「東京都の私立高校で併願優遇を使える学校はどこですか?」
「内申5科18なら、どの高校が候補になりますか?」
「英検3級・準2級があると内申へ加点される?」
「私立高校を第一志望にしても併願優遇は使えますか?」
東京都の私立高校では、同じ「併願優遇」という名称でも必要な内申、欠席条件、検定加点、併願できる学校の範囲が大きく異なります。
2027年度入試では、たとえば正則高等学校は3科10かつ5科16以上、東京成徳大学高等学校はコース別に5科18〜23、杉並学院高等学校はコース別に3科・5科・9科のいずれか、日本大学櫻丘高等学校は5科22以上に加えて9教科すべて3以上という基準です。
つまり、保護者様が確認すべきなのは「併願優遇があるか」だけではありません。
どの科目数で判定するのか、英検等で加点できるのか、欠席条件は何日か、私立高校も第一志望にできるのか、中学校との入試相談が必要かまで確認して、初めて実際の併願校候補が決まります。
この記事では2027年度の学校公式情報をもとに、東京都の主要私立高校の併願優遇基準を学校別に比較します。
※2026年10月6日時点で学校公式サイトから2027年度基準を確認できた学校を掲載しています。東京都内すべての私立高校を網羅した記事ではありません。入試基準は変更される可能性があるため、最終的には中学校・志望高校の最新情報をご確認ください。
重要|私立中高一貫校からの外部高校受験では出願資格を別途確認してください。本記事の一覧は内申数値の単純比較だけでは出願可否を判断できません。2027年度の正則高等学校・杉並学院高等学校の併願優遇は公立中学校の卒業見込者を前提とし、日本大学櫻丘高等学校の一般併願優遇も国公立中学校・海外日本人学校の卒業見込者向けです。東京成徳大学高等学校も入試区分によって中学校の所在地・種別を条件としています。私立中学校在籍者はフリーの一般入試等を含めて、志望校の受験可能な区分を必ず確認してください。正則公式/杉並学院公式/日大櫻丘公式。
2027年度入試の基準だけでなく併願条件も比較:昭和第一高等学校の併願優遇は公立高校を第一志望とする受験生を対象としています。一方、八王子学園八王子高等学校では文理コースの特進クラスが9科41・5科23・3科15のいずれか、進学クラスが9科37・5科21・3科13のいずれかです。正則高校の3科10かつ5科16とは異なります。昭和第一公式/八王子学園八王子公式でコース・入試区分を照合してください。

解説:慶英会 塾長(慶應義塾大学卒・英検1級)。2027年度の各校募集要項と一般的な受験準備を区別して解説します。塾長プロフィール・指導方針
結論|2027年度の併願優遇は「5科18前後」でも選択肢があるが学校差が大きい
今回確認した主要校では、たとえば次のような基準があります。
正則高等学校
- 3科10
- かつ5科16以上
東京成徳大学高等学校
併願優遇は5科で、
- 特別進学コース:23
- 進学選抜コース:20
- 進学コース:18
八王子学園八王子高等学校
文理コースでは、
特進クラス:
- 9科41
- または5科23
- または3科15
進学クラス:
- 9科37
- または5科21
- または3科13
杉並学院高等学校
特別進学コース:
- 3科12
- または5科20
- または9科36
総合進学コース:
- 3科11
- または5科18
- または9科34
昭和第一高等学校
特進コース:
- 9科35
- または3科13
進学コース:
- 9科30
- または3科11
日本大学櫻丘高等学校
- 5科22以上
- かつ9教科すべて3以上
この時点でも、
「内申○なら併願優遇でこの学校」
と一律には言えないことが分かります。
3科が高い生徒、5科が安定している生徒、実技教科を含む9科が高い生徒では、相性のよい学校が変わります。
そもそも併願優遇とは?
