中学生が塾に行きたくないと言ったら?辞める・転塾・個別指導・オンラインへ切り替える判断基準|慶應卒・英検1級塾長が解説

塾長プロフィール

慶英会 塾長
慶英グループ CEO

一般選抜にて慶應義塾大学合格(英語入試正答率97%)
成績優秀者(慶應義塾維持会奨学生)として
慶應義塾大学を卒業(2023年)

一般財団法人 慶應連合三田会
慶應義塾横浜三田会 会員

高校在学中に英検1級取得
公益財団法人 日本英語検定協会「成績優秀者」に選出
中高主要科目で「オール5」(最高評価・高校偏差値70)

国内最高峰の英語スピーチコンテスト
「高円宮杯全日本中学校英語弁論大会」
横浜市大会入賞・神奈川県大会進出

米国高校留学中、唯一の日本人として
全米最大級の高校生リーダーシップ団体主催の
英語スピーチコンテストに出場
ニューヨーク州大会準優勝・全米大会進出

米国の在籍高校代表として
「シカゴ国際模擬国連会議」に出場

慶應義塾大学在学中より英語指導を行い
「英語個別指導オンライン塾|慶英会」を設立



小学生から、現役英語講師・英検面接官を含む
社会人まで数百名以上を指導

【英検・英語指導実績例】
小学生:英検2級・英検準1級合格

中学生:英検準1級合格/内申2から5へ大幅向上/
学年順位1桁/海外留学前の英語特訓

高校生:英検1級合格/
国立医学部・旧帝大・早慶上智GMARCHへの現役合格をサポート

社会人:現役英語講師・英検面接官の
英検1級合格をサポート

👉 慶英会公式サイトを見る

keio-edu.com


「今日は塾に行きたくない」「もう辞めたい」「行っても意味がない」と中学生の子どもに言われると、保護者様は迷います。

高い授業料を払っている以上続けてほしい。簡単に辞める癖をつけたくない。受験や定期テストを考えると勉強を止めるのも不安。一方で、無理に通わせ続けてよいのかも分からない。

結論から言えば、中学生が塾を嫌がったときは、「辞めるか続けるか」をすぐ決めるのではなく、まず「なぜ行きたくないのか」を5種類程度に分解して判断することが重要です。

授業についていけないなら指導方法を変える。講師との相性なら担当変更を相談する。通塾自体が負担ならオンラインへ切り替える。学習内容が合っていないなら塾そのものを変える。単に一時的に疲れているなら、すぐ退塾する必要はありません。

この記事では、中学生が塾に行きたくないと言う主な理由、無理に行かせるべきか、辞めた方がよいサイン、転塾・個別指導・家庭教師・オンラインへの切り替え基準、退塾時に確認したい契約上の注意点まで整理します。

結論|「塾が嫌」ではなく、何が嫌なのかを分ける

中学生から、

「塾行きたくない」

と言われても、それだけでは原因は分かりません。

大きく分けると、次のようなケースがあります。

  1. 勉強そのものが嫌
  2. 授業についていけない
  3. 講師や教室の雰囲気が合わない
  4. 通塾時間や生活負担が大きい
  5. 塾へ行く意味を本人が感じていない
  6. 友人関係など塾内に別の問題がある
  7. 学校生活全体で疲れている

