
慶英会 塾長|慶應義塾大学卒・英検1級
中高一貫校の学校英語・NEW TREASURE・英検対策を専門とするオンライン個別指導塾です。塾長紹介
英語の問題にある「適語を補う」は、空欄に合う語を入れること。「適切な形に直す」は、与えられた語を文に合う形にすることです。たとえば前者では eats と has の両方が使える問題でも、後者で have が指定されれば has を答えます。
ただし、この二つは完全に別の問題形式とは限りません。「語群から適語を選び、必要があれば形を変える」のように、両方の操作を求める指示もあります。用語一つで決めず、与えられた語・変えてよい箇所・書く範囲・語数を一緒に読むのがポイントです。
このページでは、中学生・中高一貫校生が迷いやすい日本語の指示を整理し、同じ英文や素材に違う指示を付けた5組・10問で、答え方の違いを確かめます。学校の英語やNEW TREASUREの復習に使えますが、問題・英文・解説は慶英会の独自制作です。教科書本文、学校の考査、公式試験問題の転載ではありません。
まず確認|日本語の設問用語6つ
1.「適語を補う」=空欄に合う語を入れる
「適語」は「その文に適した語」です。日本語訳、前後の文、語群などを手掛かりに選びます。「適語を1語」とあれば1語で答えますが、「適語」という言葉だけで、原形を使う・語形を変えない・正解が一つしかない、と決めることはできません。
2.「適切な形に直す」=指定された語の形を文に合わせる
たとえば have なら、主語や時制に応じて has、had などを考えます。「必要があれば形を変える」と書かれていれば、変えずに使う場合もあります。語の意味が近いからといって、指定された語を別の単語に取り替える指示ではありません。
3.「ほぼ同じ意味になるように」=伝える内容を保つ
語順や表現を変えても、誰が・何をするか、時点、肯定・否定など、問われている内容を保ちます。一方、「過去の文に」「否定文に」という指示では、その指定に合わせて内容を変えます。「書き換え」とあるだけで、必ず同じ意味にするとは限りません。
4.「全文を書く」=直した語だけで終わらせない
「全文」なら文全体を、「空欄に入る語だけ」なら指定された部分だけを書きます。文全体が頭の中で完成していても、解答欄に何を書くかは別に確認しましょう。
5.「それぞれ1語」「2語で」=数える範囲を確かめる
「二つの空欄にそれぞれ1語」なら、各空欄に1語ずつ入れます。「2語で答える」なら、答え全体を2語にします。短縮形の扱いは問題の指定に従います。本ページの独自問題では doesn’t のような短縮形を1語とし、句読点は語数に数えません。
6.「本文から抜き出す」=本文の指定部分をそのまま使う
意味が合う言い換えを作るのではなく、本文から指定された語句を取り出します。「完全な英文で答える」なら、必要に応じて主語や動詞を補って文にします。本文の語を使うか、自分で文を作るかを先に分けます。
解く前に、指示を短いメモにする
各問題を解く前に、次の3点をメモしてください。慣れたら頭の中で確認するだけでも構いません。
- 材料:自由に語を選ぶのか、指定語・本文を使うのか。
- 操作:語形を変えるのか、意味を保つのか、時制などを変えるのか。
- 提出:空欄だけか全文か。何語で書くのか。
例:「have を使う/現在の主語に合わせる/1語だけ」。このメモが作れなければ、英文法を解く前に指示の意味を確認します。メモは学習用で、実際の試験では問題用紙の使用ルールに従ってください。
独自10問|同じ英文でも指示が変わると答え方はどう変わる?
まず各組の2問に答え、それから解説を開いてください。「英語の答え」と「指示を読んで決めたこと」を別々に確認します。未習の文法がある問題は飛ばして構いません。正答数を学校の成績や英検の合否に換算する教材ではありません。
組1|「適語」と「指定語の適切な形」
共通の日本語:ソウタは毎朝7時に朝食を食べます。
共通の英文:Sota ___ breakfast at seven every morning.
問1:日本語に合うように、空欄に適語を1語補いなさい。語の指定はありません。
問2:同じ空欄に、have を適切な形にして1語入れなさい。
画面上の下書き用。保存機能はなく、ページを離れると入力が失われる場合があります。個人情報でなく解答だけを書いてください。
問1・2の解答と、指示による違い
問1:eats または has。どちらも、示した日本語と現在の習慣に合います。主語 Sota は三人称単数なので、eat や have の原形のままにはしません。全文は Sota eats breakfast at seven every morning. または Sota has breakfast at seven every morning. です。
問2:has。have の三人称単数現在の形を使います。eats でも文の意味は通りますが、この問の「have を使う」という条件を満たしません。問1は語を選ぶ段階から、問2は指定語の形を選ぶ段階から始めます。
組2|「必要があれば変える」と「主語を変えて書き換える」
共通の素材:My cousins (live) in Kyoto.
意味:私のいとこたちは京都に住んでいます。
問3:現在の居住を表す文です。カッコ内の語を必要があれば適切な形に変え、1語だけ書きなさい。変える必要がなければ、そのまま書きなさい。
問4:主語を My cousin に変えなさい。それに合わせて必要な語形を直し、カッコを外して全文を書きなさい。
問3・4の解答と、指示による違い
問3:live。My cousins は複数なので、この現在形では live のままです。「必要があれば」は「必ず形を変える」という意味ではありません。解答欄には live だけを書きます。
問4:My cousin lives in Kyoto.「私のいとこは京都に住んでいます」。主語が一人になったため、動詞も lives にします。lives だけでは「全文」の指定を満たしません。どこを変えるかと、どこまで書くかを別々に読みます。
組3|「同じ意味」と「過去の文」
共通の英文:Haruka can play the flute.
