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愛知県公立高校の内申点と当日点の比率は?Ⅰ〜Ⅴ方式と主要校一覧【2027年度】|慶應卒・英検1級塾長が解説

編集・運営:慶英会公式ブログ(運営・編集方針)

「愛知県の公立高校は、内申点と当日点のどちらが重要ですか?」
「旭丘・明和・岡崎・刈谷は当日点重視ですか?」
「校内順位のⅠ・Ⅱ・Ⅲ・Ⅳ・Ⅴ方式とは何でしょうか?」
「内申が低くても当日の学力検査で逆転できる高校はありますか?」

結論から言うと、2027年度、令和9年度の愛知県公立高校一般選抜では、高校・学科ごとに、調査書の評定と学力検査をどの程度重く評価するかをⅠ〜Ⅴの5方式から選びます。

最も当日点を重くするのがⅤ方式で、

評定得点+学力検査合計得点×2

です。

旭丘、明和、千種、松蔭、昭和、名古屋西、熱田、天白、名古屋南、旭野、一宮、一宮西、半田、横須賀、豊田西、岡崎、刈谷、西尾、知立東、時習館、豊橋東など、県内の主要進学校にはⅤ方式を採用する学校が多数あります。

一方、Ⅳ方式は評定得点を2倍するため内申重視。Ⅱ方式も評定を1.5倍します。Ⅰ方式は双方に追加倍率をかけず、Ⅲ方式は学力検査を1.5倍します。

この記事では愛知県教育委員会の2027年度公式資料をもとに、Ⅰ〜Ⅴ方式の計算方法、最高点、主要校の採用方式、内申と当日点のどちらが重要なのか、2027年度から方式が変わる高校まで整理します。

※情報確認日:2026年10月6日。

2027年度の愛知県公立高校入試は、内申と当日点の比率が学校・学科ごとに異なります。調査書の評定合計45点を2倍した評定得点90点満点と、5教科各22点の学力検査110点満点を使い、各校がⅠ~Ⅴ方式を指定します。Ⅰは内申+当日点、Ⅱは内申1.5倍、Ⅲは当日点1.5倍、Ⅳは内申2倍、Ⅴは当日点2倍です。各高校の2027年度指定方式は愛知県教育委員会「令和9年度一般選抜・校内順位決定方式」を確認してください。2026年10月13日には各高校・学科の2027年度募集人員も公表されています(募集発表)。

