
慶英会 塾長|慶應義塾大学卒・英検1級
中高一貫校の学校英語・NEW TREASURE・英検対策を専門とするオンライン個別指導塾です。塾長紹介
英検準1級の科学・環境に関する読解では、測定値、警報を出す基準値、測定の信頼性、実際の対応を区別することが重要です。校内・図書館・地域施設の架空の空気質測定3長文18課題で、通知の読み違いを防ぎます。
対象:英検2級合格後に準1級の初見長文で得点を伸ばしたい高校1・2年生。すべて架空の設定に基づく慶英会の創作英文であり、実在の施設における実測値や英検公式過去問ではありません。
問題の解き方
第一に当初の発表と更新後の情報を区別します。第二に「実際に観察されたこと」と「今後の見込みや理由」を分けます。第三にonly、some、likely、couldなど限定表現を見落とさず、本文より強い断定をする選択肢を避けてください。
独自長文1|教室の二つのセンサー
Original passage: A school installed two indoor-air sensors in its science classrooms. One device showed a sudden rise in carbon dioxide during a crowded afternoon lesson, while the second device in a nearby room remained within its usual range. A teacher initially believed that the entire building needed to close. The school engineer explained that readings from one room did not establish conditions in every room. Staff checked whether windows had been opened and compared the sensor with a portable reference instrument. They found that poor ventilation during the lesson likely contributed to the higher reading, but they also wanted to check the device’s calibration. The school increased ventilation and continued monitoring rather than announcing that the whole building was unsafe.
全文和訳
学校は理科教室に室内空気センサーを2台設置した。混雑した午後の授業中、ある機器では二酸化炭素濃度が急に上がったが、隣室の機器は通常範囲内を示した。教師は当初、建物全体を閉鎖する必要があると思った。しかし技術担当者は一室の数値だけで全室の状況が分かるわけではないと説明した。職員は窓の開閉を調べ、携帯型基準計と数値を比較した。換気不足が高い値に影響した可能性はあるが、機器の校正も確認する必要があった。学校は建物全体を危険だと発表するのではなく換気を増やして監視を続けた。
演習Q1〜Q6
Q1. 観測された二室の違いは何か。
Q2. 本文と一致するのは? A 全室危険と確定 / B 一室の数値だけでは全室判断できない / C 校正を終えた / D 校舎全体を閉鎖
Q3. 比較に使った別の機器は何か。
Q4. likely contributed to の意味を説明する。
Q5. スタッフが実施した対応は?
Q6. calibrationの確認が必要だった理由は?
正答・本文根拠・解説
Q1 正答:一室ではCO2が急上昇し、隣室では通常範囲内だった。
根拠解説:同一建物でも部屋ごとの条件が異なる。
Q2 正答:B
根拠解説:技術担当者の説明が根拠。
Q3 正答:携帯型の基準計測器。
根拠解説:portable reference instrument。
Q4 正答:影響した可能性が高いが、原因が完全に証明されたとは限らない。
根拠解説:likelyは確率的表現。
Q5 正答:換気を増やし、測定を続けた。
根拠解説:全面閉鎖ではなく改善と観測。
Q6 正答:測定器そのものの数値が適切か検証するため。
根拠解説:原因を環境だけに決めつけない。
独自長文2|図書館の警報表示
Original passage: A city library tested a display that changed color when a room’s estimated air-quality index passed a chosen threshold. During the trial, the screen sometimes turned orange just after the cleaning staff used a spray product. Visitors worried that the color meant an immediate health emergency. The librarian explained that the display was intended to prompt staff to check conditions, not to diagnose a medical risk by itself. An engineer reviewed the threshold settings and discovered that the device responded strongly to certain substances from the cleaning product. The library changed the cleaning schedule, improved ventilation, and added a note explaining what the colors did and did not mean. It also kept a record of warnings so the team could evaluate whether the revised system was useful.
全文和訳
市立図書館は室内空気質の推定指標が所定の基準値を超えると色が変わる表示装置を試した。試行中、清掃職員がスプレー製品を使った直後に画面がオレンジ色になることがあった。利用者は色が差し迫った健康上の危険を意味すると心配した。司書は表示は職員に状況確認を促すためのもので、それだけで医学的危険を診断するものではないと説明した。技術者は閾値設定を見直し、装置が清掃製品の特定の物質に強く反応することを見つけた。図書館は清掃時間を変え換気を改善し、色の意味と限界を注記した。さらに警報履歴を記録して変更後の仕組みを評価した。
演習Q7〜Q12
Q7. 警報表示がオレンジになった時期は?
