「千葉県の私立高校で聞く“事前相談”とは何ですか?」
「保護者が高校へ個別相談に行くのとは違う?」
「事前相談を通れば合格は確実ですか?」
「内申が足りなければ一般のフリー受験はできますか?」
千葉県私立高校の受験では、「推薦」「併願」「事前相談」「入試相談」「フリー受験」といった言葉が同時に出てくるため、初めて高校受験を経験する保護者様には分かりにくい制度です。
結論から言うと、事前相談・入試相談とは、主に出願前の12月ごろに、中学校と私立高校が受験生の内申・欠席・推薦条件などを確認する手続きです。
ただし、千葉県内の私立高校すべてが同じ方式を採用しているわけではありません。
2027年度では、千葉英和高等学校は中学校の先生が評定・欠席資料を提出する「事前相談」を実施し、事前相談なしのフリー受験も認めています。東葉高等学校では単願推薦について12月の入試相談が必要で、5科21以上などの推薦基準を公開しています。一方、市川高等学校は「試験区分に関係なく事前入試相談会は行っていない」と明示しています。
つまり、「千葉の私立=全校が事前相談必須」ではありません。
この記事では、2027年度の学校公式情報をもとに、千葉県私立高校の事前相談・推薦・併願・フリー受験の違いと、保護者様が中3秋から何をすべきかを整理します。
※2026年10月6日時点の公式情報を基準としています。学校ごとに制度が異なるため、実際の受験時には最新の募集要項と在籍中学校の進路指導をご確認ください。
2027年度の公式募集要項で確認できる違い:千葉英和高等学校は、中学校教員による事前相談を実施する一方、事前相談なしのフリー受験も可能と案内しています(事前相談は合格を100%保証する制度ではありません)。東葉高等学校では単願推薦のほか一般併願を実施しますが、併願推薦は実施しません。市川高等学校は試験区分を問わず事前入試相談会を行っていません。さらに千葉経済大学附属高等学校の2027年度併願推薦は、公立高校学力検査を受け、本校を私立第一志望とすることが条件です。制度名を混同せず、出願区分まで照合してください。千葉英和公式Q&A/東葉公式/市川公式/千葉経済大学附属公式。
私立中高一貫校の中学生向け:内部進学せず別の高校を受験する場合、事前相談を実施する高校でも在籍中学校の種類・入試方式・調査書の発行と提出手順を確認する必要があります。中学校の先生を通した資料提出が求められる入試では、保護者だけの個別相談で手続きを代替できないことがあります。志望校を絞ったら早めに在籍校の進路担当者へ相談してください。

解説:慶英会 塾長(慶應義塾大学卒・英検1級)。2027年度の各校募集要項と一般的な受験準備を区別して解説します。塾長プロフィール・指導方針
結論|千葉県私立高校は「誰と誰が相談するのか」を理解する
最初に用語を整理します。
学校説明会・個別相談
受験生・保護者様が高校へ行き、
- 学校生活
- コース
- 入試
- 内申
- 通学
- 特待制度
などについて相談する場です。
事前相談・入試相談
一般的には、
在籍中学校と私立高校
との間で行う受験上の確認です。
中学校から、
- 評定
- 欠席
- 推薦区分
- 志望コース
などの情報を高校へ提出し、学校の基準を満たしているか確認します。
推薦入試
高校が定める内申・出席・人物等の基準を満たし、中学校長の推薦などを受けて出願する方式です。
フリー受験
推薦基準や事前相談による優遇を利用せず、入試当日の得点などを中心に合否判定を受ける一般受験です。
この4つは同じものではありません。
「個別相談」と「事前相談」は違う
ここは特に重要です。
保護者様が高校の説明会で、
「この内申なら受けられますか?」
と先生へ質問することがあります。
これは通常、
個別相談
です。
一方、千葉英和高等学校が公式に説明する「事前相談」は、
12月15日以降、出願前に中学校の先生が高校を訪問し、評定値・欠席日数などの資料を提出して、その受験生が学校の基準を満たすか判断するもの
です。
つまり、
保護者様と高校
=個別相談
中学校と高校
=事前相談・入試相談
という違いがあります。
学校によって名称や方法は異なりますが、この区別を知っておくと千葉県の私立入試を理解しやすくなります。
千葉英和高等学校|事前相談の仕組みを公式Q&Aで明確化
千葉英和高等学校は、事前相談について非常に具体的に説明しています。
2027年度入試では、
- 普通科320名
- 英語科40名
を募集します。
普通科には、
- 総進文理
- 特進文理
- 特進選抜
があります。
事前相談は中学校の先生が行う
千葉英和高校の公式Q&Aでは、事前相談について、
