
慶英会 塾長|慶應義塾大学卒・英検1級
中高一貫校の学校英語・NEW TREASURE・英検対策を専門とするオンライン個別指導塾です。塾長紹介
青翔開智中学校でSTEAMを学ぶお子さまが、生成AIを宿題にも使いたいと言ったら、保護者は何を確認すればよいでしょうか。最初に見るのはその課題で認められた利用範囲、入力してよい情報、出力の根拠、本人が説明できるかの4点です。授業でAIを学ぶことと、すべての提出物でAIを使ってよいことは同じではありません。
本記事は中学1・2年生の保護者向けに、学校公式の学年別内容を確認し、家庭で話し合える架空の8場面を用意しました。学校の実際の課題・規則・採点基準を再現したものではなく、以下の確認手順は慶英会の独自提案です。
学校公式で確認できる中1・中2の違い
青翔開智の公式「STEAMⅠ〜STEAMⅣ」は、中1から高1までの学校設定科目として、AI活用・思考法・データ収集と分析・モデリング・コーディング・表現を段階的に学ぶ構成を示しています。2026年4月1日の学校発表でも、この4年間の学びを紹介しています。
中1のAI活用は、仕組みと活用モラル。AIの仕組みを学び、人間主体で利用するためのルールを理解する内容です。家庭では「整った答えが出たから正しい」と判断せず、何を確かめる必要があるかを本人が言えるかに注目できます。
中2のAI活用は、生成と作成物の取り扱い。画像・音楽・テキストなどを実際に作る内容が示されています。家庭では作れたかだけでなく、素材や出力をどう扱うか、提出と一般公開の条件が違わないかを確認する視点が役立ちます。これらは家庭での見方の提案であり、学校の評価項目を示すものではありません。
2024年の授業事例を、現在の指定サービスと混同しない
2024年5月15日の授業紹介には、個人情報・プライバシーに関わる入力への注意、生成された内容を評価・修正することの重要性が記されています。当時はChatGPT(GPT-3.5)の体験や、中3による画像生成の事例も紹介されています。これは2024年の実施記録であり、現在の中1・中2の指定サービス、契約、家庭利用の許可を意味しません。中3の事例を中2の実施内容として扱わないようにします。
家庭で新しいアカウントを作ることや有料契約を結ぶことを、本記事は前提としていません。学校から指定がある場合は最新の案内と対象サービスの利用条件を確認してください。以下の練習は紙と会話だけでもできます。
家庭で確認する4つの順番
1.課題の許可範囲を先に確かめる
「アイデア出しだけ可」「辞書は可だが文章生成は不可」「利用した部分の申告が必要」など、課題によって条件は違い得ます。これらは例であり、青翔開智の実際の規則ではありません。案内に記載がなければ、AIへ課題を入力する前に担当の先生へ確認します。家庭の判断で学校の条件を広げないことが基本です。
2.入力する前に情報を減らす
氏名・顔写真・成績・家庭事情・友人の作文・未公開の配布資料などを、そのまま外部サービスへ送らないようにします。名前だけ消しても、学校・学年・出来事の組み合わせで本人が分かる場合があります。練習なら、実在の人や課題を使わず、自作の架空の短文に置き換える方法があります。
3.出典は元の資料を開いて確認する
AIが著者名やURLを示しても、それだけで根拠にはなりません。資料が実在するか、発行主体と日付は何か、該当箇所に同じ内容が書かれているかまで確認します。見つからない資料や読んでいない資料を、読んだ参考文献のように書かないでください。
4.画面を閉じて説明・修正できるかを見る
保護者は「どの部分を自分で考えた?」「その説明を選んだ理由は?」「条件が変わったらどこを直す?」と尋ねてみます。自力で説明できない箇所は、短い言葉へ戻して理解を確かめます。流暢さだけで本人の理解や学校での評価を判断しないことが大切です。
独自判断問題8場面|まず次の行動を考える
以下はすべて慶英会の架空の学習場面です。実在の生徒の行動や学校の出題ではありません。それぞれ「今どうするか」と「理由」を一文ずつ考えてから、後半の解説を読んでください。安全性と学習上の問題が重なるため、判断は一つのラベルだけに限りません。
場面1|課題の案内にAIの記載がない
生徒は「STEAMで使ったから、今回の英語レポートも全文を作ってもらってよい」と考えています。入力する前に何をしますか。
場面2|名前だけ隠した成績表
苦手を分析してもらうため、氏名だけ隠した成績表の写真を送ろうとしています。学校名・学年・順位・コメントは残っています。
場面3|もっともらしい参考文献
AIの回答に著者名・論文名・URLが付いています。生徒はリンクを開かず、そのまま参考文献欄に写そうとしています。
場面4|難しい英文を説明できない
自分の英文をAIに直してもらったところ、知らない単語と文法が増えました。意味を説明できませんが、自然に見えるので提出したいと言います。
場面5|友人の作文を比較に使う
自分の作文との違いを知るため、友人から見せてもらった作文を外部AIに送ろうとしています。友人には入力する話をしていません。
場面6|生成画像を校外にも公開する
授業内の制作で使った画像を、作品名とクラス名を付けて一般公開したいと言います。授業内の利用は認められています。
場面7|利用範囲を守ったアイデア比較
架空の課題では「AIによるアイデア出し可、利用箇所を記録」と明記されています。個人情報を含まない自作の題材で候補を出し、自分の案と比較して採用理由を記録しました。次に何をしますか。
