
慶英会 塾長|慶應義塾大学卒・英検1級
中高一貫校の学校英語・NEW TREASURE・英検対策を専門とするオンライン個別指導塾です。塾長紹介
秋田南高等学校中等部の英作文で生成AIを使いたい場合は、まず学校指定の環境と、その課題で許される使い方を確かめてください。学校がAIに関する資料を公開していることは、家庭の個人アカウントへ宿題を自由に入力してよいという意味ではありません。利用できない場合でも、英文の修正案を自分で点検する練習は、紙と鉛筆で進められます。
この記事では、学校公式サイトからリンクされているガイドラインの確認点と、AIを実際に使わず取り組める独自6問を紹介します。問題内の「修正案」は慶英会が教材として作成したもので、実際のAI出力や学校の採点結果ではありません。登録・ログイン・学校資料の外部送信は必要ありません。
公式公開資料で確認した利用条件
学校公式トップページの「本校における生成AI活用のガイドライン」から、高校・中等部を対象とする3頁のPDFを確認しました。末尾には2025年8月20日策定とあります。一方、PDFビューアー上の文書タイトルには「作成中」という表記も残っています。最新版や現在の授業での運用は、学校配布の案内と担当の先生に確認してください。
- 学校提供のGoogle Workspace for Educationの環境を前提とし、Gemini・NotebookLMを挙げています。
- 学校から付与されたアカウントを使うこと、個人アカウントや私用端末の利用を原則禁止する旨が記されています。
- 氏名・写真等の個人情報を入力しないこと、出力をうのみにせず本人が確認することが示されています。
- 出力を学習成果物に使う場合は、AI名・入力した指示・生成日等を明らかにする旨が記されています。
以上は公開資料に書かれている内容の要約です。どの英作文課題で何を使ってよいか、利用を許可する範囲、例外の手続きまでは本記事で確定できません。保護者の個人アカウントで代わりに処理することを、学校の条件の代替にはしないでください。
利用前に確認する三つのこと
- 環境:学校指定のアカウント・端末・サービスを使える状態か。個人用サービスへ切り替えてよいと自己判断しない。
- 課題:構想、誤りの指摘、翻訳、文章生成のうち、どこまで許されるか。英語を自力で作ることが目的なら、完成文の生成は課題の目的と合わない場合がある。
- 記録:使った内容をどの形式で示すか。本人が作った部分と支援を受けた部分を分けられるか。
分からない場合は、AIを使わないで書ける部分から進めます。例えば、伝えたいことを日本語で一つに絞る、教科書の既習表現で一文を書く、動詞を確認する、といった作業は独立して行えます。現在の利用規約・年齢条件・保護者同意なども、学校の案内に従って確認してください。
英文の修正案は、三つの観点で読む
- 文法:動詞の形や語順は正しいか。
- 意味:本人が言いたかった時・頻度・気持ちが変わっていないか。
- 根拠:調べていない数字や、経験していないことが追加されていないか。
自然で長い英文になっていても、この三つが合っているとは限りません。「難しい単語が増えたからよい」と判断せず、本人が和訳でき、変更の理由を説明できるかを見ます。以下の練習では、修正案を必ず採用する必要はありません。
独自6問|AIなしで修正案を点検する
問1〜3は英文の検討、問4〜6は学習上の判断です。学校の試験や実際のAIサービスの評価ではありません。解答を読む前に、採用・不採用の理由を一つ書いてみましょう。
問1|動詞の形だけ直せばよい場面
伝えたい内容:私の兄は毎週土曜日に夕食を作ります。
本人の文:My brother cook dinner every Saturday.
修正案:My brother cooks dinner every Saturday.
課題:修正案は元の意味を保っていますか。修正が必要な理由を答えてください。
問2|文法は正しくても、頻度が変わっている場面
伝えたい内容:私はときどき朝食前に本を読みます。
本人の文:I sometimes read before breakfast.
修正案:I always read before breakfast.
課題:修正案を採用してよいですか。二つの英文を和訳し、違いを説明してください。
問3|調べていない数字が追加された場面
架空の条件:本人は「紙を節約できるので、図書館で本を借りるのが好き」と考えています。効果を数字で調べたことはありません。
本人の文:I like borrowing books from the library because it can save paper.
修正案:I like borrowing books from the library because it reduces paper use by 80 percent.
