中高一貫校の中1中2が英語長文の順番を間違える理由|英検3級と定期テストの時系列・因果関係27題

43〜65分

編集・運営:慶英会公式ブログ(運営・編集方針)

英語入試・英検利用入試で中高一貫校へ入学し、英検3級に合格していても「英語長文の出来事の前後を逆に読む」「becauseの理由とsoの結果を混同する」「文章は理解できたのに選択肢では不正解」と悩む中学1・2年生と保護者様へ。単語の意味が分かることと、本文の時間順・因果・否定・人物の関係を正確に読み取ることは別の力です。例えばAfter Emi finished her lunch, she went to the library.なら昼食が先、図書館が後ですが、Before Emi finished her lunch, she went to the library.なら図書館が先です。英検協会の2026年の公式試験内容では3級の長文内容一致は10問で、掲示・案内、Eメール、説明文から出題されます。ただし学校の定期考査が同じ形式とは限りません。本記事は学校英語と英検の公式情報を区別したうえで、独自短文15題に加え、3つのオリジナル長文を使った根拠判断12題・全27題と解説、14日間の読解復習法をまとめました。読んだ内容を初めての英文にも使える力へつなげます。

結論:出来事は「誰が・いつ・何をした・なぜ」で整理する

英文を読んだら、時間を表す語だけでなく、主語と動詞が何を示しているかを確認します。例えばAfter Ken finished his homework, he watched TV.は、英文の先頭にAfterがあっても、「宿題を終えた」が先、「テレビを見た」が後です。一方、Before Ken finished his homework, he watched TV.なら、テレビを見た方が先になります。似た二文でも出来事の順番が逆転するため、構文ごと理解しましょう。

英検3級の長文読解との関係

日本英語検定協会の英検3級公式試験内容では、リーディングに短文の語句空所補充15問、会話文の空所補充5問、長文の内容一致選択10問があります。長文は掲示・案内、Eメール、説明文などを扱います。学校の定期テストでは、内容一致に加えて時系列の並べ替え、英文和訳、英文による記述などの形式が出る場合もあります。英検3級への合格は読解の基礎力を示しますが、学校固有の設問形式で必ず正解できることは意味しません。

時間と因果を区別する重要表現

表現1:before

〜する前に。A before Bは、通常Aが先でBが後という順序になる。

表現2:after

〜した後に。A after Bは、通常Bが先でAが後という順序になる。

表現3:when

〜するとき。前後関係が文脈によって異なることもあるため、whenだけで順序を決めない。

表現4:while

〜する間。二つの動作が重なっている可能性に注意する。

表現5:then

それから。直前の出来事との順序が示されることが多い。

表現6:later

その後。出来事が後に起きたことを示す。

表現7:first / finally

最初に/最後に。文章の構成と段階に関係する。

表現8:because

〜なので。原因・理由を導く。

表現9:so

だから。結果や帰結を表す。

表現10:however

しかし。対比を示すが、それだけで時間の順序は決まらない。

よくある五つの失点パターン

失点1:英文の登場順が出来事の順番だと思う

After the rain stopped, we went outside.では雨がやむ方が先。接続詞で順序を確認します。

失点2:原因と結果を反対にする

She stayed home because she was sick.では病気だったことが理由、家にいたことが行動です。

失点3:予定と実際の出来事を区別しない

We planned to go on Saturday, but we went on Sunday.では実際に出かけたのは日曜日です。

失点4:否定を見落とす

He did not buy the book until Monday.では月曜日より前に買ったとは言えません。

失点5:代名詞の指す人物を間違える

Ken called Taro after he arrived.ではheの指示対象が文脈次第で曖昧な場合もあり、無理に断定してはいけません。

第1部|時系列と因果関係の独自短文15題

以下の15題は独自作成した短い英文です。英検や学校の公式問題の転載ではありません。設問を解き、答えの根拠となる接続詞・時刻・動詞へ印を付けましょう。英文法の未習箇所がある場合は学校の進度に合わせてください。

問題1

英文:After Emi finished her lunch, she went to the library.

質問:何が先に起きた?

問題2

英文:Before Ken opened the window, he turned off the air conditioner.

質問:先に行った行動は?

問題3

英文:Mika was tired because she practiced tennis for two hours.

質問:疲れた理由は?

問題4

英文:It started to rain, so the students moved into the gym.

質問:体育館へ移動した理由は?

問題5

英文:Taro wanted to go shopping on Friday, but he went on Saturday.

質問:実際に買い物へ行った曜日は?

問題6

英文:Rina read a book while her brother was cooking dinner.

質問:二人の活動の関係は?

問題7

英文:First, the class planted seeds. Later, they measured the plants.

質問:後からしたことは?

