洛南高等学校附属中学校の中学2年生で、「急に英語の文章が難しくなった」「単語の小テストはできるのに英作文と長文で失点する」「中学内容が終わると聞き、先取り授業についていけるか心配」と感じている生徒様・保護者様へ。同校の公式カリキュラムでは、中1から英語を週6時間学び、中2で中学課程の内容を修了した後、発展的な学習へ移行すると説明しています。小テストなどと併せて読む力・書く力を養う方針も明示されています。こうした学校では、中2の途中でつまずいたときに、先取り問題集を追加するだけでは十分ではありません。学校で今扱う英文を正確に読み、自力で再現できない文法を中1・中2の既習範囲から特定し、英作文と長文に使える形まで戻してから発展問題に進むことが重要です。本記事では学校公式の教育方針を根拠に、定期テストと日々の授業に対応する具体的な復習方法を解説します。
学校公式が明示する英語の授業進度
洛南高等学校附属中学校の「カリキュラム・各教科の特色」では、英語は中学1年から週6時間。外国人講師による授業を取り入れて聴く力・話す力も育て、中2で中学課程の内容を終了した後は発展学習へ移るとしています。読み書きに力を入れることや小テストの実施も記載されています。
ここで注意したいのは「中2で中学課程を終了する」という学校の全体方針と、個々のクラスでどの週にどの単元を学ぶかは別ということです。現在使用する教科書・副教材、授業プリント、考査範囲表に合わせて、復習する単元を確定してください。
中2後半の難しさは英語の量だけではない
中学課程の英文法を早期に扱い、その後に発展的な読解と英作文へ進む環境では、「文法用語を知っている」だけでは十分ではありません。例えば単独の穴埋め問題なら解けても、長文にその構文が出てくると意味を読み違える場合があります。
さらに自由英作文では、動詞の形、語順、冠詞、単数複数、表現のつながりを自分で選ぶ必要があります。発展学習で失点する場合は、難しい単語が不足しているのか、既習文法が使えていないのか、文章の構造を捉えられないのかを切り分けましょう。
最優先の診断は学校の答案を分解すること
直近の定期テストと小テスト、添削された英作文を用意し、語彙・綴り、文法・語順、長文読解、英作文、リスニング、時間不足に分けてください。どの原因の失点が多いかを可視化することで復習の方向性が明確になります。
例えば文法は正解しているのに読解を落としている生徒様は、文章中の修飾関係や指示語に注意して精読します。長文は読めるのに英作文で失点する場合は、学校の例文を語句を変えて書く演習が必要です。すべての分野を同じ時間だけ復習する必要はありません。
独自演習|既習文法から読解・英作文へ進む12問
次の12問は慶英会が独自に作成した家庭学習用の診断問題です。洛南高等学校附属中学校の定期考査過去問・採用教材の転載ではありません。現在の授業で既習の文法のみを選んでください。各問の正答だけでなく、どうしてその語順・形になるかを説明できるかが重要です。
- She (study / studies) English every day. の正しい語を選ぶ。
- Does your brother (play / plays) basketball? の正しい語を選ぶ。
- 誤りを直す:I didn’t went to school yesterday.
- 語順整序:you / where / do / usually / study / ?
- 英作文:「彼女は昨日、図書館で勉強しました。」
- 誤りを直す:I enjoy to read English books.
- 適語選択:This story is (interesting / more interesting) than that one.
- 英訳:Although I was tired, I finished my homework.
- 英作文:「私は英語を勉強するために図書館へ行きました。」
- 二文をつなぐ:It was cold. We played outside.(Althoughを使う)
- My sister bought a new bag. She showed it to me. のitの指すものを答える。
- 誤りを直す:The students who studies together are my friends.