出願前に中学校の先生が高校を訪問し、
- 評定値
- 欠席日数等
の資料を提出し、高校の基準を満たしているかを事前に判断するものと説明しています。
保護者様が個人的に高校へ行って成立させる制度ではありません。
まず在籍中学校の担任・進路担当へ、
「千葉英和を併願したい」
「事前相談をお願いしたい」
と伝える必要があります。
千葉英和の事前相談は推薦ではない
これも重要です。
千葉英和高校は公式に、
事前相談は推薦ではないため推薦書は不要
と説明しています。
千葉県私立高校について、
「事前相談=推薦入試」
と理解してしまうと制度を誤解します。
千葉英和の場合は、事前相談によって基準を満たしているか確認する一方、出願区分は、
- 第一志望受験
- 併願志望受験
となっています。
第一志望は、合格した場合に必ず入学する受験。
併願志望は、他校を第一志望として千葉英和を第二志望以下で受験する方式です。
千葉英和の事前相談は「100%合格保証」ではない
公式Q&Aでは、
事前相談は100%の合格を保証するものではない
と明記されています。
ただし、
- 試験当日の得点が著しく低い
- 個人面接で問題行動等がある
といったケースを除けば、安心して受験できるものと説明しています。
この表現は非常に重要です。
事前相談を経たからといって、
「正式な合格通知を入試前にもらった」
という意味ではありません。
実際の入試を受験し、正式な合否判定を受ける必要があります。
千葉英和は事前相談なしでも受験できる
では、事前相談の基準へ届かなかったら受験できないのでしょうか。
千葉英和高校では、
事前相談なしでもフリー受験が可能
です。
公式Q&Aでは、フリー受験について、
- 評定値を問わず出願可能
- 試験当日の結果で合否決定
と明記しています。
つまり、
内申が基準不足
↓
千葉英和を受験できない
ではありません。
正確には、
内申が事前相談基準に届かない
↓
事前相談による扱いは利用できない可能性
↓
フリー受験という別ルートがある
ということです。
千葉英和はどの時期の内申を見る?
公式Q&Aによると、中3の成績を利用します。
3学期制なら、
- 中3・1学期
- 中3・2学期
の良い方。
2学期制なら、
- 前期
- 後期途中
の良い方です。
たとえば、
1学期は基準不足
2学期に評定アップ
という場合でも、2学期の成績が基準をクリアすれば問題ありません。
ただし、
「1学期の英語4と2学期の数学4を組み合わせる」
といった混合はできません。
一つの学期の成績として判断します。
千葉英和には資格・活動等の加点もある
千葉英和高校では、普通科の一部コースについて、
- 3年間皆勤
- 3年間精勤
- 英検等の資格
- 部長等の役職
などにより、評定基準へ加点できる仕組みがあります。
公式Q&Aでは、
- +2
- または+1
の加点があると説明しています。
ただし、複数の項目を無制限に足せるわけではありません。
また特進選抜コースにはこの加点ポイントはありません。
英語科は、
英検準2級以上
が優遇対象です。
つまり、「内申が1点足りない」ときに資格が意味を持つケースがあります。
東葉高等学校|単願推薦には12月の入試相談が必要
東葉高等学校は2027年度入試について、推薦基準を具体的に公開しています。
前期1回目入試では、
- 単願推薦
- 一般単願
- 一般併願
があります。
前期2回目は、
- 一般単願
- 一般併願
です。
単願推薦は5科21以上
2027年度の単願推薦基準では、
国語・社会・数学・理科・英語の5科評定合計21以上
が必要です。
さらに、
- 学習意欲・生活面に問題がない
- 3年間の欠席30日以内
- 遅刻・早退も少ない
- 基準を満たす学期の全成績に1・2がない
ことなどが条件です。
検定による加点・優遇はありません。
東葉は「5科21」だけでは推薦確定ではない
重要なのは、東葉高校の公式案内に、
12月に中学校の先生と高校教員で入試相談を実施した上で推薦が決まる
と明記されていることです。
つまり、
5科21
↓
自動的に単願推薦
ではありません。
推薦を希望する場合は、
- 基準を確認
- 中学校の先生へ相談
- 12月の入試相談
- 推薦として出願
という流れになります。
保護者様が募集要項だけを見て直接「推薦で出願します」と決める制度ではありません。
東葉は併願推薦を実施しない
2027年度の東葉高校は、
併願推薦を実施しません。
ここも千葉県私立高校の制度を理解する上で重要です。
「単願推薦がある高校なら、併願推薦も当然ある」
とは限りません。
