英検準2級の長文が終わらない中1中2へ|読解・英作文80分の配分と独自30問【2026年度】

34〜52分

編集・運営:慶英会公式ブログ(運営・編集方針)

英検準2級で時間切れになるとき、最初に変えるべきこと

英検準2級の問題を解くと長文に時間がかかり、最後のライティングまで終わらない。中高一貫校の中学1・2年生は、英語の授業進度が速い学校に通っていても、英検の初見の文章に慣れていないと同じ問題に直面します。対策は、単に読む速度を上げることではありません。短文問題に時間を使いすぎないこと、長文の設問が求める情報を明確にすること、読み返す箇所を絞ること、Eメール返信と意見英作文の時間を先に確保することが重要です。本記事では2026年度の公式出題形式に基づき、失点原因の診断、時間配分の作り方、14日間の演習、定期テストとの両立を解説します。紹介する時間配分は英検協会が指定する配分ではなく、家庭学習のための調整可能なモデルです。

公式試験形式:準2級の80分を正確に理解する

日本英語検定協会の公式試験内容では、準2級の一次試験はリーディング・ライティング80分とリスニング約25分です。80分の中には短文の語句空所補充15問、会話文の空所補充5問、長文の語句空所補充2問、長文の内容一致7問、Eメール返信1題、意見英作文1題が含まれます。リスニングは別に実施されるため、80分の時間配分にリスニングの25分を足し込まないでください。なお、Eメールと意見英作文はともに必須の課題です。長文に集中しすぎて書く時間を残さないことは避けましょう。公式の過去問と解答は日本英語検定協会の準2級ページから確認できます。

最初に解くべき問題は「速読」ではなく「時間記録」

最初の模擬演習で、短文語句、会話文、長文空所、長文内容一致、Eメール、意見英作文のそれぞれに何分使ったか記録します。さらに、正答・誤答とともに「知らない単語」「文法を取り違えた」「何度も同じ文を読んだ」「答えの根拠を見失った」「英作文を考える時間が足りなかった」のいずれに当てはまるかを記載します。たとえば長文内容一致に長時間かかっていても、語彙が原因なら速読練習だけでは解決しません。逆に文章を読めるのに設問の根拠を探せないなら、設問と本文を対応させる練習が必要です。時間だけを短縮して正答率が下がっていないかも確認してください。

80分の時間配分モデルを作る

練習用の一例として、短文語句空所補充12分、会話文空所補充5分、長文語句空所補充7分、長文内容一致18分、Eメール返信13分、意見英作文20分、最終確認5分とすると合計80分です。これは必須の時間配分ではありません。作文が苦手なら読解を少し短縮してライティングへ多く配分し、読解が遅い場合は語彙・文法の補強とあわせて配分を調整します。開始直後の練習では、完答と内容の正確さを確認することが先決です。実際の模試記録を見て、自分の得点につながる時間配分を定めてください。

短文15問を解く際の判断基準

短文の語句空所補充で一問に長く立ち止まると、長文や作文に使う時間が減ります。まず空所の前後を読み、必要な品詞、語法、意味を判断します。知らない語が複数ある場合も、文全体から判断できるかを考えます。一問ごとの時間を守れなかったらいったん先へ進み、戻る問題に印を付ける方法が有効です。ただし、分からない問題をすべて無作為に飛ばしてよいわけではありません。迷った問題が同じ文法・語彙分野に集中しているなら、試験後に学校の文法教材や英検用単語教材で原因を補います。

会話文5問は「自然なやりとり」を把握する

会話文の空所補充では、文法的に正しい英文が複数あっても、会話の内容に合う返答は限られます。質問、依頼、理由説明、断り、予定の変更など、発話の機能を確認してください。空所の直前だけでなく、直後の相手の返答も読むと意味がつかみやすくなります。たとえば相手がThat sounds great.と返しているなら、前の発言は誘いや提案だった可能性があります。単語の意味だけで判断せず、会話全体の因果関係を見ることが重要です。

長文空所補充2問は前後の論理関係を読む

長文の語句空所補充は、空所のある一文だけでは判断が難しいことがあります。前後の段落を読み、理由、具体例、逆接、結果などの関係を整理します。Howeverは前の内容との対比、For exampleは具体例、As a resultは結果の手がかりです。ただし、接続語が登場しただけで答えを決めず、段落全体の意味を確かめてください。復習では選んだ語がなぜ適切なのかを日本語で説明し、他の選択肢では文章のつながりがどう不自然になるかを検証します。

長文内容一致7問は「設問→根拠→選択肢」で解く

長文内容一致で時間がかかる生徒は、全文を何度も最初から読み直している場合があります。まず設問の問いを理解し、人物名、場所、時刻、理由、結果などの手がかりを整理します。その後、本文の該当部分を読み、正答の根拠となる情報を確認します。選択肢に本文と同じ単語があっても意味が逆の場合があるので、単語の一致だけで選ばないでください。Eメールなら差出人・宛先・目的・日時、説明文なら各段落の主題を意識します。最初からすべてを訳そうとせず、設問に必要な情報を正確につかむことが大切です。