併願優遇とは、主に東京都の私立高校で利用される入試制度の一つです。
一般的には、
- 中学校の内申が学校基準を満たす
- 出席状況等の条件を満たす
- 中学校と私立高校との入試相談を経る
- 一般入試を受験する
ことで、通常の一般受験とは異なる優遇措置を受ける仕組みです。
ただし、東京都教育委員会や東京都の私立高校全体が一つの共通基準を決めているわけではありません。
学校ごとに制度が異なります。
また東京都では、入試相談で高校側が中学校へ「合格の確約」や「内定」を伝えることは適切ではないというルールがあります。
したがって、
併願優遇=試験を受けなくても合格
でも、
法律上・制度上100%の合格保証
でもありません。
各高校の募集要項に従って受験し、正式な合格発表を待つ必要があります。
正則高等学校|3科10かつ5科16以上
正則高等学校の2027年度一般入試には、
- 第一志望優遇
- 併願優遇
- フリー
があります。
併願優遇の学業成績基準は、
3科10かつ5科16以上
です。
「3科10または5科16」ではなく、
3科10と5科16の両方
を満たす必要があります。
正則高校の併願優遇条件
公式募集要項では、主に、
- 2027年3月に公立中学校卒業見込み
- 中学校を通して併願優遇の願い出がある
- 出席状況が良好
- 学校生活を真面目に送っている
- 3科10かつ5科16以上
などが条件となっています。
また、学校説明会と個別受験相談への参加が必要です。
加点制度もある
正則高校では、内申に関するプラス点があります。
ただし2027年度公式サイトでは、具体的なプラス点について、
学校説明会で説明
するとしています。
したがって、インターネット上の過年度情報だけで、
「英検○級なら必ず+1」
などと判断しない方が安全です。
最新の説明会・個別相談で確認してください。
どんな生徒と相性がよい?
たとえば、
国語3
数学3
英語4
なら3科10。
さらに5科合計16以上なら、基本基準に届きます。
5科のハードルだけでなく3科条件もあるため、国数英のいずれかが極端に低い場合は注意が必要です。
東京成徳大学高等学校|5科17〜23、併願は単願より1ポイント高い
東京成徳大学高等学校は、2027年度入試で、
- 特別進学コース
- 進学選抜コース
- 進学コース
を募集しています。
東京都・神奈川県の公立中学校生が一般入試第1回で所定の基準を満たした場合、いわゆる併願優遇を利用できます。
2027年度の併願優遇基準
3年次5科評定合計で、
特別進学コース
23
進学選抜コース
20
進学コース
18
です。
単願推薦Ⅰではそれぞれ、
- 特別進学:22
- 進学選抜:19
- 進学:17
なので、併願基準は各コース1ポイント高くなっています。
英検3級以上で5科内申+1
東京成徳大学高校では、
英検3級以上を取得している場合、5科評定合計に+1
の優遇があります。
単願・併願、コースを問いません。
たとえば進学選抜コースの併願優遇基準は5科20ですが、
実際の5科内申19
+
英検3級以上による1点
で基準に到達する可能性があります。
英検を高校入試へ直接つなげやすい例です。
欠席条件にも注意
推薦入試の共通条件では、
- 3年次の全教科に1・2がない
- 3年間の欠席が原則20日以内
という条件があります。
併願優遇を希望する場合も、学校所定の条件と個別相談を確認する必要があります。
私立高校も併願可能
東京成徳大学高校の特徴の一つは、併願優遇について、
志望順位を問わず国公私立いずれの高校も併願校として認める
と公式に明示していることです。
都立・県立だけでなく、別の私立高校を上位志望校として受験したい生徒にとって重要なポイントです。
八王子学園八王子高等学校|クラスごとに3科・5科・9科で判定
八王子学園八王子高等学校は、コース・クラスが複数に分かれているため、併願基準も細かく設定されています。
文理コース・特進クラス
併願基準は、
- 9科41
- または5科23
- または3科15
です。
3科15は国数英オール5に相当するため、かなり高い基準です。
文理コース・進学クラス
- 9科37
- または5科21
- または3科13
です。
特進より基準が下がります。
たとえば3科なら、
4・4・5
などで13となります。
総合コース
併願では、
- 9科36
- または5科20
です。
リベラルアーツ系については第一志望のみとされているため、系統ごとの条件まで確認する必要があります。
英検による加算もある
