学習院女子中等科から女子高等科への内部進学|「ほとんどすべて」と約95%の違い・中1中2の英語対策

27〜41分

編集・運営:慶英会公式ブログ(運営・編集方針)

結論|学習院女子中等科から女子高等科へ「ほとんどすべて」が進学。ただし英語の点数だけで進学可否は判断できない

学習院女子中等科の中学1・2年生で、英語の定期考査が平均点を下回ったり、学校課題が難しくなったりした際に「このままでは女子高等科へ内部進学できないのでは」と不安になる保護者様もいらっしゃるでしょう。学校公式は、女子中等科卒業生の「ほとんどすべて」が女子高等科へ進学すると説明しています。ただし、それは「何も確認せず全員が自動進学できる」という意味ではありません。学校法人学習院は、上位校が定めた進学基準を満たす生徒が希望により進学できると説明しています。

注意したいのは、学習院が示す「約95%」は男女両中等科から両高等科への進学状況をまとめた説明であり、女子中等科だけの正確な進学率ではない点です。公開資料では、女子中等科の「英語が何点以下なら進学できない」「欠席が何日以上だと不推薦」といった一律の数値基準を確認できません。この記事では学校の一次情報と、保護者が実際にできる英語の失点診断、基礎英語・スキットと定期考査の両立、独自12問の練習、4週間の学習計画を明確に区別して紹介します。

公式情報で確認できる内部進学と、確認できない基準

論点公式に確認できること分からないこと/確認先
女子中等科→女子高等科卒業生は「ほとんどすべて」が進学女子中等科単独の直近年度の正確な進学率・個別理由
上位校への内部進学条件学習院が「上位の学校が定めた進学基準を満たす」ことを示す女子高等科推薦の各教科最低点、評定、出欠の具体値
約95%という数字学校法人が男女両中等科→両高等科の状況として記載女子中等科だけに95%を当てはめられない
中等科の英語中1・中2の公式カリキュラムは英語週5時間(国際理解教育を含む)学校の現年度の考査配点・教材・補習条件
大学推薦2026年3月女子高等科卒業生は学習院大学推薦94名と掲載現在の中学生が6年後に同一条件で推薦される保証はない

確認資料:学習院女子中・高等科「卒業後の進路」、学校法人学習院「教育目標・一貫教育の理念」、「カリキュラム」。公開情報には基準の具体値がないため、年度・学年の説明会資料、担任との面談、学校からの個別連絡を優先してください。

「ほとんどすべて」と「約95%」は違う|保護者が混同しやすい三点

  • ① 集計対象の違い:女子中等科の説明は女子中等科→女子高等科。約95%は学校法人による男女両中等科→両高等科の説明です。
  • ② 進学しない理由の違い:進学しなかった全員を、学業不振による不推薦だったとみなすことはできません。本人の志望による別の進路の可能性もあります。
  • ③ 進学率と判定基準の違い:進学する生徒が多いことは、個々の生徒の必要な成績や出欠の水準を示すものではありません。

特に、学習院中等科(男子)の公式進学案内には成績・操行・出席日数などの説明がありますが、その記載をそのまま女子中等科の内部進学の正式な数値基準として転用しないでください。女子中等科の条件は女子中・高等科の現在の正式案内で確認する必要があります。

中学→高校の内部進学と、高校→学習院大学の推薦は別制度

女子中等科から女子高等科へ進学することと、女子高等科から学習院大学に推薦で進学することは異なる段階です。女子中・高等科の公式「卒業後の進路」は、2026年3月の女子高等科卒業生について、2026年5月14日現在の学習院大学推薦合計94名と公表しています。そこには他大学の進学状況も掲載されています。しかし、この94名を「中等科からの内部進学人数」と取り違えたり、中1・中2の大学推薦枠として解釈したりすることはできません。

中学段階ではまず定期考査と日々の課題を通じて基礎学力を築き、高校段階で進路希望を検討することが自然です。大学側の推薦条件や学部別受入人数は年度によって変化し得るため、中学生に対し具体的な合格・進学を保証する表現は避けます。

学習院女子の英語はどのような授業?|中1・中2は週5時間、帰国生クラスなどに分かれる

学校公表の特徴具体的な説明家庭で役立つ学習
英語の授業時数中1・中2とも週5時間。各学年1時間は国際理解教育を含む欠席した授業・課題の内容を早めに把握
少人数・クラス分け海外在留歴や英語学習歴を基に海外英語クラスとそれ以外に分かれる本人の実際のクラスの教材と出題範囲を確認
一般的な英語授業一貫校用テキスト、文法とコミュニケーション、NHKラジオ講座「基礎英語」を使ったスキット発表学校の本文・基本例文とスキット表現を往復する
海外英語クラス週3時間ネイティブ教員+週2時間日本人教員。多読・速読・レポート等も行う学校の洋書・文法の別教材・課題に対応する
発表機会スキットコンテストやスピーチコンテストを紹介暗唱だけでなく意味理解と短い自分の表現を確認

