中高一貫校の英語で『2学年分遅れている』と感じたとき、教科書の全ページを中1からやり直す前に、今の学校の授業を理解するのに必要な前提を調べてください。主語と動詞が分からないのか、時制だけ抜けているのか、関係節の範囲が取れないのかで、補う順序は大きく変わります。

慶英会 塾長|慶應義塾大学卒・英検1級
中高一貫校の学校英語・NEW TREASURE・英検対策を専門とするオンライン個別指導塾です。塾長紹介
対象:中2〜高1で英語が大幅に遅れていると感じ、英検や学校の進度に追いつきたい生徒・保護者。この教材の英文・生徒の事例・学習期間は慶英会のオリジナル例です。各学校の授業進度、進級規定、英検の目標級、大学の入試方式は異なります。合格・成績改善を保証するものではありません。
結論と最初の判断
遅れは学年差ではなく、未定着の依存関係として整理します。学校の最新単元から逆算し、①動詞と語順、②時制・助動詞、③節や修飾、④初見読解と英作文へ戻るという例が考えられます。学校により既習範囲は異なり、どの生徒にも4段階すべてが必要とは限りません。各段階は自力再現できる項目を飛ばします。
| 今の授業で止まる場所 | 戻るべき前提 | 再確認する初見課題 |
|---|---|---|
| 英文の主語・動詞が不明 | be動詞・一般動詞・語順 | 主節のSとVを特定 |
| 過去と現在が混同 | 動詞の時制・疑問文 | 状況と時間語に応じて変形 |
| 長文で文のまとまりを見失う | 句・節・関係代名詞 | 主節と修飾部を区別 |
| 選択式はできるが英文が作れない | 既習文法の自力再現 | 指定条件に合う短文を書く |
| 英検の級を先取りしたい | 学校の未定着と4技能の不足 | 受験時期を再評価 |
『未習』と『習ったができない』を別にする
学校の授業でまだ扱っていない現在完了や関係詞を知らないことは未習です。一方で、すでに習った疑問文でDid she went…?と繰り返すことは未定着です。学校のカリキュラムを確認し、未習項目を一律に欠点と判定しないようにしてください。
初日には今の教材で最もよく分からない英文を3つ選び、それぞれを『語彙』『主節』『時制』『修飾』『設問』のどこで止まるかに分類すると、戻る場所を絞れます。
前提を補いながら今の授業への参加を維持する
全範囲を最初からやり直すと、進行中の学校の課題が未完了になり、遅れが増えるおそれがあります。学校の必須提出物・授業の小テストは期限を守ることを優先し、その単元に必要な文法を短い別課題で補います。
例えば現在の授業に関係代名詞が出てきているなら、名詞と動詞の位置、主節のS・V、修飾節の境界を先に復習してから教科書に戻ります。修飾節の中に動詞があること自体は誤りではありません。
回収の完了は『同じ答えを覚えた』ではない
誤答したDid she went?をDid she go?に直せても、それだけでは再現力は分かりません。Did they visit the museum?(彼らは博物館を訪れましたか)など、違う主語・語彙で正しく作れるかを確認します。
同じ種類の新問を解けるようになれば、すべての例文を繰り返すより次の前提へ進める場合があります。分からない箇所は教員・指導者へ質問し、本人が説明できる状態を目標にします。
英検と高校英語の先取りは復習と競合させない
現在の学校の英文が読めない状態で上位級の長文・語彙だけ増やすと、学習量が増えても学校の失点原因が残る場合があります。英検は4技能の現在地を調べ、受験までに必要な課題を計画してから取り組みます。
中2で遅れたとしても高2までの計画全体が失敗したとは限りません。短い前提の回収を積み重ね、学校の定期考査・初見英文・Writingに転用できるかを長期的に見直します。
独自英文|今の学習課題を読み取る
When Haruto entered the third year of junior high school, he thought he was two years behind in English. His teacher did not ask him to repeat every page of his old textbooks. Instead, they looked at his latest school assignment. Haruto could recognize many words, but he could not identify the main verb in a long sentence. The teacher gave him short sentences containing relative clauses. He practiced separating the main clause from the words that described a noun. He continued working on his current school tasks at the same time. After several weeks, he could explain more of his textbook without copying the answer.
全文和訳:ハルトは中3になると、自分の英語が2年遅れていると思っていました。先生は古い教科書を全ページやり直すようには言いませんでした。代わりに最新の学校課題を見ました。多くの単語は分かりましたが、長い文の主節の動詞を特定できませんでした。先生は関係節を含む短文を渡し、主節と名詞を説明する語句を分ける練習をさせました。同時に今の学校課題にも取り組み続けました。数週間後、答えを写すことなく教科書の内容をより多く説明できるようになりました。
慶英会独自20問|判断8問・英文法8問・読解4問
以下は公式英検過去問や学校の試験問題を転載したものではありません。答えを見ずに取り組み、英語問題は文法の根拠と和訳、判断問題は判断に必要な情報を説明してください。
Part A|学習計画と判断(問1〜8)
- 問1 『2学年遅れ』と言われたがどの文法が弱いか不明。最初にすることは?
