東京都市大学の2027年度一般選抜で「英検CSE1980なら80点?」「英検2級に不合格でもスコアを使える?」「中高一貫校の中1・中2から何を準備すべき?」という疑問には、まず大学の公式換算表を確認することが重要です。英検CSE1855以上は50点、1980以上は60点、2142以上は70点、2304以上は90点の4段階で、80点・100点への換算ではありません。英検は準2級以上を受験し、Reading・Listening・Writing・Speakingの4技能を受験する必要がありますが、級の合否に関係なく有効なCSEスコアで判定されます。S-CBTも対象で、大学独自の英語試験を受けた場合は高い方の得点を採用します。ただし2027年度の有効期間は英検について2024年4月以降の受験分であり、今の中1・中2が大学を受験する年には条件が変わる可能性があります。英語以外の受験科目も残ります。本記事では公式資料に基づく換算例と独自18問・全解答、今の学校英語から4技能へつなぐ3週間計画を解説します。
2027年度の英検CSEとみなし得点は4段階
大学公式の「英語外部試験利用」では、英検CSE1855以上を50点、1980以上を60点、2142以上を70点、2304以上を90点に換算します。特に注意したいのは、よく使われる英検2級の合格基準スコアと、東京都市大学が設定している入試換算スコアが必ずしも同じではないことです。出願する年度の公式換算表を確認しましょう。
換算表の読み方と上位区分の扱い
例えばCSE2000の成績なら1980以上の区分に該当しますが、2142以上には届かないため、表に示された60点の区分です。CSE2200なら2142以上の70点区分、CSE2350なら2304以上の90点区分となります。これは大学公式の数値を使った説明例であり、個々の英検成績が実際に有効かは4技能の受験、取得時期、本人確認等の条件にも左右されます。
英検は準2級以上の受験が必須
公式ページは、英検について「準2級以上受験、4技能受験が必要」と明記しています。CSEの数値だけが基準に届いていても、対象級を受験していない、または4技能がそろっていない場合には規定の条件を満たしません。受験級、Reading・Listening・Writing・Speakingのスコアがそろっているかを確認してください。
英検に不合格でもCSEスコアを利用できる
大学は対象の英検試験について、合否に関係なくCSEスコアに応じたみなし得点を付与すると明記しています。英検準2級以上の4技能を受験して必要なCSEを取得していれば、合格証書の有無だけで利用可否を判断する制度ではありません。ただし、必要なスコアを満たさない場合や受験形式・有効期間の条件に合わない場合には対象となりません。
S-CBTも対象となる
東京都市大学は英検S-CBTを、英語外部試験利用の対象に含めています。S-CBTは1日で4技能を受験でき、CSEスコアを取得可能と大学も説明しています。検定実施形式を選ぶときは、本人が受験できる日程、4技能の準備状況、スコアの提出方法を確認しましょう。
英語の試験を受けて高い方を採用できる
英検などによるみなし得点があっても、大学独自の英語試験を受験できます。その場合は、みなし得点と当日の英語の得点の高い方を採用して合否判定します。例えばCSE1980以上の成績で60点のみなし得点を得た生徒が大学独自試験でより高い点を取れば、その試験得点を採用する仕組みです。英検の成績を取得した段階で大学独自の英語対策を必ずやめるべき、ということにはなりません。
前期と中期では得点の調整が違う
公式ページでは、一般選抜・前期は試験日自由選択制に伴い英語外部試験のみなし得点を平準化して判定するとしています。一方、一般選抜・中期では外部試験のみなし得点の平準化は行わず、選択教科の得点について必要に応じて調整する場合があると説明しています。換算表の数字をそのまま他年度の合格最低点と比較するのは避けましょう。
英検・GTEC・TEAPは証明書提出が原則不要
出願時には英語外部試験利用の有無を登録する必要があります。ただし英検、GTEC、TEAPについては東京都市大学が各検定団体にスコアを照会するため、公式ページでは証明書の提出が不要とされています。それ以外の検定については原本または学校による証明付きコピー等が必要な場合があります。書類の手続きが不要でも、申告と大学の照会に必要な情報を正しく入力する必要があります。
英検スコアの有効期間は2024年4月以降
2027年度入試の英語外部試験利用で、英検とCambridge Englishは2024年4月以降に受験した成績が対象です。それ以外の指定検定は2025年2月以降の成績が対象とされています。中学で取得した英検が数年先の大学入試でも必ず使えるわけではありません。英検合格そのものの記録と、大学出願に利用できるスコアの取得期間は分けて考えましょう。
英検以外の検定も利用できる
大学の2027年度公式換算表には、Cambridge English、GTEC、IELTS、TEAP、TOEFL iBT、TOEIC L&RとS&W、TOEIC Bridge L&RとS&Wも掲載されています。どの検定が自分に合うかは、受験しやすさや学力水準だけでなく、入試方式の対象かどうか、提出する書類、取得期間を合わせて検討します。