出典:学習院女子中・高等科「英語」と「カリキュラム」。この制度紹介だけでは、2026年度の全クラスが共通の市販教科書(例:NEW TREASUREの特定Edition)を用いると断定できません。実際に配布されたテキスト、ラジオ講座の指定回、課題提出の形式を優先してください。

中1で英語の点数が下がったら|基本文法・綴り・NHK基礎英語を分ける

中1のつまずきは、学校の進度が速いことだけが原因ではありません。単語が書けない、英文中の主語と動詞が分からない、スキットの内容は覚えられるが疑問文を自分で作れないなどの違いがあります。まず返却答案と授業プリントを並べ、次の四つを調べてください。

失点状況見るポイント短い復習
単語の綴り意味を選べるが単語を書けない学校指定語を5〜10語、翌日に隠して再テスト
動詞・語順be動詞と一般動詞、三単現、疑問文・否定文が混在同じ文を肯定→否定→疑問に書き換える
リスニング文字を見れば分かるのに音だけでは分からない学校が許可する音声を聞く→文字を確認→再聴
スキット・英作文台本は再現できるが自分の意見の一文が書けない学校の既習表現で自分について一文を書く

これは慶英会の学習用診断であり、女子中等科の公式成績評価表ではありません。NHK基礎英語で使うスキットの指定教材を、聞いて暗記するだけで終わらせないようにします。例えば What do you like to do after school? に I like reading books. と答え、次に Why do you like it? に短く理由を付けます。学校の指定する原稿や引用の条件は守りましょう。

中2で平均点以下が続く場合|英作文・読解・過年度の基礎を診断

中2では文の長さや表現が広がり、知っている単語を並べるだけでは文意を読み取れないことがあります。テストが返却されたら、英文法の誤答を「語順・時制・動詞の形」、長文の誤答を「語彙・文構造・設問の根拠」、英作文の誤答を「内容・文法・綴り」に分けます。中1の動詞変化に原因がある場合は、先にその部分だけ戻って復習してください。

例えば Did she visited Kyoto? は、過去を表すDidを使った後の動詞を原形visitに戻す必要があります。英作文では、内容が正しくても時制と綴りで失点する可能性があります。また、海外英語クラスなら洋書やレポートへの取り組みが多くなるため、どの教材に対応する課題かを明確にします。

家庭で解ける独自英語診断12問|中1・中2向け、全問解答・解説

以下は慶英会が独自に作成した一般的な英文法・短文読解の確認問題です。学習院女子の学校試験・基礎英語の原稿・英検過去問の転載ではありません。本人のクラスで未習の文法項目は飛ばし、学校の正式な試験範囲を優先してください。

  • 問1:My sister (like / likes) music.
  • 問2:Does she (speak / speaks) English?
  • 問3:They (visit / visited) a museum yesterday.
  • 問4:Did you (go / went) to school on Saturday?
  • 問5:次を疑問文に:She is studying English now.
  • 問6:次を否定文に:He played tennis yesterday.
  • 問7:My school is (bigger / more big) than yours.
  • 問8:This book is as (interesting / more interesting) as that one.
  • 問9:Could you (say / says) that again?
  • 問10:『私は英語が好きです。世界の人と話したいからです』を英文1〜2文で表す。
  • 問11:What did you do after school yesterday? に、自分の実際のことを英文1文で答える。
  • 問12:本文:Yumi reads English stories every week because she wants to learn new words. She often talks about the stories with her friends. 質問:Why does Yumi read English stories every week?

診断12問|解答と失点理由

  • 答1:likes。主語My sisterは三人称単数現在。
  • 答2:speak。Doesの後は原形。
  • 答3:visited。yesterdayから過去形。
  • 答4:go。Didの後は動詞の原形。
  • 答5:Is she studying English now?進行形の疑問文ではbe動詞を前へ。
  • 答6:He did not play tennis yesterday.did notの後は原形。didn’tでも可。
  • 答7:bigger。bigは子音字を重ねてbigger。
  • 答8:interesting。as+原級+asを使う。
  • 答9:say。Could youの後は原形。
  • 答10:I like English because I want to talk with people around the world.理由が一貫していれば別解可。
  • 答11:例 I read a book after school yesterday.自分の行動に合わせて過去形で答えれば別解可。
  • 答12:Because she wants to learn new words.本文のbecause以下が理由。