慶英会 塾長のプロフィール写真

解説:慶英会 塾長(慶應義塾大学卒・英検1級)。2027年度の県公式資料による選抜方式と、英語学習の実践的助言を区別します。塾長プロフィール

結論|愛知県公立高校一般選抜は5つの「校内順位決定方式」がある

2027年度の愛知県公立高校一般選抜では、各高校があらかじめ、

  • Ⅰ
  • Ⅱ
  • Ⅲ
  • Ⅳ
  • Ⅴ

のいずれかを選択します。

基本式は次の通りです。

Ⅰ方式

評定得点+学力検査合計得点

Ⅱ方式

評定得点×1.5+学力検査合計得点

Ⅲ方式

評定得点+学力検査合計得点×1.5

Ⅳ方式

評定得点×2+学力検査合計得点

Ⅴ方式

評定得点+学力検査合計得点×2

大きく整理すると、

  • Ⅱ・Ⅳ:内申をより重くする
  • Ⅲ・Ⅴ:当日の学力検査をより重くする
  • Ⅰ:追加倍率をかけない

という構造です。

愛知県の「評定得点」は最高90点

愛知県公立高校一般選抜では、調査書情報の「学習の記録」の評定合計を2倍します。

9教科オール5なら、

5×9教科
=45

これを2倍して、

90点

です。

したがって評定得点の最高は90点です。

学力検査は5教科合計110点

一般選抜の学力検査は、

  • 国語
  • 数学
  • 社会
  • 理科
  • 英語

の5教科。

各教科22点満点です。

22×5
=110点

が学力検査合計得点の最高点となります。

この90点と110点を、それぞれ高校が選んだⅠ〜Ⅴ方式で組み合わせます。

Ⅰ〜Ⅴ方式の最高点を比較

各方式で満点を取った場合の計算をすると違いが分かりやすくなります。

Ⅰ方式

評定90
+学力検査110

=200

Ⅱ方式

評定90×1.5
+学力検査110

=135+110

=245

Ⅲ方式

評定90
+学力検査110×1.5

=90+165

=255

Ⅳ方式

評定90×2
+学力検査110

=180+110

=290

Ⅴ方式

評定90
+学力検査110×2

=90+220

=310

ただし、合計最高点が違うからといって、

「Ⅴ方式の高校の方がⅠ方式より310点満点なので難しい」

という意味ではありません。

この数値は各高校内で順位を決めるために使う基礎資料です。

重要なのは、

内申と当日点のどちらに倍率がかかるのか

です。

最も当日点重視なのはⅤ方式

Ⅴ方式では、

評定得点+学力検査合計得点×2

です。

学力検査は最高110点なので、

110×2
=220点。

評定は最高90点。

最大値ベースでは、

  • 評定:90
  • 学力検査:220

となります。

そのため、5方式の中では最も学力検査の比重が大きい方式です。

当日点1点が「2点分」になる

Ⅴ方式では、5教科の素点が1点上がると、校内順位計算上は2点上がります。

たとえば学力検査で、

Aさん:90点
Bさん:80点

なら素点差は10点。

Ⅴ方式では、

90×2=180
80×2=160

となり、差は20点に広がります。

学力検査で得点できる生徒には有利になりやすい方式です。

旭丘高校|普通科はⅤ方式

2027年度の旭丘高校普通科は、

Ⅴ方式

です。

つまり、

評定得点
+
学力検査得点×2

で校内順位を決める際の基礎数値を作ります。

一方、旭丘高校美術科はⅠ方式です。

同じ高校でも学科によって方式が違います。

「旭丘高校だから全部Ⅴ」ではない

これは愛知県公立高校入試で非常に重要な点です。

高校名だけを見るのではなく、

学科名まで確認

する必要があります。

旭丘の場合、

  • 普通科:Ⅴ
  • 美術科:Ⅰ

です。

明和高校|普通科・音楽科ともⅤ方式

明和高校は2027年度、

  • 普通科:Ⅴ
  • 音楽科:Ⅴ

です。

学力検査を2倍するⅤ方式を採用します。

ただし音楽科には、一般的な普通科とは異なる選抜上の要素もあります。

学科固有の検査がある場合は、校内順位方式だけでなく募集要項全体を確認してください。

千種高校|普通科・国際教養科ともⅤ方式

千種高校は、

  • 普通科:Ⅴ
  • 国際教養科:Ⅴ

です。

どちらも当日の学力検査を2倍します。

国際教養科では外国語に関する傾斜配点も関係するため、