TEAPの換算例
大学の2027年度換算表では、TEAP225以上で60点、267以上で70点、309以上で90点、180以上で50点の区分が示されています。英検とTEAPで数値を直接比較することはできません。いずれも大学が決めた換算点を通して比較されることに注意しましょう。
GTECの換算例
GTECは大学がOFFICIAL SCOREの成績を対象としており、アセスメント版は対象外です。2027年度換算表ではGTEC826以上で50点、960以上で60点、1075以上で70点、1190以上で90点とされています。学校でGTECを受験したことがあっても、受験した試験の種類と証明書の形式が条件に合うか確認する必要があります。
TOEFL iBTのスコア制度にも対応
TOEFL iBTはトータルスコアとバンドスコアの両方が併記されている場合、バンドスコアに基づいて換算すると公式ページに記載されています。2027年度の表にはバンドスコア2.5、3、3.5、4以上の区分が掲載されています。大学受験の数年前に語学検定を選ぶ場合にも、試験形式や表示されるスコア体系の変更に注意が必要です。
全学部が対象でも学科ごとの科目指定は別
英語外部試験利用制度自体は全学部を対象とします。ただし、一般選抜で必要な残りの教科・科目は学部・学環・学科によって異なります。東京都市大学には理工学部、建築都市デザイン学部、情報工学部、環境学部、メディア情報学部、デザイン・データ科学部、都市生活学部、人間科学部などがあります。英検があるからどの学科も同じ少科目で出願できるとは限りません。
2027年度一般選抜・前期は2教科型と3教科型
大学の公式入試カレンダーによると、2027年度一般選抜・前期は2教科型と3教科型が設けられ、2月1日から3日に実施されます。対象は全学部・学環の全学科です。前期では英語外部試験利用のスコア換算を活用できます。ただし2教科型という名称の『2教科』にみなし英語の扱いがどう組み込まれるかは志望学科の科目表で確認してください。
前期の出願期間と合格発表
2027年度一般選抜・前期の出願期間は1月5日9時から1月21日17時、合格発表は2月12日です。大学公式の入試日程一覧で確認できます。学外試験会場での実施日は2月1日と2月2日に限られます。受験日や会場を選ぶ前に、年度の正式な入学試験要項で注意事項を確認してください。
中期でも英語外部試験を活用できる
大学公式の英語外部試験利用ページは前期と中期を対象としています。一般選抜・中期にも2教科型・3教科型があり、前期とは英語のみなし得点の平準化の有無が異なります。前期で英語資格を使ったから中期も自動的に同じ出願状態になるわけではありません。出願登録と適用方式をそれぞれ確認しましょう。
少科目入試だからといって学力負担が小さいとは限らない
科目数が少ない方式は対策を集中しやすい反面、残りの科目の失点が合否に大きく影響する可能性があります。特に理工系学科への志望がある場合、数学と理科の理解は不可欠です。英語のみなし得点は受験の選択肢を広げる制度ですが、学校の数学・理科の学習を犠牲にする理由にはなりません。
中1は英検の級より学校の語彙・文法を優先
中高一貫校の中学1年生は、英単語の意味とつづり、基本時制、主語と動詞、疑問文と否定文の作り方を確認しましょう。定期テストで失点した場合は学校の授業内容に戻り、初めて見る短い英文でも既習文法を使って読めるようにします。英検の目標級は実力に合わせて選び、学校の成績低下を放置して上位級だけを進めないようにします。
中2は長文・リスニング・英作文も伸ばす
中学2年生では定期テストの誤答を単語・文法・初見読解・リスニング・英作文の技能別に分類します。英検の4技能対策を進める際にも、学校で未定着の文法を復習し、現在の級で必要となる語彙と読解力を伸ばしましょう。東京都市大学の制度は4技能受験を求めるため、読解だけでなく聞く・書く・話す力も重要です。
中3で英検を受けたらCSEも確認
中学3年生では英検の合格級だけでなくCSE総合スコアと技能別のスコアを記録しましょう。大学入試では合否に関係なくCSEを評価する方式もあるため、得点の見方を知ることは役立ちます。ただし中学3年生のスコアを何年後の出願でも利用できるわけではありません。出願年度ごとの有効期間を確認する必要があります。
高校では数学・理科の勉強を継続する
理工系志望の場合には、高校での数学・物理・化学などの学習の積み重ねが重要です。英検で一定のみなし得点を確保できても、英語以外の必要科目が合否を左右します。模試や過去問題で科目別の得点を見ながら、英語資格の再受験と学科ごとの受験準備を組み合わせていきましょう。
英検をいつ取り直すべきか
2027年度の英検スコアは2024年4月以降の成績が対象ですが、いま中1・中2の生徒が受験する年度に同じ期間が適用される保証はありません。高校で志望校が具体化した時点で、その年度の有効期間を見て再受験時期を決めます。中学生の時期は合格級を上げることだけを目的化せず、学校の英語を十分に理解することを優先しましょう。
よくある質問:2027年度の東京都市大学は英検CSE1855でも使える?
