、学校指定の要求と、本人が初見英文で再現できるかの両方を基準にします。
過去の答案は『全部』より『代表例』を残す
学校の返却答案や英作文の記録は有用ですが、数百ページを新担当者へ送る必要は通常ありません。例えば過去形の疑問文を3回誤ったなら、代表的な誤答一つ、修正した文一つ、再テスト日をまとめます。
例:Did she went to school? → Did she go to school? と誤りの種類を明確にすることで、新担当者は関係する前提を確認しやすくなります。異なる例文でもできるかを確かめれば、単純な丸暗記を防げます。
英検と学校の到達度を一つの数字へまとめない
英検に合格していても学校の和文英訳や単語テストが苦手な場合があります。逆に学校の点が高くても英検の初見音声やWritingが弱いことがあります。引継ぎ表では学校と英検を別に評価します。
新担当者が目標級を前提に教材を難しくするのではなく、4技能の実力と学校で必要な学習を診断してから配分を決めます。
担当が変わっても『本人が説明できる』を成果とする
長期学習で中心になるのは担当者の記録より、本人が『現在できること・苦手なこと・次に練習すること』を説明できる状態です。高校へ進むと進路選択や志望大学の英語対策も加わるため、本人が目標と根拠を示せると新しい指導へ移りやすくなります。
引継ぎ後の最初の2週間に、以前の誤答を別の例文でテストし、課題量が本人の生活に合うかを確認してください。
独自英文|学習設計の場面を読む
After two years of English lessons, Taku learned that his tutor would change. He was worried that the new tutor would start every topic from the beginning. His previous tutor prepared a short handover note. It listed the school textbook, the grammar Taku had studied, two mistakes he often made, and a sample of his writing. The new tutor asked Taku to explain the mistakes and then gave him different sentences to correct. Taku corrected one sentence easily but needed help with the second. The lessons began from that point instead of repeating everything he already knew.
全文和訳:英語の授業を2年間受けた後、タクは講師が変わると知りました。新しい講師が最初から全部やり直すのではないかと心配しました。前の講師は短い引継ぎメモを用意し、学校の教科書、学習済み文法、よくする誤答2つ、英作文の例を記載しました。新しい講師はタクに誤答を説明させ、別の文の訂正課題を出しました。タクは1文を簡単に直せましたが、2文目は助けが必要でした。授業は既習内容の全てを繰り返すのではなく、その地点から始まりました。
慶英会独自20問|判断8・文法8・読解4
この20問は慶英会独自の練習問題です。前半は状況に応じた判断を理由付きで、後半は英語の正答と和訳・本文の根拠を自力で確認してから解説を読んでください。
Part A:学習判断・計画(問1〜8)
- 問1 講師変更時、英検の合格級だけを伝えれば十分?
- 問2 新担当者が中1の内容を全部やり直そうとしている。どう判断?
- 問3 以前に間違えた英文は何を残すと便利?
- 問4 学校の教科書名を保護者が知らない。何を優先?
- 問5 新しい講師の宿題量が多く学校提出物に支障。どうする?
- 問6 学校の点は高いが英検Writingが弱い。引継ぎではどう書く?
- 問7 引継ぎを本人が説明する利点は?
- 問8 引継ぎが成功したかを2週間後に判断するには?
Part B:英語の正確さ・和訳(問9〜16)
- 問9 Taku was worried (that / what) the new tutor would start again. 適語と訳は?
- 問10 He asked Taku (to explain / explaining) the mistake. 適語と訳は?
- 問11 The note (that / who) the teacher wrote was useful. 適語と訳は?
- 問12 Taku has studied English (for / since) two years. 適語と訳は?
- 問13 The new sentences were (corrected / correct) by Taku. 適語と訳は?
- 問14 If he (understands / will understand) the rule, he can move on. 適語と訳は?
- 問15 This exercise is easier (than / then) the last one. 適語と訳は?
- 問16 He knew why the answer (was / were) wrong. 適語と訳は?
Part C:オリジナル英文の理解(問17〜20)
- 問17 タクが講師変更で心配したことは?
- 問18 引継ぎメモに書かれた項目を2つ答える。
- 問19 新担当の課題に対してタクはどのように解いた?
- 問20 授業はどこから始まった?
全20問の正答と解説
問1:不十分です。学校の進度と具体的な誤答・4技能の弱点を併せて伝えます。
問2:初見の短文で必要な基礎が定着しているか確かめ、戻るべき単元だけを選びます。
問3:元の誤答、正しい英文、誤りの原因、別問題での再テスト結果です。
問4:配布された教科書・学校からの正式な教材案内を確認します。
問5:実際に使える時間と学校の期限を共有し、追加課題の量を調整します。
問6:学校成績と英検Writingの課題を別の欄に具体的に記録します。
問7:今の学習課題を自分で認識し、主体的に次の課題を選びやすくなることです。
問8:初見の同種誤答が減ったか、学校と英検の必要な学習を継続できているかを確かめます。
問9:that。『タクは新しい講師がまた最初から始めるのではと心配しました』。内容を示すthat節です。
問10:to explain。『彼はタクに誤りを説明するよう求めました』。ask+人+to do。
問11:that。『先生が書いたメモは役立ちました』。先行詞は物です。
問12:for。『タクは2年間英語を勉強しています』。期間はforです。
問13:corrected。『新しい文はタクによって訂正されました』。be+過去分詞です。
問14:understands。『規則を理解していれば先へ進めます』。条件節では現在形です。
問15:than。『この練習は前のものよりやさしい』。比較級です。
問16:was。『彼は答えがなぜ間違っているか分かっていました』。単数answerに一致します。
問17:全部の単元を最初からやり直すことです。
問18:教科書、学習済み文法、頻出誤答2つ、英作文例のうち2つです。
問19:1文は簡単に直せましたが、もう1文は助けが必要でした。
問20:新しい文でまだ助けが必要な地点から始まり、全範囲を反復しませんでした。
4週間の実行モデル
- 第1週:教材・学校範囲・代表的な誤答・英作文例・英検の技能を1枚に整理する。
- 第2週:新担当者が初見の誤答訂正・短文読解で現在地を確認する。
- 第3週:必要な未定着の単元だけ復習し、学校課題を圧迫しない量に調整する。
- 第4週:本人ができるようになった技能を説明し、引継ぎ後の長期計画へ反映する。
よくある質問
講師が変わると英語力が下がる?
必ずしもそうではありません。引継ぎと実際の定着度の再確認が重要です。
成績表だけ送ればよい?
成績表に加え、代表的な誤答文と現在の学習目標があると課題を共有しやすくなります。
学校の先生の評価と個別講師の評価が違う場合は?
学校の正式な評価方法と、別の初見問題で確認した本人の技能を分けて考えます。
公式情報・関連する学習教材
英検の級別の目安は日本英語検定協会の各級の目安、出題形式は過去問・試験内容で確認してください。学校独自の進度・試験・課題・進級条件は各校の公式資料と担当教員の最新案内を優先してください。
関連教材:学年末の英語引継ぎシート/長期個別指導の成果評価。
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学校教材・学力・目標に合わせた個別指導
入塾前に授業の進め方や講師との相性をお確かめください。
学校英語・定期テスト・英検の学習相談にも対応します。
保護者様の教育相談も無料で承ります。
1.学年 2. 学習目標 3.体験ご希望をお送りください。
体験の期間・回数・担当講師・日程は、ご希望と受付状況を確認してご案内します。
慶英会 塾長|慶應義塾大学卒・英検1級。中高一貫校の学校英語・NEW TREASURE・英検対策を専門としています。塾長の経歴・指導方針を確認する
