英検準1級の二次面接・4コマナレーションを、生徒へ教えてみたい大学生へ。英語で流暢に話すだけでは、生徒が4枚の場面を見て『出来事の順序』『人物の気持ち』『問題と解決』を説明できるようにはなりません。英検協会の公式形式では、問題カードにある4コマを1分間で準備し、2分間でナレーションする課題があります。この記事は講師候補者のために、2026年10月時点の公式形式を確認したうえで、慶英会が独自に作成した4場面の物語、ナレーション例、誤答の改善と面接練習を示します。公式試験問題の転載や、実際の採用選考課題ではありません。

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公式形式を確認:準1級の4コマと質問4つ
日本英語検定協会の英検準1級・試験内容では、二次試験は英語による約8分間の個人面接です。入室後に会話と4コマカードを用いたナレーションがあり、ナレーションの考慮時間は1分間、発話時間は2分間です。ナレーション後にはNo.1からNo.4の質問があり、イラストに関連する質問、カードのトピックに関連する意見、さらに社会性のある意見を問う内容に進みます。審査は発話内容だけでなく、発音・語彙・文法・コミュニケーションへの姿勢などを含むものです。
重要なのは、公式が指定する『1分の準備』と『2分のナレーション』を区別することです。準備時間中は完成原稿を書く想定にせず、各コマの主語・出来事・感情を選ぶ練習にします。また、二次面接の質問No.1〜No.4はナレーションとは別の課題です。画面に出せるイラストや英文スクリプトを用いて自主練習する場合でも、本番のカードや制限時間と混同しないようにします。
大学生講師の独自課題:4場面の出来事を正しくつなぐ
以下は実在の英検問題ではなく、慶英会が文章だけで構成した独自教材です。本番はイラストを見て説明しますが、指導力の自己点検として場面を文字で設定します。最初は各場面を見て口頭で一文ずつ述べ、次に因果・気持ちの変化・結末をつないでください。
場面1:問題を発見する
学校で佐藤先生が、まだ使用できるノートが捨てられていることに気付きました。先生は生徒会に相談し、文房具を無駄にしない取り組みを考えることにしました。
場面2:解決策を試す
生徒会が図書館近くに文房具を共有するコーナーを作り、鉛筆やノートを箱に入れて分け始めました。最初は全員が順調に進んでいると考えていました。
場面3:予想外の問題が起きる
数日後、箱の整理が不十分で、必要な文房具を見つけられない生徒が出ました。先生は困りましたが、生徒が『ラベルを付け、毎朝点検する係を決めよう』と提案しました。
場面4:改善後の結果と学び
新しいルールを実行すると、共有コーナーは使いやすくなり、利用が増えました。生徒たちは物を大切に使うだけでなく、よいアイデアにも改善と運用が必要だと学びました。
独自ナレーション例(146語):1分で構成を決め、2分で伝える練習
One afternoon, Ms. Sato noticed that many students were throwing away notebooks that still had unused pages. She decided to discuss the problem with the student council. The students suggested creating a small stationery-sharing corner near the library. At first, the project seemed easy. They collected pencils and notebooks and put them in separate boxes. However, after a few days, some students could not find the items they needed because the boxes were poorly organized. Ms. Sato was disappointed, but one student suggested making clearer labels and asking volunteers to check the boxes every morning. The group followed this advice. A month later, the corner had become popular, and fewer usable items were being wasted. The students were pleased with the result. They also learned that even a good idea needs careful planning and regular maintenance. Ms. Sato thanked everyone for helping to improve the system.
この例は2分間を保証する指定語数ではありません。発話速度や間の取り方によって所要時間は変わるため、大学生は録音して自然なペースを確認し、必要に応じて長さを調整してください。英文を丸暗記させるのではなく、四つの出来事を説明する順序と、何を省いても内容がつながるかを考えます。
- 第1コマ:気付いた事実と行動(noticed → decided)。
- 第2コマ:提案と初めの試行(suggested → collected)。
- 第3コマ:障害と改善策(however → suggested a solution)。
- 第4コマ:結果・人物の反応・学び(as a result → learned)。
よくある誤り4例と、講師による修正の順番
誤り1:4コマが時系列にならない
練習の誤り: They made a sharing corner. They were happy. Later, they had a problem. First, Ms. Sato found the notebooks.