「Ⅴ方式だから5教科を単純に同じ重さで考えればよい」

とは限りません。

学科別の傾斜配点まで確認する必要があります。

松蔭・昭和・名古屋西・熱田・天白・名古屋南もⅤ

名古屋市内の普通科では、2027年度に次の学校などがⅤ方式を採用します。

  • 松蔭
  • 昭和
  • 名古屋西
  • 熱田
  • 天白
  • 名古屋南

いずれも、

評定得点+学力検査得点×2

です。

内申が重要であることは変わりませんが、当日の5教科で得点を伸ばせる生徒にとって、学力検査の影響が大きい方式です。

瑞陵高校|普通科・理数科はⅤ、食物科はⅢ

瑞陵高校では学科によって方式が異なります。

2027年度は、

普通科

Ⅴ

理数科

Ⅴ

食物科

Ⅲ

です。

同じ学校でも、

普通科・理数科
→学力検査×2

食物科
→学力検査×1.5

となります。

高校名だけで「瑞陵はⅤ方式」と覚えると不正確です。

一宮高校|普通科はⅤ

一宮高校普通科はⅤ方式です。

一宮地域ではほかにも、

  • 一宮西:Ⅴ
  • 一宮南:Ⅴ
  • 一宮興道:Ⅴ

など、Ⅴ方式を採用する普通科があります。

一方、

  • 一宮北:Ⅲ

など、同じ地域でも方式は異なります。

志望校比較では偏差値だけでなく、内申と当日点の比重も確認すると受験戦略を立てやすくなります。

半田・半田東・横須賀・東海南もⅤ方式

知多地域の普通科では、

  • 半田:Ⅴ
  • 半田東:Ⅴ
  • 横須賀:Ⅴ
  • 東海南:Ⅴ

などが2027年度にⅤ方式を採用します。

一方、ほかの高校ではⅠ・Ⅲなどを採用する学校もあります。

同じ地域内でも入試の重み付けは統一されていません。

豊田西・豊田北・豊田南はⅤ方式

2027年度は、

  • 豊田西:Ⅴ
  • 豊田北:Ⅴ
  • 豊田南:Ⅴ

です。

特に豊田南高校は、2027年度から方式が変わります。

2026年度はⅢ方式でしたが、

2027年度からⅤ方式

となります。

つまり学力検査への倍率が、

1.5倍
↓
2倍

へ上がります。

2027年度受験生は前年の情報をそのまま使わないように注意してください。

岡崎高校|普通科はⅤ方式

岡崎高校普通科は2027年度、

Ⅴ方式

です。

学力検査を2倍するため、当日の5教科得点が強く反映されます。

岡崎北高校|普通科・理数科ともⅤ方式

岡崎北高校では、

  • 普通科:Ⅴ
  • 理数科:Ⅴ

です。

どちらも学力検査×2。

理数科志望の場合は、校内順位方式に加えて学科特有の選抜条件も確認する必要があります。

岡崎西高校|2027年度はⅤ方式

岡崎西高校普通科も2027年度はⅤ方式です。

三河地域でも、学力上位校を中心にⅤ方式を採用する学校が複数あります。

刈谷高校|普通科はⅤ方式

刈谷高校普通科も、

Ⅴ方式

です。

学力検査110点を2倍するため、当日の得点が大きく影響します。

刈谷北も普通科・国際探究科ともⅤ

刈谷北高校では、

  • 普通科:Ⅴ
  • 国際探究科:Ⅴ

です。

国際探究科では英語に関する傾斜配点もあるため、英語の価値がさらに高まる点に注意してください。

西尾高校|Ⅴ方式

西尾高校普通科もⅤ方式です。

一方で西尾東高校はⅢ方式。

近隣校でも、

西尾

学力検査×2

西尾東

学力検査×1.5

と違いがあります。

知立東高校|Ⅴ方式

知立東高校普通科もⅤ方式です。

2027年度の公式一覧で、学力検査を重視する学校として位置付けられています。

時習館・豊橋東もⅤ方式

東三河地域では、

  • 時習館:Ⅴ
  • 豊橋東:Ⅴ

です。

どちらも当日の学力検査を2倍。

5教科の完成度が合否へ大きく反映されます。

Ⅲ方式|当日点を1.5倍

Ⅴ方式ほどではありませんが、当日点を重くするのがⅢ方式です。

計算式は、

評定得点+学力検査得点×1.5

です。

満点なら、

評定90
+
学力検査165

=255。

Ⅲ方式の代表例

2027年度の普通科では、

  • 瀬戸西
  • 春日井東
  • 高蔵寺
  • 春日井南
  • 丹羽
  • 一宮北
  • 津島東
  • 長久手
  • 豊田
  • 豊野
  • 小坂井
  • 西尾東

