「医学部のある大学附属高校に入れば、そのまま医学部へ内部進学できるのでしょうか?」
結論から言うと、医学部への内部推薦・付属校推薦ルートを持つ高校は実際にあります。代表的なのが、慶應義塾の一貫教育校、東邦大学付属東邦・駒場東邦、川崎医科大学附属高等学校、日本大学付属高等学校等、近畿大学の附属高校です。
ただし、「大学附属高校に合格すれば医学部まで自動的に進める」という意味ではありません。慶應医学部のように高校内の学部推薦競争が非常に厳しいケース、東邦大学のように付属校推薦専用の入試を受けるケース、川崎医科大学附属のように医学部進学を学校全体の中心に据えているケースなど、制度は大きく異なります。
この記事では2026年10月時点の大学・高校公式情報をもとに、医学部医学科への内部進学ルートが確認できる主要な大学附属高校と、その仕組み・人数・注意点を整理します。
医学部への内部進学ルートがある大学附属高校でも、入学すれば医学部に無条件で進めるわけではありません。2025年度卒業生について慶應義塾高校の医学部推薦は22名、慶應志木は7名、慶應女子は5名です。塾高の公式推薦者数/志木の公式進路/女子高校の公式進路で確認できます。医学部の学内枠や他大学受験との併願可否は学校・年度ごとに確認してください。

解説:慶英会 塾長(慶應義塾大学卒・英検1級)。大学・高校の公開資料と学習上の助言を区別しています。塾長プロフィール
結論|「医学部への内部進学」は5タイプに分けて考える
医学部のある大学附属高校を比較するときは、「内部進学があるか」だけでは不十分です。
制度は大きく次のように分けて考えると分かりやすくなります。
1.高校の成績順位で医学部推薦を争うタイプ
代表例は慶應義塾です。
慶應義塾高等学校、慶應義塾志木高等学校、慶應義塾女子高等学校、慶應義塾湘南藤沢高等部などから、慶應義塾大学医学部への推薦実績があります。
ただし医学部枠は限られており、高い校内評価が求められます。
2.付属校専用の医学部推薦入試を受けるタイプ
代表例は東邦大学です。
東邦大学医学部には、
- 東邦大学付属東邦高等学校
- 駒場東邦高等学校
を対象とする「推薦入試(付属校制)」があります。
2027年度の募集人員は約20名です。
3.高校全体が医学部進学を中心に設計されているタイプ
代表例は川崎医科大学附属高等学校です。
学校公式情報では、2024年度卒業生までの川崎医科大学進学率は90.4%。
全国でも非常に特殊な医学部直結型の高校です。
4.全国の付属校生が医学部推薦枠を争うタイプ
代表例は日本大学です。
全国26校の付属高等学校等から、日本大学医学部医学科への学校推薦型選抜ルートがあります。
基礎学力到達度テストなどを通じて高い成績を取る必要があります。
5.附属高校特別推薦制度で医学部を目指すタイプ
代表例は近畿大学です。
近畿大学の附属高等学校には、医学部を含む附属高等学校特別推薦入学試験制度があります。
高校の成績などを基準に推薦されます。
医学部に内部進学できる主な大学附属高校
2026年10月時点で、公式情報から医学部医学科への付属校推薦・内部推薦制度を明確に確認できる代表例として、次の学校群があります。
慶應義塾大学医学部
- 慶應義塾高等学校
- 慶應義塾志木高等学校
- 慶應義塾女子高等学校
- 慶應義塾湘南藤沢高等部
などの一貫教育校から医学部への推薦実績があります。
東邦大学医学部
- 東邦大学付属東邦高等学校
- 駒場東邦高等学校
を対象とした推薦入試(付属校制)があります。
川崎医科大学医学部
- 川崎医科大学附属高等学校
に専用の学校推薦型選抜制度があります。
日本大学医学部
全国26校の日本大学付属高等学校等から、医学部医学科への付属推薦ルートがあります。
近畿大学医学部
近畿大学の附属高等学校から、附属高等学校特別推薦入学試験制度を利用して医学部を目指せます。
ただし、どの制度も「高校へ入れば医学部合格確定」ではありません。
ここから大学別に詳しく見ていきます。
慶應義塾大学医学部|内部推薦でも最難関クラス
医学部内部進学で最も知られているルートの一つが、慶應義塾の一貫教育校から慶應義塾大学医学部への推薦です。
