中高一貫校の英語テストで最後の長文に到達できない場合、単純に『読む速度が遅い』だけでは原因を確定できません。語彙で止まる、英文法の語順を何度も迷う、指示文を読み違える、英作文を何度も清書するなど、時間がかかる工程は異なります。中1から高2まで、失点を減らすには実際の試験の形式を確認し、時間の不足と解答の正確さを一緒に見直すことが重要です。

慶英会 塾長|慶應義塾大学卒・英検1級
中高一貫校の学校英語・NEW TREASURE・英検対策を専門とするオンライン個別指導塾です。塾長紹介
対象:中1〜高2で英語の定期考査や校外模試が時間内に終わらず、初見長文と英作文の見直しが不足する生徒・保護者。例題・英語の人物・学習時間は慶英会が設計した教材例です。学校の成績評価・資格合格・大学出願を保証するものではありません。
結論と優先順位
最初に『解答できた設問』『時間切れで白紙になった設問』『解答したが読み違えた設問』を分けます。学校の試験時間や配点は学校ごとに違うため、全生徒に固定の時間配分を当てはめません。見直しでは、設問の否定・数量・時制・語順など、繰り返す誤答から優先して確認します。英検の級別形式も正式情報を別に参照します。
| 時間を使った工程 | 観察すること | 修正する練習 |
|---|---|---|
| 問題の指示を読む | 答える数・否定・単語指定を確認 | 重要語に印を付ける |
| 語彙・文構造 | 主節や未知語で止まる箇所 | 短文の精読へ戻す |
| 英作文 | 書き直し回数・時制の誤答 | 初見で短く構成する |
| 長文の設問 | 根拠を探す時間・空欄 | 本文の該当情報を示す |
| 最終見直し | 時制・三単現・数量・転記 | 失点頻度の高い項目を優先 |
学校の試験時間を正式に確認する
中高一貫校の英語の考査は学校・学年・科目によって問題数・時間・記述の有無が異なります。ある学校の『長文は10分で解く』という方法をそのまま他校へ適用するのは不適切です。自分の学校の時間・設問形式を確かめ、どこで止まっているか観察します。
学校から返却答案が手元にない場合でも、通常の課題を解く際に何分でどの設問まで進んだかを記録して補助的に診断できます。
英文を読み直し続ける原因を探す
語彙が分からないのか、関係詞の範囲が分からないのか、逆接の前後を取り違えたのかによって必要な復習が違います。文章全体を何度も最初から読む前に、主節と設問根拠の箇所を確認すると効率が変わる場合があります。
時間の不足が強いときも、根拠を理解しないまま速く答えるだけでは誤答が増える可能性があります。
見直しは『頻出する自分の誤答』から始める
見直し時間が少ない場合は、学校の答案で頻繁に間違える三単現・過去形疑問文・指定の語数・設問の否定などを選ぶ方法があります。全問を最初から解き直すことを目的にしません。
例えばDid she went…?ならwentをgoへ、He don’t…?ならdoesn’tへ直します。学校の指定条件に沿って正答できたかも確認しましょう。
英検の受験級・学年が変わったら時間配分も更新する
中1の短文問題と高1の長文・英作文では、必要な時間の使い方が異なります。級別のReadingやWritingは協会の公式形式を確認し、学校の考査と同じ時間割へ無理に合わせないようにします。
成績が上がったとしても単に解答速度が速くなったのか、誤答の内容も改善したのかを別の初見課題で確認します。
オリジナル英文・全文和訳
During an English test, Shun read the same long passage several times and ran out of time before reaching the last question. He first thought that he needed to read every sentence faster. His teacher asked him to check where he had spent the time. Shun found that he often stopped at relative clauses and missed instructions such as ‘choose two reasons.’ He practiced identifying the main verb and underlining the number of answers required. In a later practice task, he reached the last question more often and made fewer mistakes caused by instructions. He still needed to improve his vocabulary.
全文和訳:英語テスト中、シュンは同じ長文を何度も読み、最後の問題に到達する前に時間切れとなりました。最初は全ての文をもっと速く読めばよいと考えました。先生はどこへ時間を使ったか確認するよう求めました。シュンは関係節でよく止まり、choose two reasonsのような指示を見落とすと分かりました。主節の動詞を見つける練習をし、解答の必要数に下線を引きました。その後の課題では最後の問題まで到達することが増え、指示の読み違いも減りました。語彙力はなお改善が必要でした。
この英文は慶英会オリジナルのReading教材であり音声はありません。学校の教科書本文・英検公式過去問を転載していません。
独自20問|学校・検定判断8問、英語8問、読解4問
Part A|学習計画・評価の判断(問1〜8)
- 問1 時間切れの原因は全員『速読不足』と決められる?