原因が違えば、対処も違います。

例えば、

「集団授業が速すぎて分からない」

生徒を同じ集団塾へ無理に通わせ続けても、改善しにくいでしょう。

一方、

「今日は部活で疲れたから行きたくない」

だけであれば、それだけで退塾する必要はありません。

最初にするべきことは、

塾へ行かせることではなく、拒否の原因を特定すること

です。

中学生が塾に行きたくない理由1|授業についていけない

非常に重要な原因です。

本人が、

「面倒だから嫌」

と言っていても、実際には授業内容が分からないことがあります。

例えば集団塾で、

  • 英語の文法説明が速い
  • 数学の解説についていけない
  • 宿題が難しすぎる
  • 質問できない
  • 前学年の内容が抜けている

状態です。

授業中ずっと分からない状態で座っているのは、本人にとって大きな負担になります。

その結果、

「塾嫌い」 「行っても意味ない」 「今日は休みたい」

という言葉になることがあります。

確認方法

「塾どう?」

ではなく、

「授業で分からないところある?」 「宿題、一人で解けてる?」 「先生の説明速くない?」

と具体的に聞いてください。

理由2|塾のレベルが本人に合っていない

塾にはそれぞれ想定する学力層があります。

例えば、

  • 難関高校受験向け
  • 学校補習中心
  • 定期テスト中心
  • 基礎学力中心
  • 中高一貫校向け

などです。

本人が学校の授業にも苦戦しているのに、受験向けの先取り集団塾へ入れば負担が大きくなることがあります。

逆に、学校内容は十分理解できている生徒が基礎問題だけを繰り返していれば、

「行っても意味がない」

と感じる可能性があります。

良い塾か悪い塾かではなく、

現在の本人に合っているか

を見ます。

理由3|講師との相性が合わない

授業内容に問題がなくても、講師との相性が理由になる場合があります。

例えば、

  • 質問しにくい
  • 怒られるのが怖い
  • 説明が分かりにくい
  • 会話がほとんどない
  • 本人が苦手意識を持っている

などです。

特に個別指導では、塾全体より担当講師との相性が重要になることがあります。

この場合、塾そのものを辞める前に、

担当変更ができないか

を相談してください。

担当講師が変わるだけで継続できる場合があります。

理由4|宿題量が合っていない

塾へ行くこと自体ではなく、

「塾の宿題が終わらないから行きたくない」

ケースもあります。

例えば、

学校課題 + 部活動 + 塾宿題 + 英検対策

が重なり、毎週宿題が未完成。

すると、

宿題が終わらない ↓ 塾で注意される ↓ 行きたくなくなる

という流れになります。

宿題量が本人の生活に対して現実的か確認してください。

多すぎる場合は、

「減らせませんか」

と塾へ相談して構いません。

理由5|通塾そのものが負担

意外に大きいのが移動時間です。

例えば、

学校から帰宅 ↓ 夕食 ↓ 電車・バスで30分 ↓ 塾90分 ↓ 帰宅22時

という生活が週3回続けば、中学生にはかなりの負担になる場合があります。

特に、

  • 部活動がある
  • 通学時間が長い
  • 中高一貫校で学校課題が多い

生徒では、塾へ「移動すること」そのものが負担になります。

この場合は、

  • 自宅近くの塾
  • オンライン個別指導
  • 家庭教師

へ変えることで改善することがあります。

理由6|塾に行く目的を本人が理解していない

保護者様は、

「高校受験のため」 「定期テストのため」

と考えていても、本人は、

「親に言われたから行っているだけ」

ということがあります。

この状態では、授業内容が悪くなくても、

「何で行かなきゃいけないの?」

となりやすくなります。

一度、

「何を良くするためにこの塾へ行っているのか」

を整理します。

例えば、

  • 数学を平均点まで戻す
  • 次回英語70点を目指す
  • 志望校へ向けて中1内容を復習する

などです。

目的が具体的になると、通塾の意味も理解しやすくなります。

理由7|友人関係や教室環境が嫌

本人が学習内容については何も言わず、

「なんとなく嫌」

とだけ話す場合、教室内の人間関係も確認します。

例えば、

  • 知り合いがいて嫌
  • クラスで居場所がない
  • 周囲がうるさい
  • 他の生徒との関係が気になる

などです。

本人が話したくない場合、無理に詳細を聞き出す必要はありません。

ただし、

「授業ではなく教室そのものが嫌なのか」

は確認しておく価値があります。

理由8|学校生活全体で疲れている

塾だけが問題ではない場合もあります。

学校、部活動、人間関係、定期テスト、課題などで疲れているところへ塾が追加され、

「もう行けない」

となっているケースです。

この場合、

「せっかく月謝を払っているんだから行きなさい」

と塾だけを見ても根本解決しません。

一週間全体の生活を確認します。

  • 起床時刻
  • 学校
  • 部活動
  • 帰宅
  • 学校課題
  • 塾
  • 就寝

を書き出すと、過密になっていることがあります。

一度「行きたくない」と言っただけならすぐ辞めなくてよい

中学生なら、

「今日だけ行きたくない」

ということはあります。

一回の発言だけで、

「この塾は合っていない」

と判断する必要はありません。

例えば、

  • 定期テスト後で疲れている
  • 部活の試合後
  • 睡眠不足
  • その日だけ気分が乗らない

場合があります。

確認したいのは、

一時的な拒否なのか、継続的な拒否なのか

です。

数週間にわたり毎回強く嫌がるなら、原因を詳しく確認します。

無理に塾へ行かせるべき?