問題8

英文:The bus left at eight, and Yui arrived at school at eight thirty.

質問:学校に着いた時刻は?

問題9

英文:Tom did not finish his homework until nine o’clock.

質問:宿題を終えたのは何時?

問題10

英文:The museum was closed on Monday, so we visited it on Tuesday.

質問:実際に博物館を訪れたのは?

問題11

英文:When Anna reached the station, the train had already left.

質問:駅への到着と列車の発車はどちらが先?

問題12

英文:The students checked the weather before they started their hike.

質問:登山前にしたことは?

問題13

英文:Because the library was crowded, Sora studied at home.

質問:家で勉強した理由は?

問題14

英文:Yuki forgot her umbrella. However, her friend had an extra one, so they could walk home.

質問:帰宅できた理由は?

問題15

英文:The team practiced on Tuesday and Thursday. They played a match on Saturday.

質問:試合前に行ったことと試合の日は?

15題の解答と根拠

解答1

正解:昼食を終えた。根拠:after以下の出来事が先。

解答2

正解:エアコンを切った。根拠:before以下より主節が先。

解答3

正解:テニスを2時間練習したため。根拠:becauseが原因を示す。

解答4

正解:雨が降り始めたため。根拠:soより前が原因。

解答5

正解:土曜日。根拠:wantedとwentを区別。

解答6

正解:同じ時間帯に本を読み、夕食を作っていた。根拠:whileは同時進行を示す。

解答7

正解:植物の大きさを測った。根拠:firstとlater。

解答8

正解:8時30分。根拠:バスの出発時刻と学校への到着時刻を区別。

解答9

正解:9時。根拠:not … untilの意味を確認。

解答10

正解:火曜日。根拠:休館日と訪問日を区別。

解答11

正解:列車の発車。根拠:had already leftが先行する出来事。

解答12

正解:天気を確認した。根拠:beforeを手掛かりにする。

解答13

正解:図書館が混雑していたため。根拠:混雑が原因で在宅学習が結果。

解答14

正解:友人が予備の傘を持っていたため。根拠:howeverは対比、soは結果。

解答15

正解:火曜と木曜に練習し、土曜に試合。根拠:時系列をまとめる。

複数文を読み比べる独自長文12題|予定・事実・原因と結果

次のオリジナル長文は中高一貫校の英語長文・定期考査の練習用に慶英会が独自制作したものです。英検の過去問や実在する学校の行事案内を転載したものではありません。問題16~27はすべて本文のどの語句が根拠になるか考えてから答えてください。『予定』『実際』『提案』『未確認』を混同しないことが目的です。学校で未習の表現は先生の指示に従って飛ばせます。

第2部・長文A|土曜日の活動予定が変わった理由(問題16~19)

独自長文:On Friday, Ms. Sato told her class about a volunteer event. The students were asked to meet at 8:45 on Saturday. The event was going to be held in a park, but it rained early on Saturday. Because of the rain, the students worked in the school gym instead. Before they started, they listened to a short talk. Tom had forgotten his gloves, so he helped write labels instead of moving boxes. The students planned to finish at noon, but they worked until 12:20.

問題16:何時に集合するよう指示された?

解答16:午前8時45分。 根拠・解説:meet at 8:45が集合時刻。作業開始時刻を本文が明示しているわけではない。

問題17:実際に活動した場所は?

解答17:学校の体育館。 根拠・解説:was going to be held in a parkは予定で、worked in the school gym insteadが実際。

問題18:なぜTomはラベルを書いた?

解答18:手袋を忘れたから。 根拠・解説:had forgotten his glovesが理由、so he helped write labelsが結果。

問題19:実際の活動終了時刻は?

解答19:午後0時20分。 根拠・解説:planned to finish at noonは予定で、worked until 12:20が実際。

第3部・長文B|博物館のEメールで予定と締切を読む(問題20~23)

独自長文:Hi Yuki, I wanted to meet you on Saturday, but my painting class was moved to that afternoon. My sister and I will visit the science museum on Sunday instead. The museum opens at ten, and a demonstration starts at eleven. Please arrive by 10:40. I bought the tickets online on Friday. We planned to take a bus, but the bus service was canceled for Sunday, so we will take the train. Please tell me by Friday evening if you can come. Hana

問題20:博物館へ行く予定日は?

解答20:日曜日。 根拠・解説:Saturdayは会いたかった当初の予定。will visit … on Sunday insteadが変更後。

問題21:Hanaが指定した到着期限は何時?

解答21:午前10時40分。 根拠・解説:demonstration starts at elevenは実演開始時刻。arrive by 10:40が到着期限。

問題22:二人が使う予定の交通手段は?