慶應義塾では高校卒業後、多くの生徒が学校長の推薦によって慶應義塾大学へ進みます。
しかし、医学部は推薦人数が非常に限られます。
そのため、
「慶應系列高校へ入ること」と「慶應医学部へ内部進学すること」は全く別の難易度
と考える必要があります。
慶應義塾高等学校|2025年度は医学部22名
慶應義塾高等学校の2025年度卒業生は705名でした。
そのうち慶應義塾大学への推薦者は691名。
医学部への推薦者は、
22名
です。
他の主な学部への推薦人数を見ると、
- 経済学部:210名
- 法学部:224名
- 商学部:79名
- 理工学部:111名
- 医学部:22名
となっています。
医学部枠は全体の中でも限られています。
塾高へ合格しただけで医学部進学が保証されるわけではありません。
慶應志木|2025年度医学部推薦は7名
慶應義塾志木高等学校では、2025年度卒業生250名のうち249名が慶應義塾大学へ進学しました。
そのうち医学部は、
7名
です。
学校公式サイトでは、学部推薦の決定について、
- 在学中の成績
- 出席状況
- 授業への意欲
などを総合して判断すると説明しています。
高校1年から3年間の成績が学部推薦の判断材料になります。
医学部志望者には、高3で医学部見学会や医学部個人面談の機会も設けられています。
慶應女子|2025年度医学部推薦は5名
慶應義塾女子高等学校では、卒業生は原則として全員慶應義塾大学へ推薦されます。
2025年度卒業生の医学部推薦者は、
5名
でした。
同年度には、
- 経済学部:60名
- 法学部法律学科:26名
- 法学部政治学科:27名
- 理工学部:28名
- 医学部:5名
などの推薦実績があります。
推薦人数に枠が設けられている学部があるため、医学部を希望すれば全員が進めるわけではありません。
慶應SFC高等部|2025年度医学部推薦は7名
慶應義塾湘南藤沢高等部では、独自の選考・推薦に基づき、卒業生のほぼ全員が慶應義塾大学へ進学します。
2025年度卒業生241名のうち、医学部進学者は、
7名
でした。
過去の公式実績でも、
- 2023年度:7名
- 2024年度:7名
- 2025年度:7名
と公表されています。
医学部への内部推薦枠が継続して存在していることが分かります。
慶應医学部内部進学で重要なのは「高校内で上位を取ること」
慶應系列校の医学部内部推薦は、一般入試を受けずに医学部へ進める非常に魅力的な制度です。
しかし、それを「簡単な医学部ルート」と考えるのは適切ではありません。
そもそも慶應系列高校には、高校受験・中学受験を突破した高い学力の生徒が集まっています。
その中で医学部推薦枠を争います。
つまり、
高校受験で慶應に合格
↓
高校3年間で高い成績を維持
↓
校内で医学部推薦を獲得
という二段階の競争になります。
東邦大学医学部|付属2校から約20名の推薦枠
東邦大学医学部には、非常に明確な付属校推薦制度があります。
2027年度入試では、
推薦入試(付属校制)約20名
が設定されています。
対象は、
- 東邦大学付属東邦高等学校
- 駒場東邦高等学校
です。
大学医学部公式サイトに、この2校が対象校として明記されています。
「東邦大学付属東邦」と「駒場東邦」の両方が対象
学校名だけを見ると、駒場東邦は「東邦大学付属」という名称ではありません。
しかし、東邦大学医学部の付属校推薦制度では、
- 東邦大学付属東邦高等学校
- 駒場東邦高等学校
の両方が正式な対象です。
中学受験で医学部進学まで視野に入れて学校を選ぶ場合、この点は重要です。
東邦大学医学部は「推薦されたら自動合格」ではない
東邦大学医学部の推薦入試(付属校制)では、学校から推薦された後に大学側の選抜があります。
2027年度は、
- 出願書類:40点
- 適性試験:30点
- 基礎学力:60点
- 面接:50点
によって選抜されます。
さらに1次試験と2次試験があります。
つまり、
高校から推薦を受けること
と
東邦大学医学部へ最終合格すること
は別の段階です。
東邦大学医学部の付属校推薦は約20名