意味:ハルカはフルートを演奏できます。
問5:元の文とほぼ同じ意味になるように、次の各空欄に1語ずつ入れなさい。答えは空欄に入る3語だけを書きなさい。
Haruka ___ ___ ___ play the flute.
問6:元の文を、過去に持っていた一般的な能力を表す文にしなさい。could を使い、全文を書きなさい。
問5・6の解答と、指示による違い
問5:is / able / to。完成文は Haruka is able to play the flute.。「演奏できる」という現在の能力を保ちます。was able to は3語ですが、過去になるため、この問の意味保持の条件に合いません。
問6:Haruka could play the flute.「ハルカはフルートを演奏することができました」。こちらは指示に従って能力を述べる時点を過去にします。「同じ意味」を求める問5と、時点を変える問6を混ぜないことが確認点です。
組4|「全文」と「空欄に入る語だけ」
共通の英文:Keita does not drink coffee.
意味:ケイタはコーヒーを飲みません。
問7:意味を変えず、短縮形を使って全文を書きなさい。
問8:同じ意味になるように、次の二つの空欄にそれぞれ1語入れなさい。短縮形は1語と数え、空欄に入る2語だけを書きなさい。
Keita ___ ___ coffee.
問7・8の解答と、指示による違い
問7:Keita doesn’t drink coffee.does not を doesn’t にします。doesn’t の後の一般動詞は原形 drink です。全文を書くので、主語や目的語も残します。
問8:doesn’t / drink。この問題の数え方では doesn’t が1語、drink が1語です。does not drink は3語なので、2語の指定に合いません。完成する文は問7と同じでも、提出する答えの範囲は違います。
組5|「抜き出す」と「完全な英文で答える」
共通の本文:Aya went to the park after school. She played tennis there.
問9:アヤの行き先を表す連続した2語を、本文からそのまま抜き出しなさい。
問10:Where did Aya go after school? に、主語を She として完全な1文で答えなさい。
問9・10の解答・本文和訳と、指示による違い
問9:the park。本文の went to the park から、行き先を表す連続した2語を取り出します。park だけでは1語、to the park は3語です。
問10:She went to the park.She went to the park after school. も条件を満たします。語句だけの the park や To the park. では、指定された主語 She と動詞を含む文になりません。同じ行き先を尋ねられていても、抜き出すのか、文として答えるのかで解答が変わります。
本文和訳:アヤは放課後、公園へ行きました。彼女はそこでテニスをしました。
問10の質問:アヤは放課後どこへ行きましたか。
答え合わせの後|文法と指示のどちらで止まったかを分ける
- 指示メモは作れたが、英語の形を間違えた:三単現、複数形、助動詞など、間違えた文法だけを復習します。
- 英語としては合うが、指定語・語数・全文の条件を外した:解答の前に書いた「材料・操作・提出」のメモを直し、同じ組の2問を答え分けます。
- 指示の日本語が分からなかった:用語カードに戻り、何をする問題かを日本語で一言説明してから解き直します。
- 学校の指示が曖昧で判断できない:「指定語の形は変えてよいですか」「空欄だけですか、全文ですか」のように、迷った条件を担当の先生へ確認します。
家庭で再確認するときは、正解を覚えたかだけでなく、「問1で使える eats が、問2では指定を満たさないのはなぜ?」と聞いてみてください。保護者様が文法をすべて教える必要はありません。本人が指示の該当箇所を示せるかを一緒に見ます。
次に使う無料教材
- 日本語の指示が分かったら、「1語で・抜き出し・指定語」を練習する独自40問で、別の英文にも使えるか確認できます。
- 英語で書かれた指示に迷う場合は、Choose・Underline・Rewrite・Completeの指示文48問へ進んでください。
- 「主語」「原形」「助動詞」自体が分からない場合は、英文法用語48選・例文と確認問題で、必要な用語から読み直せます。
学校の問題で迷ったときの相談の仕方
慶英会への学習相談では、「中学1年・学校の英語/適語補充はできるが、語形変化と全文指定で迷う」のように、学年・使用教材・困っている指示を分かる範囲でお知らせください。Webフォームで学習相談、または公式LINEからご連絡いただけます。
初回からお子さまの氏名・学校名・答案画像を送る必要はありません。学校の問題や答案を共有する場合は、学校のルールを確認してください。実際の採点は、各問題の指示と学校の採点基準に従います。
参考にした公式資料
富山県教員応援サイト「令和5年度 中学校英語 対策のヒント一覧表」(PDF)では、語形を調整することと不足語を補うことを含む課題が示され、文脈から文の形や時制を判断する学習が説明されています。本ページの用語整理と10問は、その試験問題を転載せずに作成した独自教材です。

最大1か月完全無料体験・学習相談受付中
最大1か月の完全無料体験をご案内
学校教材・学力・目標に合わせた個別指導
入塾前に授業の進め方や講師との相性をお確かめください。
学校英語・定期テスト・英検の学習相談にも対応します。
保護者様の教育相談も無料で承ります。
1.学年 2. 学習目標 3.体験ご希望をお送りください。
体験の期間・回数・担当講師・日程は、ご希望と受付状況を確認してご案内します。
慶英会 塾長|慶應義塾大学卒・英検1級。中高一貫校の学校英語・NEW TREASURE・英検対策を専門としています。塾長の経歴・指導方針を確認する
