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青山学院中等部の英語読書|人物の思い込みを事実にしない再話8課題|慶應卒・英検1級塾長の慶英会

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慶英会 塾長|慶應義塾大学卒・英検1級
中高一貫校の学校英語・NEW TREASURE・英検対策を専門とするオンライン個別指導塾です。塾長紹介

最大1か月完全無料体験・学習相談(Web)|公式LINEで相談|料金・無料体験の条件

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青山学院中等部の英語読書で、文の意味は追えても「なぜこの人物はそんなことを言ったのか」がつながらないときは、読者が知っていることを、登場人物も知っていることにしていないかを確かめてみてください。語り手が教えてくれた事実と、人物がその時点で信じていることは違う場合があります。

このページでは独自短編を二つの場面に分け、本人の考えを残したまま再話を直す8課題に取り組みます。全文和訳、場面ごとの確認、誤った再話と修正例、全解説・別解を掲載します。人物の気持ちを当てる診断や、学校指定作品の解答ではありません。

学校の読書活動と、本記事で練習すること

青山学院中等部公式「英語の主体的な学びを促す取り組み」では、各自のタブレットからOxford Reading Clubを利用し、一冊を5ステップで読む授業を紹介しています。2026年11月3日に当該箇所を確認しました。

ここから先の短編・8課題・再話の方法は慶英会の独自家庭教材です。Oxford Reading Clubの収録作品、SEED BOOKS、学校の実際の試験を転載・再現したものではありません。特定の学年でこの形式が課される、特定の読書レベルに一致する、という保証もしていません。中1・中2で使う場合も学校指定の本・課題と既習表現を優先します。

読書の進め方全体は5ステップ別の確認ガイド、出来事の前後関係は書かれた順と出来事の順を分ける8課題で扱います。本記事は「同じ時点でも人によって持つ情報が違う」点に絞ります。

最初に分ける二つの文

The scarf was on the bus. は「マフラーはバスの中にあった」という説明です。一方、Sara thought the scarf was on the bus. は「Saraはマフラーがバスの中にあると思った」という、Saraの考えについての説明です。後者だけでは、本当にバスの中にあるとは決まりません。

thoughtを見つけたら、その中身を消すのでも、そのまま事実にするのでもなく、「誰が、何を考えたか」の形で残します。ただし、thoughtがある文の内容がいつも間違いという意味ではありません。実際に正しかったかどうかは、ほかの文と照合します。

独自短編|The Yellow Scarf

人物・場所・出来事はすべて架空です。青山学院の生徒の体験ではありません。文番号は家庭学習で根拠を示すためのものです。まず場面Aでいったん止まり、読者が知ることとSaraの考えを分けてください。

場面A|椅子を見たところまで

1. Sara put her yellow scarf on a chair in a small room.

2. Then she went to get some water.

3. While she was away, Leo moved the scarf to a hook beside the door because he needed the chair.

4. When Sara returned, she saw the empty chair.

5. She did not remember putting her scarf on it.

6. “My scarf is still on the bus,” she thought.

場面Aの全文和訳

1. Saraは小さな部屋の椅子に、自分の黄色いマフラーを置きました。

2. それから、水を取りに行きました。

3. 彼女がいない間、Leoはその椅子が必要だったので、マフラーを扉のそばのフックへ移しました。

4. Saraは戻って来ると、何も置かれていない椅子を見ました。

5. 彼女はそこにマフラーを置いたことを覚えていませんでした。

6. 「私のマフラーはまだバスの中だ」と彼女は思いました。

場面Aで止めて確認する

読者が本文から確認できること:最初は椅子にあり、Leoがフックへ移しました。文3が根拠です。
Saraが文6で考えていること:まだバスの中にあるということです。文6が根拠です。
情報がずれた背景:Saraは移動のとき不在で、椅子に置いたことも覚えていません。文2〜5が根拠です。

読者は文3を読めますが、それだけでSaraが移動を見たことにはなりません。反対に、Saraがそう思ったという文6も、マフラーの実際の場所をバスへ変えるものではありません。実際の場所と人物の考えの両方を保持します。