独自ミニ演習:根拠を最短で見つける

次の英文は学習用オリジナル例題です。Mika wanted to join the school music club on Monday, but she had to help her younger brother at home. She decided to visit the club on Wednesday instead. Question: When will Mika visit the club? A Monday / B Tuesday / C Wednesday / D Friday. 正答はCです。Mondayは最初の希望ですが、but以降に事情が変わり、on Wednesday insteadと書かれています。復習では正答だけを丸暗記せず、最初の予定と最後の予定の違いを一文で説明してみましょう。この練習をほかの問題にも応用すると、設問が求める情報を取り違えにくくなります。

Eメールと意見英作文の時間を先に確保する

準2級のライティングでは、Eメール返信と意見英作文という性質の違う2課題に対応します。Eメールは相手から求められた内容に答え、必要な情報を含めることが中心です。意見英作文では質問に自分の立場を示し、理由を筋道立てて書く必要があります。読解問題で時間を使い切らないよう、作文に着手する時刻を先に決める方法が役立ちます。書き始める前に簡単なメモで内容を整理し、完成後は質問への回答漏れ、理由のつながり、文法、語数の指示を確認してください。英文の型を丸暗記するだけでは、予想外の質問に対応しにくくなります。

14日間の読解・時間管理トレーニング:第1週

1日目は公式過去問を用い、各問題群の所要時間と誤答原因を記録します。2日目は短文語句15問だけを解き、迷った問題の品詞・語法を調べます。3日目は会話文を解き、空所前後の発言の関係を説明します。4日目は長文空所補充で接続語と段落のつながりを確認します。5日目は長文内容一致の根拠に下線を引きます。6日目はEメールと意見英作文の両方を書き、時間を測ります。7日目は誤答を分類し、最も時間がかかる技能を一つ選びます。学校課題が多い日は一部だけに取り組み、無理なく継続できる量に調整してください。

14日間の読解・時間管理トレーニング:第2週

8日目は苦手な問題群を短時間で解き、正答の根拠を説明します。9日目は時間を使いすぎた英文について語彙・文法を復習します。10日目は長文内容一致を初見問題で練習します。11日目はEメール、12日目は意見英作文を時間内にまとめる練習をします。13日目は80分の通し演習を行い、読解と作文の双方に時間を残せたか確認します。14日目は結果を見直し、初見問題での正答率、作文の完成度、各問題群の所要時間を初日と比較します。同じ問題を繰り返しただけでは答えの記憶によって速くなる場合があるため、新しい公式過去問でも確かめてください。

学校の定期テストまで14日以内の場合

学校の英語テストまで2週間を切り、指定単語・文法・提出物に遅れがある場合は、学校英語の復習を優先してください。英検準2級の長文は短い段落の確認や語彙復習に縮小し、テスト終了後に通し演習を再開するとよいでしょう。学校で扱う教材の英文を精読し、設問の根拠を説明する学習は英検にも役立ちます。ただし学校の試験範囲と英検の語彙・題材は完全には重ならないため、すべてを同一教材で代替できるわけではありません。学校の点数が継続して下がっている場合は、英検の受験日程自体を見直す判断も合理的です。

保護者様が確認したい改善指標

学習計画の効果を判断するときは、単純な問題数や勉強時間ではなく、①初見問題の正答率、②長文で根拠を探せた割合、③80分内に2つの作文まで完了できたか、④学校の定期テストや小テストの成績を維持できているかを確認してください。読む速度が上がっても誤答が増えるなら、速度重視にしすぎています。逆に正答できても作文が未完成なら、問題を解く順序と時間配分の改善が必要です。本人の負担が大きい場合は、受験までの日数を延ばして基礎を固める方法もあります。

80分の中でリーディング・英作文を両立させる

英検準2級では、80分をリーディングとライティングで共有します。短文15問、会話文5問、長文空所補充2問、内容一致7問に加え、Eメール返信と意見英作文の2題を終える必要があります。長文の練習に集中しても英作文の時間を失わないよう、6区分の所要時間を記録しましょう。

独自演習1〜5|短文の語彙・文法で時間を浪費しない

1. She ___ the bus every morning.(take/takes)takes。三単現現在。
2. I was tired, ___ I went to bed early.(so/but)so。結果を表す。
3. They decided ___ a new club.(start/to start)to start。decide to+原形。
4. The library is closed today. Let’s go ___.(tomorrow/yesterday)tomorrow。閉館のため翌日を提案。
5. My teacher gave me useful ___ .(advice/advices)advice。不可算名詞。