2027年度の医学部医学科全体の募集人員は123名です。
そのうち、
- 総合入試:約10名
- 同窓生子女入試:約5名
- 推薦入試(付属校制):約20名
などが設定されています。
付属2校を対象として約20名というまとまった枠があることは、中高選びの大きな特徴です。
ただし、合格した場合は東邦大学医学部への入学を確約する制度です。
川崎医科大学附属高校|医学部内部進学に特化した特殊な学校
医学部内部進学という観点で、他校とはかなり性格が異なるのが川崎医科大学附属高等学校です。
学校公式サイトでは、
「全国で唯一の医科大学附属高等学校」
と説明されています。
2026年3月25日時点の大学入試センター「全国高等学校等コード表」に基づく表現です。
高校自体が医学部・医師を目指す教育に特化しています。
川崎医科大学への進学率は90.4%
学校公式情報では、2024年度卒業生までの累計で、
- 川崎医科大学進学者:1,659名
- 川崎医科大学進学率:90.4%
とされています。
他大学を含む医学部進学率は、
94.3%
です。
一般的な大学附属高校とは比較にならないほど、医学部進学に特化した進路構造です。
2026年度は19名受験・16名入学
川崎医科大学の2026年度入試データでは、学校推薦型選抜(附属高等学校)について、
- 志願者:19名
- 受験者:19名
- 入学者:16名
でした。
同年度の一般選抜は、
- 志願者:913名
- 受験者:872名
- 入学者:60名
です。
同じ医学部進学でも、附属高校からの推薦ルートと一般選抜では構造が大きく異なります。
過去3年間の附属推薦は83名中78名が入学
川崎医科大学附属高等学校の公式情報では、2023~2025年度の学校推薦型選抜について、
- 受験者:83名
- 入学者:78名
- 倍率:約1.1倍
と公表しています。
一方、同じ期間の川崎医科大学一般選抜倍率は23.3倍とされています。
これだけを見ると、附属高校からの推薦制度が非常に強いことが分かります。
ただし、附属高校へ入学すれば無条件で医学部へ進めるわけではありません。
川崎医大附属でも大学側の選抜がある
川崎医科大学への学校推薦型選抜では、
- 適性試験
- 小論文
- 面接
- 出願書類
などを総合して判定します。
2027年度募集要項では、学校推薦型選抜の試験について、
- 適性試験:350点
- 小論文:100点
- 面接:100点+段階評価
という配点も示されています。
内部推薦だから試験勉強が不要というわけではありません。
川崎医大附属は全寮制
学校選びでは進学率以外も確認する必要があります。
川崎医科大学附属高等学校は全寮制です。
2026年5月1日時点の在校生は、
- 高1:27名
- 高2:27名
- 高3:20名
で、全校74名という少人数教育です。
「医学部内部進学率だけ」で他の大学附属高校と単純比較する学校ではありません。
高校3年間を、
- 医師を目指す環境
- 少人数教育
- 全寮制
- 医学教育との連携
の中で過ごすこと自体を選ぶ学校です。
日本大学医学部|全国の付属校から医学部推薦を目指せる
日本大学も医学部医学科を設置しており、付属高等学校等から医学部への内部推薦ルートがあります。
日本大学には全国26校の付属高等学校等があります。
そのため、
特定の1校だけから医学部へ推薦される制度ではありません。
全国の日大付属生が、内部推薦の仕組みの中で日本大学医学部を目指します。
日本大学医学部には「付属高等学校等」対象の推薦枠がある
日本大学医学部では学校推薦型選抜として、付属高等学校等を対象とする選抜を実施しています。
過年度の公式入試結果では、
学校推薦型選抜(付属高等学校等)基礎学力選抜15名
の募集・入学実績が確認できます。
2025年度はこの方式で15名が入学しています。
つまり、日大付属校から医学部への正式な内部推薦ルートが存在します。
医学部への推薦実績と募集枠は同じではない
