英検1級の語彙問題では、知っている単語なのに文脈に合う意味を選べないことがあります。原因の一つが多義語です。この記事では、conduct・account・charge・issue・presentなど、意味が複数ある語を「品詞→周辺語→意味」の順で判定する独自30問を掲載します。
課題:太字の語句がその文で表す意味を答え、英文全体を和訳し、品詞・構文・周辺語を根拠として説明してください。問20の「文脈上の役割」は、decisionの意味と文法上の働きの両方を答えるものとします。
解答と同じ日本語表現でなくても、文の意味を保つ言い換えは認めます。単独の文だけでは複数の読みが可能な場合は、その条件を示してください。二つの文が並んでいても、必ず異なる語義になるとは限りません。問19・20はdecisionの使われる場面、問29・30はsuggestの肯定・否定と構文にも注目します。本教材は語義を説明する独自演習であり、英検の公式問題や4肢選択式の再現ではありません。
多義語は日本語訳を一つに固定しない
たとえば address は「住所」だけでなく「問題に対処する」「聴衆に話しかける」という意味でも使われます。issue も「問題・論点」と「発行する」という異なる使い方があります。英検1級では、前後の文脈を使って意味を決めてください。
独自30問
- The researchers will conduct a survey of 2,000 residents. → conduct の意味は?
- The company’s conduct was criticized by regulators. → conduct の意味は?
- The report accounts for differences in income. → account for の意味は?
- She opened a bank account last year. → account の意味は?
- The company was charged with violating safety rules. → charge の意味は?
- The museum charges no admission fee on Sundays. → charge の意味は?
- The government will issue new guidelines. → issue の意味は?
- The report discusses a serious issue. → issue の意味は?
- The speaker will present the findings tomorrow. → present の意味は?
- The present system needs improvement. → present の意味は?
- The minister will address the nation tonight. → address の意味は?
- The policy attempts to address housing shortages. → address の意味は?
- The study examines the subject of memory. → subject の意味は?
- The proposal is subject to further review. → subject の意味は?
- The river has a strong current. → current の意味は?
- The current policy is under review. → current の意味は?
- The company will maintain the building. → maintain の意味は?
- The author maintains that the policy is unfair. → maintain の意味は?
- The committee reached a final decision. → decision の意味は?
- The judge made a difficult decision. → 文脈上の役割は?
- The company will observe the new safety rules. → observe の意味は?
- The researchers observed a decline in participation. → observe の意味は?
- The board will consider the proposal. → consider の意味は?
- The report must consider local conditions. → consider の意味は?
- The company will support the new policy. → support の意味は?
- The wall provides support for the structure. → support の意味は?
- The report covers recent developments. → cover の意味は?
- The insurance policy covers medical expenses. → cover の意味は?
- The results suggest a possible explanation. → suggest の意味は?
- The evidence does not suggest that the policy caused the change. → suggest の意味は?
全30問の解答・英文和訳・語義の根拠
問1
The researchers will conduct a survey of 2,000 residents. → conduct の意味は?
解答:(調査を)実施する、行う。
英文の和訳:研究者たちは、住民2,000人を対象に調査を行う。
品詞・構文:conductは他動詞の原形。will+conductの後に、目的語a surveyが続く。
理由:conduct a surveyという組合せから、調査を実施する意味を読む。主語は調査をする研究者たちで、2,000 residentsは調査対象。
別解・条件・注意:「調査を実行する」も可。「指揮する」「伝導する」もconductの語義だが、この文ではそれらに必要な対象・場面が示されていない。willの文なので、調査が完了したとは訳さない。
問2
The company’s conduct was criticized by regulators. → conduct の意味は?
解答:(会社の)行動、振る舞い、行為。
英文の和訳:その会社の行動は、規制当局から批判された。
品詞・構文:conductは名詞。The company’s conductという名詞句全体が主語で、was criticizedは受動態。
理由:所有格company’sの後に置かれ、批判された対象を表している。ここでは動詞の「実施する」ではなく、会社の行動を指す。
別解・条件・注意:「会社の振る舞い」「会社の行為」も可。「業務上の行為」は業務についての文脈がある場合に適切。批判の具体的内容や違法性までは、この文に書かれていない。
問3
The report accounts for differences in income. → account for の意味は?
