
慶英会 塾長|慶應義塾大学卒・英検1級
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英語の授業中、先生の板書をきちんとノートに写しているのに、家に帰ると内容を説明できない。テスト前にノートを読み返しても、問題になると答えが出てこない。そんなときは、ノートの量や見た目を増やす前に、ノートを「記録するため」だけでなく「思い出して使えるようにするため」に使えているかを確認しましょう。中高一貫校では授業の進度や課題量が多く感じられることもありますが、すべてを完璧に清書する必要があるとは限りません。学校指定の書き方や提出ルールを守りながら、授業中に何を残し、授業後に何を確かめるかを分けることが出発点です。本記事では、ノートの取り方を見直す手順、家庭での復習、独自32問と解答解説を紹介します。
結論|ノートは「写した量」ではなく「見ずに説明できるか」で使い方を確かめる
英語のノートがきれいでも、文法のルールや英文の意味を自力で説明できるとは限りません。一方、ノートが簡潔でも、授業の要点・例文・間違えやすい点・自分の疑問が整理され、後で解き直せるなら学習に役立ちます。大切なのは、ノートを写す作業そのものを悪者にすることではなく、記録した内容を理解と練習につなげることです。先生が指定した板書や提出形式は優先してください。そのうえで、追加の清書や色分けに時間を使いすぎている場合は、必要な情報だけを残す方法を試せます。
ノートを写しても覚えられないときに起きていること
板書を写している最中は、目の前の文字を見て書く作業が中心になりがちです。英文の主語・動詞を理解したか、なぜその形になるかを説明できるか、例文を自分で作れるかは、別に確かめる必要があります。授業中にすべてを同時に理解できなくても問題ありません。分からない箇所に印を付け、授業後に確認する項目として残せば、復習の入口になります。
例えば、先生が「Doesの後ろは動詞の原形」と説明したとき、文をそのまま写すだけでなく、例文のDoesと動詞に印を付け、別の主語でも同じ形になるかを後で試します。説明を読んで「分かった」と感じることと、何も見ずに正しい文を作れることは同じではありません。
英語ノートに残したい四つの情報
| 残す情報 | 例 | 復習で確かめること |
|---|---|---|
| 授業の要点 | 一般動詞の疑問文はDo/Doesで始める | 何を文頭に置くか説明できるか |
| 例文と意味 | Does he play tennis?/彼はテニスをしますか | 意味と語順を再現できるか |
| 間違えやすい点 | Doesの後ろはplaysではなくplay | 誤文を正しく直せるか |
| 自分の疑問 | 過去の疑問文ではなぜDidを使うのか | 質問や教科書で解決できたか |
すべての授業で四項目を長く書く必要はありません。授業内容に応じて、必要なものだけを短く記録します。先生が指定した形式がある場合はその指示に従い、追加メモはノートの余白や付箋など、学校のルールに合う方法で残してください。
授業中のノートは三段階で取る
1.板書を写す前に、何の説明かをつかむ
新しい文法に入ったら、先生が何を説明しているのかを一言で捉えます。「過去のことを表す」「疑問文の語順」「三人称単数の動詞」など、学習内容の見出しを意識すると、板書の意味を見失いにくくなります。授業中に理解が追いつかない場合は、無理に長い説明を書き足すより、先生の説明と例文を記録し、疑問符などの印を残す方が後で確認しやすいことがあります。
2.例文は意味と形を結びつける
英文だけを写しても、意味や文法の役割が曖昧なままになることがあります。授業で扱った例文には、必要に応じて主語・動詞・時を示す語を確認し、日本語の意味を短く添えます。色を多用する必要はありません。例えば、主語に下線、動詞に丸、時を示す語に印を付けるなど、自分が見返したときに意味を読み取れる簡単な方法で十分です。色分けや記号の使い方は、学校の指定があればそちらを優先します。