などがⅢ方式です。

Ⅴほど当日点特化ではありませんが、Ⅰ方式よりも学力検査を明確に重くします。

Ⅱ方式|内申を1.5倍

Ⅱ方式は、

評定得点×1.5+学力検査得点

です。

満点なら、

90×1.5
+110

=135+110

=245。

Ⅴ・Ⅲとは反対に、内申の比重を高めます。

Ⅱ方式は専門学科・総合学科でも多い

2027年度の公式集計では、専門学科・総合学科でⅡ方式を採用する学校・学科が複数あります。

学校によっては、

  • 商業
  • 生活文化
  • 福祉
  • 総合学科

などでⅡ方式を採用しています。

内申を安定させている生徒にとっては有利になりやすい方式です。

Ⅳ方式|最も内申重視

Ⅳ方式は、

評定得点×2+学力検査得点

です。

満点では、

180+110
=290

です。

評定得点が最大180点まで膨らむため、5方式の中では最も内申を重視します。

内申1点の差が実質4点になる

愛知県では9教科評定合計を最初に2倍して「評定得点」にします。

たとえば評定合計が、

Aさん40
Bさん39

なら、

評定得点は、

Aさん80
Bさん78。

ここでⅣ方式ではさらに2倍するため、

160
対
156。

元の通知表1点差が、校内順位計算上は4点差になります。

内申の重要性が非常に大きい方式です。

2027年度はⅣ方式へ変更する高校がある

2027年度から方式を変更する学校・学科の中には、Ⅳ方式へ移行するところがあります。

春日井工科・工業科

2026年度:
Ⅰ

2027年度:
Ⅳ

一宮工科・工業科

2026年度:
Ⅰ

2027年度:
Ⅳ

稲沢緑風館・普通科

2026年度:
Ⅲ

2027年度:
Ⅳ

稲沢緑風館・農業科

2026年度:
Ⅰ

2027年度:
Ⅳ

内申の比重が大きく上がります。

前年の入試情報だけを参考にすると、受験戦略を誤る可能性があります。

Ⅰ方式|倍率を追加しない

Ⅰ方式は、

評定得点+学力検査得点

です。

評定最高90点、学力検査最高110点。

合計200点です。

追加倍率をかけない最もシンプルな方式です。

ただし、評定90点と学力検査110点なので、満点ベースでは完全な50対50ではありません。

Ⅰ方式の学校も多い

2027年度公式集計では、全日制全体でⅠ方式を選ぶ学校・学科が最も多いグループの一つです。

特に専門学科・総合学科ではⅠ方式の採用が多くなっています。

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2027年度の5方式の採用状況

愛知県教育委員会の2027年度公式資料によると、全日制全体では、

Ⅰ方式

66校

Ⅱ方式

23校1校舎

Ⅲ方式

34校

Ⅳ方式

19校

Ⅴ方式

56校

合計、

198校1校舎

です。

※複数学科を持つ高校では学科ごとに方式が異なる場合があるため、公式資料上の集計単位に基づく数字です。

普通科だけではⅤ方式が最多

普通科104校では、

  • Ⅰ:22校
  • Ⅱ:6校
  • Ⅲ:27校
  • Ⅳ:2校
  • Ⅴ:47校

です。

Ⅴ方式が、

45.2%

で最も多くなっています。

普通科では、学力検査を2倍する学校がかなり多いことが分かります。

専門学科・総合学科ではⅠ方式が最多

専門学科・総合学科では、

  • Ⅰ:44校
  • Ⅱ:17校1校舎
  • Ⅲ:7校
  • Ⅳ:17校
  • Ⅴ:9校

です。

割合ではⅠ方式が46.3%。

普通科とは傾向が大きく違います。

したがって、

「愛知県公立高校は基本的にⅤ方式」

という理解も正確ではありません。

学科ごとの確認が必要です。

内申が低くてもⅤ方式なら逆転できる?

可能性はあります。

Ⅴ方式では学力検査を2倍するため、当日点で差を縮めやすいからです。

たとえば、

Aさん

評定合計40
学力検査80

評定得点:
40×2=80

Ⅴ方式:
80+80×2
=240

Bさん

評定合計35
学力検査90

評定得点:
35×2=70

Ⅴ方式:
70+90×2
=250

この例では、Bさんは評定合計で5低くても、当日点10点差によって校内順位計算上は上回ります。

ただし「内申は関係ない」ではない

Ⅴ方式でも評定得点は最大90点あります。

内申差が大きすぎれば、当日点で埋める必要も大きくなります。

また実際の校内順位決定は、Ⅰ〜Ⅴ方式で得られた数値を基礎資料としたうえで総合的に行われます。

したがって、

「Ⅴなら内申ゼロでもよい」

という制度ではありません。

Ⅳ方式は当日点での逆転が難しい?