医学部の「推薦実績22名」は特定年度にその高校から推薦された実数であり、次年度の募集枠や必ず合格できる人数を保証する数字ではありません。東邦大学の付属校推薦の募集人員、川崎医科大学附属高校の進学率、日本大学や近畿大学の附属校向け推薦方式も、大学側の募集要項・選抜方法によって変わります。医学部志望者は高校のパンフレットにある進学実績だけでなく、実際の大学医学部医学科の選抜資料を必ず確認しましょう。
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日大医学部は「付属なら誰でも狙いやすい」わけではない
日本大学付属生には「基礎学力到達度テスト」という全国共通のテストがあります。
基礎学力選抜では、この成績が重要になります。
全国26校の付属高校等から希望者が医学部を目指すため、医学部は非常に高いレベルでの競争になります。
日大系列に入学しただけで医学部への道が大きく保証される制度ではありません。
実際に付属校から日大医学部へ進学している
日本大学高等学校の2026年度向け公式資料では、内部推薦制度によって日本大学医学部へ進学した卒業生の紹介があります。
また、日本大学山形高等学校の学校評価資料では、基礎学力選抜で医学部へ2名の合格者を出した年度が明記されています。
つまり地方の日大付属校からでも、基礎学力到達度テスト等で高い成績を取れば医学部を目指せます。
日大医学部志望は早い段階から全国順位を意識する
日大付属生の場合、
「高校3年生になって医学部を目指そう」
では遅くなる可能性があります。
内部推薦に利用される基礎学力到達度テストでは、
- 高2・4月
- 高3・4月
- 高3・9月
の成績が重要です。
医学部を目標にするなら、高1終了時点までに英語・数学・理科の基礎を高い水準にしておく必要があります。
近畿大学医学部|附属高等学校特別推薦制度がある
近畿大学にも、附属高校生を対象とする「附属高等学校特別推薦入学試験制度」があります。
近畿大学附属広島高等学校・中学校福山校の公式サイトでは、
近畿大学の附属高等学校の生徒は、医学部を含む全学部で制度を利用可能
と明記しています。
高3時の成績が各学部の出願基準を満たすことが条件です。
近畿大学附属高校から医学部への進学実績
近畿大学附属高等学校の2026年度進路実績では、近畿大学医学部について、
- 延べ合格者:4名
- 現役進学者:3名
と公表されています。
過年度も、
- 2025年度:現役進学2名
- 2024年度:現役進学5名
という実績があります。
医学部への附属推薦が制度上存在するだけでなく、実際の進学実績も確認できます。
近大医学部の附属推薦は高校成績が重要
近畿大学の附属特別推薦では、
- 高校3年間の成績
- 資格取得
- 各種プログラムの達成度
などをもとに推薦されます。
医学部については、附属校公式情報で「高校3年時の成績が基準」と明記されている学校もあります。
したがって、一般入試のような一発勝負とは違い、
高校で継続して高い成績を取ること
が非常に重要です。
近大医学部には附属高校特待生制度もある
近畿大学附属広島高等学校・中学校福山校の公式情報では、医学部の附属高等学校特別推薦入学試験制度について、成績優秀者を対象とする特待生制度も案内されています。
対象となれば、
原則6年間の授業料免除
という制度があります。
医学部は6年間の学費負担が大きいため、進学制度だけでなく費用面でも重要な制度です。
ただし、適用基準は必ず最新年度の公式情報を確認してください。
「医学部内部進学」で最も進学確率が高いのはどこ?
単純な数字だけを見ると、川崎医科大学附属高等学校が非常に特徴的です。
学校公式情報では川崎医科大学への累計進学率90.4%。
他大学を含む医学部進学率は94.3%です。
一方、
- 慶應
- 東邦
- 日本大学
- 近畿大学
は「系列大学には多数進めるが、医学部枠はその中の一部」という構造です。
したがって、
医師になることを高校入学時点でほぼ決めている
川崎医科大学附属高等学校は極めて特徴的な選択肢です。
医学部以外の学部も選択肢に残したい
慶應、東邦、日本大学、近畿大学などの総合大学系列校の方が進路の幅は広くなります。
中学受験で医学部内部進学を狙うなら何を見る?