3.分からない箇所は、質問できる形で残す
「全部分からなかった」とだけ書くと、後で何を確認すればよいか分かりません。「Doesの後ろが原形になる理由」「yesterdayがあるときの動詞の形」「この英文で主語になる語」など、疑問を一つに絞ります。授業中に質問できなくても、ノートに疑問が残っていれば、先生や指導者へ尋ねる準備ができます。
授業後5分で行うノートの使い方
授業が終わったら、ノートを最初から読み返すだけでなく、いったん閉じて、今日の要点を一つ説明してみます。次にノートを開き、抜けていた部分を確認します。最後に、例文を隠して書き直すか、同じ文法を使った短い英文を一つ作ります。時間がない日は、この三つのうち一つだけでも構いません。大切なのは、毎回すべてを完璧にやろうとすることではなく、記録した内容を自分で取り出す機会を作ることです。
復習で間違えたら、ノートに長い説明を追加する前に、誤りの原因を短く記録します。単語の意味が出てこなかったのか、主語と動詞を取り違えたのか、疑問文の語順が曖昧だったのか、時制を見落としたのかを分けます。原因が分かれば、次に何を練習するか決めやすくなります。
中高一貫校の中1・中2で意識したい違い
中学1年生:まず、学校で習った基本文の形を確実に扱えるようにします。be動詞と一般動詞、疑問文と否定文、三人称単数、過去形など、授業で既に学んだ内容について、ノートの例文を隠して再現できるか確認します。学年が同じでも学校ごとに進度は異なるため、未習の単元を無理に先取りする必要はありません。
中学2年生:授業で扱う文法や英文が複雑になってきたら、ノートの例文を丸暗記するだけでなく、文の形がどう変わるかを比べます。例えば、肯定文を疑問文・否定文に変える、時を表す語を変えて動詞の形を直す、主語を変えて動詞を調整するなどです。学校の教材・授業範囲・提出方法に合わせて練習を選びましょう。
どちらの学年でも、ノートが埋まっているのに問題が解けない場合は、ノートをもう一度清書する前に、例文を隠して答えを再現できるか試してください。自力でできない箇所だけを復習対象にすると、学習時間の使い方を見直しやすくなります。

慶英会 塾長|慶應義塾大学卒・英検1級
塾長の経歴・指導方針
中高一貫校の英語・定期テスト・英検の学習状況を整理し、必要な復習の優先順位を考えたい方は、無料体験・学習相談のご案内をご確認ください。最大1か月完全無料体験の対象・回数・担当講師は、お申し込み時にご案内します。
友だち追加後、学年・教材・困っていることと「学習相談希望(ブログ・記事中盤)」をお送りください。LINEを開くだけでは受付は完了しません。LINEを利用できない方はメールでの学習相談も可能です。料金・無料体験の期間と条件はコース・料金・無料体験のご案内でご確認ください。
独自32問|授業ノートを「見返すだけ」から「使える知識」へ
以下はノートの取り方と、授業内容を復習する方法を確認するための慶英会独自演習です。学校の実際の定期テストや配布教材から転載したものではありません。各問は、学校で既に習った内容に合うものだけ使ってください。まず解答を隠して取り組み、後から答えと理由を確認します。
場面A|独自演習
問1:先生が一般動詞の疑問文を説明しました。後で復習しやすいノートにするために、最も役立つ行動を一つ選びなさい。 A. 板書を写したら何も確認しない。 B. 例文の意味と語順を確認し、解答を隠して再現する。 C. 色を十色使って清書する。
問2:「文法が分からない」というメモを、先生へ質問しやすい具体的な疑問に書き換えなさい。
問3:ノートを見ても思い出せないとき、最初に行うこととして適切なものを選びなさい。 A. すべてのページを清書する。 B. ノートを閉じ、覚えている要点を書き出してから見直す。 C. 分からないまま次の単元へ進む。
問4:先生が指定したノートの形式と、自分が考えた色分け方法が異なります。どうするべきですか。
場面B|独自演習
問5:次の文を疑問文にしなさい。 You play tennis.