はい。英検準2級以上を4技能受験し、CSE1855以上の条件に該当する成績なら、一般選抜の対象方式で50点のみなし得点区分に該当します。取得時期などの条件を併せて確認してください。
よくある質問:CSE1980なら英語80点ですか?
いいえ。2027年度東京都市大学の公式換算表ではCSE1980以上は60点区分です。他大学の換算表と混同しないでください。
よくある質問:CSE2304で英語100点になりますか?
2027年度の大学公式換算表では、CSE2304以上は90点です。英語の大学独自試験を受けて90点を超える得点を取れば、その高得点を採用することができます。
よくある質問:英検の級に不合格なら利用できない?
大学は英検準2級以上の4技能を受験した成績について、合否に関わらずCSEを利用できると明記しています。
よくある質問:英検利用でも大学独自の英語試験は受けられる?
はい。公式案内では受験可能で、みなし得点と当日の英語得点の高い方を採用します。
よくある質問:学校の英検成績表の原本を郵送する必要は?
英検・GTEC・TEAPについては大学が各検定団体にスコア照会をするため、公式案内では証明書の提出不要とされています。ただし出願時の利用登録は必要です。
英検CSEの境界値|東京都市大学2027年度「みなし得点」早見表
| 2027年度のCSEスコア | 大学英語の「みなし得点」 | 誤解を避けたい点 |
|---|---|---|
| 1855〜1979 | 50点 | 1854点以下はこの英検スコア基準に届かない |
| 1980〜2141 | 60点 | 1980点でも80点ではない |
| 2142〜2303 | 70点 | 2142点でも90点ではない |
| 2304以上 | 90点 | 2304点でも英語100点の「満点換算」ではない |
出典:東京都市大学「英語外部試験利用」公式換算表(一般選抜の前期・中期、全学部)。英検は準2級以上の受験・4技能の受験・取得時期等の条件を満たす必要があり、2027年度について英検の有効期間は2024年4月以降受験分です。表はみなし得点であり、前期における平準化後の個別の最終得点や合否を保証するものではありません。
出願前の5項目チェック|英検の級名ではなく受験記録を見る
| チェック項目 | 確認する内容 |
|---|---|
| 受験級と方式 | 準2級以上を4技能で受験したか(S-CBT等も対象) |
| スコアと合否 | 有効なCSEスコアを確認。合否だけで判断しない |
| 受験日 | 2027年度について2024年4月以降の受験に該当するか |
| 大学英語との比較 | 大学独自の英語試験を受験する場合、みなし得点との高い方が採用される |
| ほかの教科・証明書 | 学部・学科別の必須科目、出願登録、英検等は原則大学による照会で証明書提出不要の条件を確認 |
慶英会オリジナル20問|CSEの換算・有効条件と学校英語を診断
この20問は慶英会が作成した独自教材です。東京都市大学の入試問題・英検協会の過去問・中学校の定期テストを再現、転載したものではありません。1〜14は2027年度の大学公式制度を正しく読み取る練習、15〜20は中1・中2の基本文法・短文英作文です。実際の出願で使う条件は受験年度の募集要項を確認してください。
- 問1[換算の境界] 2027年度、英検準2級以上の4技能でCSE1854なら何点換算?
- 問2[換算の境界] 同じ条件でCSE1855なら何点?
- 問3[換算の境界] 同じ条件でCSE1979なら何点?
- 問4[換算の境界] 同じ条件でCSE1980なら何点?
- 問5[換算の境界] 同じ条件でCSE2141なら何点?
- 問6[換算の境界] 同じ条件でCSE2142なら何点?
- 問7[換算の境界] 同じ条件でCSE2303なら何点?
- 問8[換算の境界] 同じ条件でCSE2304なら何点?
- 問9[受験級] 英検3級で4技能CSE2000を取ったと仮定すると、2027年度の英検利用条件を満たす?
- 問10[有効期限] 2023年12月に取得した英検CSE2350は、2027年度の対象になる?
- 問11[受験技能] 準2級以上のリーディングとリスニングの成績しかない場合は対象?
- 問12[級の合否] 2025年に英検2級4技能を受験し、不合格でもCSE2000なら何点?
- 問13[S-CBT] 4技能を受験した英検準2級S-CBTのスコアは制度の対象?
- 問14[大学の独自英語] みなし得点70点、大学独自英語試験80点ならどちらを採用?