解答:基本の読みは「(所得の違いを)説明する」。分析方法の文脈では「考慮に入れる」も可能。
英文の和訳:説明の読み:その報告書は、所得の違いを説明している。/考慮の読み:その報告書では、所得の違いを考慮に入れている。
品詞・構文:accounts forはaccount forという動詞句の現在形。主語The reportに合わせてaccountsとなり、forの後にdifferences in incomeが続く。
理由:報告書が所得の違いを説明するという読みが自然。一方、account forには考慮に入れる用法もあり、分析時に所得の違いを反映する話ならこちらも成立する。
別解・条件・注意:単独の文だけで二つの読みを完全には分けられないため、読みと理由が対応していれば認める。所得差の原因を説明する文脈なら前者、所得差を計算・分析に組み込む文脈なら後者。「占める」の意味で割合を述べる構文とは区別する。具体的な所得差の原因や分析方法は補わない。
問4
She opened a bank account last year. → account の意味は?
解答:(銀行の)口座。
英文の和訳:彼女は昨年、銀行口座を開設した。
品詞・構文:accountは可算名詞。a bank accountがopenedの目的語で、bankが口座の種類を示す。
理由:open a bank accountという組合せから、銀行に設ける口座と分かる。last yearに対応してopenedは過去形。
別解・条件・注意:「銀行口座」で可。「説明」「報告」「取引先」などの語義をこの文に当てはめない。普通預金か当座預金かなど、口座の種類の詳細は不明。
問5
The company was charged with violating safety rules. → charge の意味は?
解答:charge A with Bは「AをBのことで告発する、罪に問う」。この文では会社が安全規則違反の罪に問われたという意味。
英文の和訳:その会社は、安全規則に違反したとして罪に問われた。
品詞・構文:was charged withは受動態。withの後にviolating safety rulesという動名詞句があり、問われた行為を示す。
理由:違反行為を表すviolating safety rulesが続くため、料金の請求ではなく非難・告発の意味で読む。
別解・条件・注意:「安全規則違反で告発された」も可。正式な刑事手続であると分かる文脈なら「起訴された」と訳せるが、この短文だけでは具体的な手続や有罪確定までは分からない。「違反した罪で有罪になった」としない。
問6
The museum charges no admission fee on Sundays. → charge の意味は?
解答:(料金を)請求する、徴収する。
英文の和訳:その博物館は、日曜日には入館料を取らない。
品詞・構文:chargesは他動詞の現在形。no admission feeが目的語で、noが料金を取らないことを表す。
理由:charge a feeという組合せから料金を求める意味と判断する。on Sundaysは、日曜日についての習慣・一般的な扱いを示す。
別解・条件・注意:「日曜日は入館料が無料だ」も可。否定はcharges自体ではなくnoを含む目的語で示される。入館料以外の物販・サービスまで無料だとは述べていない。
問7
The government will issue new guidelines. → issue の意味は?
解答:(指針などを)発行する、公表する、出す。
英文の和訳:政府は、新しい指針を公表する。
品詞・構文:issueはwillに続く他動詞の原形。new guidelinesが目的語。
理由:主語が政府で、目的語が新しい指針なので、文書・指示を公に出す意味になる。
別解・条件・注意:「新しいガイドラインを発行する」も可。紙に印刷することだけを指すわけではない。指針の内容、法的拘束力、実施開始時点はこの文からは決まらない。
問8
The report discusses a serious issue. → issue の意味は?
解答:問題、論点、課題。
英文の和訳:その報告書は、重大な問題を論じている。
品詞・構文:issueは可算名詞。a serious issueという名詞句がdiscussesの目的語。
理由:discuss a serious issueという組合せから、検討・議論の対象となる問題を読む。
別解・条件・注意:「重要な論点を論じている」も文脈に合えば可。「雑誌の号」という語義もあるが、ここでは重大な問題を扱う読みが自然。具体的に何の問題かは示されていない。
問9
The speaker will present the findings tomorrow. → present の意味は?
解答:(調査結果などを)発表する、提示する。
英文の和訳:発表者は明日、その結果を発表する。
品詞・構文:presentはwillに続く他動詞の原形。the findingsが目的語で、tomorrowが時を示す。
理由:speakerとfindingsの組合せから、人に結果を伝え、提示する意味を読む。名詞の「贈り物」や形容詞の「現在の」ではない。
別解・条件・注意:「話し手は明日、その知見を提示する」も可。findingsが何の調査・研究の結果か、口頭以外の資料を使うかは不明。明日の発表を述べており、発表済みとはしない。
問10
The present system needs improvement. → present の意味は?