解答・解説:① studies(三単現・現在形)。② play(Doesの後は原形)。③ I didn’t go to school yesterday.(didn’tの後は原形)。④ Where do you usually study?(疑問詞+do+主語+副詞+動詞)。⑤ She studied at the library yesterday.(過去形)。⑥ I enjoy reading English books.(enjoyの後は動名詞)。⑦ more interesting(比較級+than)。⑧「疲れていたけれど宿題を終えた」(althoughは逆接)。⑨ I went to the library to study English.(目的を表す不定詞)。⑩ Although it was cold, we played outside.(従属節と主節)。⑪ a new bag(itが受ける名詞句)。⑫ The students who study together are my friends.(whoが先行詞studentsを受ける)。
①〜⑤も答えられない場合は、発展問題を増やすより中1の動詞・時制・疑問文を優先します。⑥〜⑫で失点する場合は、学校でその文法を学習済みか確認したうえで、例文の意味→形→自力再現という順番で復習します。問題の学習時期は学校によって異なり、これら12問の正答率だけで洛南の学力・成績を判定できるものではありません。
独自の短い読解|初見英文から根拠を探す練習
英文(独自作成): Last Saturday, Yuki planned to visit a science museum with her friend Ken. However, Ken had to help his family in the morning, so they changed the meeting time from ten to one. Yuki arrived early and read a book about space while she waited. At the museum, they built a small model rocket. Yuki enjoyed the workshop because she could test her ideas instead of only reading about them.
- Why did they change the meeting time?
- What did Yuki do while she waited?
- What did Yuki and Ken build?
- Why did Yuki enjoy the workshop?
- 本文中のtheyは誰を指しているか。
解答:① Because Ken had to help his family in the morning. ② She read a book about space. ③ A small model rocket. ④ Because she could test her ideas. ⑤ Yuki and Ken。読解のポイント:①はsoの前が理由、②はwhile以下を手掛かりに探す、③はbuiltの目的語、④はbecause以下、⑤は代名詞の前の登場人物を確認します。英語を一語ずつ訳す前に、設問が要求する「理由・行動・対象」を分類すると根拠を探しやすくなります。
中2の発展英作文を短く正確に書く5ステップ
- 学校の既習例文を一文読み、意味と主語・動詞を説明する。
- 英文を隠し、同じ内容を日本語だけから英語で再現する。
- 主語または時を表す語を変更して、動詞の形を調整する。
- 二つの文を接続詞でつなげ、内容の関係が自然か確認する。
- 翌日もう一度書き、時制・主語と動詞・語順・冠詞の誤りを記録する。
例:I studied English yesterday. を疑問文にすると Did you study English yesterday? です。英文を単に10回書き写すより、主語・時制・文型を変えた3文を自力で書く練習の方が、文法を運用できるか確認できます。ただし長い自由英作文をいきなり要求するのではなく、まず学校の授業範囲と発達段階に合う1文から始めましょう。
学校の授業・小テスト・定期考査をつなぐ失点記録のつけ方
学校の答案を「語彙V」「構文S」「英作文W」「読解R」「時間T」に分類し、直近の失点を数えます。例えば語彙Vが2件、構文Sが7件、英作文Wが6件なら、新しい単語集を増やす前に構文と英文再現の練習を優先する根拠になります。失点数が同じでも配点は異なるので、可能なら失点した点数も併記してください。得点が低いことを性格や努力の問題に置き換えず、具体的な未定着単元へ戻すのが目的です。
中1に戻るべき文法はどう判断するか