課題:修正案に追加された主張は何ですか。そのまま提出できる根拠がありますか。
問4|学校の課題条件と家庭の希望が違う場面
架空の課題条件:先生から「今回はAIを使わず、学習した表現で自分の紹介文を作る」と指示されています。家族は「個人用AIで全部英訳して、本人が覚えればよい」と提案しました。
課題:この方法で進めてよいでしょうか。代わりにできる学習を一つ挙げてください。
問5|学校資料を送る前に気付く場面
架空の状況:学校の課題プリントの写真には、氏名・クラス・出席番号・先生のコメントが写っています。家庭の個人用AIへ画像を送り、英作文を直してもらおうとしています。
課題:このまま送ってよいですか。氏名だけ隠せば学校の環境条件も解決するのか、分けて考えてください。
問6|支援を受けたことを残す場面
架空の条件:学校指定の環境で、先生が許可した範囲の「文法の誤りを指摘してもらう」支援を受けました。修正案の意味を本人はまだ説明できません。
課題:提出前に何を確認し、どんな利用記録を残しますか。利用した事実がない内容は作らず答えてください。
全6問の解答・解説
問1:元の意味を保っています。修正後の訳は「私の兄は毎週土曜日に夕食を作ります」です。My brotherは三人称単数で、習慣を表す現在形なのでcookにsを付けます。時や頻度は変わっていません。
確認:主語をIへ変えたI cook dinner every Saturday.(私は毎週土曜日に夕食を作ります)も作れれば、修正理由を別の文で確かめられます。
問2:そのまま採用しません。本人の文は「私はときどき朝食前に本を読みます」、修正案は「私はいつも朝食前に本を読みます」です。sometimesとalwaysでは頻度が違います。元の文は文法的にも問題なく、本人の意図に合っています。
確認:自然な英文へ直すという名目でも、生活習慣を勝手に変えてはいけません。修正しない判断も大切です。
問3:「紙の使用量を80%減らす」という数量的な主張が追加されています。本人はその数字を調べておらず、この教材内にも根拠はありません。そのまま採用しません。
全訳:本人の文「紙を節約できるので、図書館で本を借りるのが好きです。」修正案「紙の使用量を80%減らすので、図書館で本を借りるのが好きです。」
確認:80%は誤った修正を見つけるために置いた架空の数字です。元の一般的な理由も、調査報告として述べる課題なら適切な根拠を確かめます。数字だけ消せばどんな主張でも正しい、という意味ではありません。
問4:進めません。今回の課題ではAIを使わない条件が明示されています。代わりに、教科書の既習表現を使い、好きなことや日常の行動を本人が短く書きます。
確認:英文を覚えることと、自分で英文を作ることは別の学習です。家族が英訳を作る方法も、その課題が求める自力作成の代わりにはなりません。
問5:そのまま送りません。個人情報や先生のコメントが含まれ、学校資料を外部へ送る条件も未確認です。氏名を隠すだけでは、個人アカウント・私用端末を利用する問題は解決しません。
確認:画像の一部を隠すことと、学校の指定環境で利用することは別の確認です。本人が判断できないときは送信を止め、学校へ確認します。本記事の架空の英文を紙上で検討する練習なら、画像を送る必要はありません。
問6:まず、元の意味が保たれているか、文法の変更理由を自分で説明できるかを確認します。分からない部分は教科書や先生の説明で確かめます。利用記録は、学校が求める形式に従い、実際のAI名・入力した指示・生成日等を残します。
確認:生成された文をそのまま写して、本人だけで作ったように示さないことが大切です。自分が採用した箇所と、その理由も分けておくと、学習内容を振り返れます。
家庭で使う「修正を採用する前」のメモ
- 自分が伝えたかった意味:____。
- 元の英文:____。
- 示された修正案:____。
- 変わった語・意味:____。
- 採用する/しない理由:____。
- 次に自分だけで作る別の一文:____。
このメモは慶英会の家庭用提案で、学校の提出様式ではありません。AIの利用が許可されていない課題でも、教科書の例文や先生の添削を理解する際に、意味と変更理由を整理できます。ただし学校が自力で行うよう指定した部分を、別の人に代作してもらわないでください。
保護者が見たいのは、完成文の立派さより説明できるか
「どうしてその語を変えたの?」「元の日本語と同じ意味?」「明日、別の内容でも一文を作れる?」のうち、一つを尋ねてみてください。本人が説明できなければ、文章をさらに高度にするより、知っている短い表現へ戻す方が学習を進めやすい場合があります。
学校が許可した利用であっても、AIの返答を正解として固定しません。出典が必要な課題は元の資料へ戻り、学校の著作権・情報管理・提出ルールを確認してください。本記事は個別の著作権問題を判断するものではありません。
学校英語・J.E.Communicationとつなぐ
学校の中高一貫教育の案内は、J.E.Communicationで日本語・英語を使う会話や討論等を紹介しています。自分の意味を保ち、理由を説明する練習は、完成原稿を読むだけで終わらない準備として使えます。AI利用が同教科のすべての課題で認められているという意味ではありません。
基礎文法は秋田南中等部の学校英語ガイド、発表で理由を言う練習はJ.E.Communicationの独自教材へ進めます。無料英語学習シートも使い、課題に必要な部分だけ復習してください。
よくある質問
ガイドラインがあるなら、すべての宿題でAIを使えますか。
そうは判断できません。学校の指定環境と、課題ごとの許可範囲を両方確認します。利用できない課題は自分で取り組み、分からない点を学校で質問してください。
保護者のアカウントを使えばよいですか。
学校の指定環境の代わりにはしません。公開資料では個人アカウント・私用端末について制限が示されています。家庭の判断だけで別サービスへ課題を入力しないでください。
資料の「作成中」というタイトルはどう考えればよいですか。
確認時点では公式トップからリンクされ、本文末尾に策定日がある一方、PDFの内部タイトルにその表記が残っていました。本記事だけで文書の現行性や改訂状況を確定せず、学校の最新案内を優先してください。
英作文を自力で直せない場合の相談
学校の指導と家庭の復習で進められていれば、追加指導を急ぐ必要はありません。動詞や語順、意味の変化を本人が説明できない場合は、無料体験・学習相談で学年と困っている点の概要をお知らせください。初回から氏名付きの学校プリントや画像を送る必要はありません。体験・授業の条件も事前に確認できます。
資料の確認範囲
確認日:2026年11月5日(日本時間)。学校公式トップからリンクされた生成AI利用ガイドライン全3頁をブラウザー表示で確認しました。本文末尾の策定日は2025年8月20日です。公開資料の要点と独自6問・解説を区別し、学校の実際の課題や評価基準は再現していません。現在の個別課題の許可範囲・配布資料との差・システム設定は未確認です。学校公認・提携の記事ではありません。