問6:空欄を埋めなさい。 She ( ) English every day.(study)
問7:次の文を否定文にしなさい。 He likes music.
問8:「Doesの後ろは動詞の原形」という要点を使い、次の誤文を直しなさい。 Does she likes cats?
場面C|独自演習
問9:空欄を埋めなさい。 We ( ) our aunt yesterday.(visit)
問10:次の文を疑問文にしなさい。 He went to school.
問11:空欄を埋めなさい。 They ( ) soccer now.(play)
問12:次の文で適切な形を選びなさい。 I (read / am reading) a book now.
場面D|独自演習
問13:次の英文を日本語にしなさい。 She studies English every day.
問14:次の文の主語と動詞を答えなさい。 My brother plays the piano.
問15:often / I / books / read を並べ替えて正しい英文にしなさい。
問16:次の文の目的語を答えなさい。 We like science.
場面E|独自演習
問17:Mika has a dog. She walks it every morning. What does Mika have?
問18:Mika walks her dog every morning. When does she walk her dog?
問19:On Sunday, Mika goes to the park with her brother. Where does she go on Sunday?
問20:On Sunday, Mika goes to the park with her brother. Who goes with Mika?
場面F|独自演習
問21:答えを見て正解を書き写した後、解答を隠して再度解く理由を一つ説明しなさい。
問22:授業後の復習時間が5分しかありません。ノートを使ってできることを一つ書きなさい。
問23:Does he likes music? と書いた場合、どのルールを確認すべきですか。
問24:授業中に質問できなかった場合、ノートにどのような記録を残すとよいですか。
場面G|独自演習
問25:誤りを直しなさい。 She don’t like milk.
問26:誤りを直しなさい。 Did he went home?
問27:誤りを直しなさい。 They is busy now.
問28:誤りを直しなさい。 He can swims fast.
場面H|独自演習
問29:「私は英語を勉強するために図書館へ行きました」を英語にしなさい。
問30:「私は疲れていたので早く寝ました」を英語にしなさい。
問31:次の文を疑問文にしなさい。 She is busy today.
問32:ノートを見て分かったつもりでも、何も見ずに英文が作れない場合、次に行うべきことを一つ書きなさい。
全32問の解答・解説
解答は一例です。記述問題は、設問の条件を満たし、同じ意味を自然に表す別解が成立する場合があります。学校から指定語句・語数・文数などの条件が出ている場合は、その指示を優先してください。
1.B ノートを写した後に意味と語順を確認し、自力で再現できるか試すことで、記録を学習につなげられます。
2.例:Doesの後ろの動詞が原形になる理由が分からない。 「文法が分からない」より、どの語や規則で止まったかを具体化すると質問しやすくなります。
3.B いったんノートを閉じて思い出せる内容を確かめると、理解できている部分と復習が必要な部分を分けられます。
4.学校の指定形式を優先し、許される範囲で補助メモを加える。 提出ルールや先生の指示が最優先です。独自の方法を追加する場合も、その範囲を守ります。
5.Do you play tennis? 一般動詞の疑問文はDo+主語+動詞原形。
6.studies 主語Sheは三人称単数。studyはyをiに変えてesを付けます。
7.He does not like music. / He doesn’t like music. does notの後ろはlikesではなく動詞原形likeです。
8.Does she like cats? Doesを使う疑問文では、一般動詞は原形likeにします。
9.visited yesterdayが過去を示すのでvisitの過去形visitedを使います。
10.Did he go to school? Didの後ろはwentではなく動詞原形goです。
11.are playing 主語Theyにbe動詞areを合わせ、playをplayingにします。
12.am reading nowは今進行中の動作を示すため、現在進行形が適切です。
13.彼女は毎日英語を勉強します。 studiesは主語Sheに合わせた形で、every dayは習慣を表します。
14.主語:My brother/動詞:plays My brotherが「誰が」に当たり、playsが動作を表します。