中2で難しい問題が解けないからといって、中1教材を初めからすべてやり直す必要はありません。今の学校教材で間違えた文が、どの基本文法につながるかを調べましょう。
主語と動詞が特定できないなら基本文型、疑問文で語順を誤るならbe動詞と一般動詞の疑問文、時制の問題を間違えるなら現在・過去・未来を表す語句と動詞の形を復習します。基礎問題を正答できたら、同じ構造が使われた現在の学校英文へ戻ることが重要です。
学校の例文を3段階で定着させる
まず例文の意味と文構造を説明します。次に英文を音読して、教材を閉じて同じ英文を書きます。最後に主語、時制、場所などの一部分を変えて、新しい英文を自力で作ります。
例えば学校で完了形を学習済みの場合、肯定文の意味が分かるだけでなく、疑問文や否定文にしても動詞の形を正しく保てるか確認します。これは一般的な家庭学習例であり、同校の定期テストに出題された文章や履修順序を示すものではありません。
英文読解の精読と多読を分ける
長い英文を早く読む練習と、難しい一文を正しく理解する練習は役割が異なります。初見の文章を読み終えたら、設問の根拠となる文を指し示せるか確認してください。意味が分からなかった一文は、主語、動詞、目的語、修飾部分、接続詞を区別します。
精読して理解できたら、同じ文章をもう一度続けて読み、段落の主題と論理の流れを捉えます。すべての語句を日本語に訳すことだけを目標にせず、筆者の主張、例示、理由を確認しましょう。
英作文で最初に直すのは長さではなく正確さ
英作文に苦手意識のある生徒様は、いきなり長い文章を書こうとしがちです。しかし短文での主語と動詞の一致、時制、前置詞、冠詞が不安定なら、文章を長くしても同じ誤りを増やす可能性があります。
まず学校で既習の構文を使って一文で結論を書き、次に理由を一文、必要なら具体例を一文加えます。書き終えたら設問に答えているかを確認し、その後に文法と綴りを点検します。先生の添削がある場合は、なぜ修正が必要だったのかまで確認してください。
英文を書き直すだけで終わらせない
添削で赤字を直した直後は正答できても、数日後に同じ表現で誤ることがあります。これを防ぐには、翌日に修正前の日本語や設問だけを見て、正しい英文を再現することが有効です。
さらに別の話題の文を作り、同じ文法を使えるか確認します。修正箇所を写す作業と、答案で再び正答する作業は異なります。学校の小テストで間違えた短文も同じ方法で再テストしましょう。
毎日の週6時間授業を復習へ変える
英語の授業が週6時間ある場合、家庭で学校の範囲と無関係な問題集を大量に進めると、授業の新出内容の整理が遅れる場合があります。英語の授業があった日は、その日の重要語句を数語、例文を二文ほど再現し、疑問点を一つ残さず整理しましょう。
翌日には前日の誤答を解き直し、週末には一週間分の復習をまとめます。授業時間が多いことを学習の負担と捉えるだけでなく、毎日の接触を定着につなげる工夫が大切です。
小テストが取れるのに定期テストで伸びない理由
単語や文法の小テストでは直前に覚えた範囲が出ても、定期テストでは以前の知識と今の単元が組み合わさる可能性があります。小テストの成績だけで理解が十分と判断せず、数日後にも英文を再現できるか確かめてください。
また長文読解や英作文では複数の文法項目が同時に必要になります。小テストで正解した例文を、別の文章の中から識別したり、自分の話題へ応用したりする演習が役立ちます。
小テストの誤答ノートは最小限でよい
誤答した問題をすべてきれいに清書することが目的ではありません。問題番号、間違えた理由、正しい構文、次の再テスト日だけを記録すれば十分な場合があります。
誤答ノートの作成時間が長くなり、解き直す時間がなくなっては本末転倒です。次に同じ種類の問題が出たときに正解できることを目標に、記録を簡潔に保ちましょう。
英語を聞く・話す授業と考査を接続する
学校公式は外国人講師による授業を通じて聞く力・話す力も養うと紹介しています。英語を口頭で理解できても、筆記の構文を間違えることがあります。反対に文法が得意でも音声を聞き取れない場合があります。
音声教材の文章を聞いたら、聞き取れなかった箇所をスクリプトで確認し、意味を理解した後に音読します。その文章の一部を書き換えて英作文すれば、聞く力・話す力と読む力・書く力をつなげられます。
中2の定期テスト4週間前モデル
約4週間前には教科書、副教材、配布プリント、小テスト、提出物を整理します。3週間前には重要文法と単語を再テストし、2週間前から学校の範囲内で読解と英作文を組み合わせます。直前の1週間は以前の誤答を時間を測って解き直し、理解度と処理速度を確認します。
これは一般的な学習計画であり、洛南高等学校附属中学校の確定した考査日程や配点ではありません。正式な範囲表と提出課題を優先してください。
発展的な文法を先取りするときの注意点
