中高一貫校の英作文で書き直しの機会や添削コメントが少ない場合、本人が何を直せばよいか分からず、正しい英文の丸写しだけで学習が止まることがあります。学校がどの程度添削するかは授業や課題によって異なるため、学校の指示・評価基準を確かめたうえで、家庭では『自力初稿→誤りの種類を確認→修正→別テーマで再現』の順序を設けましょう。

慶英会 塾長|慶應義塾大学卒・英検1級
中高一貫校の学校英語・NEW TREASURE・英検対策を専門とするオンライン個別指導塾です。塾長紹介
対象:中1〜高2で英作文・和文英訳の誤答理由が分からず、学校の正式なフィードバックの機会が限られる生徒・保護者。表の時間や事例は慶英会作成の教育用モデルです。各学校の正式な提出・評価・進級規定や英検合格を保証するものではありません。
結論と4週間で確認するポイント
添削回数を増やすことだけが目標ではありません。本人の初稿を保存し、語順・時制・単語の語法・理由のつながりを一つずつ確認して修正します。翌週に別の話題で同じ文法を使えるか確認できれば、書き直した成果を測れます。学校の先生に質問する内容を具体化し、必要な場合のみ外部の添削・個別指導を検討してください。
| 学習の段階 | 残す証拠 | チェックする点 |
|---|---|---|
| 初稿 | 本人が白紙で書いた英語 | 課題条件・主語・動詞の位置 |
| 確認 | 先生の返却や学校の採点基準 | 語順・時制・語法・理由の違い |
| 修正 | 自分で直した第二稿 | 指摘の理由を説明できるか |
| 転用 | 一週間後の別テーマの英文 | 模範解答なしで再現できるか |
| 長期の評価 | 学期ごとの代表的な作文 | 学校と英検の形式差も記録 |
学校の添削・授業内で確認できることを先に調べる
学校の課題には、全員へ詳細な添削が返るものと、授業中に一般的な誤りを示すものなどがあります。『添削がない』と決めつけず、どのように修正したらよいか担当教員へ具体的に質問できるかを調べましょう。
例えば『この英文の時制と主語の一致を確認していただけますか』など、本人が誤りを特定したうえで質問を出すと、自分の学習課題が明確になります。
一度に全ての誤りを直そうとしない
英作文に複数の誤りがある場合は、意味が伝わるか、主語と動詞の関係、必要な時制、理由の順序などへ分類します。最も再発しやすい一つを直してから別の表現へ進める方法が有効な場合があります。
例えばShe go to school yesterday.は主語の三単現ではなく、yesterdayに合わせる過去形wentへ直す必要があります。時制の理由を説明し、他の動詞でも別文を書けるか確認します。
英検Writingと学校の作文を別に扱う
学校の英作文では学校の指定文法・題材が求められる場合があり、英検のWritingでは級ごとの公式形式が定められています。同じ『書く力』でも答案の条件は異なるため、学校で書いた段落をそのまま英検の答案として使えるとは限りません。
共通する主張・理由の構成は生かしつつ、実際に受験する級の公式形式を別に確認してください。語数・条件などを根拠なく設定せず、最新の協会資料を用います。
中1から高2へ段階的に作文の要求を増やす
中1では正しい語順の一文、中2・中3では理由を伴う複数文、高1・高2では長い文章で主張と根拠の対応を説明するなど、現在地に合う目標を設定します。学校で未習の単元まで一気に要求せず、学期ごとの代表的な初稿と修正稿を残します。
保護者が英語を教えられなくても、本人が『何を直したか』を説明できるか確認できます。外部添削を利用する場合も、課題を代わりに書いてもらうことではなく自力の再現力を目標にしてください。
慶英会オリジナル英文・全文和訳
During her English class, Rena wrote a short paragraph about a library. She received a few general comments but could not tell which sentence needed attention. Her teacher suggested saving the first draft and choosing one grammar point to check. Rena noticed that she had written ‘She go to the library yesterday.’ She changed the verb to ‘went’ and explained why. A week later, she wrote a new paragraph about a museum without looking at the corrected version. Her goal was not to collect more corrections but to learn to use the same grammar independently.
全文和訳:英語の授業でレナは図書館について短い段落を書きました。いくつか一般的なコメントをもらいましたが、どの文を直すべきか分かりませんでした。先生は初稿を保存し、文法の確認項目を一つ選ぶよう勧めました。レナはShe go to the library yesterday.と書いていたことに気付き、動詞をwentへ変えて理由を説明しました。一週間後は修正稿を見ずに博物館についての新しい段落を書きました。目的は添削の数を集めることでなく、同じ文法を自立して使うことでした。
本文・設問は慶英会の独自作成であり、学校の教材本文や英検公式過去問の転載ではありません。
慶英会独自20問|判断8問・英文8問・読解4問
まず自力で解いてから解説を確認してください。英作文は同じ意味になる自然な別解を認め、重要な文法・語法を説明できるかまで確認します。
Part A|6年間の学習・保護者判断(問1〜8)
- 問1 学校の英作文にコメントが少ない。すぐ『添削が全くない』と断定する?