医学部への内部進学を目的に学校を選ぶ場合、単純な偏差値だけでは判断できません。
最低でも次の6点を確認してください。
1.医学部への推薦人数
「医学部を持つ大学の附属校」というだけでは不十分です。
毎年何名程度が医学部へ推薦されているか確認します。
2.推薦対象となる学校
東邦大学医学部のように、特定の付属2校が対象になる制度もあります。
3.校内選考方法
- 学校成績
- 実力試験
- 共通テスト
- 面接
- 論文
- 出席
など、何が評価されるかを確認します。
4.大学側の試験があるか
慶應のような校内学部推薦型と、東邦のように大学側の付属校入試を受ける方式では大きく異なります。
5.医学部以外へ進路変更できるか
中1では医師志望でも、高校で希望が変わる可能性があります。
総合大学型の附属校なら他学部へ変更しやすいというメリットがあります。
6.内部医学部推薦に届かなかった場合の進路
この点は非常に重要です。
医学部推薦を取れなかった場合に、
- 系列大学の別学部へ進む
- 他大学医学部を一般受験する
- 推薦を辞退して医学部受験へ進む
など、どの選択肢があるか確認しておく必要があります。
「医学部のある大学附属校=医学部受験が楽」ではない
医学部内部進学には一般入試とは違うメリットがあります。
しかし、競争がなくなるわけではありません。
特に慶應では、一般入試を受けない代わりに、高い学力を持つ同級生との校内競争があります。
日大では全国26校の付属生との競争があります。
東邦では付属校から推薦された後、大学側の選抜があります。
つまり、
競争の場所が一般入試会場から校内・付属校推薦へ変わる
と考えた方が正確です。
医学部内部進学では中1・高1からの成績が重要
医学部を内部推薦で狙うなら、高3から急に頑張るのでは遅い場合があります。
学校によって、
- 高校3年間の成績
- 高2からの共通試験
- 理系科目
- 出席
- 学校生活
などを継続的に評価します。
特に英語・数学は中学生からの積み上げです。
中1・中2で大きくつまずいている場合、高校で医学部推薦圏まで一気に戻すには大きな負担がかかります。
医学部内部推薦を狙うなら「最低基準」ではなく上位を目指す
通常の内部推薦なら、
「大学推薦を取れる最低基準を超える」
という考え方でも進学できる場合があります。
医学部は違います。
医学部の推薦人数は限られているため、基準を満たすだけではなく、希望者の中で上位に入る必要があるケースが多くあります。
したがって、
「赤点を取らなければいい」
「系列大学へ行ければいい」
という学習では医学部推薦には届きにくくなります。
よくある質問
医学部へ内部進学できる高校はありますか?
あります。
代表的な例として、
- 慶應義塾の一貫教育校
- 東邦大学付属東邦高等学校
- 駒場東邦高等学校
- 川崎医科大学附属高等学校
- 日本大学付属高等学校等
- 近畿大学の附属高等学校
などに医学部への付属校推薦・内部推薦ルートがあります。
慶應高校から医学部へ何人行けますか?
慶應義塾高等学校では、2025年度卒業生から22名が慶應義塾大学医学部へ推薦されています。
同年度は慶應志木7名、慶應女子5名、慶應SFC高等部7名でした。
慶應系列高校へ入れば医学部へ行きやすいですか?
一般入試を受けずに医学部へ進めるルートがありますが、医学部推薦枠は限られています。
慶應系列校内で高い成績を取る必要があるため、簡単なルートとは言えません。
東邦大学付属東邦から医学部へ推薦がありますか?
あります。
東邦大学医学部には、東邦大学付属東邦高等学校と駒場東邦高等学校を対象とする推薦入試(付属校制)があり、2027年度募集人員は約20名です。
川崎医科大学附属高校から何%が医学部へ進みますか?
学校公式情報では、2024年度卒業生までの川崎医科大学進学率は90.4%です。
他大学を含めた医学部進学率は94.3%です。
日大付属から日本大学医学部へ進めますか?
進めます。
日本大学医学部には付属高等学校等を対象とする学校推薦型選抜ルートがあります。
ただし全国の付属生の中でも高い学力が必要です。
近大附属から近畿大学医学部へ進めますか?
附属高等学校特別推薦入学試験制度があります。
近畿大学附属高等学校では2026年度に医学部へ現役3名が進学しています。
医学部内部推薦なら一般入試より簡単ですか?