解答:現在の、現行の。
英文の和訳:現行の制度には改善が必要だ。
品詞・構文:presentは形容詞で、後ろの名詞systemを修飾する。The present system全体が主語。
理由:名詞の前で制度の時点を示しているため「現行の」と読む。needs improvementがその制度に必要なことを述べる。
別解・条件・注意:systemは場面に応じて「仕組み」「システム」でも可。本文が基準とする現在のものであり、読者が読んでいる今日の制度だとは限らない。「出席している」というpresentの別の意味ではない。
問11
The minister will address the nation tonight. → address の意味は?
解答:(人々に向かって)演説する、話しかける。
英文の和訳:その大臣は今夜、国民に向けて演説する。
品詞・構文:addressはwillに続く他動詞の原形。the nationが話しかける相手を表す目的語。
理由:ministerがthe nationに話すという組合せなので、国民全体に向けた発言・演説を意味する。
別解・条件・注意:「今夜、国民に語りかける」も可。nationはここでは国民を指す。「国に対処する」や名詞の「住所」とはしない。放送か会場での演説かは示されていない。
問12
The policy attempts to address housing shortages. → address の意味は?
解答:(問題に)対処する、取り組む。
英文の和訳:その政策は、住宅不足への対処を図っている。
品詞・構文:addressはattempts toに続く不定詞の動詞。housing shortagesがaddressの目的語。
理由:addressの対象が住宅不足という問題なので、解決に向けて扱う意味になる。attempts toはその試みを表す。
別解・条件・注意:「住宅不足の問題に取り組もうとしている」も可。「住宅不足を解消した」では試みを成功・完了に変えてしまう。対策の具体的な方法や成果は不明。
問13
The study examines the subject of memory. → subject の意味は?
解答:主題、テーマ、研究対象。
英文の和訳:その研究は、記憶という主題を検討している。
品詞・構文:subjectは名詞。the subject of memoryという名詞句がexaminesの目的語で、of memoryが主題の内容を示す。
理由:研究が何を扱うかを述べる文なので、subjectは記憶というテーマを指す。文法用語の「主語」ではない。
別解・条件・注意:「その研究は記憶を研究対象としている」も意味を保つ訳。被験者を表すsubjectの用法もあるが、この文のof memoryはテーマを示すため「被験者」としない。研究方法や結果は書かれていない。
問14
The proposal is subject to further review. → subject の意味は?
解答:subject to全体で「〜の対象となる、〜を受けることになる」。ここでは「さらに検討・審査の対象となる」。
英文の和訳:その提案は、さらに検討を受ける対象となっている。
品詞・構文:subjectは形容詞で、isの後の補語。toは前置詞であり、further reviewという名詞句が続く。
理由:be subject to further reviewは、提案が追加の検討・審査を受ける位置づけにあることを表す。subjectを名詞の「主題」とすると構文に合わない。
別解・条件・注意:承認などが今後の審査に依存する文脈なら「その提案は、さらなる審査を条件としている/その結果次第である」とも読める。ただし、この一文だけで承認済み・審査中・否決済みと決めない。「対象となる」と「条件次第」のどちらを訳に出すかは前後の手続説明に合わせる。
問15
The river has a strong current. → current の意味は?
解答:(川の)流れ、水流。
英文の和訳:その川は流れが強い。
品詞・構文:currentは可算名詞。a strong currentという名詞句がhasの目的語で、strongに修飾される。
理由:riverが持つcurrentなので水の流れを指す。名詞であり、形容詞の「現在の」ではない。
別解・条件・注意:「その川には強い水流がある」も可。currentには「電流」もあるが、この文は川の流れを述べている。流速の数値や具体的な危険度までは示されていない。
問16
The current policy is under review. → current の意味は?
解答:現在の、現行の。
英文の和訳:現行の政策は、見直しに向けて検討されている。
品詞・構文:currentは形容詞でpolicyを修飾する。The current policy全体が主語で、is under reviewがその状態を示す。
理由:policyの前に置かれたcurrentは、基準となる現在の政策を示す。under reviewは見直し・検討が進められている状態。
別解・条件・注意:「現在の方針は検討中だ」も可。検討中というだけで、すでに変更された、廃止された、失効したとは言えない。currentの名詞用法「流れ」と区別する。
問17
The company will maintain the building. → maintain の意味は?
解答:(建物を)維持する、保守管理する。
英文の和訳:その会社は、その建物を維持管理する。
品詞・構文:maintainはwillに続く他動詞の原形。the buildingが目的語。
理由:対象が建物なので、使える状態を保つために手入れ・管理する意味で読む。主張内容を表すthat節はない。
別解・条件・注意:「建物を保守する」「良好な状態に保つ」も可。具体的な修理、清掃、設備点検を行うかは、この文だけでは決まらない。建物を所有しているという情報も補わない。
問18
The author maintains that the policy is unfair. → maintain の意味は?