東葉高校では一般併願があります。
さらに前期1回目の一般併願について、
中3の5科評定合計22以上
なら、合否判定時に得点上の優遇を受けられる仕組みがあります。
つまり、
推薦ではない
↓
しかし内申による入試上の優遇はある
という方式です。
東葉の一般併願は「推薦」と「優遇」を分けて考える
この制度は東京都の「併願優遇」という言葉に慣れている保護者様には分かりにくいかもしれません。
東葉高校では、
単願
推薦あり。
併願
併願推薦なし。
ただし一般併願で一定の内申があれば得点上の優遇あり。
という仕組みです。
したがって、
「推薦かどうか」
と
「入試で優遇を受けるか」
を別々に確認することが重要です。
東葉は入試当日の最低水準にも注意
単願推薦でも、
前期1回目入試の3教科合計が110点以下の場合、合否について審議対象
となります。
推薦基準を満たしたからといって、試験当日は何点でもよいわけではありません。
この点からも、
推薦基準を満たす
=
学力試験対策終了
ではないことが分かります。
千葉経済大学附属高等学校|単願推薦と併願推薦の両方がある
千葉経済大学附属高等学校の2027年度前期選抜には、
A
単願推薦
B
併願推薦
があります。
募集学科は、
- 普通科
- 商業科
- 情報処理科
です。
併願推薦には独自の条件がある
2027年度募集要項では、推薦受験について、
- 学校所定の推薦基準に適合
- 3年間の欠席が原則30日以内
- 教育課程を履修可能
などが条件です。
さらに併願推薦では、
公立高校学力検査の受検者であり、千葉経済大学附属高校が私立第一志望であること
とされています。
これはかなり重要です。
「併願推薦だから、第一志望はどんな私立高校でもよい」
という意味ではありません。
学校ごとに併願条件を確認する必要があります。
千葉経済大学附属の推薦入試は作文+面接
2027年度前期選抜の推薦試験は、
- 作文
- 面接
です。
一般的な国語・数学・英語3科試験ではありません。
推薦基準を満たしている受験生に対し、人物面なども含めて選考する方式です。
一方、後期選抜では、
- 国語
- 英語
- 数学
- 面接
となります。
同じ高校でも推薦入試と一般入試では試験内容が大きく異なります。
市川高等学校|事前入試相談を行わない学校もある
「千葉県の私立高校は、全校で中学校との事前相談をする」
という理解は正しくありません。
市川高等学校は2027年度高校募集要項のページで、
試験区分に関係なく、本校では事前入試相談会は行っていません
と明記しています。
つまり市川高校では、
「中学校と高校が12月に相談して基準を確認してから受験する」
というタイプではありません。
正式な出願資格を満たし、入試を受験して合否判定を受けます。
この例からも、千葉県私立高校を一つの制度としてまとめすぎないことが重要です。
千葉県私立高校には大きく3タイプある
学校ごとに細かな違いがありますが、受験生目線では大きく3タイプに整理すると理解しやすくなります。
タイプ1|事前相談・入試相談を利用する
例として、
- 千葉英和高校
- 東葉高校
などがあります。
中学校を通じて内申・欠席等を確認します。
タイプ2|推薦基準を満たして推薦出願する
千葉経済大学附属高校など、単願推薦・併願推薦を設ける学校があります。
中学校長の推薦書等が必要です。
タイプ3|事前相談なしで学力試験中心
市川高校のように、事前入試相談を行わない学校もあります。
同じ千葉県私立でも受験までの流れが大きく異なります。
「事前相談」と「推薦」は同じではない
千葉英和高校が非常に分かりやすい例です。
同校の事前相談は、
推薦ではありません。
そのため推薦書も不要です。
一方、東葉高校の単願推薦では、
- 推薦基準
- 中学校との入試相談
- 中学校長推薦
が関係します。
つまり、
事前相談あり
=推薦
ではありません。
また、
推薦あり
=併願にも推薦あり
でもありません。
制度名称を一つずつ確認する必要があります。
「事前相談」と「確約」も同じではない
インターネット上では、
「千葉県私立の確約」
「事前相談で確約」
という表現を見かけることがあります。
しかし、学校公式情報を確認すると、「確約」という言葉ではなく、
- 事前相談
- 入試相談
- 推薦
- 優遇
- フリー受験
といった具体的な制度名で説明されています。
千葉英和高校も、
100%の合格を保証するものではない
と明記しています。
したがって、
「確約を取れば絶対合格」
という理解は避け、学校が公式に説明している条件を確認してください。
事前相談は保護者様が高校へ申し込むの?