文理コースでは、
英検準2級以上で9科に最大1ポイント
を加算できます。
さらに、
- 卒業生の子弟・弟妹
- 在校生の兄弟姉妹
についても9科へ加算があり、所定の条件では合算できます。
総合コースでは、
英検・漢検・数検3級以上
が9科の加算対象になります。
「あと内申1点」で基準に届く場合には、資格の有無が大きな意味を持つことがあります。
特選クラスは注意
特選クラスについては、
特選クラスとしての併願優遇はありません。
特進クラスまたは進学クラスでの入試相談が出願資格となります。
「特選を希望しているから、特選用の併願基準を探す」という見方ではない点に注意してください。
杉並学院高等学校|3科・5科・9科のいずれかで基準到達可能
杉並学院高等学校の2027年度入試には、
- 特別進学コース
- 総合進学コース
があります。
併願優遇では、3科・5科・9科の複数基準が用意されています。
特別進学コース
- 3科12
- または5科20
- または9科36
総合進学コース
- 3科11
- または5科18
- または9科34
です。
自分に有利な科目数で基準を満たせる点が特徴です。
たとえば、
国数英が強い
→3科
実技も含め全体的に安定
→9科
という見方ができます。
「1」「2」がないこと
併願優遇では、
9科について5段階評定の1・2がないこと
が条件です。
合計点だけを満たしていても、1教科だけ「2」がある場合は条件外になります。
これは非常に重要です。
たとえば9科34でも、1教科に2があると基準上問題になります。
中3欠席10日以内
2027年度併願優遇では、
中学3年次の欠席10日以内
という条件があります。
さらに、公立中学校出身者が対象です。
加点制度あり
特別進学コースでは、
- 5科または9科に1点まで
総合進学コースでは、
- 3科または5科に1点まで
- 9科に2点まで
加点できる制度があります。
具体的な加点項目については、学校説明会等での確認が必要です。
昭和第一高等学校|進学なら3科11または9科30
昭和第一高等学校の2027年度併願優遇は、
- 特進コース
- 進学コース
で基準が異なります。
特進コース
- 9科35以上
- または3科13以上
進学コース
- 9科30以上
- または3科11以上
です。
さらに、評定に「1」がないことが条件です。
欠席は中3で10日以内
出願資格には、
3年次の欠席日数が合計10日以内
という条件があります。
内申だけでなく出席状況も確認してください。
公立高校第一志望の併願優遇
昭和第一高校の公式案内では、推薦II・併願優遇について、
本校を第二志望とし、公立高校を第一志望とする者
としています。
つまり、東京成徳大学高校のように「私立高校を上位志望にしても可」と明記する制度とは異なります。
併願優遇は学校によって、
- 公立のみ第一志望可
- 私立との併願も可
が異なるため、ここを見落とさないようにしてください。
試験は1科目選択+面接
昭和第一高校の2027年度併願優遇では、
- 英語
- 国語
- 数学
のうち1科目を選択し、面接・書類審査を受けます。
併願優遇でありながら、筆記試験を得意1科目に絞れる点も特徴です。
日本大学櫻丘高等学校|5科22+9教科すべて3以上
日本大学櫻丘高等学校の2027年度一般併願優遇は、これまで紹介した学校とは少し違う基準です。
必要なのは、
5科評定合計22以上
に加えて、
9教科すべての評定が3以上
です。
つまり、
5科22を取っていても、
実技4教科のどこかに「2」がある
場合は基準を満たしません。
9教科全体を安定させる必要があります。
欠席・遅刻・早退にも細かい条件
2027年度一般併願優遇では、
中3
- 欠席6日以内
- 遅刻6回以内
- 早退6回以内
さらに、
中学校3年間
- 欠席合計20日以内
- 遅刻合計20回以内
- 早退合計20回以内
という条件があります。
内申22だけを見て判断しないことが重要です。
国公立・私立高校とも併願可能
日本大学櫻丘高校は、
併願校について国公私立高校の制約はない
と明記しています。
したがって、私立高校を第一志望として別の私立併願校を確保したい場合にも候補となり得ます。
入試相談が必要
一般併願優遇を希望する場合、中学校側が所定の「一般併願優遇希望者名簿」を提出する入試相談があります。
保護者様だけが高校へ申し込めば成立する制度ではありません。
まず中学校の先生へ意思を伝える必要があります。
内申別|どの学校が候補になりやすい?