場面B|場所を知らされた後

7. Leo came back into the room, and Sara asked him about her scarf.

8. He pointed to the hook and said, “I put it there.”

9. Sara saw her scarf and said, “Oh, it is here!”

場面Bの全文和訳

7. Leoが部屋へ戻って来て、Saraは彼に自分のマフラーについて尋ねました。

8. 彼はフックを指さし、「ぼくがそこに置いたんだ」と言いました。

9. Saraは自分のマフラーを見て、「ああ、ここにあったんだ!」と言いました。

文8ではLeoが場所を指し示し、自分が移したことを伝えます。文9ではSaraがマフラーを見て、ここにあると発言しています。場面Aの考えを物語の最後まで変わらないものとして扱わず、ここで説明を更新します。

再話の失敗例と修正例

失敗例:Sara left her scarf on the bus. Leo brought it back to the room. Sara found it.
全文和訳:Saraはマフラーをバスに置き忘れました。Leoが部屋へ持ち帰りました。Saraはそれを見つけました。

この再話はSaraの考えを事実に変えたうえ、Leoがバスへ取りに行ったという出来事まで足しています。本文の移動は「椅子→フック」であり、「バス→部屋」ではありません。

修正例:Leo moved Sara’s scarf from the chair to a hook. Sara thought it was still on the bus. Leo showed her where it was. Then she saw it on the hook.
全文和訳:LeoはSaraのマフラーを椅子からフックへ移しました。Saraはそれがまだバスの中にあると思っていました。Leoは彼女に、それがどこにあるかを示しました。それから彼女はフックにあるマフラーを見ました。

修正例では、実際の移動、Saraの考え、情報が伝わった場面を分けています。「場所を間違えた」という結末だけでなく、そのとき本人にはどう見えていたかも失っていません。

理由を説明するときの境界

本文に理由が書かれている例:Leoがマフラーを移した理由は、その椅子が必要だったからです(文3)。
本文に書かれていない例:なぜその椅子が必要だったか、Saraがどの程度不安だったか、Leoが謝ったかは書かれていません。

椅子に座りたかった、別の場所で使いたかった、という理由は想像できますが、この本文ではどちらか一つを正解にはできません。可能性を挙げる問題と、本文の事実を答える問題を分けます。またSaraの発言から「安心したのかもしれない」と考える余地はあっても、「大喜びしてLeoに感謝した」という行動まで実際に起きたことにはしません。

独自8課題|人物の考えを残して再話を直す

問1

文6の時点で、マフラーの実際の場所とSaraが考えている場所をそれぞれ答え、根拠の文番号も示してください。

問2

「読者は文3で移動を知った。だからSaraも文3の時点で知った」という説明は正しいですか。本文のどこを見直しますか。

問3

次の誤った再話を、Saraの考えについての一文に直してください。The scarf was still on the bus.(マフラーはまだバスの中にありました)。

問4

失敗例のLeo brought it back to the room.に対応する出来事は本文にありますか。Leoが実際にした移動を英語で書いてください。

問5

場面Bを読んだ後も、「Saraはマフラーがバスにあると考えている」で再話を終えてよいですか。情報が変わった根拠を挙げてください。

問6

Leoが椅子を必要とした理由は、①座るため、②別の場所で使うため、③本文から一つに決められない、のどれですか。マフラーを移した理由との違いを説明してください。

問7

次の英文は本文どおりですか。Sara thanked Leo and apologized for leaving her scarf on the bus.(SaraはLeoにお礼を言い、バスにマフラーを置き忘れたことを謝りました)。本文で確認できる最後の行動・発言に合わせて、短く直してください。

問8

別の独自場面です。The card was in Yui’s bag. Yui thought it was in her desk. Then she opened her bag and found it. この三文を、実際の場所とYuiの考えを混同しない英語二文にまとめてください。

問8の全文和訳:カードはYuiのかばんの中にありました。Yuiはそれが自分の机の中にあると思っていました。それから彼女はかばんを開け、それを見つけました。

8課題の全解答・解説

問1の解答

実際は扉のそばのフック(文3)、Saraの考えではバスの中(文6)です。物語は途中で別の移動を示していません。文6の引用はSaraの内心で、語り手が場所を訂正した文ではありません。

問2の解答

正しくありません。文2〜3ではSaraは水を取りに行って不在、文5では椅子へ置いたことを覚えていないと明示されています。読者に与えられた情報が登場人物へも届くとは限りません。文6は、少なくともその時点でSaraがマフラーはフックにあるとは認識していないことを示します。