一律には言えません。

「行きたくない」と言えば毎回休ませるのも、何があっても強制するのも極端です。

例えば、

一時的な面倒

「今日はゲームしたい」

程度なら、決めた予定通り通うことを求める場面もあります。

授業が全く分からない

無理に継続するより、塾側へ相談した方がよいでしょう。

講師との強い不一致

担当変更等を検討します。

心身の負担が大きい

塾より先に生活全体を整える必要がある場合があります。

つまり、

行かせるか休ませるかより、原因と継続可能性を見る

ことが重要です。

「嫌でも続ける経験」は必要では?

保護者様から、

「嫌だから辞める、を認めたら逃げ癖がつきませんか?」

という質問があります。

確かに、少し面倒だからという理由で何でもやめることが望ましいとは限りません。

一方、

「合っていないサービスを続けること」

そのものに教育的価値があるとも限りません。

例えば、

  • 授業が理解できない
  • 質問できない
  • 成績も下がっている
  • 毎回強く拒否している

のに、

「継続力をつけるため」

だけで通わせ続けることが合理的とは限りません。

続ける力と、合わない環境を変える判断力は別です。

塾を辞めた方がよい7つのサイン

1.半年程度通っても目的が曖昧なまま

本人も保護者様も、

「なぜこの塾へ通っているのか」

説明できない場合です。

目的を再設定できなければ見直します。

2.授業をほとんど理解できていない

毎回座っているだけになっている場合です。

集団塾ならクラス変更、個別なら指導内容変更を相談します。

改善できなければ転塾を検討します。

3.学校成績との接続が全くない

定期テスト対策目的なのに、学校の範囲をほとんど扱わない場合などです。

目的とサービスがずれています。

4.本人が継続的に強く拒否している

毎回の通塾が大きな親子喧嘩になる場合は、放置しない方がよいでしょう。

5.質問できない状態が続く

分からない問題を解決するための塾なのに、質問できないままなら効果が限定されます。

6.通塾負担で睡眠や学校課題へ影響している

塾のために学校生活が崩れるなら、全体設計を見直します。

7.塾へ相談しても改善策がない

不満があるなら、まず塾へ相談してください。

そのうえで、

「対応できない」 「現在のコースでは難しい」

となるなら切り替えを検討します。

逆に、すぐ辞めない方がよいケース

1回だけ嫌がった

まず理由を聞きます。

入塾直後

新しい環境に慣れるまで少し時間が必要な場合があります。

苦手科目から逃げたいだけ

内容を理解できるようになると改善することがあります。

担当講師だけが問題

変更で解決できるか確認します。

宿題量だけが問題

量を調整できるか相談します。

塾を辞める前に、

変更可能な要素なのか

を確認してください。

まず塾へ何を相談すればよい?

「本人が行きたくないと言っています」

だけでも構いませんが、より具体的に相談すると塾側も対応しやすくなります。

例えば、

「最近、授業についていけていないと本人が話しています。現在どの程度理解できているか教えていただけますでしょうか。」

「宿題が毎週終わらず、通塾自体を嫌がるようになっています。宿題量や内容を調整できますでしょうか。」

「担当の先生へ質問しにくいようなのですが、担当変更は可能でしょうか。」

などです。

集団塾を嫌がるなら個別指導へ変えるべき?

次のような場合は検討できます。

  • 授業速度についていけない
  • 前学年へ戻りたい
  • 一人では質問できない
  • 特定科目だけ対策したい
  • 学校独自の進度へ合わせたい

個別指導なら、生徒ごとに内容を調整しやすいからです。

ただし、「個別指導」という名称だけで判断しないでください。

講師1人に生徒1人なのか、1対2、1対3なのかでも授業の形は異なります。

個別指導を嫌がる場合は?