実際の志望校選びでは、自分の3科・5科・9科を全部出して比較すると効率的です。
5科18の場合
今回紹介した基準だけを見ると、
東京成徳大学高校
進学コースの併願基準が5科18。
杉並学院高校
総合進学コースの併願基準が5科18。
などが候補になります。
また東京成徳大学高校では英検3級以上による+1があるため、5科17でも資格加点によって基準へ届く可能性があります。
5科20の場合
候補が増えます。
- 東京成徳大学高校・進学選抜:20
- 杉並学院高校・特別進学:20
- 杉並学院高校・総合進学:18
- 八王子学園八王子高校・総合コース:20
などです。
ただし、各校の9科条件、欠席条件等も確認する必要があります。
5科22の場合
さらに選択肢が広がります。
日本大学櫻丘高校の5科22基準にも届きます。
ただし同校では、
9教科すべて3以上
という条件があります。
5科22だけでは利用確定とはなりません。
5科23以上の場合
東京成徳大学高校の特別進学コース、八王子学園八王子高校の特進クラスなど、上位コースの併願基準にも届く可能性があります。
3科が強い生徒は「5科だけ」で学校を探さない
高校入試では、
国語
数学
英語
の3科が非常に高い一方、理科・社会で内申を落としている生徒もいます。
たとえば、
国語4
数学5
英語4
なら3科13です。
この場合、
- 八王子学園八王子高校・進学クラス:3科13
- 昭和第一高校・特進コース:3科13
- 杉並学院高校・特別進学コース:3科12
などの基準を確認できます。
5科だけ見れば届かなくても、3科基準なら候補になる学校があります。
逆に国数英が弱く、実技4教科まで含め9科が高い生徒は9科基準を使える学校と相性がよい場合があります。
英検は併願優遇でどこまで使える?
学校によってかなり違います。
東京成徳大学高校
英検3級以上で5科+1
です。
中学生にとって比較的取得しやすい3級から対象になります。
八王子学園八王子高校
文理コースでは、
英検準2級以上で9科に最大+1
です。
総合コースでは、
英検・漢検・数検3級以上で9科に最大+1
です。
その他の学校
加点制度を設けていても、Web上で詳細をすべて公開せず、説明会・個別相談で案内する学校もあります。
したがって、
「英検3級があるからどの学校でも+1」
ではありません。
資格を取得したら、
その高校で、何級から、何科内申へ、何点加算されるのか
まで確認してください。
英検の加点は「内申そのものが変わる」わけではない
ここも重要です。
中学校の通知表で英語3だった生徒が、英検によって通知表上4になるわけではありません。
高校が自校の推薦・併願基準を判定するときに、
5科17
+英検加点1
=基準上18として扱う
といった仕組みです。
学校独自の入試上の優遇であり、中学校の正式な評定を書き換える制度ではありません。
併願優遇は私立高校同士でも使える?