基本的に、中学校を通した手続きの場合は違います。
たとえば千葉英和高校の事前相談は、
中学校の先生が高校を訪問
します。
東葉高校の単願推薦についても、
中学校の先生と高校教員が入試相談
を実施します。
そのため保護者様がやるべきなのは、
高校へ直接、
「うちの子を事前相談してください」
と申し込むことではなく、
まず中学校の担任・進路担当へ志望を伝えること
です。
個別相談会には行かなくていい?
事前相談とは別に、学校説明会・個別相談会へ参加する価値はあります。
保護者様の個別相談では、
- 現在の内申でどのコースを検討できるか
- どの学期の成績を使うか
- 英検加点があるか
- 欠席条件
- 単願・併願
- 特待制度
- 入学手続延納
などを確認できます。
そのうえで中学校の先生へ正式に志望を伝えると、進路面談も進めやすくなります。
内申はいつの成績を使う?
学校によります。
千葉英和高校は、中3について、
3学期制なら、
1学期または2学期の良い方。
2学期制なら、
前期または後期途中の良い方。
としています。
東葉高校も2027年度推薦について、
- 中3・1学期
- 中3・2学期
- 前期
- 後期の12月段階
のうち基準を満たす良い方を利用します。
つまり中3・1学期で基準に届かなくても、2学期の努力によって状況を変えられる高校があります。
中3・1学期で内申が1足りない場合は?
すぐに諦める必要はありません。
まず次を確認してください。
1.2学期評定を使えるか
学校によっては良い方を利用できます。
2.資格加点があるか
千葉英和高校の一部コースのように、英検等の資格で加点できる場合があります。
3.別コースなら基準を満たすか
上位コースの基準は届かなくても、別コースなら相談対象になる場合があります。
4.フリー受験があるか
事前相談の基準を満たさなくても、一般受験できる学校があります。
英検は事前相談で使える?