個別指導でも、

「先生と1対1でずっと話すのが苦手」

という生徒はいます。

その場合、

  • 少人数指導
  • 集団塾
  • 映像授業
  • 自立型学習

などが合うこともあります。

本人の性格に合わせて考えます。

通塾を嫌がるならオンラインという選択肢もある

塾の授業自体ではなく、

  • 移動が面倒
  • 帰宅が遅くなる
  • 知り合いに会いたくない
  • 家から出たくない

ことが理由なら、オンライン個別指導が候補になります。

オンラインなら、

学校から帰宅 ↓ 自宅で受講 ↓ 終了後すぐ自由時間

とできるため、移動負担を減らせます。

特に部活動や学校課題が多い中学生では、移動時間削減の意味は小さくありません。

オンラインなら誰にでも合うわけではない

オンライン指導にも向き不向きがあります。

例えば、

  • 自宅だと集中できない
  • 画面越しで話すのが苦手
  • パソコン操作が難しい

生徒もいます。

一方、

  • 自宅の方が質問しやすい
  • 通塾を嫌がる
  • 特定科目だけ習いたい

生徒には合うことがあります。

正式契約前に体験授業を受けることをおすすめします。

家庭教師への切り替えが向いている場合

次のような生徒なら家庭教師も候補です。

  • 完全な1対1を希望する
  • 自宅で対面指導を受けたい
  • 大幅な戻り学習が必要
  • 通塾したくない

一方で、講師との相性の影響が大きいため、交代制度等を確認してください。

中1で塾を嫌がる場合

中1は、新しい環境が一気に増えます。

  • 中学校
  • 部活動
  • 定期テスト
  • 新しい友人
  • 塾

です。

小6まで塾へ問題なく通えていた子でも、中1になって急に負担を感じることがあります。

特に春から、

学校+部活+週3塾

を一気に始めた場合は、生活全体を見直してください。

中1では、

「塾へ行く回数」

より、

学校生活と家庭学習を安定させること

を優先する方がよい場合があります。

中2で塾を嫌がる場合

中2では、勉強が難しくなります。

そのため、

「塾が嫌になった」

ように見えて、実際には、

「分からなくなったから嫌」

ということがあります。

最新の定期テストを確認してください。

中1より大きく下がっているなら、現在の塾で戻り学習ができるか確認します。

中3で塾を嫌がる場合

高校受験を控えた中3で、

「塾辞めたい」

と言われると保護者様の不安は大きくなります。

ただし、

「受験生だから絶対辞めてはいけない」

と決める必要はありません。

確認したいのは、

  • 志望校
  • 模試結果
  • 現在の学力
  • 塾で行っている内容
  • 退塾後の学習方法

です。

特に中3後半では、辞めた後に学習環境が完全にゼロにならないよう、次の方法を決めてから退塾する方が安全です。

中高一貫校生が塾を嫌がる場合

中高一貫校では、地域の高校受験塾とのミスマッチが起こる場合があります。

例えば学校は高校内容へ進んでいるのに、塾は公立中学校向けの受験カリキュラムを進めているケースです。

逆に学校授業についていけていないのに、大学受験向けの先取り塾へ通っているケースもあります。

中高一貫校では、

  • 学校教材
  • 現在の授業範囲
  • 定期テスト
  • 内部進学
  • 大学受験

のどこを目的にするのか明確にしてください。

塾嫌いではなく、カリキュラム不一致である可能性があります。

「辞めたら勉強しなくなる」が怖い場合

保護者様が退塾をためらう最大の理由の一つです。

この場合は、

辞める前に次の学習方法を決める

ことで対応できます。

例えば、

集団塾を退塾 ↓ 翌週からオンライン個別週1回

または、

集団塾を退塾 ↓ 家庭学習計画+週末家庭教師

という形です。

「辞める」 = 「勉強を全部やめる」

ではありません。

学習手段を変更するだけです。

転塾するなら「不満」ではなく条件を決める

次の塾を探すとき、

「今の塾が嫌だから別のところ」

だけで選ぶと、同じ問題が起こる可能性があります。

例えば現在の問題が、

「集団授業についていけない」

なら、次は、

  • 個別指導
  • 戻り学習可能
  • 学校教材対応

を条件にします。

現在の問題が、

「通塾が遠い」

なら、

  • 自宅近く
  • オンライン

を条件にします。

現在の不満を、次の塾の選定条件へ変える

ことが大切です。

転塾前に確認する8項目

  1. 何を改善したいか
  2. 集団か個別か
  3. 講師1人に生徒何人か
  4. 学校教材へ対応できるか
  5. 定期テスト対策があるか
  6. 宿題量を調整できるか
  7. 担当変更できるか
  8. 本人が継続できそうか

新しい塾では必ず、

「前の塾を辞めた理由」

を伝えてください。

体験授業で本人へ聞くこと

体験後に、

「どうだった?」

だけでは、

「普通」

で終わることがあります。

具体的に、

  • 前より分かりやすかった?
  • 質問できそう?
  • 先生と話しやすかった?
  • この授業なら続けられそう?
  • 宿題量はできそう?