解答:(〜だと)主張する、言い続ける。
英文の和訳:著者は、その政策は不公平だと主張している。
品詞・構文:maintainsは他動詞の現在形。that the policy is unfairという節が主張内容を示す。
理由:人を表すThe authorがthat節の内容を述べているため、建物などを維持管理する意味ではない。
別解・条件・注意:「その政策は不公正だとの立場を保っている」も文脈に合えば可。著者の主張を伝える文であり、政策の不公平さを客観的に証明した文ではない。maintainだけから発言回数や主張を続けた期間を決めない。
問19
The committee reached a final decision. → decision の意味は?
解答:決定、結論。
英文の和訳:委員会は、最終的な決定に達した。
品詞・構文:decisionは可算名詞。a final decisionがreachedの目的語。
理由:reach a decisionは検討の末に決定に達することを表し、finalがその決定を最終的なものとして位置づける。
別解・条件・注意:「最終結論に至った」も可。finalはこの手続上の位置づけを示すが、将来も絶対に変更できないことまで保証する語ではない。決定内容や全員一致だったかは不明。
問20
The judge made a difficult decision. → 文脈上の役割は?
解答:意味は「判断、決定」。文脈上は、判断を下す人が行った決定を表す。文法上は、a difficult decisionという名詞句がmadeの目的語。
英文の和訳:その裁判官は、難しい判断を下した。/judgeが審査員を指す文脈なら、その審査員は、難しい判断を下した。
品詞・構文:decisionは可算名詞で、a difficult decisionという名詞句の中心。made a decisionで「決定・判断をする」を表す。
理由:judgeは裁判官や審査員を指し得るが、文には判断の対象がない。decisionはその人が下した判断を表し、difficultは判断することの難しさを示す。
別解・条件・注意:裁判に関する判断だと分かる文脈では「難しい裁定を下した」「難しい判決を下した」も可能。ただしjudgeという語だけで判決と限定せず、審査や一般的な決定の可能性も残す。設問の「役割」はここでは語の意味と文法上の働きの両方を答えるものとする。
問21
The company will observe the new safety rules. → observe の意味は?
解答:(規則を)守る、遵守する。
英文の和訳:その会社は、新しい安全規則を遵守する。
品詞・構文:observeはwillに続く他動詞の原形。the new safety rulesが目的語。
理由:rulesを目的語に取るこの文では、規則に従う意味で読む。「規則を観察する」では通常の意味が合わない。
別解・条件・注意:「新しい安全規則を守る」も可。遵守するという将来の方針・予測を述べる文で、すでに遵守状況を検証したという意味ではない。規則の具体的内容は不明。
問22
The researchers observed a decline in participation. → observe の意味は?
解答:(変化を)観察して認める、気づく。
英文の和訳:研究者たちは、参加の減少を観察した。
品詞・構文:observedは他動詞の過去形。a decline in participationという名詞句が目的語。
理由:研究者が減少という変化を認めた文なので、規則を守る意味ではなく、観察・認識の意味になる。
別解・条件・注意:「参加の減少を確認した」「参加の減少に気づいた」も可。報告の文脈では「減少を認め、指摘した」と訳す余地があるが、単独文では発言や公表まで断定しない。参加者数・参加率・参加頻度のどれが減ったか、原因は何かは明示されていない。
問23
The board will consider the proposal. → consider の意味は?
解答:(提案を)検討する、考慮する。
英文の和訳:理事会は、その提案を検討する。
品詞・構文:considerはwillに続く他動詞の原形。the proposalが検討対象の目的語。
理由:提案について考え、評価するという組合せ。consider自体は採用・承認の決定を表さない。
別解・条件・注意:boardは組織によって「取締役会」「委員会」と訳してよい。considerを「採用する」とするには、採用が決まったという別の根拠が必要。検討の結論は書かれていない。
問24
The report must consider local conditions. → consider の意味は?
解答:(事情を)考慮に入れる。
英文の和訳:その報告書では、地域の事情を考慮に入れなければならない。
品詞・構文:considerは助動詞mustの後の原形。local conditionsが考慮すべき対象。
理由:報告書が地域事情を扱うとき、それを判断・分析に反映させる必要があるという意味。mustは必要性を示し、実施済みを示さない。
別解・条件・注意:「地域の状況を考慮する必要がある」も可。報告書を主語にして、その作成・分析で必要なことを述べている。地理、経済、文化など何の事情かは文中にないので指定しない。
問25
The company will support the new policy. → support の意味は?