- 問2 She go to the library yesterday.の主な誤りは?
- 問3 初稿を残す理由は?
- 問4 添削後に同じ答案を丸暗記した。書く力が改善したと確認できる?
- 問5 Writingで語順・時制・理由の構成が同時に弱い。最初の行動は?
- 問6 英検Writingは学校の作文と全く同じ形式?
- 問7 学校の先生へ質問するなら何を具体的に聞く?
- 問8 外部の添削を増やしたら上達する保証がある?
Part B|独自英文・語法・和訳(問9〜16)
- 問9 誤りを訂正:She go to the library yesterday.
- 問10 疑問文に:He wrote a letter last night.
- 問11 和文英訳:『私は意見に二つの理由を付けました』。
- 問12 空所:She suggested (checking / to check) the draft again.
- 問13 次の文を和訳:Rena rewrote the paragraph without copying the example.
- 問14 正しい文へ:I am interested on this topic.
- 問15 『私は来週、別の話題で英作文を書きます』を英語に。
- 問16 適語:The draft (that / who) she wrote was helpful.
Part C|初見英文の読解(問17〜20)
- 問17 レナが最初に困ったことは何か?
- 問18 先生は何を保存し、何を選ぶよう勧めた?
- 問19 レナが修正した誤文と正答は?
- 問20 一週間後の確認方法は?
全20問の正答と説明
問1:学校の授業内のフィードバック・採点基準・質問機会を確認してから判断します。
問2:yesterdayに対応する過去形wentが必要です。三単現goesではありません。
問3:どこを修正し、何ができるようになったか比較するためです。
問4:十分ではありません。別テーマで同じ文法を自力で使えるか再テストします。
問5:誤りを分類し、再発する問題から一つずつ修正・再テストします。
問6:級別の公式形式が異なる場合があり、確認が必要です。
問7:主語・動詞・時制や理由のつながりなど、本人が困っている箇所を示して質問します。
問8:保証はありません。初見作文の自力再現を確認して効果を評価します。
問9:She went to the library yesterday. 『彼女は昨日図書館へ行きました』。yesterdayに合わせた過去形です。
問10:Did he write a letter last night? 『昨夜手紙を書きましたか』。Didの後は原形writeです。
問11:解答例:I added two reasons to my opinion. add A to Bで『BへAを加える』です。
問12:checking。suggest doingが自然です。『もう一度下書きを確認することを提案しました』。
問13:『レナは例を写さずに段落を書き直しました』。without+動名詞copyingです。
問14:I am interested in this topic. 『私はこの話題に興味があります』。be interested inです。
問15:解答例:I will write a paragraph on a different topic next week. on a topicは『話題について』です。
問16:that。『彼女が書いた下書きは役立ちました』。物のdraftを修飾する関係代名詞です。
問17:どの英文を直すべきか分からなかったことです。
問18:初稿を保存し、確認する文法項目を一つ選ぶことです。
問19:She go to the library yesterday.をShe went to the library yesterday.へ直しました。
問20:修正稿を見ずに別テーマの博物館について段落を書いたことです。
4週間の実行計画
- 第1週:学校の作文課題と評価方法を確認し、本人の初稿を残す。
- 第2週:主語・動詞・時制・論理の誤りを分類して、一つを直す。
- 第3週:別テーマの初見作文を書き、再発した誤りの理由を説明する。
- 第4週:学校の授業・英検の正式形式と比較し、必要な支援・添削の範囲を見直す。
FAQ|よくある質問
学校の英作文の添削が少ないなら塾が必須ですか?
学校の支援・本人の現在の課題・自習で修正できるかを確認してから判断します。
正しい模範解答を写すだけで英語力は伸びる?
写すことだけでは自力の運用を確認できません。別の英文で再現できるか試しましょう。
高1・高2では英検の作文だけ勉強すればよい?
学校の指定答案と進路に必要な作文形式は別に確認してください。
公式情報・関連記事
英検の技能到達目標は日本英語検定協会Can-doリスト、現行試験内容は英検公式案内を参照してください。学校の課題・添削・提出規則は在籍校の正式な案内を優先します。
次に読む教材:AI翻訳と自力英作文の使い分け/個別指導の成果評価。
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慶英会 塾長|慶應義塾大学卒・英検1級。中高一貫校の学校英語・NEW TREASURE・英検対策を専門としています。塾長の経歴・指導方針を確認する