中2で中学課程を終えた後に発展学習へ移るという公式方針は、次の教材へ進むための基礎定着の重要性を示しています。ただし、発展範囲がどの時期にどの順序で扱われるかは最新の学校資料で確認する必要があります。
先取り教材を使う際は、新しい文法を学ぶ前に関連する既習内容を自力で説明できるか確認しましょう。難度の高い問題に取り組んだ後も、学校の小テストや英作文の失点が増えていないか確認して、学習の優先順位を調整します。
英検と学校英語は同じではない
英検は読む・聞く・書く・話す力を測るための試験ですが、洛南の学校教材と定期考査の範囲をそのまま再現するものではありません。学校の英語が先へ進んでいても、英検のライティングや面接の形式には別途慣れる必要があります。
英検の受験級は本人の到達度を踏まえ、日本英語検定協会の公式過去問題を使って検討しましょう。考査前は学校教材の復習を中心に、余裕がある日に資格試験対策を追加します。特定級の合否が進級条件であるとは、今回確認した学校公式ページから断定できません。
NEW TREASURE採用は断定しない
学校の公式カリキュラムからは英語の週間授業数や中2で中学課程を終える方針を確認できますが、それだけで現年度の中2がNEW TREASUREを使っているとは確定できません。副教材は学校から配布された現物と版を確認してください。
市販のNEW TREASURE専用問題集を選ぶ場合も、実際に学校で採用されている教材・範囲と一致していることが前提です。学校のプリントや例文を復習できていない段階で、無関係な教材を増やす必要はありません。
高校課程への接続を見据えた学び
同校の公式案内では、中高一貫6年間の教育を前提とし、高校段階の学習にもつながる指導を行っています。中2で難しい英語に移る時期こそ、目先の小テストだけでなく、理解した内容を自分の言葉で説明し書ける力を育てることが重要です。
高校のコース分けや具体的な進級条件を、英語の小テストの点数だけで推測することは避けましょう。学校の正式な進路資料を確認してください。
保護者様の週1回チェック
保護者様は週に一度、学校の英語教材と範囲、最近の小テストの誤答、英作文の添削、長文の読解で困った箇所、英検など追加学習との配分を確認してみてください。
「英語の勉強時間を増やす」だけではなく、「今週間違えた例文5文を見ずに書く」「長文で理解できなかった構文を二つ説明する」という具体的な目標を設定すると、改善を確かめやすくなります。
よくある質問
Q. 洛南高等学校附属中学校の英語は週何時間ですか?
A. 学校公式の教育課程では中1〜中3とも週6時間です。実際の時間割は学校の最新資料を確認してください。
Q. 中2で中学英語の内容を終えますか?
A. 学校公式では中2で中学課程を終了した後、発展的な学習へ進むと案内しています。単元別の実際の進度は学校に確認してください。
Q. 小テストで正解していても英作文が苦手なのはなぜですか?
A. 正しい選択肢を選ぶ力と、自分で英文を組み立てる力は異なります。学校の例文の書き換えと再テストを行いましょう。
Q. NEW TREASUREが使われていますか?
A. 今回確認した公式カリキュラムだけでは採用を確定できません。学校配布の教材を確認してください。
Q. 英検の級は内部進学に影響しますか?
A. 特定級の合否が進級条件という情報は今回の公式カリキュラムから確定できません。正式な案内を確認してください。
Q. 中2で成績が下がったら中1からすべてやり直すべきですか?
A. 誤答の原因とつながる基礎文法を優先して戻り、確認後に現在の授業へ復帰する方法が考えられます。
洛南高等学校附属中学校の英語でお困りの保護者様へ
洛南高等学校附属中学校では、中1から英語を週6時間学び、中2で中学課程を終えた後に発展的な学習へ進む方針が公式に示されています。英語が難しくなったときほど、学校の教材と答案から基礎の抜けを見つけ、読解と英作文に使える形にすることが重要です。
慶英会では中高一貫校に通う生徒様を対象に、学校の授業進度・教科書・副教材・テスト答案に合わせたオンライン個別指導を行っています。英文法、定期テスト、英作文、英検などに対応し、毎日のLINE学習サポートを提供しています。学習上の弱点を整理するための無料体験の内容・受付状況は、公式サイトでご確認いただけます。
学校・試験団体の公式参考情報
洛南高等学校附属中学校「カリキュラム・各教科の特色」
学校公式|カリキュラム・各教科の特色
洛南高等学校附属中学校「中学校の教育」
学校公式|中学校の教育
洛南学園「各種情報公開資料」(2026年6月4日)
https://www.rakunan-h.ed.jp/data/20260604255/
日本英語検定協会「英検」
https://www.eiken.or.jp/eiken/
情報確認日:2026年10月10日。考査範囲、採用教材、授業の詳細な進度、進級条件は学校の最新配布資料をご確認ください。