と聞きます。

「楽しかったか」だけではなく、

学習できそうか+続けられそうか

を確認します。

退塾するときは契約条件を確認する

塾を辞める場合は、感情的に、

「もう明日から行きません」

だけで終わらせず、契約書や規約を確認してください。

見るべきなのは、

  • 退塾申請期限
  • 最終受講月
  • 月謝
  • 教材費
  • 季節講習費
  • 一括払い分
  • 返金
  • 解約手続き

などです。

塾によって契約内容は異なります。

一定条件を満たす学習塾契約には特定商取引法の規定がある

消費者庁の特定商取引法ガイドでは、一定の条件を満たす学習塾は「特定継続的役務提供」の対象です。

学習塾では原則として、

  • 役務提供期間が2か月を超える
  • 契約金額が5万円を超える

契約が対象になります。

契約金額には、入学金、受講料、教材費、一定の関連商品等を含めて判断されます。

具体的な契約が法律上の対象に当たるかは契約形態によって異なるため、個別に確認してください。

対象契約では8日以内のクーリング・オフが可能

特定継続的役務提供に該当する契約では、法定の契約書面を受け取った日から数えて8日以内であれば、原則として書面または電磁的記録によるクーリング・オフが可能です。

また、クーリング・オフ期間を過ぎた後も、対象となる契約では契約期間中に中途解約できる制度があります。

「一度契約したら契約期間終了まで絶対に辞められない」

とは限りません。

特定継続的役務に該当する学習塾の中途解約

消費者庁の特定商取引法ガイドでは、対象となる学習塾契約について、中途解約時に事業者が請求できる損害賠償等の上限が定められています。

役務提供開始前なら、学習塾については契約締結・履行に通常必要な費用として請求できる上限は1万1,000円です。

役務提供開始後は、

  • すでに提供された役務の対価
  • 2万円または1か月分の授業料相当額のいずれか低い額

を基準とした法定上限があります。

ただし、実際の返金額や契約への適用関係は個々の契約によって確認する必要があります。

契約書を確認し、不明な場合は消費生活センター等へ相談できます。

「今月で辞めたいのに来月分も必要」と言われた場合

まず、

  • 契約書
  • 入塾時規約
  • 退塾申請期限

を確認します。

通常の月謝制における退塾期限等と、特定商取引法上の中途解約ルールは同じ問題ではありません。

一方、対象となる特定継続的役務契約については、消費者の中途解約権や事業者が請求できる損害賠償等の上限が法令で定められています。

不明な請求がある場合は、その場で即答せず、契約書を確認してください。

高額教材も一緒に買っている場合

学習塾や家庭教師の契約で、指定された教材の購入が必要になる場合があります。

特定継続的役務提供においては、政令で定められた関連商品について、本体契約のクーリング・オフや中途解約と関係して解除できる場合があります。

「教材は一度買ったから絶対返金不可」

と自己判断せず、契約内容と法律上の扱いを確認してください。

親がやらない方がよいこと1|その場で「絶対辞めさせない」と言う

本人が話す前に結論を決めると、本当の原因を聞けなくなります。

まず、

「何が一番嫌?」

と確認します。

やらない方がよいこと2|月謝を理由に責める

「毎月何万円払ってると思ってるの?」

と言われても、本人には契約責任を解決できません。

料金の問題と、本人が学習できているかは分けて考えます。

やらない方がよいこと3|成績だけで判断する

点数が上がっていても、本人の負担が大きすぎる場合があります。

逆に一度点数が下がっただけで、

「塾が悪い」

と判断するのも早すぎます。

複数の情報を見ます。

やらない方がよいこと4|友達が続けていることを理由にする

「○○君も行っている」

ことは本人に合う根拠にはなりません。

やらない方がよいこと5|次の学習方法を決めずに辞める

退塾後に、

「しばらく何もしない」

状態が長く続くと、特に英語・数学では遅れが広がる場合があります。

辞める前に次の方法を決めます。

迷ったら2週間だけ「改善期間」を作る

辞めるか続けるか判断しにくい場合は、例えば2週間だけ改善期間を設けます。

1日目

本人の不満を整理する。