問3の解答

例:Sara thought the scarf was still on the bus.(Saraはマフラーがまだバスの中にあると思いました)。Sara thought it was still on the bus.も、itがマフラーと分かる文脈なら可です。単にthoughtを削ると本人の考えを事実に変えてしまいます。

問4の解答

ありません。Leo moved the scarf from the chair to a hook beside the door.(Leoはマフラーを椅子から扉のそばのフックへ移しました)。Leo put the scarf on a hook because he needed the chair.(Leoは椅子が必要だったので、マフラーをフックに掛けました)も本文に合います。Leoがバスに行ったことも、部屋の外から持ち帰ったことも書かれていません。

問5の解答

そのまま終えると、最後の変化を伝えられません。文8で場所を示され、文9で実物を見て「ここにある」と発言しています。例えばThen Leo showed her the scarf on the hook.(その後、Leoはフックのマフラーを彼女に示しました)と、その後の発見まで加えます。場面Aだけを説明する問いなら、その時点の考えを答えて構いません。

問6の解答

③です。「椅子が必要だったので移した」は文3で確認できますが、「椅子を何に使うために必要だったか」は未記載です。①②は想像可能な理由であり、本文で確定した理由ではありません。「分からない」場合に一つを作って埋めないことも読解の一部です。

問7の解答

本文どおりではありません。お礼と謝罪は書かれておらず、バスへの置き忘れも事実ではありません。例:Sara saw her scarf and said, “Oh, it is here!”(Saraは自分のマフラーを見て、「ああ、ここにあったんだ!」と言いました)。Sara found her scarf on the hook.(Saraはフックで自分のマフラーを見つけました)という短い再話も可です。

問8の解答

例:Yui thought the card was in her desk, but it was in her bag. She opened her bag and found it.
訳:Yuiはカードが机の中にあると思っていましたが、実際はかばんの中でした。彼女はかばんを開け、それを見つけました。
別解:The card was in Yui’s bag, but she thought it was in her desk. Then she found it in her bag.
訳:カードはYuiのかばんの中にありましたが、彼女は机の中にあると思っていました。それから彼女はかばんの中でそれを見つけました。
二文で場所と考えの違い、最後の発見を保てば、他の自然な表現も認めます。誰かが机からかばんへ移したという出来事は付け足せません。

保護者様の確認は「本人はどこで知った?」から

再話を聞いて不自然な行動があっても、すぐに「この子は不注意だから」と人物の性格を決めず、「読者には分かるけれど、その人はどの文で知った?」「考えていたことと、実際の出来事は同じ?」と本文へ戻します。今回は不在と記憶が明示されていますが、別の作品では原因が書かれていないこともあります。

不安・驚き・安心などの気持ちを考える場合は、「どの言葉や行動からそう考えたか」を添え、本文の事実と読み手の解釈を分けます。保護者様が想像した気持ち一つを正解として押し付ける必要はありません。

学習順|一場面で止まり、情報が届いたら更新する

初回は場面Aだけを読み、問1〜3を説明します。次に場面Bを読み、再話に何を加える必要があるかを問5で確認します。翌日は問8へ進み、初めての人物でもthoughtを落とさず二文で話す・書く練習をしてください。読む速さや正解数だけで、学校の読解力全体を診断することはできません。

既習語で説明できない場合は日本語で「実際/本人の考え/その後」を短く書いてから英語にします。全文を丸暗記して再現する必要はありません。学校の指定作品本文や他人の答案を外部へ公開する必要もありません。

次に使える無料教材と相談

読書手順が曖昧ならOxford Reading Clubの5ステップ確認、前後関係の整理は出来事順の再話8課題、話す・書く再話全般は5ステップ後の再話36問へ進めます。今回の短編と8課題・全解答は本文だけで無料完結します。専用PDFや実音声は提供していません。

本教材は学校・Oxford Reading Clubとの公認・提携教材ではありません。本人が読んだ内容を説明する際の英語学習支援であり、学校指定課題の代筆や点数・合格、無制限の個別添削を約束するものではありません。

単語の意味は分かっても文をつないで説明しにくい場合は、慶應義塾大学卒・英検1級塾長の慶英会へ公式LINEで学習相談ができます。学年と、語句・人物・順序・理由のどこで説明が止まるかをお知らせください。料金・無料体験の条件もご確認ください。

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慶英会 塾長|慶應義塾大学卒・英検1級。中高一貫校の学校英語・NEW TREASURE・英検対策を専門としています。塾長の経歴・指導方針を確認する