学校によります。
今回紹介した学校でも違いがあります。
東京成徳大学高等学校
志望順位を問わず、
国公私立いずれの高校も併願校として認める
としています。
日本大学櫻丘高等学校
併願校について、
国公私立高校の制約なし
です。
昭和第一高等学校
併願優遇は、
公立高校を第一志望
とする受験生を対象としています。
つまり、
「東京都の併願優遇なら私立同士でも全部使える」
「併願優遇は都立第一志望しか使えない」
のどちらも一律には正しくありません。
学校ごとに確認してください。
「私立を第一志望」にする場合は特に注意
たとえば、
第一志望:大学附属私立高校
第二志望:別の私立高校
第三志望:都立高校
という受験計画もあります。
この場合、私立を第一志望としても併願優遇を利用できる高校なら安全校を確保しやすくなります。
一方、公立第一志望を条件とする学校では使えません。
したがって、併願校選定では、
内申基準だけでなく「第一志望校の種類」までチェックする
必要があります。
欠席日数も必ず確認する
内申基準をクリアしても、欠席条件で利用できないケースがあります。
今回紹介した学校では、
杉並学院高校
中3欠席10日以内。
昭和第一高校
中3欠席10日以内。
日本大学櫻丘高校
中3欠席6日以内、
3年間合計20日以内。
さらに遅刻・早退にも基準があります。
東京成徳大学高校
推薦関係では3年間の欠席が原則20日以内などの条件があります。
欠席が多い場合は、
「基準を超えているから絶対無理」
と自己判断するのではなく、病気・けがなどの事情を含めて中学校・高校へ早めに相談してください。
「1」「2」の有無も学校ごとに違う
合計内申だけを見るのも危険です。
たとえば、
杉並学院高校
9科に1・2がないこと。
昭和第一高校
評定に1がないこと。
日本大学櫻丘高校
9教科すべて3以上。
など条件が違います。
内申合計が高くても、
「数学2」
「美術2」
などがあることで利用できない学校があります。
そのため中3では、
合計点を1上げることだけでなく、2を3へ上げること
が併願校確保に直結する場合があります。
併願優遇はいつ決まる?
一般的には中3の秋から冬に、
- 学校説明会・個別相談
- 中学校で進路面談
- 中学校と高校との入試相談
- 出願
- 一般入試受験
という流れになります。
学校によって対象となる評定は、
- 1学期
- 2学期
- 前期
- 後期中間まで
など異なります。
中3の2学期成績が重要になる学校が多いため、
「12月になってから併願校を考える」
より、中3夏〜秋までに候補を複数持っておく方が安全です。
中2からやっておくべきこと
併願優遇は中3になって初めて意識されがちですが、中2から準備できることがあります。
1.英語・数学の評定を3以上へ安定させる
3科基準を利用する学校が多いため、国数英は重要です。
2.実技教科を捨てない
9科基準を使う場合、音楽・美術・保健体育・技術家庭も重要です。
さらに「9科すべて3以上」の学校もあります。
3.英検を取得する
学校によっては英検3級・準2級以上が加点になります。
中3秋になってから慌てて受験するより、中1・中2から取得しておくと選択肢を増やしやすくなります。
4.欠席・遅刻・早退を把握する
出願基準に含む高校があります。
病気等を除き、生活リズムを整えることも高校受験対策の一部です。
中3秋の併願校選び|この順番で確認する
STEP1|3科・5科・9科を全部計算する
たとえば、
3科12
5科19
9科34
のように出します。
STEP2|1・2の有無を見る
学校によって教科単独の条件があります。
STEP3|英検・漢検・数検を確認する
加点可能なら、基準へ届く可能性があります。
STEP4|欠席・遅刻・早退を確認する
内申を満たしてもここで条件外になる場合があります。
STEP5|第一志望が公立か私立か確認する
私立同士の併願優遇を認めない学校があります。
STEP6|学校説明会・個別相談へ参加する
Web上の数字だけで最終判断せず、最新基準を学校へ確認します。
STEP7|中学校の進路担当へ相談する
併願優遇は中学校と高校の入試相談を必要とする学校が多いため、保護者様だけで手続きを完結できません。
よくある質問
東京都の併願優遇は内申いくつから使えますか?
学校によって異なります。
2027年度の主要校では、正則高校の3科10かつ5科16、東京成徳大学高校進学コースの5科18、昭和第一高校進学コースの3科11または9科30などがあります。
5科18で併願優遇を使える高校はありますか?
あります。
2027年度では東京成徳大学高校の進学コース、杉並学院高校の総合進学コースなどが5科18を基準としています。
ただし、欠席や「1」「2」の有無など別条件も確認してください。
英検3級で加点される高校はありますか?
あります。
東京成徳大学高校では英検3級以上で5科評定へ+1です。
八王子学園八王子高校の総合コースでは英検・漢検・数検3級以上が9科の加算対象になります。
英検準2級なら併願優遇で有利ですか?