塾へ相談

講師変更、宿題量、クラス変更等を相談する。

次の2週間

変更後の状態を見る。

最後に確認

  • 行きたくない気持ちは変わったか
  • 授業は分かるようになったか
  • 負担は減ったか

を確認します。

改善しなければ転塾を検討します。

「辞める・続ける」判断チェック

続ける方向でよい可能性が高い

  • 一時的な拒否
  • 授業自体は理解できている
  • 成績や学習に一定の効果がある
  • 本人も完全に辞めたいわけではない
  • 塾側で改善策がある

変更を検討した方がよい

  • 数週間以上強く嫌がる
  • 授業を理解できない
  • 質問できない
  • 目的と授業内容が合わない
  • 通塾負担が大きい
  • 塾へ相談しても改善しない

よくある質問

Q1.中学生が塾を嫌がったら辞めさせるべきですか?

すぐに辞める必要はありません。まず、授業についていけない、講師との相性、通塾負担など理由を確認してください。改善可能なら現在の塾で調整し、難しければ転塾を検討します。

Q2.塾を辞めると逃げ癖がつきませんか?

合わない学習環境を変更することと、嫌なことから何でも逃げることは同じではありません。なぜ辞めるのか、次にどう学習するのかを明確にすることが重要です。

Q3.中2ですが塾へ行きたがりません。

中2では学習内容が難しくなり、中1の理解不足が原因で塾授業についていけなくなることがあります。最新の定期テストと塾宿題を確認してください。

Q4.集団塾を嫌がる場合は個別指導がよいですか?

授業速度、質問のしにくさ、戻り学習が問題なら個別指導が合う可能性があります。ただし、本人の性格や目的によって異なるため体験授業で確認してください。

Q5.塾へ行くこと自体を嫌がっています。

移動や教室環境が負担なら、家庭教師やオンライン個別指導も候補です。

Q6.中3で塾を辞めても大丈夫ですか?

志望校、現在の学力、残り期間、退塾後の学習手段を確認して判断します。「中3だから絶対辞められない」とは限りませんが、学習環境が完全に途切れないようにしてください。

Q7.塾は途中で解約できますか?

契約内容によります。一定条件を満たす特定継続的役務提供に該当する学習塾契約では、クーリング・オフや中途解約について特定商取引法の規定があります。契約書と消費者庁の公式情報を確認してください。

Q8.中高一貫校なのに塾を嫌がります。

学校進度と塾カリキュラムが合っていない可能性があります。高校受験向け集団塾が必ずしも中高一貫校生へ最適とは限りません。学校教材に対応できるか確認してください。

まとめ|塾を辞めることより「合わないまま続けること」を避ける

中学生が、

「塾に行きたくない」

と言ったとき、すぐに、

「根性がない」 「逃げている」 「せっかくお金を払ったのに」

と判断する必要はありません。

まず、

  1. 授業内容が合っているか
  2. レベルが合っているか
  3. 講師との相性はどうか
  4. 宿題量は適切か
  5. 通塾負担は大きすぎないか
  6. 本人が目的を理解しているか
  7. 改善できる問題か

を確認します。

そのうえで、

  • 現在の塾で改善
  • クラス変更
  • 担当変更
  • 個別指導へ転塾
  • 家庭教師へ変更
  • オンライン個別指導へ変更

という選択肢から考えます。

塾を続けること自体が目的ではありません。

本人に必要な学習が継続できる環境を作ることが目的です。

参考にした主な公式情報

  • 消費者庁 特定商取引法ガイド「特定継続的役務提供」

https://www.no-trouble.caa.go.jp/what/continuousservices/

  • 消費者庁 特定商取引法ガイド「特定継続的役務提供Q&A」

https://www.no-trouble.caa.go.jp/qa/continuousservices.html

  • 文部科学省「次代を担う自立した青少年の育成に向けて―青少年の意欲を高め、心と体の相伴った成長を促す方策について―」

https://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chukyo/chukyo0/toushin/07020115/007.htm