各英文は意味が通じても、最終結果を先に述べ、問題発見を最後に回すと聞き手はストーリーを追いにくくなります。講師はまず『どの場面を最初に話すか』を生徒に聞き、first / later / however / finally を強制する前に、出来事の順序を数字で並べさせます。
誤り2:登場人物の動作が見えない
練習の誤り: There was a problem. Then there was a better system. After that, everything was fine.
抽象表現だけでは誰が何をしたのか分かりません。『Who noticed the problem?』『Who proposed a solution?』と問い、人物名・動作・目的語を含む一文に直します。自分の推測を勝手に追加するのではなく、示された場面から説明できる事実を優先します。
誤り3:過去の物語で時制が飛ぶ
練習の誤り: Ms. Sato noticed the waste. A student suggest using labels. The project becomes popular.
改善例: Ms. Sato noticed the waste. A student suggested using labels. The project became popular. 過去に起きた出来事を説明している場合、動詞の時制を統一します。ただし直接話法や一般的な事実の説明では時制が変わる場合もあるため、『いつ起きた出来事か』を生徒に確認します。
誤り4:コマにないことを断定する
練習の誤り: All the students passed their exams because of the project, and the school saved a million dollars.
与えられた場面に合格・金額の情報がなければ、事実として付け足すことは避けます。『状況の説明』と『自分の意見・推測』を区別し、事実に基づくナレーションを練習します。面接の質問で個人の意見を述べるときは、むしろ理由を示して意見を発展させましょう。

Q&Aの独自練習:意見→理由→具体例を30秒で組み立てる
公式試験ではナレーション後に4問の質問があります。以下は質問形式を理解するための慶英会独自の練習で、公式質問・公式の模範解答ではありません。答えを長く暗唱するのではなく、『結論→理由→短い例』の順に自分の表現で答える習慣を作ります。
独自質問1:人物の立場・気持ちを考える
Question: How do you think Ms. Sato felt when she saw that the sharing corner was not organized?
Answer example: I think she was disappointed because she had hoped the project would help students. However, she probably felt encouraged when the students suggested a practical solution.
講師の確認点:気持ちの語彙を使うだけでなく、その感情になる理由を場面から説明できているか。
独自質問2:身近な学校活動について意見を述べる
Question: Do you think schools should encourage students to reuse school supplies?
Answer example: Yes, I do. Reusing notebooks and stationery can reduce waste and help students understand how everyday choices affect the environment. Schools could start with a small, well-organized collection box.
講師の確認点:Yes の後で単に良いと言い換えるだけでなく、なぜ良いのかが表現できているか。
独自質問3:課題への対処を考える
Question: What could schools do if students stop using a sharing program?
Answer example: They could ask students what is difficult about using it and make small improvements. For example, clearer signs and a regular schedule might make the program more convenient.
講師の確認点:最初から完璧な答えを要求せず、解決策→具体例の1組を伝えられるか。
独自質問4:社会性のある話題に発展させる
Question: Should local governments do more to reduce waste in their communities?
Answer example: I believe they should, but the programs need to be practical. Local governments could support repair events and provide clear recycling information, while also considering the cost of running these services.