独自演習6〜10|会話を意図で判断する

6. A: Have you finished your homework? B: ___ .(Not yet / At the park)Not yet。終了状況を聞く質問への応答。
7. A: How was the trip? B: ___ .(It was exciting / Tomorrow)It was exciting。過去の感想を述べる。
8. A: Would you like some water? B: ___ .(Yes, please / Last week)Yes, please。申し出に答える。
9. A: Why were you late? B: ___ .(The train was delayed / At seven)The train was delayed。理由を表す。
10. A: Could you help me? B: ___ .(Of course / Yesterday)Of course。依頼への承諾。

独自演習11〜20|長文で答えの根拠を探す

架空の独自英文: Last spring, a town library started a reading club for students. Members met every Thursday after school. At first, only twelve students joined. In June, volunteers from the local college began helping with book discussions. Some students liked the talks because they learned about books they had not read before. Others said it was difficult to attend every week because of sports clubs. The library therefore offered a second meeting on Saturday mornings. By August, twenty students were registered, although the library did not record how many attended each meeting. The organizer said the club’s goal was to encourage reading, not to improve examination scores. This is an original fictional passage, not an official Eiken question.

11. Club meetings originally took place on which day?Thursday。Members met every Thursday。
12. How many students joined at first?Twelve。only twelve students。
13. Who helped discussions from June?College volunteers。volunteers from the local college。
14. Why did some students miss meetings?Sports clubs。参加する時間が重なったため。
15. What new meeting time was offered?Saturday mornings。a second meeting。
16. How many registered by August?Twenty。twenty students were registered。
17. Can we conclude all twenty attended weekly?No。各回の出席者数は記録されていない。
18. What was the club’s stated goal?To encourage reading。点数向上ではない。
19. What does ‘therefore’ connect?参加しづらい問題と土曜の追加開催を結ぶ結果。
20. Which claim is unsupported: registration increased / every member’s scores rose?Every member’s scores rose。成績の情報はない。

この英文は慶英会の創作であり、英検協会の出題文でも実際の図書館の調査でもありません。特に「登録者20人」と「毎回出席した人数」を混同せず、本文が述べていない成績向上を推測しないことが重要です。

独自演習21〜25|数量と時制を正確に読む

Students began a gardening project in April. They grew vegetables behind the gym and watered them twice a week. Heavy rain damaged some plants in July, so students moved their containers. The school did not measure how much food was produced. Teachers may invite volunteers next year, but the plan is not final. This passage is fictional.

21. 開始月は? April。22. 菜園の場所は? Behind the gym。23. 水やりの頻度は? Twice a week。24. 植物に被害を与えたものは? Heavy rain in July。25. 来年のボランティア計画は確定? No。mayとnot finalが根拠です。

独自演習26〜30|Eメール返信と意見英作文の基礎

26. 「私は昨日、本を読みました」を英訳。→ I read a book yesterday. 27. 「この学校の図書館は便利です」を英訳。→ Our school library is useful. 28. 「その理由を説明できますか」を丁寧に質問。→ Could you explain the reason? 29. 友達から「次の土曜日に何をする?」と聞かれた返信例。→ I will visit the library on Saturday. I want to find a new book. 30. 読書は大切だと思うか。意見と理由の例。→ I think reading is important because it helps us learn new things. 自分の考えに合う文法的に正しい別解可。

26〜30は公式の準2級Eメール・意見英作文と同一の設問・語数・採点基準を再現したものではなく、英文を短く正確に書くための段階的な独自練習です。受検直前には必ず日本英語検定協会の公式過去問で形式を確認してください。

よくある質問

Q:英検準2級のリーディングは何分ですか? A:リーディングとライティングを合わせて80分です。リーディングだけに80分使う形式ではありません。Q:長文は何問ありますか? A:公式案内では長文の語句空所補充が2問、長文の内容一致選択が7問です。Q:ライティングは1題だけですか? A:いいえ。Eメール返信と意見英作文の2課題です。Q:時間配分は協会が決めていますか? A:本記事の配分は家庭学習向けのモデルであり、公式指定の内訳ではありません。Q:14日で必ず時間切れがなくなりますか? A:保証はできません。弱点に合わせて期間と方法を調整してください。

学校英語と英検の両立を相談したい方へ

慶英会では、中高一貫校の英語定期テストと英検対策を、学校の進度や現在の理解度に合わせて個別に検討しています。準2級の過去問でどの問題に時間がかかったか、学校の小テストや定期テストの失点原因は何かを照合することで、学習の優先順位を整理しやすくなります。オンライン個別指導と最大1か月完全無料体験については慶英会公式サイトをご覧ください。

参考にした主な公式情報

日本英語検定協会「準2級の試験内容」/日本英語検定協会「準2級の過去問・試験内容」。情報確認日:2026年10月14日。準2級のリーディング・ライティング80分とリスニング約25分、設問数は日本英語検定協会の公式情報に基づきます。独自30問・全解答、時間配分例、14日間の学習計画は慶英会のオリジナルで、公式問題・採点基準ではありません。受検前に最新の公式情報をご確認ください。

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