15.I often read books. 主語Iの後に頻度を表すoften、動詞read、目的語booksを置きます。
16.science likeの後ろにあるscienceが「何を好きか」を表す目的語です。
17.A dog. 本文のMika has a dog.に書かれています。
18.Every morning. 本文のShe walks it every morning.から時を答えます。
19.She goes to the park. Whereは場所を尋ねる疑問詞です。
20.Her brother. with her brotherが一緒に行く人を示します。
21.自力で思い出して解けるかを確認するため。 解答を写すだけでは、自分で答えを取り出せるか分からないためです。
22.例:ノートを閉じ、今日の要点を一つ説明してからノートを開いて確認する。 短い時間でも、思い出す作業と確認を組み合わせられます。
23.Doesの後ろは動詞の原形にする。 Doesが疑問文の形を担うため、一般動詞は原形likeなどにします。
24.分からない語や規則を具体的な質問にして残す。 疑問が明確なら、先生や指導者に必要な説明を求めやすくなります。
25.She doesn’t like milk. 主語Sheに合わせてdoesn’tを使い、その後ろは原形likeです。
26.Did he go home? Didの後ろは過去形wentではなく原形goです。
27.They are busy now. 主語Theyは複数なのでbe動詞areを使います。
28.He can swim fast. 助動詞canの後ろは動詞原形swimです。
29.I went to the library to study English. to study Englishが図書館へ行った目的を表します。
30.I went to bed early because I was tired. because以下が早く寝た理由を説明します。
31.Is she busy today? be動詞isを主語sheの前に置きます。
32.ノートを閉じて例文を再現し、間違えた原因を記録して再度解く。 見返すだけでなく、自分で作れるかを確かめると、次に復習する箇所が分かります。
7日間でノートの使い方を見直す
この計画は学校の課題を省略するためのものではありません。先生から指定された提出物・形式・期限を守りながら、授業で扱った内容を自分で思い出す練習を加える例です。
| 日 | 取り組み | 確認すること |
|---|---|---|
| 1日目 | 最近のノートから要点を一つ選ぶ | 何を学んだか説明できるか |
| 2日目 | 例文を隠して一文を書き直す | 語順と動詞の形が合っているか |
| 3日目 | 誤答の原因を一行で記録する | 単語・語順・文法のどこで止まったか |
| 4日目 | 同じ文法で主語や時を変えた文を作る | 例文の丸暗記だけに頼っていないか |
| 5日目 | 分からない箇所を一つ質問する | 質問が具体的になっているか |
| 6日目 | 前の誤答を解答なしで再テストする | 自力で答えを再現できるか |
| 7日目 | 来週に確認する要点を一つ決める | やることを絞れているか |
よくある質問
Q.ノートはきれいにまとめた方が成績は上がりますか。
ノートの見た目だけで成績が決まるわけではありません。学校から形式を指定されている場合は守り、そのうえで、自分が後から要点や例文を確認できる記録にしましょう。清書に時間をかけすぎて復習する時間がなくなるなら、先生の指示に反しない範囲で簡潔な記録を試せます。
Q.授業中に板書を写すだけで精一杯です。
まず学校の授業と提出の指示を優先してください。余裕があれば、分からない箇所に小さな印を付けるだけでも、後で確認する場所を見失いにくくなります。授業後にノートを閉じ、今日の要点を一つ思い出す練習から始めても構いません。
Q.保護者はどこを見ればよいですか。
ノートのページ数や字のきれいさだけで判断せず、本人に「今日の要点を一つ説明してみて」「どこで迷った?」と尋ねてください。説明できない場合は努力不足と決めつけず、質問したい点を一緒に整理します。親子で説明を繰り返して負担が大きい場合は、学校の先生や指導者に相談する選択肢もあります。
学習方法を考える際に参考になる情報
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ノートを見返しても、どの問題を復習すればよいか分からない場合は、英語ノートを見返さない中1・中2向けのワーク・答案との照合法と独自20問もご覧ください。この記事は授業中のノートの取り方、同記事は授業後にノートを使って誤答を直す方法を中心にしています。
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参考にした主な公式情報・研究情報
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