Ⅴ方式よりは内申差を逆転しにくくなります。

評定を2倍するためです。

たとえば評定合計で5差があると、

最初の評定得点で10点差。

さらにⅣ方式で2倍するため、

20点差になります。

学力検査は追加倍率なしなので、当日点で20点上回って初めて同程度です。

内申が大きな意味を持ちます。

内申1点と当日1点の価値を方式別に考える

元の9教科評定合計が1上がった場合、評定得点では2点上がります。

それを方式ごとに見ると、

Ⅰ

内申1:
2点分

当日1:
1点分

Ⅱ

内申1:
3点分

当日1:
1点分

Ⅲ

内申1:
2点分

当日1:
1.5点分

Ⅳ

内申1:
4点分

当日1:
1点分

Ⅴ

内申1:
2点分

当日1:
2点分

となります。

ここでいう「内申1」は、9教科評定合計が1上がるという意味です。

この比較は、受験戦略を考えるうえで非常に分かりやすい指標です。

Ⅴ方式でも「内申1=当日1」ではない

Ⅴ方式では、

内申の評定合計1点
→計算上2点

当日の学力検査1点
→2倍で2点

となります。

つまりⅤ方式では、

9教科評定合計1点と学力検査素点1点が、校内順位計算上ほぼ同じ2点分

になります。

ただし評定は最大45、当日点は最大110なので、全体としては当日点の取り得る幅が大きくなります。

愛知県公立高校は「当日点だけ」で選ばない

志望校選びで、

「自分は内申が低いからⅤ方式だけ受ける」

と単純化するのはおすすめできません。

確認すべきなのは、

  1. 現在の9教科内申
  2. 志望校のⅠ〜Ⅴ方式
  3. 過去問で取れる5教科得点
  4. 学科別の傾斜配点
  5. 面接の有無
  6. 推薦・特色選抜を使うか
  7. 第1志望・第2志望の組み合わせ

です。

方式は重要ですが、合否のすべてではありません。

愛知県は一般選抜で2校に志願できる

愛知県公立高校一般選抜の特徴の一つが、

条件を満たせば2校へ志願できる

ことです。

現在の制度では学力検査は1回。

その成績を、第1志望校・第2志望校それぞれの校内順位決定に使用します。

そのため同じ学力検査得点でも、

第1志望:
Ⅴ方式

第2志望:
Ⅲ方式

のように、学校ごとに異なる計算で評価される可能性があります。

同じ受検生でも学校によって評価が変わる

たとえば、

内申が高い生徒
→Ⅱ・Ⅳ方式で強みが出やすい

当日点が高い生徒
→Ⅲ・Ⅴ方式で強みが出やすい

という違いがあります。

第1・第2志望を決めるときは、校内順位方式も相性判断の一つになります。

英語・数学が得意ならⅤ方式が有利?

Ⅴ方式は5教学力検査全体を2倍するので、

英語だけ
数学だけ

を直接2倍する制度ではありません。

5教科すべての合計点が対象です。

したがって、

英語100%
数学が苦手

という状態よりも、

5教科全体で高得点を取れる生徒

の方がⅤ方式の強みを生かしやすくなります。

国際系学科では英語の傾斜配点にも注意

愛知県公立高校一般選抜では、国際英語科・国際教養科・国際探究科について、外国語(英語)の配点・得点を通常より重くする仕組みがあります。

そのため、

千種・国際教養
津島・国際探究
刈谷北・国際探究
市立名東・国際英語

などを検討する場合は、

Ⅰ〜Ⅴ方式
だけでなく、
英語の傾斜配点

も確認してください。

英語が得意な生徒にとっては、方式と学科特有の配点が重なって大きな強みになる可能性があります。

中1・中2のうちに考えるべきこと

高校名がまだ決まっていない段階では、

「Ⅴ方式のために当日点だけ勉強する」

といった対策は不要です。

むしろ中1・中2では、

  • 定期テスト
  • 提出物
  • 9教科の評定
  • 英語・数学の基礎
  • 5教科の実力

を同時に高めることが重要です。

理由は、志望校が変わる可能性があるからです。

Ⅳ方式へ志望校が変われば内申が非常に重要になります。

Ⅴ方式でも内申は残ります。

選択肢を広く保つなら、中2までは内申を捨てない方が安全です。

中3で志望校が決まったら方式から逆算する

中3になって志望校候補が固まったら、具体的に計算します。

たとえば、

評定合計37
過去問85点

なら、

評定得点:
37×2=74。

Ⅰ方式

74+85
=159

Ⅲ方式

74+85×1.5
=201.5

Ⅴ方式

74+85×2
=244

となります。

同じ生徒でも採用方式によって校内順位用の数値が変わります。

もちろん別方式の学校同士でこの合計値を直接比較することはできませんが、

自分の内申と当日点のどちらが、その高校で強く反映されるか

は分かります。

よくある質問

愛知県公立高校の内申点は何点満点ですか?