解答22:電車。 根拠・解説:planned to take a busは中止した予定。bus service was canceledとso we will take the trainが変更後。

問題23:Yukiが返事をするよう頼まれた期限は?

解答23:金曜日の夕方まで。 根拠・解説:Please tell me by Friday eveningが返信期限。金曜に切符を買ったことと区別。

第4部・長文C|調査結果と原因の推測を区別する(問題24~27)

独自長文:A group of students wanted to know why their school cafeteria had leftover fruit. First, they counted the fruit left after lunch on Monday. On Tuesday, they asked other students what they thought of the school lunches. They noticed that more fruit was left on some days when the menu had changed, but they did not know if the menu change caused the problem. Their teacher asked them not to call this a proven cause. The group suggested trying smaller portions next month and comparing the results. They had not yet tested the new idea.

問題24:調査で最初に行ったのは何?

解答24:月曜日に昼食後の残った果物を数えた。 根拠・解説:First, they counted … on Mondayが最初の事実。火曜日の質問より先。

問題25:果物が多く残った日について本文で観察された事実は?

解答25:メニューが変更された日の一部で、果物がより多く残った。 根拠・解説:noticed that more fruit was left on some days when the menu had changedが観察。全日ではない。

問題26:メニュー変更が果物の余りの原因だと証明できた?

解答26:いいえ。 根拠・解説:they did not know if … caused the problemとnot to call this a proven causeが不確実性を示す。

問題27:翌月の小盛り提供で余りが減ったと本文からいえる?

解答27:いえない。 根拠・解説:suggested trying smaller portions next monthは今後の提案で、had not yet testedが未実施を示す。

文章の情報を時系列表に整理する方法

短い物語を読んだ後、左側へ「出来事」、右側へ「いつ」を記録します。例えばKen left home at seven. He met his friend at seven fifteen. They arrived at school at eight.なら、7:00に出発、7:15に友人と会う、8:00に学校到着です。時刻がなくてもfirst・later・finallyなどを手掛かりに整理できます。学校の試験中に表を書いてよいかは試験のルールと残り時間によります。

長文読解の内容一致選択で避けたい誤り

選択肢には本文中の単語がそのまま使われていても、時間や人物を取り違えたものがあります。最初に目立つ単語を見つけて選ぶのではなく、設問が聞いている動作と時間を照合しましょう。間違えた選択肢について「どの部分が本文と食い違うか」を説明できるようにすると、勘による解答を減らしやすくなります。

英文和訳と英作文にも使える練習

After I finished my homework, I called my friend.を和訳するときは、宿題の完了と電話の順序を維持します。逆に「友達に電話する前に宿題を終えた」という日本語から英作文するなら、I finished my homework before I called my friend.と表せます。同じ二つの出来事をbeforeとafterで入れ替える練習を行うと、接続詞の意味を確認できます。

学校教材とNEW TREASUREの扱い

中高一貫校の一部ではNEW TREASURE(ニュー・トレジャー)などが使われますが、採用校・Stage・Lessonは学校ごとに異なります。学校の指定本文に時系列のある文章があれば、登場人物の行動を三つに整理して復習するとよいでしょう。採用が確認できない学校について教材や出題範囲を推測で断定しないでください。

英検3級・準2級への応用

英検3級は長文内容一致の選択問題があり、時間の流れと出来事を正しく理解する力が役立ちます。準2級・準2級プラスでは読み取る文章が複雑になるため、本文の言葉を根拠に答える学習を継続しましょう。準2級プラスの公式試験内容には長文の語句空所補充や内容一致、英文要約、意見英作文が含まれますが、時系列練習だけですべての技能を対策できるわけではありません。

14日間の復習プラン

第1日

問題1〜5を解き、before・after・because・soを区別します。

第2日

beforeとafterを入れ替えた二つの英文を作ります。

第3日

becauseとsoを使い、同じ原因と結果を別の順番で説明します。

第4日

予定と実際の出来事の違いを問題5で確認します。

第5日

whileとwhenを使った文章の意味を整理します。

第6日

問題6〜10を解き、曜日・時刻の情報を表に整理します。

第7日

問題1〜10を答えを隠して再テストします。

第8日

not … untilを含む文を確認します。

第9日

既習なら過去完了のある問題11を確認します。未習なら保留します。

第10日

問題12〜15を解き、出来事の順序を整理します。

第11日

短い英文三文を読んで順番に並べ替える練習をします。

第12日

学校の本文から時間表現と接続詞を探します。

第13日

英検公式の過去問を一題解き、選択肢ごとの根拠を確認します。

第14日

15題を再テストし、失点が単語・文法・時系列のどれに由来するか整理します。

なぜ正解を選べない?|単語の知識と時系列の再構成は別の技能

英語の文章を大まかに訳せても、事実が並ぶ順番と出来事の順番は一致しないことがあります。たとえばAfter Ken called his mother, he went home.は「母親に電話→帰宅」ですが、Before Ken called his mother, he went home.は「帰宅→電話」です。英文が同じ語順であるために内容も同じと判断せず、before / afterの後の節と主節を実際の順に並べ替えてみましょう。

whenだけで先後を決めることはできず、whileは同時に進行した活動を示す場合があります。英語の時間を示す副詞や動詞の時制、文全体の状況も確認してください。学校でまだ習っていない過去完了は、例文11のように応用として扱い、中1の必須事項として押しつけません。