問1〜6で失点したら中1の動詞変化を優先し、問7〜8は比較表現、問9〜11は会話と自力での英作文、問12は読解の根拠を確認してください。正答数から学校の進学可否、学年順位、英検の合格可能性を予測することはできません。翌日と3日後に例文の主語・時制を変えて再テストする方法も有効です。

定期考査まで4週間|学校課題と英語表現を両立する家庭学習

時期学校の課題を中心に英語の確認方法
28〜22日前英語の答案・小テスト・授業プリントと提出物を照合最頻出の失点原因を3つに分類する
21〜15日前本人のクラスの教科書・指定プリントを復習例文を隠し、語順と動詞を再現する
14〜8日前学校課題の指定範囲の問題を解き直す初見の短文・英作文・聞き返しを追加
7〜4日前同じ失点が繰り返される単元を集中確認答えの根拠を口頭で説明する
3〜1日前提出物の不足と重要な誤答を最終点検新しい教材は増やさず、十分な睡眠を優先

これは慶英会が作成した家庭向けの一例で、学習院女子中等科が指定する試験日程や学習時間ではありません。スキットの原稿・国際理解教育の課題、海外英語クラスの多読・レポートが正式に課されている場合は、その提出期限を最優先にします。

内部進学について学校へ質問する前に整理したいこと

  • 1.公式の推薦・進学基準:どの時点の説明資料が本人の学年に適用されるか。
  • 2.本人の課題:各教科の理解、学校課題の提出、出欠・学校生活などで学校からの指摘があるか。
  • 3.英語の支援:現在のクラス・教材、補習や相談、NHK基礎英語やスキットの課題の評価方法。
  • 4.改善の期限:次の面談やテストまでに何を提出・再学習するか。
  • 5.進路の選択:本人が女子高等科への進学を希望しているか、別進路について相談が必要か。

「ほとんど全員が進むなら何もしなくてよい」「平均点以下が一度あったから進学できない」という両極端な推測は避けます。保護者様が事実と相談事項を整理できることを目標にし、正式な進学可否は学校が判断する点を明確にしておきましょう。

よくある質問|進学率・英語・定期テスト

Q.女子中等科の内部進学率は95%ですか?

A.女子中・高等科の公式進路ページは「ほとんどすべて」と案内しています。約95%は学校法人が男女両中等科から両高等科への進学をまとめて説明する数字であり、女子中等科単独の正確な進学率としては使えません。

Q.英語が一度平均点以下なら女子高等科へ進学できませんか?

A.公開された公式資料では、そのような一律の数値基準は確認できません。直近の答案で失点した原因を確かめ、学校が示す本人の指導・進学基準を確認してください。

Q.女子中等科ではNEW TREASUREを使いますか?

A.公式の教科紹介は中高一貫校用のテキストと記載していますが、現行の全クラスの教材名・版を一律に明示していません。学校配布教材の表紙・課題範囲を優先してください。

Q.学習院大学へ進めることも中学の時点で決まりますか?

A.中等科→高等科と、高等科→大学は別の進学段階です。2026年の女子高等科卒業生の学習院大学推薦94名という実績は、中1・中2の将来の推薦保証ではありません。

Q.海外英語クラスも同じ復習方法ですか?

A.基礎文法の確認は共通ですが、海外英語クラスの多読・レポート・リサーチペーパーの課題は学校の別教材と目的に合わせた対策が必要です。

慶英会への相談で具体的に確認できること

慶英会では中高一貫校の中1・中2を中心に、学校の指定教材・定期考査・英検に合わせたオンライン英語個別指導と日々の学習サポートを提供しています。学習院女子中等科の学校英語でお困りの場合、直近2回の試験答案、授業プリント、現在の教材、提出課題、学校からの具体的な学習上の指摘をご用意いただくと、語彙・文法・読解・英作文・聞き取りのどこを優先すべきか検討できます。

慶英会は学習院女子中・高等科の公式提携機関ではなく、内部進学の判定や保証を行いません。学校の学習内容の改善はお手伝いできますが、正式な進学条件は学校へご確認ください。無料体験・相談の詳細は慶英会公式サイトでご案内しています。NHK基礎英語とスキット発表の対策については、学習院女子中等科のNHK基礎英語・スキット対策記事も参考になります。

公式資料と情報確認日

情報確認日:2026年10月12日。学校公表の進学実績・制度と、慶英会が作成した独自12問・4週間の学習計画を区別しています。具体的な推薦基準・使用教材・考査・補習制度の変更は学校の最新の正式な情報を優先してください。

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