  • 文部科学省「家庭教育手帳」

https://www.mext.go.jp/a_menu/shougai/katei/main8_a1.htm

情報確認日:2026年10月6日

今の塾が合わず、学習方法を切り替えたい保護者様へ

集団塾へ行きたがらないからといって、勉強そのものを完全に止める必要はありません。

慶英会では、中学生・中高一貫校生を対象にオンライン個別指導を行っています。

自宅から受講できるため、

  • 通塾そのものを嫌がる
  • 集団授業についていけない
  • 特定科目だけ戻り学習したい
  • 学校独自の教材・進度へ合わせたい

という場合にも、現在地から内容を調整できます。

特に中高一貫校では、学校教材や定期テスト範囲に合わせながら、必要な単元まで戻って学習することが重要です。

「今の塾を辞めるべきか迷っている」という段階でも、別の指導形式を一度体験して比較すると判断しやすくなります。

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慶英会の指導メソッドは、高校在学中に英検1級を取得し、公益財団法人 日本英語検定協会の「成績優秀者」に選出された慶英会塾長の学習経験と指導実績をもとに構築されています。

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〈公立中学校・公立高校にも対応〉

私立中高一貫校の英語指導では、Z会出版の英語教科書「ニュートレジャー(NEW TREASURE)」をはじめとする教科書の内容、学校ごとの授業進度、定期テストの出題傾向に合わせた個別指導を行っています。

英文法、長文読解、英作文、教科書本文の読解・和訳、英単語・熟語の定着、定期テスト対策、内部進学対策まで幅広く対応しています。

学校ごとの試験範囲や出題形式を踏まえた学校別予想問題も活用し、授業内容の理解から定期テストの得点向上まで徹底してサポートします。

また、公立中学校・公立高校に在学中の生徒様にも多数ご受講いただいており、学校の教科書や問題集、授業進度、試験範囲に合わせた定期テスト対策や高校受験・大学受験対策にも対応しています。

英語以外の科目についても、学校の宿題、定期テスト対策、内部進学対策、学校別予想問題の作成など、必要に応じて総合的にサポートしています。

英語スピーチコンテスト対策

慶英会塾長は、米国高校留学中に英語スピーチコンテストでニューヨーク州大会準優勝・全米大会進出を果たしています。

国内外における出場・入賞経験を生かした指導メソッドに基づき、英語スピーチ原稿の作成・添削から、発音、アクセント、イントネーション、表現力、ジェスチャー、プレゼンテーションまで総合的に指導します。

留学・大学受験・オールイングリッシュ指導

すべて英語で授業を行うオールイングリッシュ指導(すべて英語による指導)にも対応しています。

帰国子女・インターナショナルスクール生の英語学習、海外高校留学・海外大学進学に向けた英語力の育成、留学前の英語準備まで幅広くサポートします。

大学受験英語、医学部受験英語、英検利用入試、総合型選抜・学校推薦型選抜に向けた英検対策にも対応し、志望校や入試方式に合わせて指導します。

慶應卒の英語塾|慶英会とは

慶英会は、英検対策、ニュートレジャー(NEW TREASURE)対策、私立中高一貫校の英語・定期テスト対策、英語スピーチコンテスト対策、海外高校留学・海外大学進学準備において、高度な専門性を強みとするオンライン英語塾・オンライン個別指導塾です。

英語塾業界で最高水準!慶英会の3つの安心制度

慶英会では、初めてオンライン個別指導を受講される方にも安心してご検討いただけるよう、「最大1ヶ月間の完全無料体験」「24時間受付・回数無制限のLINE学習サポート」「全額返金保証」の3つを柱とする充実した安心制度をご用意しています。

最大1ヶ月間の完全無料体験

指導内容や担当講師との相性を十分にお確かめいただけるよう、最大1ヶ月間の完全無料体験レッスンを実施しています。

通常の入塾生と同じ形式・内容の個別指導を実際に受講したうえで、入塾をご判断いただけます。

24時間受付・回数無制限のLINE学習サポート

レッスン時間外も、24時間受付・回数無制限のLINE学習サポートをご利用いただけます。

英検ライティングや英作文の添削、学校の宿題、定期テスト・受験勉強に関するご質問や学習相談に随時対応します。

さらに、学校ごとの試験範囲・教材・授業進度・過去の出題傾向を踏まえ、最先端のAI(人工知能)を活用した的中率の高い学校別予想問題も作成します。

授業時間だけでなく、日々の学習から定期テスト・受験本番まで継続的にサポートします。

英検合格・学校成績向上の全額返金保証

所定の条件を満たして1年間継続して受講したにもかかわらず、英検合格または学校成績の向上を達成できなかった場合には、授業料の全額返金保証制度を適用します。入塾前の無料体験から、受講中の継続的な学習支援、1年間の成果保証まで、安心して学習を続けられる環境を整えています。

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