講師の確認点:一面的な賛成だけではなく、運営費・実施方法など現実的な条件を短く付け加えられるか。指導者が特定の政治的立場に誘導する必要はありません。
1分準備を上達させる:生徒に教えたい4つの観察軸
- 人物:Who がどの場面の主語か。名前が分からない場合は a student / the teacher などで明確にする。
- 出来事:何が起きたか。問題・対策・結果の順序を区別する。
- 時間:最初・その後・数日後・最後といった流れをつなぐ。接続語に頼りすぎない。
- 感情と理由:困った・驚いた・安心したなどの反応を、場面に根拠がある範囲で表現する。
大学生講師は1分間の練習では英文全文を作るのではなく、各場面の核となる動詞を一つ選ばせると指導を簡潔にできます。例えば noticed / created / improved / learned の4語だけでも、文章の流れを決める手掛かりになります。
20分の独自模擬授業|説明より生徒の再現を重視する
- 0〜3分:公式の考慮時間1分・ナレーション2分・質問4つを確認する。
- 3〜6分:独自4場面を見せ、1分で各コマの動詞を口頭整理してもらう。
- 6〜10分:生徒に順番通りナレーションしてもらい、講師は割り込まず誤りを記録する。
- 10〜14分:最優先の1〜2点(出来事の順序、人物、時制など)を質問で修正させる。
- 14〜18分:独自の質問1と質問4を使い、結論→理由→具体例で応答する練習をする。
- 18〜20分:最初と同じ場面をもう一度説明させ、修正した力が自力で使えるか確認する。
これは慶英会が自主練習のために作った20分モデルです。実際の授業時間や正式な選考課題・採用基準を示すものではありません。講師候補の段階で本人確認書類・録音データ・答案を送る必要はありません。個別の指導条件は将来案件が発生した場合に確認します。
候補登録を検討する大学生のための確認事項
- 準1級面接の4コマと準2級・3級面接の違いを公式資料で確認した。
- 1分の準備で出来事の順番・主語・動詞を決められる。
- 2分のナレーションでは時制・つながり・状況の変化を説明できる。
- 言い間違いを全修正するより、重要な改善点を選んで説明できる。
- 事実と推測を区別し、存在しない出来事を断定しない。
- 意見質問で Yes/No に続く理由と具体例を示せる。
- 生徒の回答を第三者へ公開せず、録音等の取扱いに配慮できる。
- 指導可能な級・学年を誇張せず、不得意な分野は相談できる。
よくある質問
Q. 英検準1級に合格していなければ候補登録できませんか?
A. 慶英会の大学生講師候補の初回登録は、準1級合格を全員一律の必須条件とはしていません。3級・準2級・学校英語など、実際に教えられる範囲だけでも問い合わせできます。ただし準1級の面接を担当できるかは具体的な案件・生徒の学力・説明技能などを確認して判断するため、登録だけで担当が決まるわけではありません。
Q. 海外留学経験がないとスピーキングを教えられませんか?
A. 海外経験だけでなく、質問の意味を説明できること、生徒の発話を聞いて改善点を具体的に示せることが重要です。留学経験が全員に一律必須という募集ではありません。得意な技能を登録後に相談できます。
Q. 4コマを描いて応募メールに添付する必要がありますか?
A. ありません。初回の候補登録は大学名と大学の学年の2項目だけです。模擬練習は任意であり、応募時の必須提出物でも選考課題でもありません。
Q. すぐ授業を始められますか?
A. 現時点では将来の指導機会に備えた事前候補登録です。具体的な生徒案件、採用、授業日程、最低収入は保証されません。業務委託の詳細は案件の相談時に確認してください。
Q. 英検協会の公認求人ですか?
A. いいえ。慶英会が独自に受け付ける講師候補登録で、日本英語検定協会や各大学の公式求人・提携求人を意味しません。公式の試験形式・学習資料には直接リンクを付けています。
準1級の4コマと2級の3コマを混同しないために:英検2級No.2の3コマ面接・20秒準備と独自3場面演習。2級はNo.2で3コマ・20秒考慮、準1級は4コマ・1分考慮・2分ナレーションです。違いと独自3場面の指導例を確認できます。 これらの練習は候補登録の必須課題ではありません。初回は大学名と学年の2項目です。
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- 大学生の英語指導力・12問セルフチェック
参考にした主な公式情報
2026年10月18日時点の英検協会公開情報を確認しています。形式が改訂される可能性があるため、受験前に公式の最新情報を確かめてください。本文中の4場面・英文・質問と解説は慶英会独自の創作であり、実際の検定問題・得点保証のある模範解答ではありません。
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