学校によります。
千葉英和高校では、普通科の一部コースで英検等の資格が評定基準の加点対象になります。
英語科では、
英検準2級以上
が優遇対象です。
一方、東葉高校の2027年度単願推薦では、
検定等による加点・優遇なし
と明記しています。
つまり、
「英検準2級があれば千葉県私立高校ではどこでも内申+1」
という共通制度ではありません。
必ず学校ごとに確認してください。
欠席日数も事前相談・推薦に影響する
私立高校では内申だけでなく、出席状況も条件になることがあります。
東葉高校
単願推薦では、
中学校3年間の欠席30日以内
が基準です。
千葉経済大学附属高校
推薦では、
3年間の欠席日数が原則30日以内
です。
千葉英和高校
事前相談では欠席日数も資料として確認します。
ただし、感染症等で中学校が出席すべき日数として数えていない休みは含まないと説明しています。
欠席が多い場合は、自己判断せず中学校と高校へ相談してください。
私立高校の第一志望・併願条件にも注意
「併願」という言葉も高校ごとに意味が少し異なります。
千葉英和高校では、
他校を第一志望として、千葉英和を第二志望以下にする者
が併願志望です。
一方、千葉経済大学附属高校の併願推薦は、
- 公立高校を受検
- 千葉経済大学附属高校が私立第一志望
という条件です。
つまり、
第一志望が公立なのか
第一志望が別の私立なのか
によって利用できる制度が変わる場合があります。
公立高校と併願するときは入学手続期限を見る
私立高校に合格しても、公立高校の結果が出る前に入学金を全額支払わなければならないと困ります。
そのため、併願受験では、
延納制度
も必ず確認してください。
東葉高校の2027年度入試では、併願合格者は入学一時金を納入した上で、残額の納入を3月3日まで待てる制度があります。
千葉経済大学附属高校も、併願推薦合格者について一部納入後、残額を3月3日まで延納できる仕組みを設けています。
千葉県外の公立高校を受験する場合は、発表日が間に合わないケースもあるため個別確認が必要です。
フリー受験のメリット
事前相談・推薦基準に届かない場合でも、フリー受験には意味があります。
内申条件から自由になる
千葉英和高校では評定値を問わずフリー受験できます。
中3後半の学力向上を生かせる
通知表が確定した後も、入試当日まで学力は伸ばせます。
内申ではなく当日得点で勝負できます。
志望校の選択肢を残せる
「推薦基準に届かないから完全に受験不可」という状態を避けられます。
フリー受験の注意点
当然ながら、推薦・事前相談による扱いがない分、
当日の試験結果が重要
になります。
千葉英和高校もフリー受験について、試験当日の結果で合否が決まるとしています。
そのため、
「内申が足りなかったから、とりあえずフリーで受ける」
だけでは不十分です。
過去問を解き、
- 英語
- 数学
- 国語
- 学校によって理科・社会
で合格水準へ到達する必要があります。
中3秋の私立受験|何月に何をする?
9月
候補校を広げます。
- 学校説明会
- 文化祭
- 私学フェア
- 個別相談
へ参加します。
10月
各校の最新基準が具体化します。
内申・英検・欠席状況を確認し、
- 推薦
- 事前相談利用
- 一般併願
- フリー
のどれを狙うか整理します。
11月
三者面談で私立併願校を具体化します。
高校から聞いた条件を、中学校の先生にも共有します。
12月
中学校と私立高校の事前相談・入試相談が行われる学校があります。
この段階で出願区分がほぼ確定します。
1月
千葉県私立高校の前期入試が本格化します。
多くの学校が1月中旬以降に試験を実施します。
中学校の先生にはいつ相談すべき?
遅くとも中3秋には相談してください。
特に事前相談・推薦を利用する場合、12月直前に突然、
「この高校で事前相談してください」
と伝えるのは避けた方がよいでしょう。
中学校側も、
- 成績
- 出席
- 志望順位
- 推薦条件
- 受験校全体
を確認した上で進路指導を行います。
学校説明会や個別相談へ行ったら、その内容を担任へ伝えておくとスムーズです。
中1・中2から準備できること
千葉県私立高校の推薦・事前相談を考えるなら、中3だけの対策ではありません。
定期テストで評定を確保する
私立高校の相談基準では中3評定を使う学校が多いため、中1・中2で学習習慣を作っておくことが重要です。
英検を早めに取得する
学校によって英検が加点材料になります。
中3秋に「あと1点」を補える可能性があります。
欠席を把握する
欠席日数を条件にする高校があります。
英語・数学を積み残さない
推薦でも入試当日の学力試験を実施する学校があります。
推薦基準だけを満たしても、学力不足では安心できません。
よくある質問
千葉県私立高校の事前相談とは何ですか?
出願前に、中学校と私立高校が受験生の評定・欠席等の資料を確認し、学校の基準を満たしているか相談する仕組みです。
学校によって名称・方法は異なります。
個別相談と事前相談は同じですか?
一般には違います。
個別相談は受験生・保護者様と高校、事前相談・入試相談は中学校と高校との手続きを指す場合が多いです。
事前相談を通れば100%合格ですか?
100%の合格保証とは限りません。
千葉英和高校も公式に100%の合格を保証するものではないと説明しています。
事前相談なしでも受験できますか?
学校によります。
千葉英和高校は事前相談なしのフリー受験が可能です。
市川高校はそもそも事前入試相談を実施していません。
東葉高校の2027年度推薦基準は?