予定・事実・因果を切り分ける4つの記号

学校の教材へ使う場合、P=予定(plan)、F=事実(fact)、C=理由・原因(cause)、U=未確認(uncertain)の4つを一文ごとに書き込む方法が有効です。独自長文AならparkはP、school gymはF。長文BならbusはP、trainは変更後のF(ただし出発前の予定を述べる未来表現)。長文Cならmenu changedとmore leftover fruitは観察事実ですが、それが因果関係と証明されたかはUです。

ただし英文の『will take the train』は未来についての確定的な予定であり、実際に電車に乗ったという過去の観察事実ではありません。本文が何の時点で書かれたかまで確認しましょう。そうすることで、予定・実施済み・予測を混同した内容一致の誤答を防ぎやすくなります。

14日間の学習計画へ長文12題を組み込む

1~4日:既存短文1~7題を使い、before・after・when・while・because・soの働きを確認。5~7日:短文8~15題で時刻、予定変更、否定、過去完了を区別し、後者は既習者のみ練習。8~10日:長文A・Bの問題16~23を解き、予定と実際、到着期限と開始時刻の差を説明。11~12日:長文Cの問題24~27で観察・推測・実施前の提案を分けて読む。13~14日:学校の定期考査の返却答案と英検の公式過去問で根拠の探し方を比較し、誤答だけを再テストします。

この時間配分は慶英会の家庭学習の例であり、英検協会や学校の公式の14日間カリキュラムではありません。長文を自力で読めない場合は短文へ戻り、学校の指定教材・試験範囲を優先します。本文27題のうち中1に未習の文法がある場合は、学校の先生が指示する範囲に合わせて選んでください。

保護者様が返却答案で確認したい3つの問い

①本文のどこに正答の根拠が書かれているか、本人が一文を指せるか。②選択肢を不正解と判断した理由が、時間・人物・否定・原因のどれにあるか説明できるか。③英語の語彙を増やせば直る誤りなのか、既知の単語でもbefore / afterや予定と実際を逆に読む誤りなのか。まずこの3点を確認してから、単語暗記・文法復習・根拠探しのどれを優先するか決めましょう。

英検3級の実際のReadingでは長文内容一致10問が含まれ、掲示・案内、Eメール、説明文を読む形式です。最新の形式や問題・解答は日本英語検定協会の英検3級試験内容で確認できます。学校ごとの定期考査には記述・和訳・独自の読解問題など別の形式があり得るため、検定の級だけで学校の試験結果を推測しません。

情報確認日:2026年10月12日。独自短文15題と長文12題(合計27題)は慶英会が作成した練習であり、英検公式の出題内容・学校の試験問題を転載したものではありません。

よくある質問

Q. 英検3級に合格していても長文の出来事の順番を間違えますか?

A. あります。接続詞や時制を正しく解釈する練習が必要な場合があります。

Q. beforeとafterを暗記するだけでよいですか?

A. 意味の暗記に加え、何が先で何が後かを英文で説明できるか確認しましょう。

Q. 本文の単語をすべて覚えれば内容一致問題は解けますか?

A. 単語の意味だけでなく、人物・行動・理由・順序の理解が必要です。

Q. 中1で過去完了を勉強すべきですか?

A. 学校の進度によります。未習なら既習範囲を優先してください。

中高一貫校の学校長文・定期テスト・英検を一緒に対策

慶英会では、中高一貫校の中学1・2年生を中心に、学校指定教材の読解、英文法、英作文、定期テスト、英検対策を組み合わせたオンライン個別指導を行っています。本文は読めるのに内容一致で失点する場合も、接続詞・時制・指示語・設問の根拠を分けて確認します。最大1か月無料体験は慶英会公式サイトをご確認ください。

参考にした主な公式情報

日本英語検定協会|英検3級の試験内容・長文の内容一致選択

日本英語検定協会|英検準2級プラスの試験内容

日本英語検定協会|英検3級の公式過去問

本記事の短文15題・追加長文12題(合計27題)と14日間の学習計画は独自作成です。特定学校や検定の公式問題ではありません。

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