- 問2 学校が公開していない配点や試験時間を他校の数字で代用してよい?
- 問3 choose two reasonsを一つと解釈した。どの誤り?
- 問4 長文の関係節で何度も止まる。まず何を確認?
- 問5 見直し時間がほぼない場合、何を優先?
- 問6 速くなったが誤答が増えた。成果と断定できる?
- 問7 英検と学校のテストの時間配分を同じにすべき?
- 問8 最後の設問だけ白紙だった。次の練習は?
Part B|英文法・語彙・和訳(問9〜16)
- 問9 英文を和訳:Shun ran out of time before the last question.
- 問10 『理由を二つ選びなさい』を英語に。
- 問11 誤文訂正:Did she went to the library?
- 問12 主節の動詞:The report that the student wrote was clear.
- 問13 空所:He spent more time (checking / to check) the instructions.
- 問14 『この設問にはいくつ答えが必要ですか』を英語に。
- 問15 誤り訂正:He don’t understand the instructions.
- 問16 英文を和訳:Although he finished earlier, he still made several errors.
Part C|独自英文を読んで答える(問17〜20)
- 問17 シュンが最初に時間切れになった原因として行ったことは?
- 問18 先生がシュンに確認させたことは?
- 問19 シュンが見落としていた指示の例は?
- 問20 改善したことと残った課題は?
全20問の正答・詳しい解説
問1:できません。語彙・文構造・指示・英作文のどの工程で時間がかかるか調べます。
問2:いけません。学校の正式な試験の条件を確認します。
問3:設問の数量条件の読み違いです。
問4:主節のS・Vと修飾節の範囲を短い初見文で説明します。
問5:自分が繰り返して誤る時制・三単現・数量・設問指定を確認します。
問6:速さと正確さを一緒に測り、設問根拠が改善したか確認します。
問7:級別の正式な形式と学校の試験条件が異なるため個別に決めます。
問8:解答にかかった工程と設問の難度を記録し、必要な前提・指示理解を補います。
問9:『シュンは最後の問題の前に時間切れになりました』。run out of timeの用法です。
問10:解答例:Choose two reasons. chooseは『選ぶ』です。
問11:Did she go to the library? didの後は原形goです。
問12:was。wroteは関係節内です。『その生徒が書いた報告は明確でした』。
問13:checking。spend time doingの形です。
問14:解答例:How many answers does this question require? requireは『必要とする』です。
問15:He doesn’t understand the instructions. heは三単現なのでdoesn’t+原形です。
問16:『早く終えたものの、なおいくつかの誤りをしました』。Althoughは逆接です。
問17:同じ長文を何度も読み返したことです。
問18:実際にどの工程へ時間を使ったかです。
問19:choose two reasonsのような数量指定です。
問20:最後まで到達することが増え、指示ミスは減りましたが語彙力は課題でした。
4週間で改善を確認する
- 第1週:学校の正式な試験時間・出題形式と自分の時間切れの箇所を確認する。
- 第2週:主節や指示の数量・否定の誤読を短い初見問題で修正する。
- 第3週:別の時間制限付き課題で速度と正答の理由を一緒に記録する。
- 第4週:学校・英検の別形式で誤答の原因を比べ、次月の見直しを更新する。
FAQ|よくある疑問
英語の試験が時間内に終わらない場合、全て速読すべき?
語彙・文構造・設問指示で時間がかかる場合があります。原因ごとに改善してください。
見直しは全問を最初から解くべき?
試験時間と本人の誤答パターンから優先度を決める方法があります。
英検と定期考査は同じ時間の使い方で対応できる?
問題形式が異なるため、級と学校の正式な出題条件を確認してください。
公式情報・内部リンク
英検の級別目標は日本英語検定協会Can-doリスト、現行の出題形式は英検公式試験内容を確認してください。学校の正式な評価・採用教材の規定を優先してください。
関連教材:長文の読む速度と理解を合わせて測る/校外模試と学校考査の結果を比較するとき。
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