単願推薦は5科21以上です。
さらに3年間の欠席30日以内、基準を満たす学期の全成績に1・2がないことなどが条件です。
東葉高校に併願推薦はありますか?
2027年度は併願推薦を実施しません。
ただし前期1回目の一般併願で、中3の5科評定22以上なら合否判定時の得点上の優遇があります。
英検があれば推薦基準へ加点できますか?
学校によります。
千葉英和では一部コースで資格加点がありますが、東葉高校の単願推薦では検定等による加点・優遇はありません。
内申が足りなければ私立高校を受けられませんか?
必ずしもそうではありません。
フリー受験・一般受験を設ける学校があります。
中3の1学期が悪かったらもう無理ですか?
学校によります。
千葉英和や東葉のように、1学期と2学期等の良い方の成績を利用できる学校があります。
事前相談は保護者が高校へ申し込むのですか?
中学校と高校との相談である場合は、基本的に中学校を通します。
まず担任・進路担当へ志望を伝えてください。
まとめ|千葉県私立入試は「推薦か一般か」だけでなく事前相談の有無まで確認する
千葉県私立高校入試は、学校ごとの差が非常に大きい制度です。
2027年度の公式情報を見ると、
千葉英和高等学校
中学校と高校による事前相談あり。
推薦ではなく、推薦書は不要。
事前相談なしのフリー受験も可能。
東葉高等学校
単願推薦は5科21以上などの基準があり、12月の入試相談を経て推薦が決まる。
併願推薦は実施しない。
一般併願では5科22以上の場合に得点上の優遇あり。
千葉経済大学附属高等学校
単願推薦・併願推薦を実施。
3年間の欠席が原則30日以内などの条件がある。
市川高等学校
試験区分にかかわらず事前入試相談を実施しない。
という違いがあります。
したがって保護者様は、私立高校を選ぶときに、
- 事前相談・入試相談があるか
- 推薦なのか一般受験なのか
- 単願・併願の条件
- どの時期の内申を見るか
- 英検等の加点があるか
- 欠席条件があるか
- フリー受験が可能か
- 入試当日の最低水準があるか
- 公立発表まで入学手続きを延納できるか
まで確認してください。
特に中3秋は、「内申が足りない」と分かった時点で終わりではありません。
2学期の評定を上げる、英検等の資格を利用する、別コースを検討する、一般・フリー入試へ切り替えるなど、複数の選択肢があります。
英語の評定をあと1上げるだけで事前相談基準へ届く場合もあります。
慶英会では、中学生を対象に、学校英語・定期テスト・英検・高校受験をオンライン個別指導でサポートしています。
「私立高校の相談基準へ向けて英語の評定を上げたい」「英検を高校入試へつなげたい」「推薦だけでなく一般入試にも備えたい」という場合も、現在の成績と志望校に合わせて学習内容を調整できます。
最大1か月の完全無料体験も実施しています。
関連記事:併願優遇と入試相談の仕組み/推薦・併願優遇で使う内申の確定時期/私立中高一貫校から外部高校受験する際の注意点。内申・英検・志望校選定は慶英会の無料体験・学習相談でも整理できます。
参考にした主な公式情報
- 千葉県「令和9年度千葉県私立小・中・中等教育・高等学校生徒募集要項について」
- 千葉県「私立学校生徒募集要項」
- 千葉英和高等学校「2027年度 募集要項」
- 千葉英和高等学校「よくある質問・事前相談」
- 東葉高等学校「2027年度 募集要項・入試制度」
- 東葉高等学校「2027年度 募集要項・抜粋」
- 千葉経済大学附属高等学校「2027年度 募集要項」
- 市川中学校・高等学校「2027年度 高校生徒募集要項」
- 千葉敬愛高等学校「2027年度 入試相談関連様式」
情報確認日:2026年10月6日
※事前相談・入試相談・推薦基準・評定基準・資格加点・欠席条件・フリー受験の有無・入学手続期限は、学校・コース・年度によって異なります。インターネット上の過年度情報や「確約」という俗称だけで判断せず、2027年度の学校公式募集要項と在籍中学校の進路指導で最終確認してください。