Q8. 利用者が誤解したことは?
Q9. 次のうち装置の本来の役割は? A 医学的診断 / B 職員に確認を促す / C 全員避難の命令 / D 正確な原因の自動特定
Q10. threshold settingsの意味は?
Q11. 改善策を二つ述べる。
Q12. 警報の記録を続ける目的は?
正答・本文根拠・解説
Q7 正答:清掃用スプレーが使われた直後のことがあった。
根拠解説:時間的関係を記述。すべての警報が同じ理由とは限らない。
Q8 正答:色の変化が直ちに健康上の緊急事態だという解釈。
根拠解説:表示は診断ではない。
Q9 正答:B
根拠解説:prompt staff to check conditionsに一致。
Q10 正答:警報の色が変わる基準値の設定。
根拠解説:thresholdはしきい値。
Q11 正答:清掃時間の変更、換気改善、表示の説明追加のうち二つ。
根拠解説:測定方式だけでなく運用も改善。
Q12 正答:変更後の仕組みが有用か後から評価するため。
根拠解説:ログが評価の材料となる。
独自長文3|地域センターの報告
Original passage: A community center compared indoor air measurements before and after installing a new ventilation system. Average readings were lower in the month after installation, and the manager announced the change as encouraging. However, the later month had fewer visitors and cooler weather. An independent reviewer said these differences could affect the measurements, so the figures alone could not establish how much improvement came from the ventilation upgrade. The center did not abandon the system; instead, it decided to collect data over several more months and record attendance alongside the sensor readings. The manager also asked for maintenance reports so that any later changes could be interpreted in the context of how the system was actually operating.
全文和訳
地域センターは新しい換気設備の導入前後で室内空気の測定値を比べた。導入後の月の平均値は低く、管理者は前向きな変化と発表した。ただし後の月は来訪者が少なく気温も低かった。独立した検証者はこれらの差も測定値に影響し得るため、数値だけでは換気更新による改善の程度を特定できないと述べた。センターは設備を廃止せず、数か月分のデータと来訪者数を記録することにした。管理者は、設備が実際にどう動いていたかも解釈できるよう保守報告書を求めた。
演習Q13〜Q18
Q13. 測定値に関して観測されたことは?
Q14. 他に変わった条件を二つ挙げる。
Q15. 本文と一致するのは? A 換気の効果は正確に証明済み / B 設備は廃止 / C 他要因も測定値へ影響し得る / D 来訪者数は一定
Q16. could not establish how much improvement came from … を訳す。
Q17. 追加で記録する情報は?
Q18. 管理者が設備をすぐ撤去しなかった理由を説明する。
正答・本文根拠・解説
Q13 正答:導入後の月の平均値が低かった。
根拠解説:観測された時期差を述べる。
Q14 正答:来訪者数が減り気候が涼しかった。
根拠解説:比較の条件差を見落とさない。
Q15 正答:C
根拠解説:reviewerが交絡要因を挙げた。
Q16 正答:改善のうちどの程度がその設備の更新によるものか確定できなかった。
根拠解説:効果ゼロと断定する文ではない。
Q17 正答:数か月分の測定値、来訪者数、保守状況。
根拠解説:測定値を文脈とともに扱う。
Q18 正答:結果を否定せず、正しい効果の評価に必要な追加情報を集めるため。
根拠解説:観測と因果の慎重な区別。
誤答を減らす復習の優先順位
6問を答え合わせしたら、間違えた設問が①数字と対象の取り違え、②条件・時点の見落とし、③原因の推測を事実と断定、④単語や構文の誤読、のどれに当てはまるか分類します。翌日に本文を見ず英語3文で要点を述べ、さらに2日後に未見の長文へ転用してください。
FAQ
Q. 本試験に記述問題は出ますか? A. 準1級の長文内容一致は選択式です。本教材は根拠を説明できる力を鍛えるため、4択に加えて短答・和訳を収録しています。
Q. 正解数だけで復習を終えてよいですか? A. いいえ。不正解の理由だけでなく、正答の根拠が本文のどこにあるかを説明してください。
関連する準1級教材と学習相談
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日本英語検定協会の準1級試験内容を形式確認に使用。独自3英文・18課題・全問解説は慶英会制作で、公式過去問や出版社教材の転載ではありません。

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慶英会 塾長|慶應義塾大学卒・英検1級。中高一貫校の学校英語・NEW TREASURE・英検対策を専門としています。塾長の経歴・指導方針を確認する