単純には比較できません。
一般入試とは異なる競争ですが、校内順位や高校成績、付属校共通試験、大学側の選抜などで高い水準を求められます。
まとめ|医学部内部進学は「附属校に入る」だけでなく高校内で勝ち抜く必要がある
医学部への内部推薦ルートを持つ大学附属高校は実際にあります。
代表例として、
- 慶應義塾
- 東邦大学
- 川崎医科大学
- 日本大学
- 近畿大学
の系列校があります。
ただし制度は大きく異なります。
慶應では高校内の成績等による学部推薦。
東邦では付属2校を対象とした医学部専用推薦入試。
川崎医科大学附属では学校全体が医学部進学を中心とする9年一貫を意識した教育。
日本大学では全国の付属校生が基礎学力到達度テスト等を通じて医学部推薦を目指します。
近畿大学では高校成績等を基準とした附属高等学校特別推薦制度があります。
したがって学校選びでは、
「医学部内部推薦制度があるか」
だけではなく、
- 毎年の推薦人数
- 校内選考方法
- 推薦に必要な成績
- 大学側試験の有無
- 医学部推薦に届かなかった場合の進路
- 医学部以外への進路変更の自由度
まで比較することが重要です。
医学部内部進学は、一般入試を回避できる可能性がある一方、高校3年間の継続的な成績が問われるルートでもあります。
中1・中2、高1の段階から英語・数学・理科の基礎を崩さず、医学部推薦を狙える位置を維持することが重要です。
大学附属校から医学部内部進学を目指す学習対策
慶英会では、中高一貫校・大学附属校の中学生・高校生を対象に、学校の定期テストや英語学習を中心としたオンライン個別指導を行っています。
医学部内部推薦を考える場合も、
- 学校成績
- 定期テスト
- 英語力
- 内部推薦順位
を早い段階から安定させることが重要です。
特に、
「中1・中2で英語が苦手になってきた」
「附属校にいるが成績順位が下がっている」
「医学部など人気学部を選べる成績まで上げたい」
「内部推薦を見据えて英検も早めに進めたい」
という場合には、現在の学校進度から逆算して学習を立て直す必要があります。
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慶英会公式サイト:
https://keio-edu.com/
関連ガイド:附属高校で希望学部を選べる順位と推薦条件/高校受験での英検2級優遇/慶應大学の高校からの推薦以外の選抜制度。医学部進学の個別条件は必ず大学の最新募集要項を参照してください。
参考にした主な公式情報
この記事は2026年10月6日時点で確認できる大学・高等学校の公式情報を中心に作成しています。
- 慶應義塾高等学校「慶應義塾大学への推薦」
https://www.hs.keio.ac.jp/course/index.html
- 慶應義塾志木高等学校「進路状況」
https://www.shiki.keio.ac.jp/course/
- 慶應義塾志木高等学校「大学進学までのサポートと意思決定」
https://www.shiki.keio.ac.jp/course/support.html
- 慶應義塾女子高等学校「進路情報」
https://www.gshs.keio.ac.jp/information/shinro.html
- 慶應義塾湘南藤沢中等部・高等部「卒業生の進路」
https://www.sfc-js.keio.ac.jp/careerpath/
- 東邦大学医学部「推薦入試(付属校制)」
https://www.toho-u.ac.jp/med/info_exam/fuzoku.html
- 東邦大学医学部「入試情報/アドミッション・ポリシー」
https://www.toho-u.ac.jp/med/info_exam/sum.html
- 川崎医科大学附属高等学校「川崎医科大学への学校推薦型選抜制度」
https://s.kawasaki-m.ac.jp/suisen/
- 川崎医科大学附属高等学校「本校の4つの特長と魅力」
https://s.kawasaki-m.ac.jp/feature/
- 川崎医科大学「入試データ」
https://m.kawasaki-m.ac.jp/examination/data.php
- 日本大学医学部 公式サイト
https://www.med.nihon-u.ac.jp/
- 日本大学「学校推薦型選抜」
https://www.nihon-u.ac.jp/admission_info/application/recommendation/
- 日本大学高等学校・中学校 公式サイト
https://www.yokohama.hs.nihon-u.ac.jp/
- 近畿大学附属高等学校「近畿大学への入試制度・進学実績」
https://www.jsh.kindai.ac.jp/hs/course-results/kinki-system/
- 近畿大学附属広島高等学校・中学校福山校「附属高等学校 特別推薦入学試験制度」
https://www.fukuyama.kindai.ac.jp/life/koudairenkei01.html
- 近畿大学附属広島高等学校・中学校福山校「附属高校対象特別推薦入学試験制度(医学部)」
https://www.fukuyama.kindai.ac.jp/life/syugakushien08.html
医学部の内部推薦人数、出願条件、選考方法、校内推薦基準は年度によって変更される可能性があります。
特に医学部は募集人数が少なく、一般向けサイトには校内選考基準をすべて公開していない学校もあります。実際の学校選択・推薦出願では、必ず志望年度の大学募集要項と各高校の最新進路資料を確認してください。
情報確認日:2026年10月6日