解答:(政策を)支持する、支援する。
英文の和訳:その会社は、新しい政策を支持する。
品詞・構文:supportはwillに続く他動詞の原形。the new policyが目的語。
理由:policyを目的語にするため、政策への賛同や後押しの意味を読む。何をすることで支えるかは書かれていない。
別解・条件・注意:賛同の立場を表す文脈なら「支持する」、実施を助ける文脈なら「支援する」「後押しする」が適切。この一文だけで資金提供、職員派遣、全面的な賛同など具体的な形や程度を決めない。
問26
The wall provides support for the structure. → support の意味は?
解答:(構造物を支える)支え、支持。
英文の和訳:その壁は、構造物を支えている。
品詞・構文:supportは名詞で、providesの目的語。for the structureが支えの対象を示す。
理由:wallとstructureという物理的な対象の関係から、重さや力を受けて支える意味で読む。政策への賛同という意味ではない。
別解・条件・注意:「その壁は構造物の支えとなっている」も可。support自体はここでは名詞だが、日本語では「支えている」と動詞で訳すと自然。支持する方向や具体的な構造設計は不明。
問27
The report covers recent developments. → cover の意味は?
解答:(話題・範囲を)扱う、取り上げる。
英文の和訳:その報告書は、最近の動向を取り上げている。
品詞・構文:coversは他動詞の現在形。recent developmentsが扱う内容を表す目的語。
理由:reportとdevelopmentsの組合せから、報告書の取り扱う範囲・話題を示す意味と判断する。
別解・条件・注意:「最近の進展を扱っている」も文脈に合えば可。developmentsはここでは物事の動きや進展。「覆い隠す」とはしない。また、最近起きたことをすべて漏れなく扱うとは、coversだけでは断定できない。
問28
The insurance policy covers medical expenses. → cover の意味は?
解答:(費用を)補償の対象とする、保険で賄う。
英文の和訳:その保険契約では、医療費が補償の対象となっている。
品詞・構文:coversは他動詞の現在形。The insurance policyが主語、medical expensesが目的語。
理由:insurance policyが費用をcoverするので、保険がその費用を補償範囲に含める意味で読む。policyはこの文では政策ではなく保険契約・保険証券。
別解・条件・注意:「その保険は医療費をカバーする」も可。実際に支払われる条件、上限、免責・自己負担などは文にない。「すべての医療費が無条件で全額支払われる」とは訳さない。
問29
The results suggest a possible explanation. → suggest の意味は?
解答:(可能性を)示唆する、それを考える手がかりを与える。
英文の和訳:その結果は、考えられる一つの説明を示唆している。
品詞・構文:suggestは複数主語The resultsに対応する他動詞の現在形。a possible explanationが目的語。
理由:結果が、何かを説明する一つの可能性を考えさせるという意味。possibleが説明の確定していないことを示す。
別解・条件・注意:「その結果から、一つの説明の可能性が考えられる」も可。結果を根拠としているため、誰かが提案するという能動的な発言の意味をそのまま当てはめない。「その説明が正しいと証明する」では断定が強すぎる。説明内容はこの文にはない。
問30
The evidence does not suggest that the policy caused the change. → suggest の意味は?
解答:suggestは「示唆する」。does not suggestで「〜を示唆していない」。
英文の和訳:その証拠は、その政策がその変化を引き起こしたことを示唆していない。
品詞・構文:does not suggestは現在形の否定。that the policy caused the changeという節が示唆されていない内容を表す。
理由:否定はsuggestにかかる。政策が変化の原因だという読みを、この証拠が支えていないという文である。
別解・条件・注意:「その証拠からは、その政策が変化の原因だとは読み取れない」も可。これを「政策が変化を引き起こさなかったことが証明された」とは言い換えない。別の証拠の有無や、本当の原因も断定できない。問29と同じ示唆の語義を、否定とthat節を含む形で読む問題。
3段階で決める
- ① 品詞を見る:名詞・動詞・形容詞のどれか。
- ② 周辺語を見る:目的語・前置詞・定型表現を確認する。
- ③ 文脈を見る:文全体で自然な意味を考え、複数の読みが成り立つ場合は条件を示す。書かれていない事実を補って、一つの意味に決めつけない。
英検1級の短文語句空所補充は22問です。単語帳の日本語訳を増やすだけでなく、「どの意味で、どの形で、どんな語と一緒に使うか」まで覚えると、実戦での判断速度が上がります。
参考にした主な公式情報
- 公益財団法人 日本英語検定協会「1級の試験内容」
- 公益財団法人 日本英語検定協会「1級の過去問・試験内容」