一般選抜の評定得点は最高90点です。

9教科の評定合計45点満点を2倍します。

当日点は何点満点ですか?

5教科各22点で、合計110点満点です。

Ⅰ〜Ⅴで一番当日点重視なのは?

Ⅴ方式です。

評定得点+学力検査合計得点×2で計算します。

一番内申重視なのは?

Ⅳ方式です。

評定得点を2倍します。

旭丘高校普通科は何方式ですか?

2027年度はⅤ方式です。

明和高校は?

普通科・音楽科ともⅤ方式です。

千種高校は?

普通科・国際教養科ともⅤ方式です。

一宮高校は?

普通科はⅤ方式です。

岡崎高校は?

普通科はⅤ方式です。

刈谷高校は?

普通科はⅤ方式です。

時習館高校は?

普通科はⅤ方式です。

豊田南高校は?

2027年度はⅤ方式です。2026年度のⅢ方式から変更されます。

内申が低いならⅤ方式が有利ですか?

当日点で差を縮めやすい方式ですが、内申も正式に得点へ入ります。

「内申不要」という意味ではありません。

Ⅴ方式なら学力検査だけ2倍ですか?

はい。

評定得点はそのまま、5教科学力検査合計を2倍します。

愛知県の一般選抜は2校受けられますか?

志願の組み合わせに関する県のルールを満たせば2校に志願できます。

学力検査は1回で、その成績を各志望校の校内順位決定に利用します。

まとめ|愛知県公立高校は「偏差値」だけでなくⅠ〜Ⅴ方式まで見る

2027年度愛知県公立高校一般選抜では、高校・学科ごとに次の5方式から校内順位決定方式を選びます。

Ⅰ

評定+学力検査

Ⅱ

評定×1.5+学力検査

Ⅲ

評定+学力検査×1.5

Ⅳ

評定×2+学力検査

Ⅴ

評定+学力検査×2

最も当日点重視なのはⅤ。

最も内申重視なのはⅣです。

2027年度普通科ではⅤ方式が47校、45.2%と最も多く、

  • 旭丘
  • 明和
  • 千種
  • 松蔭
  • 昭和
  • 名古屋西
  • 熱田
  • 天白
  • 名古屋南
  • 旭野
  • 一宮
  • 一宮西
  • 半田
  • 横須賀
  • 豊田西
  • 豊田北
  • 豊田南
  • 岡崎
  • 岡崎北
  • 岡崎西
  • 刈谷
  • 西尾
  • 知立東
  • 時習館
  • 豊橋東

など、多くの主要普通科がⅤ方式です。

一方で、すべての高校が当日点重視ではありません。

Ⅱ・Ⅳ方式のように内申を重くする学校もあり、専門学科・総合学科ではⅠ方式が多くなっています。

さらに2027年度は、

  • 春日井工科:Ⅰ→Ⅳ
  • 一宮工科:Ⅰ→Ⅳ
  • 稲沢緑風館普通科:Ⅲ→Ⅳ
  • 稲沢緑風館農業科:Ⅰ→Ⅳ
  • 常滑普通科:Ⅲ→Ⅰ
  • 豊田南普通科:Ⅲ→Ⅴ
  • 三谷水産:Ⅳ→Ⅰ

と、方式が変更される学校・学科もあります。

そのため、保護者様は前年の学校案内だけで判断せず、必ず2027年度の公式一覧を確認してください。

そして受験戦略では、

  1. 9教科評定合計
  2. 5教科過去問得点
  3. 志望校のⅠ〜Ⅴ方式
  4. 学科別傾斜配点
  5. 面接の有無
  6. 第1・第2志望の組み合わせ

まで確認すると、自分の強みを生かせる高校が見えやすくなります。

中1・中2では、まだ志望校が変わる可能性があります。

Ⅴ方式を想定して内申を捨てたり、Ⅳ方式を想定して定期テストだけに偏ったりせず、学校成績と5教科実力の両方を積み上げておくことが最も選択肢を広げます。

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参考にした主な公式情報

情報確認日:2026年10月6日

※校内順位の決定方式、学科編成、傾斜配点、面接の有無、推薦・特色選抜等の内容は年度によって変更される可能性があります。実際の出願時には、必ず愛知県教育委員会が公表する受験年度の最新資料と志望高校の公式情報を確認してください。

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