- 問2 学校で未習の単元をできない。復習不足と判定する?
- 問3 今の授業では関係詞が必要で、主節を見失う。何に戻る?
- 問4 中1の英文は正確に作れる。中1の全教材を一から繰り返す?
- 問5 学校の課題を放置して英検の新規単語帳を増やすべき?
- 問6 同じ誤答問題を10回解いて正解。定着した証拠になる?
- 問7 学校の成績が一度下がった。『2年間取り戻せない』と断定できる?
- 問8 個別指導を受ける際に持参すべき情報は?
Part B|英語の土台と和訳(問9〜16)
- 問9 Did Haruto (went / go) to the library? 適語と和訳は?
- 問10 The student who (reads / read) the book every day learns new words. 現在の習慣として自然な適語と訳は?
- 問11 The explanation that I needed (was / were) clear. 適語と和訳は?
- 問12 He has studied English (for / since) two years. 適語と和訳は?
- 問13 The sentence was (written / wrote) by the teacher. 適語と和訳は?
- 問14 Although the passage was difficult, he (found / finds) the verb yesterday. 適語と和訳は?
- 問15 If he (practices / will practice) these patterns, he will improve. 適語と和訳は?
- 問16 I want (to explain / explaining) the answer without notes. 適語と和訳は?
Part C|独自英文の内容(問17〜20)
- 問17 ハルトが最初に抱えていた思い込みは何か?
- 問18 先生が最初に確認したものは?
- 問19 ハルトが単語は分かるのにできなかったことは?
- 問20 数週間後に変化したことは?
20問すべての正答・詳しい解説
問1:学校の最新の答案・教材を使って、どの種類の英文で止まるかを分類することです。
問2:いいえ。未習と既習の未定着を区別します。
問3:短い文で主語と動詞、修飾節の境界を特定する練習へ戻ります。
問4:必要とは限りません。新しい問題で再現できる単元は省き、現在の不足に集中します。
問5:必須の学校課題を守り、英検は現状に合う技能と受験時期から再計画します。
問6:暗記の可能性があるため、別の主語・場面の初見問題で確かめます。
問7:できません。原因と今の回収可能な前提技能を測り、改善を検証します。
問8:学校の現在の教材と試験範囲、代表的な誤答、英検の技能別状況、利用可能な時間です。
問9:go。『ハルトは図書館へ行きましたか』。didの後は動詞原形です。
問10:reads。『毎日その本を読む生徒は新しい単語を学びます』。whoの先行詞は単数studentです。
問11:was。『私が必要としていた説明は明確でした』。主語の中心語explanationが単数です。
問12:for。『彼は2年間英語を勉強しています』。期間なのでforです。
問13:written。『その文は先生によって書かれました』。受動態はbe+過去分詞です。
問14:found。『文章は難しかったけれど、彼は昨日動詞を見つけました』。yesterdayが過去を示します。
問15:practices。『これらのパターンを練習すれば上達するでしょう』。条件節には現在形です。
問16:to explain。『ノートなしで答えを説明したい』。want to doを使います。
問17:自分は英語で2年間遅れている、という見方です。
問18:最新の学校課題です。
問19:長文中の主節の動詞を特定することでした。
問20:解答を写さずに教科書の内容をより多く説明できるようになったことです。
4週間の実行と検証
- 第1週:学校の最新単元から必要な前提を洗い出し、未習と未定着を区別する。
- 第2週:最優先の前提文法2つを短い初見文で練習し、授業課題に戻る。
- 第3週:関係する長めの英文や自力英作文へ転用し、誤答を記録する。
- 第4週:学校の新しい課題で再現できるか確認し、残る不足だけ次月へ引き継ぐ。
FAQ|保護者が判断に迷う点
本当に2学年分遅れていたら追いつけますか?
必要な学習量や学校の進度によります。最初に単元ごとの不足を確認し、全範囲を一括で扱わず優先順位を決めます。
高校英語の学習を止めて中1へ戻るべき?
学校の必須課題は維持しながら、現在の授業に必要な基礎へ絞って戻す方法を検討してください。
英検をすべて中止するべき?
受験予定・現在の4技能・学校の負荷によります。検定を受けない期間にも短い学習を継続できます。
参考にした公式情報・関連する無料教材
英検の級別到達度・4技能の確認には日本英語検定協会の英検Can-doリストを利用し、受験級・公式出題形式は英検公式「過去問・試験内容」で確認できます。学校の成績評価・習熟度編成は在籍校の正式資料に従ってください。
併せて読みたい教材:中3→高1の文法・4技能の橋渡し/学年末に残す英語引継ぎ。
学校の答案・英検の技能別結果・学年・目標をもとに学習順序を整理する際は、慶英会の最大1か月完全無料体験・学習相談をご利用いただけます。

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慶英会 塾長|慶應義塾大学卒・英検1級。中高一貫校の学校英語・NEW TREASURE・英検対策を専門としています。塾長の経歴・指導方針を確認する