場面8|AIを使わずに確かめる
家庭で使えるサービスがありません。生徒は「生成AIを契約しないと何も練習できない」と困っています。
全8場面の解答例と理由
解説1|課題の案内にAIの記載がない
担当の先生に、この課題での利用可否・範囲・申告方法を確認します。授業で学ぶことは、別の課題の全面的な利用許可ではありません。確認中は自分のメモや下書きを進められます。
解説2|名前だけ隠した成績表
そのまま入力しません。氏名以外にも個人を特定できる情報があり、成績自体も慎重に扱う情報です。家庭では「疑問文の語順で3問間違えた」のように、個人情報を含まない一般的な学習課題へ整理し、学校の条件に従います。
解説3|もっともらしい参考文献
元の資料を確認するまで根拠として採用しません。URLが存在しても、回答の主張を支えているとは限りません。発行主体・日付・該当記述を調べ、見つからなければ確認できた別資料で調べ直します。
解説4|難しい英文を説明できない
そのまま提出せず、まず課題の利用条件を確認します。添削が認められる場合でも、変更点を一つずつ調べ、自分が説明できる表現に直します。元の文・提案・採用理由を分けて残すと、理解の穴を見つけられます。
解説5|友人の作文を比較に使う
入力を止めます。見せてもらうことと外部へ送ることは別です。友人の著作物や個人情報が含まれる可能性があります。比較練習は自分で作った架空の文を使い、学校から配られた資料の扱いも学校の指示を確認します。
解説6|生成画像を校外にも公開する
公開は別途確認します。授業内の許可だけで校外公開まで認められるとは限りません。学校の公開方針、サービスの出力利用条件、人物・ロゴ・他者の作品などの権利や個人情報を確認します。生成物なら必ず自由に公開できる、とは言えません。
解説7|利用範囲を守ったアイデア比較
事実に関わる候補の根拠を確かめ、本人が選んだ理由を自分の言葉で説明します。架空の条件上は利用範囲と記録を守っていますが、それだけで正確性が保証されるわけではありません。実際の課題では、その課題固有の指示を優先します。
解説8|AIを使わずに確かめる
契約せずにできる練習から始めます。本記事の架空場面の判断、辞書や原資料との照合、自分の説明を短く書き直すことは紙でもできます。学校指定の活動に支障がある場合は、家庭で独自契約する前に学校へ相談します。
提出前の記録は「自分・提案・確認」を分ける
利用が認められる課題では、ノートに「自分の最初の案」「AIから得た提案」「採用・不採用にした理由」「実際に確認した資料」「自分で直した箇所」を分けて残すと振り返りやすくなります。これは家庭学習用の案であり、学校指定の申告書ではありません。提出形式が決まっている場合は、その様式に従います。
例として、架空の英語課題で本人が Our library is quiet.(私たちの図書館は静かです)と書き、提案に It is the best library in the city.(それは市で最もよい図書館です)が加わったとします。「市で最もよい」という比較の根拠はありません。英文として自然かと、内容に根拠があるかを別々に確認し、確認していない強い主張は足さないようにします。この例は実際の学校図書館の評価ではありません。
翌日はAIなしで一つだけ説明する
翌日の短い復習では、「昨日採用しなかった提案とその理由」を一つ説明してもらいます。英語なら、自分で理解した短文を、主語や場面を変えて書いてみます。間違えた場合は、答えを再生成して終わらせず、辞書・授業ノート・確認した資料へ戻ります。時間や正答率の達成を保証する方法ではなく、本人が何を理解したかを見るための練習です。
英作文・発音の練習とは目的を分ける
本記事は生成AIの許可範囲・情報の扱い・提出前確認を扱います。英文の組み立ては青翔開智中学校の探究英作文・事実と根拠の40問、作品説明は中2STEAM・3DCG部屋づくりを英語で説明する40問、発音から筆記への復習はELSA・AIスピーキング後の学習を参照してください。
基礎の確認には既存の無料英語学習教材も使えます。英語の課題で、どの表現を本人が理解しているか整理しにくい場合は、慶英会の学習相談をご利用ください。学校固有のAI利用許可は担当の先生へ確認し、相談の際にも不要な個人情報や他者の作品は送らないでください。
参考資料と確認範囲
公式資料確認日:2026年11月5日。確認したのは、上記のSTEAM紹介ページ、2026年4月1日の公開案内、2024年5月15日の授業紹介です。最新の校内規則、個別課題のAI利用許可、提出形式、採点基準、利用サービスの契約条件までは確認していません。家庭への最新の配布物・先生の指示が優先です。慶英会は青翔開智中学校・高等学校の公認・提携塾ではありません。

最大1か月完全無料体験・学習相談受付中
最大1か月の完全無料体験をご案内
学校教材・学力・目標に合わせた個別指導
入塾前に授業の進め方や講師との相性をお確かめください。
学校英語・定期テスト・英検の学習相談にも対応します。
保護者様の教育相談も無料で承ります。
1.学年 2. 学習目標 3.体験ご希望をお送りください。
体験の期間・回数・担当講師・日程は、ご希望と受付状況を確認してご案内します。
慶英会 塾長|慶應義塾大学卒・英検1級。中高一貫校の学校英語・NEW TREASURE・英検対策を専門としています。塾長の経歴・指導方針を確認する