- 問15[学校の英語] She (study / studies) English every day. 正しい形は?
- 問16[学校の英語] Does Ken (play / plays) soccer? 正しい形は?
- 問17[学校の英語] We (visit / visited) a science museum yesterday. 正しい形は?
- 問18[学校の英語] I want (to learn / learning) more English. 正しい形は?
- 問19[学校の英作文] 「私は毎日英語を勉強します」を英語にする。
- 問20[学校の英作文] 「昨日、私は新しい英単語を学びました」を英語にする。
20問の全解答とCSE境界値・英文法の解説
| 問 | 解答例 | 理由・復習すること |
|---|---|---|
| 1 | 英検のCSE基準によるみなし得点の対象外 | 1855点の最低区分に届かない。 |
| 2 | 50点 | 最初の境界値。 |
| 3 | 50点 | 1980点に達していない。 |
| 4 | 60点 | 1980点の区分は80点ではない。 |
| 5 | 60点 | 2142点の次の区分には届かない。 |
| 6 | 70点 | 2142点の区分は70点。 |
| 7 | 70点 | 2304点の境界直前。 |
| 8 | 90点 | 大学公式表の最高区分は90点。 |
| 9 | 満たさない | 英検は準2級以上を受験する条件がある。 |
| 10 | 原則対象外 | 英検は2024年4月以降の受験分が有効。 |
| 11 | 対象外 | 英検の4技能受験が必要。 |
| 12 | 60点 | 級の合否に関係なくスコアで判定。 |
| 13 | 条件を満たせば対象 | 大学はS-CBTを対象と明記。 |
| 14 | 高い80点 | 前期の平準化等の扱いに注意。単純比較の考え方。 |
| 15 | studies | 三単現の現在形。 |
| 16 | play | Doesの後は原形。 |
| 17 | visited | yesterdayは過去。 |
| 18 | to learn | want to+原形。 |
| 19 | I study English every day. | 毎日の習慣は現在形。 |
| 20 | I learned new English words yesterday. | yesterdayに合わせて過去形。 |
問題14では大学独自英語試験とみなし得点の大きい方を採用する原則を確認しています。ただし一般選抜前期ではみなし得点の平準化があるため、この80点という説明は調整前の例であり、個別の判定時の実際の得点が確定するわけではありません。問題9・10・11のように受験級・年月・4技能の条件を満たさない場合は、CSEが高いだけで制度を利用できません。
中高一貫校の中1・中2向け3週間プラン|点数換算より今の英語
| 期間 | 学校英語 | 英検4技能への接続 |
|---|---|---|
| 第1週 | 小テスト・定期考査の誤答を語彙・動詞・語順・読解に分ける | 英語を読む・聞く際に意味の分からない基本語を学校教材で確認 |
| 第2週 | 学校の基本文を答えなしで書き、主語・時制を変えて再現 | 短い文を音読し、自分の言葉で質問へ一文で答える |
| 第3週 | 学校指定のワーク・提出物・初見読解で実力を確認 | 学校で既習のレベルに合う英検公式問題を少量解き、技能ごとの弱点を記録 |
| 高校進学後 | 志望学部の数学・理科・国語等の指定科目も準備 | 受験年度の英語資格利用条件・CSE・有効期間を再確認 |
これは慶英会による家庭学習モデルです。現在の中1・中2の生徒が実際に大学を受験する年度には、東京都市大学の2027年度CSE換算表や有効期間、学科別必須科目が変更される可能性があります。中学段階で「いまCSE2304を取得すれば将来の大学受験で90点が確保できる」と考えず、学校英語の文法・読解・リスニング・英作文・スピーキングをバランスよく積み上げましょう。
中高一貫校の英語・定期テストと英検を両立したいご家庭へ
慶英会では、中高一貫校の学校英語・定期テストと英検の4技能対策を、生徒の現状に応じたオンライン個別指導で支援しています。中1・中2で単語・文法を理解し、初見読解、リスニング、英作文、スピーキングを着実に身につけることは、将来の英語外部試験利用入試に備えるためにも重要です。最大1か月無料体験については慶英会公式サイトをご覧ください。
参考にした主な公式情報
- 東京都市大学|2027年度英語外部試験利用(全学部・CSE換算表・有効期限)
- 東京都市大学|2027年度入試制度一覧
- 東京都市大学|2027年度入試日程・出願期間
- 日本英語検定協会|実用英語技能検定の公式情報
確認日:2026年10月14日。制度の根拠は東京都市大学「英語外部試験利用」、同「一般選抜の制度」です。出願条件・指定科目・調整方法・取得時期は実際の受験年度の正式な入学試験要項を優先してください。2027年度の換算点を、現在の中1・中2の将来の入試にそのまま適用できると保証するものではありません。