学校によります。
八王子学園八王子高校文理コースでは英検準2級以上が9科への加算対象です。
一方、資格加点を採用しない学校もあります。
内申に2があると併願優遇は使えませんか?
学校によります。
杉並学院高校では9科に1・2がないこと、日本大学櫻丘高校では9教科すべて3以上が必要です。
一方、学校によって条件は異なります。
私立高校を第一志望にしても併願優遇を使えますか?
学校によります。
東京成徳大学高校や日本大学櫻丘高校は私立高校との併願も認めています。
昭和第一高校の併願優遇は公立高校第一志望が条件です。
併願優遇を取れば絶対合格ですか?
「絶対合格」と考えるべきではありません。
東京都では、入試相談において合格の確約・内定を行うものではないというルールがあります。
正式な募集要項に従って受験し、合格発表を確認する必要があります。
個別相談だけで併願優遇を取れますか?
学校によって異なりますが、多くの学校では中学校と高校との入試相談が必要です。
個別相談だけで制度利用が完結するとは限りません。
併願優遇でも入試は受けますか?
原則として各高校所定の入試を受験します。
正則高校では国語・英語・数学と面接、昭和第一高校では英語・国語・数学から1科目選択+面接など、学校によって試験内容は異なります。
まとめ|併願優遇は「内申の数字」だけでなく6条件をセットで比較する
2027年度の東京都私立高校入試を見ると、併願優遇基準は学校ごとに大きく異なります。
今回紹介した主要校では、
- 正則高校:3科10かつ5科16
- 東京成徳大学高校:5科18〜23
- 八王子学園八王子高校:コース別に3科・5科・9科
- 杉並学院高校:特進3科12/5科20/9科36、総進3科11/5科18/9科34
- 昭和第一高校:特進3科13または9科35、進学3科11または9科30
- 日本大学櫻丘高校:5科22かつ9教科すべて3以上
などの違いがあります。
しかし、見るべきなのは内申だけではありません。
併願校を決めるときは、
- 3科・5科・9科の基準
- 「1」「2」の有無
- 英検等の加点
- 欠席・遅刻・早退
- 公立・私立どこまで併願可能か
- 入試相談・個別相談の必要性
まで確認してください。
特に中1・中2の段階では、英語の評定を安定させながら英検を早めに取得しておくことで、中3秋の併願校選択肢を増やせる場合があります。
一方、中3で内申が基準に1点足りない場合も、英検等の加点で条件に届く学校があります。
「偏差値だけ」で私立併願校を決めるのではなく、現在の内申・取得資格・得意科目と各高校の制度を照合することが重要です。
慶英会では、中学生を対象に、学校英語・定期テスト・英検・高校受験をオンライン個別指導でサポートしています。
英語の評定を上げながら英検取得を進め、私立高校の推薦・併願優遇まで見据えた対策を行いたい場合も、現在の成績と志望校に合わせて学習を設計できます。
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併せて読む:併願優遇の仕組み・単願推薦・入試相談/入試で使う内申は1学期・2学期のどちらか/英検による評定加点・得点保証。英語学習と併願校検討は慶英会の学習相談でも整理できます。
参考にした主な公式情報
- 正則高等学校「2027年度 募集要項」
- 東京成徳大学高等学校「2027年度 入試情報・推薦基準等」
- 八王子学園八王子中学校・高等学校「2027年度 高校入試要項・入試相談基準」
- 杉並学院高等学校「2027年度 高校募集要項」
- 昭和第一高等学校「推薦・併願優遇入試」
- 日本大学櫻丘高等学校「2027年度 募集要項」
- 東京都私学財団
- 東京都教育委員会
情報確認日:2026年10月6日
※併願優遇基準、加点、欠席条件、対象中学校、第一志望校の制限、入試相談方法、入学手続期限等は年度によって変更される可能性があります。また、学校説明会・個別相談でのみ案内される条件がある場合もあります。実際の利用時には、各高校の最新募集要項を確認したうえで、在籍中学校の担任・進路担当と必ず相談してください。
